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Yamareco

記録ID: 218802
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

奥白根山(湯元温泉から)

2012年08月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:55
距離
12.6km
登り
1,452m
下り
1,448m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(6:00 栗橋着 - 6:10 東武日光線 - 7:40 東武日光着 - 7:43 東武バス 9:00 湯元温泉バス停着)
[入山準備] - 9:15 登山開始 - 11:30 前白根山頂 - 13:15 奥白根山頂 - 13:45 下山開始 - 15:00 五色山山頂 - 16:45 下山 [帰宅準備]
(17:15 湯元温泉バス停発 東武バス 18:30 東武日光着 - 18:48 東武日光線東武日光 - 20:27 栗橋着)
天候 天気予報では晴れで午後ちょっとだけ雨が降るかも的だったので、前日から準備をして電車とバスで行ける日光湯元からの奥白根山に行ってみました。午前中は快晴だったのですが、昼くらいから雲がどんどんかかってきました。山頂ではもう雲とガスで景観はイマイチ。登山者も雨が降りそうなので早々に退散していきました。下山始めてちょっとするとバラバラと雨が降ってきて、30分もすると豪雨に。半端ない豪雨に下山中2時間ほど苦労させられました。
やっぱ山登りは車で行って早い時間に始め、午前中に主要な行動が完了する計画が良いですね。
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
栗橋駅で東武鉄道のまるごと日光フリーパスを購入。運賃は途中下車しないでも、電車往復2,000円、バス往復3,300円がフリーパスでは3,860円ですごくお得です。今日は天気を予測してか、電車もバスもあまり混んでいませんでした。
湯元温泉バス停からは、湯元スキー場に向かいゲレンデを歩いて登ります。ゲレンデを過ぎると突き当たりに登山口があります。解りやすくそれ以外にはないので迷わないと思います。
コース状況/
危険箇所等
今日は貯まっている登山計画書から電車とバスで行けるものを物色、日光最奥の奥白根山(2,578m)に登ってきました。
湯元温泉からのコースはあまりメジャーではないようで、コースで出会ったのは数組だけでした。登山道も利用者が少ないのか荒れていて細いです。迷いはしませんが整備はされてませんので、歩くのにちょっとだけ面倒があります。
危険個所はなし。鎖場やハシゴ、ロープで登るような個所もなく、岩場をひやひやしながらパスするような個所も全くなしでした。体力もすごく必要な感じでもないので、小学校低学年からの子供でも大丈夫でしょう。

今回のトピックは何と言っても天気(豪雨)です。天気予報で午後、場合により雨が降るかも的に捉えていたんですが、勝手で楽観的な自分の予測を大きく裏切り、午後からすごい勢いの豪雨に見舞われました。それもけっこう降雨時間も長く、下山中ずっと。2時間ちかくやられました。
コースが前述にあるようにメジャーではなく、荒れて細く、整備されていないので、登山道がほとんどずっと川、沢のような状態でした。くるぶし上まで常時浸水の状態で歩き続け(所要時間を余裕持って計算すると降り続けたほうが得策と判断、雨宿りできるような場所もなく。)、16:45に下山するまでずっと苦労をさせられました。一緒に下山したトレランの方は根性ありましたね。

奥白根山ですが、2,578mあるわりに結構楽に登れた印象があります。男体山のほうが岩場ガレ場できつい印象。序盤のコースはすごく億劫で景観もイマイチなんですが、前白根山あたりにくると、奥白根山と五色沼が美しく、またすごく格好良く晴らしいです。
実際に山体に取り付いて登っている時は、逆にあまり印象に残る風景や景観もなく、遠くから眺めたほうが良い山だなという勝手な印象を持ちました。もちろん、山頂は天気が良いと素晴らしいんでしょうね。

