記録ID: 2180233
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ハイキング
日光・那須・筑波
鶏足山は里山の妙がイッパイ(^○^)
2020年01月13日(月) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:46
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 639m
- 下り
- 630m
コースタイム
天候 | 概ね快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
千波公園駐車場(前日は水戸)〜R50〜城里町(旧:七会村)〜上赤沢の駐車場 【駐車場】 上赤沢の駐車場 (無料・トイレあり・20台くらい) 8:30くらいで3台だったが、その後、準備中に続々とやってきて一気に満車に! 【復路】 上赤沢の駐車場〜笠間市内〜R50〜水戸IC〜(常磐道・首都高6・C2・B・K3・横浜新道)〜戸塚IC〜R1〜自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
当山のことは、前日に山友&ボラ友であるmappe035さんのオススメで知った。 ヘンタイ系な彼女が推奨するので、ハード系かな思いきや、里山の風情が満載な歩く程に心地よい尾根道や周回路。それに、時間があれば付近の尾根まで足を伸ばしてロングも楽しめそうだ。 今回は、みんな仕事なのでソロで流離ってみることにしたが、なんと!駐車場で3日に日立アルプスでご一緒したKさんとバッタリ! 【上赤沢の駐車場(a)〜裏登山口】 少しだけ県道歩き。 【〜△ぐしケ峰】 登山口は県道から林道への入り口。 一般車も走れそうな林道をゆったりと登り、沢筋にクロスするあたりで東側の尾根を巻くように分岐する(分岐点には道標はなく、ピンクテープがあるだけ)。 植林帯を登りはじめ、すぐに雑木林となり、里山らしい木漏れ日の道はキツくも無く緩くも無く心地よい。主脈と合流するところが「ぐしヶ峰」で鶏足山への道標の柱に山頂名が記されている。 【〜△鶏足山三角点(b)】 主脈にあたる尾根道も雑木林の中を緩くアップダウンし、mappe035さんとKさんがオススメする「岩場」に至る。隆起山の特徴露わにした岩稜は、セピア色の尾根の中でアトラクション的な雰囲気を出している。巻きと直登の2ルートに分かれるが短くて危険も少ない(中級クラスの人なら)ので直登を楽しもう。 登り上がると、再び緩やかなアップダウンの主脈道となり、赤沢富士からのメインルートに合流した少し上が三角点のピークとなる。 オニギリを食べていたら、Kさんが登山を初チャレンジの友人とともに、ファミリーコースから登ってきた。 【〜△鶏足山】 三角点が設置されるだけあって、富士山が見えるポイント(この日は晴れだが靄っていて見えず)だが山頂ではない。 北へ伸びる太い吊り尾根状で繋がれ、弘法大師を祀った岩稜のピークまで5分くらいで到着する。 【〜鶏石】 山頂は岩稜の尖峰の小広場で、山友さんのオススメの通り、茨城北部の山波に頬が緩む多賀山地(阿武隈山地南部にあたる)や日光連山が一気に見渡せるビューポイント。1/14は弘法大師にまつわる儀式もあるそう。 ここから北側へ派生する尾根を一気に下り、山名の由来にもなった鶏石に至る。 弘法大師が鶏の声に誘われて見た岩は、まさしく大きな鶏冠のようで、そこ比喩から彼の感性と心の豊かさを感じる。 ちなみに、鶏冠の向こうは絶壁なので、ビビリンボーとしては、そっと覗き込んで写真を1枚だけ。 【〜ミツマタ群生地〜雷神穴〜(沢詰め)】 尾根道を少しだけ戻って登り返し、Kさんたちと分かれて、北側へ派生する尾根を進む。これまたトレラン等にはピッタリすぎる里山感満載な尾根道。 途中、少し分かりにくいが北北東と西北西の尾根へ分岐するポイントがある(道標なし)。 今回は時間が少ないので西北西へ。緩いアップダウンはすぐに斜面のトラバース下りとなり、沢筋の谷に林道が見えてくる。谷まで下りたら細い沢を徒渉して林道にあがると、伐採作業等の看板が数多く現われる。 焼森山を目指して林道を緩い登り調で南下。林業用の重機が迫力のあるキャタピラー群を休ませ、一人だけいた林業者のお兄さんは「尾根筋経路は伐採中」「そのほかは安全に通れる」旨を丁寧に案内してくれた。 林道はミツマタ群生を見る人にとって有名なルートらしく、チラホラと特徴のある細い樹が3つの枝分かれを繰り返している。途中でミツマタ鑑賞のための周回分岐があるが、蕾が開くのは2ヶ月後あたりのはずのなのでパス。 途中に教育委員会推奨の「雷神穴」を見物し、鶏足山への分岐を過ぎて沢筋を詰める林道の先にも足跡が続くので、そのまま詰めてしまったが・・・その手前で踏み跡が分かれるポイントには気がついていたものの、バリ屋の習性で通過してしまった。 沢筋道はビチョビチョになってきたので詰めるのをやめたが、さりとて下り戻るのも面倒くさい(短いのに)そこで、ちょいバリルートのつもりで林の中をトラバース。