雷に祟られた雲取山 鴨沢〜雲取山〜三条の湯〜お祭
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,583m
- 下り
- 1,018m
コースタイム
天候 | 晴れのち雷 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰路 19:03お祭−(バス)−奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
人気ルートだけに道はよく整備されています。 今回僕は七ツ石に登らずに男らしく真っ先に巻道を選んだのですが、七ツ石小屋も管理しているお祭山荘のオヤジさんが言うには一番遠回りだそうで、時間的には七ツ石小屋下の水場の辺りから巻くルートの方が早いそうです。水の補給もできます。 |
写真
感想
朝一の電車とバスを乗り継いで、鴨沢からの入山です。バスの乗客はほとんど鴨沢下車だったのですが、そのうちの半数はトレランの人達でした。確かに石尾根はトレランに向いてるかもしれません。一気に雲取まで上がって、奥多摩駅まで走るのでしょうか。僕にはできそうにないので、マイペースで最後の出発です。天気はとても良く、気温もじゃんじゃん上がってきそうです。この分だと石尾根は相当暑いだろうと覚悟していました。
鴨沢を出てすぐから、長い単調な登りが続きます。傾斜は緩やかなので、疲れは大した事ないのですが、眺望が全くないので、ちょっとしんどいです。
七ツ石は巻いて直接ブナ坂に出たところで軽く昼食。ブナ坂ではモトクロスの自転車に乗った2人組にも出会いました。あれは楽しそうです。
この頃には雲行きが怪しくなってきて、太陽はすっかり隠れてしまいました。気温は低くなって快適。心なしか雷の音が遠くから聞こえてきます。見上げると東の方に雷雲があるようでした。何となく落雷に怯えながら、先を急ぎます。雨がポツリポツリと来だして、ヘリポートのあたりでは本降りに。奥多摩小屋で雨宿りでもと思ったのですが、ずいぶんボロボロになって人気がないようなので、立ち去ることにしました。中から登山者が出てきた時はちょっとびっくりしました。後で人に聞いたところでは、雲取山荘が管理しているものの、利用者も少ないため改修も殆どしていないとのことでした。20年前は確かにもっとキレイでしたので残念です。
雷が鳴り止まないまま、小雲取の急登に突入です。雷にビクついていたからか、割と楽に通過。昔はここで苦しめられた記憶があったので意外です。雨で気温が低かったのも良かったのかもしれません。ここを抜けるとあとはもう雲取直下の登りだけ。その取り付きのあたりで急にガスが晴れて雲取山が目の前に現れました。ここまで真っ白で眺望が全くなかったので感激です。雷は相変わらず大砲のように鳴り響いていましたが、写真を撮って今日最後の登りです。するとちょうど登り切るあたりで三尺玉が破裂しました。やばい!と正直に思いました。絶対近くに落ちたに違いありません。避難小屋にいた何人かも空を見上げていました。
雷でビビった以外心配していた膝痛もなく、快調な登りでした。天気がよければ山頂からは東京の全景が見えるはずでしたが、雨は上がったものの最後までガス。その点は残念でした。それにしても避難小屋の綺麗なこと。奥多摩小屋に少し分けてあげたいくらいです。
下山は三条ダルミまで絶対に登りたくないような急降下。その下は三条の湯まで快適な下りです。途中沢の水で顔を洗って、スッキリして三条の湯に到着。やれやれと思っていたのですが、なんと今日最大の試練は、お祭りまでの林道歩きでした。雷は相変わらずコンサート状態で鳴り響き、時々雨がざー!っと降って来ます。木陰が多かったので、あまり濡れることはありませんでしたが、昼過ぎからお祭到着の5時半ごろまでずっと雷鳴を聞きながらの山行になってしまいました。お祭山荘の親父さんの言うには、お祭で雷が鳴り出したのは5時ごろ。結局僕は雷から逃げてきたか、追いかけてきたか、ということのようです。
山行自体は、満足いくものでしたが、雷はもうしばらく結構です。
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