なにはともあれ、今回の長時間の豪雨、そして登山道がずっと沢のようになってしまったのはまさしく想定外。また良い勉強になりました。帰り着いたのは21:00を過ぎ、気が重い大変な片付けは明日にします。もう全てびっちゃびちゃのぐっちゃぐちゃ。
湯元温泉バス停から数分で日光湯元スキー場の入り口にたどり着きます。ここからゲレンデを徒歩で上がって行きます。
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湯元温泉バス停から数分で日光湯元スキー場の入り口にたどり着きます。ここからゲレンデを徒歩で上がって行きます。
入り口にあるキャンプ場を過ぎ、ゲレンデにある山道(ゆるやかな坂道)を30分ほど歩きます。天気は快晴で暑い。
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入り口にあるキャンプ場を過ぎ、ゲレンデにある山道(ゆるやかな坂道)を30分ほど歩きます。天気は快晴で暑い。
ゲレンデを過ぎ、山道の行き止まりあたりに登山口があります。これ以外ないので迷わないし、解りやすいです。
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ゲレンデを過ぎ、山道の行き止まりあたりに登山口があります。これ以外ないので迷わないし、解りやすいです。
登山口から当分は鬱蒼と茂った草ボウボウの細い登山道。その先は結構な急登です。高度はかせげますが距離が縮まりません。
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登山口から当分は鬱蒼と茂った草ボウボウの細い登山道。その先は結構な急登です。高度はかせげますが距離が縮まりません。
あまりメジャーなコースじゃないのであまり整備されてなく、比較的荒れています。大きな倒木が転がり、木の根っこが張り出し、浮石だらけで歩きにくい。
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あまりメジャーなコースじゃないのであまり整備されてなく、比較的荒れています。大きな倒木が転がり、木の根っこが張り出し、浮石だらけで歩きにくい。
急登が一旦落ち着き、ちょっとは体力を回復しながら工程距離を稼げるコースに出ます。この辺で休憩ができるようになってきます。
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急登が一旦落ち着き、ちょっとは体力を回復しながら工程距離を稼げるコースに出ます。この辺で休憩ができるようになってきます。
一面のハンゴンソウ。ずっと続くので菜の花畑みたいです。標高も高くなってきたので気温もちょうど良く爽やかで気持ちがいい。
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一面のハンゴンソウ。ずっと続くので菜の花畑みたいです。標高も高くなってきたので気温もちょうど良く爽やかで気持ちがいい。
天狗平に到着。木の背も低くなり、本数も少なくなってくるので、景観が一気に開けてきます。もうすぐ前白根山。
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天狗平に到着。木の背も低くなり、本数も少なくなってくるので、景観が一気に開けてきます。もうすぐ前白根山。
前白根山に到着。五色沼を中心とした奥白根を中心とした尾根が一望でき、実は奥白根山の頂上よりも景観が良いんじゃないかと思います。
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前白根山に到着。五色沼を中心とした奥白根を中心とした尾根が一望でき、実は奥白根山の頂上よりも景観が良いんじゃないかと思います。
前白根山から五色沼と奥白根山を望みます。奥白根山は五色沼と相まって外観が結構格好良い。でも、これから降りて登る道を見て少々げんなりです。
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前白根山から五色沼と奥白根山を望みます。奥白根山は五色沼と相まって外観が結構格好良い。でも、これから降りて登る道を見て少々げんなりです。
前白根山を越え、反対側のガレ場を一旦下ります。下りきると五色沼への入り口、それを過ぎると分岐があります。避難小屋方面の案内に従い右に。
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前白根山を越え、反対側のガレ場を一旦下ります。下りきると五色沼への入り口、それを過ぎると分岐があります。避難小屋方面の案内に従い右に。
五色沼避難小屋。水場や沢もあるみたいで、平坦な場所も多くテント泊できそう。小屋は閉まっており開きそうにない。
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五色沼避難小屋。水場や沢もあるみたいで、平坦な場所も多くテント泊できそう。小屋は閉まっており開きそうにない。
避難小屋を過ぎ、再度森林の中を登り返しにさしかかる。ここも結構な急登ですが、登山道は歩きにくくはないです。
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避難小屋を過ぎ、再度森林の中を登り返しにさしかかる。ここも結構な急登ですが、登山道は歩きにくくはないです。
森林を抜けても登り。最後の登りなんですが視点の角度のせいなのか、本当に進む先が見えづらく、景観もあまり良くないです。
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森林を抜けても登り。最後の登りなんですが視点の角度のせいなのか、本当に進む先が見えづらく、景観もあまり良くないです。
途中に咲いていた高山植物。おじさんがトリカブトって教えてくれました。こんなところに徐に生えてるんですね。
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途中に咲いていた高山植物。おじさんがトリカブトって教えてくれました。こんなところに徐に生えてるんですね。
あっちこっちコースに沿って「SPECIALIZED」っていうビニールの帯が。トレランか何かのイベントがあったのかな?このまま放置?
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あっちこっちコースに沿って「SPECIALIZED」っていうビニールの帯が。トレランか何かのイベントがあったのかな?このまま放置?
奥白根山手前の平地でちょっと食事休憩。天気が怪しくなってきました。さっさと腰を上げ目指す山頂に向かいます。
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奥白根山手前の平地でちょっと食事休憩。天気が怪しくなってきました。さっさと腰を上げ目指す山頂に向かいます。