植林帯から雑木林になって急斜面を横切るが、木々の渡る横歩きが超心地よい。斜度を上げながら木々を潜って一般道に合流し、歩いた斜面を撮影しようと思ったらスマホが腰帯のケースに入っていない・・・ --------------------------------------------------------------------------------- <おまけ> 落とした・・・トラバースに入ってから模様を撮影したはず・・・ あの斜面のどこかにあるはずだ! 行き会った人が「鳴らそうか?」と親切に言ってくれたが、山行中は機内モード。 歩いたと思う区間を2往復してもない。落下とともに滑落したことも考えて下の斜面も横切ったがない。 「焼森山で会おう」と鶏石で分かれたKさんが心配しているかもしれないので、途中で山頂まで行ったが会えない(実は別な場所で待っていてくれた)。 再び現場へ下り再探索。ふかふか落ち葉をストックで跳ねながら探し、「帰路はドコモショップからか・・・」と途方に暮れそうになった頃、「もしや」と思い、歩いたと思った斜面よりも標高を上げてみたら「あった!」 いやはや腰帯ケースのファスナーが壊れかけていたことは認識していたけど、途中で完全に壊れたらしい・・・。 何事も、即時対応が肝要ですな。 --------------------------------------------------------------------------------- 【〜△焼森山】 正規ルートは鶏足山への分岐を過ぎて沢詰め(西南西)に入ってすぐに右側の尾根(西北西)へ分岐し、ちょっとジグザグしたら尾根筋に乗る。少しだけ一方的な登りですぐにピークに至る。 【〜弛み峠〜(b)〜△赤沢富士】 北部方面がスッキリした山頂から南東方面の尾根に下り、尾根筋の上にポカッと乗っかる岩稜を北東側から巻いて、ゆるゆると心地よい里山のアップダウン尾根を歩く。 南へ派生する尾根道分岐、ゆったりなコル(弛み峠)を過ぎて、少しだけ登り返して三角点で往路に合流する。 ほんのわずかだけ往路を下り、すぐに赤沢富士方面に分岐する道をゆったり下る。林道とクロスして、またすぐに登山道の登りに入るが、いずれも里山道の神髄のように静かで脚が喜ぶ道。 【〜(a)】 赤沢富士はとんがった山頂だが、山頂標や神さまの祠はちょい下にある。樹林に囲まれているので眺望は無いが、隙間から周囲が見渡せる。 斜面の山道は小さくジグザグしながら一気に下る。冬の林の心地良さをたっぷりと含んだ森は、一葉纏わぬ広葉樹林の木漏れ日と冷ややかな針葉樹林の陰が続き、駐車場が見えたらステップしたくなる斜面で畑地の里に下りる。 |
その他周辺情報 | 【買い物】 国道50号沿いのうちにコンビニに寄るべし。 山側に分岐して10数kmあるが店舗は皆無。そのため、チキンレッグを買いそびれた・・・(T_T) 【風呂】 近隣になし。 |
写真
【雷神穴〜焼森山】
原生林のショートカットを終えて写真を撮ろうと思ったらスマホが無い!(゜Д゜;
その区間を往復し、下側の斜面も探したけどない・・・
もしかして!と歩いたつもりの無い上の斜面を探したらありました・・・( ̄。 ̄;
人間の記憶なんてアテにならないですね・・・
原生林のショートカットを終えて写真を撮ろうと思ったらスマホが無い!(゜Д゜;
その区間を往復し、下側の斜面も探したけどない・・・
もしかして!と歩いたつもりの無い上の斜面を探したらありました・・・( ̄。 ̄;
人間の記憶なんてアテにならないですね・・・
装備
個人装備 |
ザック:ガレナ30
靴:デイハイカー2
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感想
『鶏足山は里山の妙が詰まった尾根(^○^)』
昨年末から、山行記をたくさん溜め込んでしまったので、気になった山から順次整理していこうかなと・・・(^^;
1/13(月・祝)は、茨城の山仲間がオススメしてくれた真冬のスーパー里山で、透明なのに暖かな空気に包まれた尾根で里山の妙を満喫しました(^-^)
律令制の昔、常陸は大国で3つだけの親王任国の1つ。
それだけ肥沃な緩やかな大地に、ひょっこり突き出す尾根の上から、先人たちの開拓者魂に思いを馳せてみた(^^)
悔やまれるのは、フライドチキン・レッグが買えなかったこと・・・登山口10km以内にコンビニは無い( ̄∇ ̄;
【山行記】
冬のぬくもりを感じる尾根道は
落葉と常緑の樹たちが陽に香り立ち
ニョキニョキとギザギザの岩稜から
見渡し見下ろす山模様はセピアな透明
尖っているのに丸い尾根道は
ゆったりでふんわりした空気が流れ
クッキリでスッキリな山頂の上から
信仰者たちが思いを馳せた常陸の大地
鶏冠がきりっと立つ尾根道は
自然界と人々の作りが相容れ合って
林の恵みは懐古からのいただきもの
森羅万象がいっぱい詰まった鶏足山
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