社山
- GPS
- 05:20
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,012m
- 下り
- 1,015m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ 樹林帯の外も中も無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
狸窪までの林道は除雪してあるものの、途中途中で凍結があり、そこがカチカチのツルツルなのでスリップ注意。狸窪から半月峠までは雪はほぼ途切れないが、下部で一部地面が露出していた。半月峠から社山山頂までは、基本的には雪の上を歩くが、風の一部雪の着いていないところがあり、アイゼンなどの滑り止めを装着して歩くか悩みどころ。山頂直下は完全に雪が着いていたので、ここは滑り止めがあったほうが良いと思う。自分はチェーンスパイクを持参するも、結局使用せず。スノーシューは、自分を含めて担いでいる人がいたが、今日の時点では使うところはなかった。 |
写真
感想
12月に中禅寺湖一周をしてから気になっていた中禅寺湖の南側にある社山へ行ってきた。以下に詳細。
歌ヶ浜の駐車場には5:30頃に到着。日の出まで1時間以上あるので真っ暗。大きなキャンピングカーが停まっていた。日の出少し前に出発する予定だったが、思った以上に早着してしまったので、意識的にゆっくり準備する。それでも6時過ぎには準備は終わってしまい、6:13に出発。外気温はマイナス6℃ほど。今シーズンこの程度の気温は既に何度も経験しているので、特別寒さを感じるわけではなかったが、インナーのみでは指先が痛くなった。歩き始めはしばらくは車道というか林道。真っ暗なのでよく分からないが道路が凍結しているようだ。時折足が滑るがストックで何とか持ちこたえる。今日は満月で、その光だけで歩けるくらいに明るかった。湖面に映る満月も素敵だ。真っ暗にも関わらずヘッドライトを使わずに歩けたのは月のお陰だった。ツルツル滑りながらも林道をこなして狸窪に到着。ここまでは除雪されていた。ここで林道を捨てて登山道へ入る。雪は繋がっていたが、所々で切れていて、土の上を歩くこともあった。半月峠まではジグザグで標高を上げる。前後左右人の姿はないが、一度前方にいる鹿の存在に気付かず、突然相手が動いて草の音がして、びっくりする。お互い驚いたのかも知れない。雪の上にはトレースがあったりなかったり。それでも新雪ではないのでラッセルの必要は皆無だった。今日は念の為スノーシューを担いできたが、ここまで全く出番はないし、この先出番はなさそうであることもこの時点で分かっていた。とはいえデポもできないので背負って行く。出発から1.5時間弱で半月峠。ここまでは中禅寺湖が樹木に邪魔されながらも眼下に見えていたのだが、峠に至るとガスに巻かれるようになる。中禅寺湖と反対側はガスで何も見えない。晴れ予報だったと思うが、予報が変わったのかも知れない。ここで小休止しつつ、半月山まで往復するか少し思案する。出た結論は、天気が悪いので却下だった。晴れていたら往復で1時間くらいかかるようだが行っていただろう。今日のこのガスは取れるようには見えなかった。
半月峠までは登り一辺倒だったが、ここから先はアップダウンが続く。しかも峠からいきなり雪がない箇所が出てきた。日照のためだろうか。半月峠までだったら滑り止めは有効だろうが、この先は地面と雪のミックスなので微妙なところだ。自分はチェーンスパイク持参で来たが、未装着で先に進む。晴れていれば右手側に中禅寺湖や男体山、前方に目指す社山などが見えるのだろうが、今日に限っては何も見えない。時折ガスが晴れて一瞬湖や山が見えることもあったが、それは長続きしなかった。ガスの中登降を続けて中禅寺山を通過。ガスで何も見えない。阿世潟峠までは一旦下るが、雪質が良いのでチェーンスパイクなしでも怖さはない。阿世潟峠に至っても天気は変わらずガスのまま。今日の展望は諦めざるを得ない状況だった。山頂直下になってようやく雪が繋がってきて、ここならチェーンスパイクあったほうが登降しやすいと思ったが、もう山頂はすぐそこと思うと装着が面倒に感じ、そのまま歩いてしまった。9:24に社山山頂に到着。ここまでは疎林だったりして、ガスの晴れ間に展望を得られたのだが、山頂は樹木が繁茂していて、晴れていても展望が得られるかは微妙だった。それよりも今日はここまで3時間以上飲まず食わずで歩いてきてしまったので、山頂の岩に腰掛けてしばしパンをかじったり持参した麦茶を飲む。山頂まで鹿は何度も目撃したが、登山者はついに誰とも会わなかった。風もほとんどないのでそれほど寒くはなかったが、それでも止まって座っていると汗が冷えて寒さを感じるようになる。ガスは取れそうもないので早々に下山開始。下り始めると続々登山者が登って来る。自分の歩き出しが少し他者よりも早かったようだ。下りは登りより慎重になる。最早チェーンスパイクを履くのも億劫なので、時折現れる氷の箇所は、とにかく慎重に下る。それでも登山道上の氷は少なかったので、あまり困ることはなかった。阿世潟峠まで降りてきて、更に阿世潟へ降りる。半月峠までの登山道は案外急だったが、この斜面は緩くて、チェーンスパイクなしでも余裕だった。あっと言う間に阿世潟到着。ここまでクルマが入るらしく、轍ができていた。あとは林道歩きで今日の行動は終了。しかしこの先が案外難儀だった。時折カチカチに凍った道路が現れるのだ。不用意に歩こうものなら簡単に滑る。何とか転倒は免れたが、それでもカチカチ氷は通過が大変だった。これで傾斜が着いていたら、この時点でチェーンスパイクを出して使っていただろう。林道歩きになってもまだこれからどこかへ向かう登山者がいた。遅い時間のほうが天候が回復しそうだから、このあと稜線に上がった方が景色は良いかも知れない。
尻餅をついたり、転倒はせずに無事11:28に駐車場に到着。雪がある時になら再訪はしてみたいが、今日と同じ程度なら一回でいいかな、と思うのが今の感想。
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