ここからはもうすぐ。最後の登りに取り掛かります。この辺は結構見た目とは裏腹に楽勝。あっという間にピークが近づいてきます。
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ここからはもうすぐ。最後の登りに取り掛かります。この辺は結構見た目とは裏腹に楽勝。あっという間にピークが近づいてきます。
山頂の祠。奥白根山は男体山と同じように山岳信仰の山だったそうです。ここにも「SPECIALIZED」。だれか片付けないの?
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山頂の祠。奥白根山は男体山と同じように山岳信仰の山だったそうです。ここにも「SPECIALIZED」。だれか片付けないの?
何度もやり直した自分撮り頂上カット。もう30分前だったらもう少し青空だったんですが残念です。お腹を引っ込めるの忘れました。
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何度もやり直した自分撮り頂上カット。もう30分前だったらもう少し青空だったんですが残念です。お腹を引っ込めるの忘れました。
奥白根山の頂上の様子。最初は沢山人がいたのですが、雨が降りそうなので皆急いで下山を始めていて閑散としてきました。
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奥白根山の頂上の様子。最初は沢山人がいたのですが、雨が降りそうなので皆急いで下山を始めていて閑散としてきました。
頂上の様子、その反対側。さっきまであんなに人がいたのに嘘みたい。みんな敏感に雨を察知しているんでしょうね。
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頂上の様子、その反対側。さっきまであんなに人がいたのに嘘みたい。みんな敏感に雨を察知しているんでしょうね。
下山を始めます。五色沼を中心に五色山を通って反対側のコースから下山を予定しています。ガスで前が見えない〜。
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下山を始めます。五色沼を中心に五色山を通って反対側のコースから下山を予定しています。ガスで前が見えない〜。
ガレ場を一気に下ります。ガレてますが岩だらけじゃないのでショックも少なく比較的歩きやすいです。
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ガレ場を一気に下ります。ガレてますが岩だらけじゃないのでショックも少なく比較的歩きやすいです。
こんなコースをずっと下っていきます。徐々に森林限界エリアを抜け、森林に入って行きます。先には弥陀ヶ池が見えてきます。
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こんなコースをずっと下っていきます。徐々に森林限界エリアを抜け、森林に入って行きます。先には弥陀ヶ池が見えてきます。
これは五色沼じゃなく弥陀ヶ池。どちらもすごく水がきれい。このあたりでかなり雨が降ってきました。急いでカッパ着用。
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これは五色沼じゃなく弥陀ヶ池。どちらもすごく水がきれい。このあたりでかなり雨が降ってきました。急いでカッパ着用。
雨が本降りになってきて、コースもドロドロの水たまり状態になってきます。まだこの段階では雨とはいえ余裕です。
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雨が本降りになってきて、コースもドロドロの水たまり状態になってきます。まだこの段階では雨とはいえ余裕です。
豪雨になり、撮っている余裕がなくなってきたので写真も主要ポイントだけに。写真じゃわかりませんがすごい雨です。
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豪雨になり、撮っている余裕がなくなってきたので写真も主要ポイントだけに。写真じゃわかりませんがすごい雨です。
やっと国境平に。ここからさらに雨量が半端なくなってきて、細い登山道が沢状態になり、草ぼうぼうなので掻き分けけっこう長い距離に渡り苦労しました。
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やっと国境平に。ここからさらに雨量が半端なくなってきて、細い登山道が沢状態になり、草ぼうぼうなので掻き分けけっこう長い距離に渡り苦労しました。
豪雨で登山道は全て川状態(写真は写真の撮れるぐらいに落ち着いた時のもの)。もうくるぶしまで水浸しで歩く。LOWAチベットプロは2時間こんな状況でも浸水なしでした。
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豪雨で登山道は全て川状態(写真は写真の撮れるぐらいに落ち着いた時のもの)。もうくるぶしまで水浸しで歩く。LOWAチベットプロは2時間こんな状況でも浸水なしでした。
下山終了直前。まぁ、往々にしてあることですが、終わりには雨が嘘のように止み、日差しがさしてきます。ゴアのカッパ着用でしたがパンツまでずぶ濡れ状態。
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下山終了直前。まぁ、往々にしてあることですが、終わりには雨が嘘のように止み、日差しがさしてきます。ゴアのカッパ着用でしたがパンツまでずぶ濡れ状態。
下山したコースの登山道入り口に到着。今回もすごい天候トラブルに見舞われましたが事故なく山行を終わることができました。感謝。
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下山したコースの登山道入り口に到着。今回もすごい天候トラブルに見舞われましたが事故なく山行を終わることができました。感謝。
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コメント

思い出しました!
こちらの投稿にコメント頂いて有り難うございました。

奥白根山に対する印象は、同じ感想を持ちましたね。前白根から五色沼、五色山などと見渡すパノラマ良い感じですね。雲もあったせいか、登っているときは意外にあっさりしていたという感じでした。

貴投稿を見て思ったのですが、おそらく、貴方が弥蛇ケ池でカッパに着替えている時に私が抜いて行ったのだと思います。

次回はフリーパスを購入して参ります。情報有り難うございました!
2012/8/26 16:14
お疲れ様でした
工程を拝見するとさすがにトレランなので早いですね。
フリーパスは特急もアドオン料金で乗れますのでお得ですよ。ご活用ください。
ではまた。お会いする機会があれば!
2012/8/26 19:06
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