[信州国境の山] 佐武流山(さぶりゅうやま)


- GPS
- 10:23
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 1,661m
コースタイム
1045山頂-1110坊主平-1120西赤沢源頭-1205ワルサ峰(昼食)1220-1305物思平-1340檜俣川1350-1410檜俣川渡渉地点分岐-1450檜俣川林道分岐-1540ドロの木平登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ドロの木平までは約1時間 途中、道幅が狭く、交互通行を余儀なくされる箇所や、路肩にガードレールが無かったりする箇所があるので要注意。 特に夜間は、道端は真っ暗。昼は昼で、観光バスなどの大型車の往来もあり。 いたる所に、大型車と思しきダブルタイヤのスリップ痕があった。 糧食の確保は、国道117号線を国道405号線との交差点から十日町よりに3分程行ったセブンイレブンがコンビニとしては最寄り。 他に、コンビニ数件以外、夜間帯に営業している店舗はない。 登山口周辺には駐車場は無いが、路肩が広くなっているので、そこに車を止めれば問題ない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト ドロの木平登山口に有り。長行程であり、登山者もまばらなので、登山届は投函したほうが良い。 ●トイレ・水場 トイレは、切明温泉雄仙閣まで降りる。 水場は、西赤沢源頭から赤倉山方面へ下ったところにあるようだ。 ●登山道の状況 行程の約半分は林道歩き。檜俣川渡渉ごの登山道も笹などがしっかり刈られており、分かりやすい。所々あれっ?という所があるが、冷静に周囲を見渡せば踏み跡が残っているので、基本的に迷うことはない。 ●危険箇所 檜俣川の渡渉は増水時には注意を要する。出発前2〜3日の現地の天気をリサーチしてある程度の出水を予想しておくと良い。くれぐれも無理をして渡ろうとしないように。 私が登ったときは、笹が刈られたばかりで、足元の地形が分かりにくく、ワルサ峰以降の稜線歩きの際、2度ほど崖側に足を踏み抜いた。 全体的にほぼ急登なので、降雨後などは足元に注意。 熊よけ鈴、ラジオなど、クマ対策必須! |
写真
感想
日本二百名山の一つらしいのが、それよりも、秘境秋山郷からのアプローチとハイシーズンでも登山者が少ないというのが、私の心を惹きつけた。
一応、長野県内なので、前泊とかは考えずに、早出して行くことにした。
前日は結局なんだかんだで22時頃に就寝。翌2時に起床、準備を整えて出発。
時間が時間だけに津南町市街に入ったのが約4時前。
事前にリサーチしておいたコンビニで食料などを調達。一応お店の方に、近くに牛丼屋みたいなところはないか訪ねたら、速攻ノーの返事が。
佐武流山に登ると言っても、ご存知ないようであった。
登山口のドロノ木平までは、約1時間、私が到着した頃に、ちょうど1組のご夫婦が出立されるところであった。
私も早々に準備を整え、出発。
林道歩きが相当退屈するかと思ったら、そうでもなく、周りの景色を楽しみながら歩いていくと、檜俣川へ下る分岐に到着。
檜俣川の水量は少なく、靴を少し濡らす程度で渡渉できたので助かった。実は、ビーサンを持ってこようと思って、忘れていたのである。
渡渉後は、ほぼ急登。ルートは明瞭だか、見上げると足が止まってしまうので、黙々と登り続けた。
ワルサ峰の手前で一つピークがあり、それ以降、いくつかの急峻なピークを何度か越えるため、体力がそがれる。
ワルサ峰から暫くは快適な稜線歩きが楽しめるが、それ以降も西赤沢源頭まではキツい坂を登ることとなる。
笹が刈りたての感じがして、最近整備されたのかなぁと思っていたら、坊主平あたりで、ビーバーを担いだ方が2人山頂から降りてこられた。こんな所まで、ホントご苦労様ですという思いで挨拶した。
山頂は案の定静かで、景色は苗場山方面しか開けていないが、登った感は半端ではない。すこしのんびりしたかったのだが、雲行きが怪しくなって来たので、早々に下山の途についた。
西赤沢源頭のさきで、先ほどのビーバーを担いで降りてきた方のうちのお一方が休んでいて、話を伺うことができた。
やはり、この登山ルートを開拓した前進倶楽部の方らしく、金曜日から二泊三日で山に篭り、登山道の整備をされているとのことだった。
下山は、思った程時間が短縮出来ないくらいの急坂で、案の定、水分切れを起こしてしまった。止むを得ず、檜俣川の水を飲んだ。ガブ飲みしたかったが、まだ5km以上の林道歩きが残っていたので、500ml程度でやめておいた。
結果的に、腹下しとか無かったが、個人差があると思うので、あくまでも緊急時対応ということで。
檜俣川から林道への登り返しが最後の試練。辛かった。。。
林道へ出てからは、気が抜けて殆ど惰性で歩いていると、林道脇の笹藪からガサガサっという音がして、熊らしき荒い息遣いが聞いて取れた。お互いの姿を認識して対峙したわけではないので、私もウホウホっと大声を出して、とっさに逃げた。
下山時には、耳につく熊除けの鈴を消音モードにしてあったのがまずかった。
当初の予定では往路を戻る予定だったが、これ以上のアップダウンは体力的に厳しいと判断し、少々遠回りであるが、ドロの木平までの林道歩きのルートを選択した。
林道入口のゲートが見えた時には、生きて帰ってきた、と言う思いであった。
下山後は、切明温泉雄仙閣(500円)で汗を流した。
コメント
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hiratarahiさん、初めまして。
s4redsです。
佐武流山のレコに反応しました。
私の見たヤマレコでは、初でしょうか。
35年前ですが、白砂山〜苗場山の途中で登っています。
ちょうど、この時期でした。
藪藪藪の道で、その印象が強烈に残ってます。
気が付けば、藪漕ぎで腕時計もなくしました。
山深いこの山ですが、縦走でなく登るルートがあるのですね。
当時、山頂には標識すらなかったような気がします。
レコありがたく拝見しました
s4redsさん、はじめまして。
無雪期に白砂〜苗場を縦走されたのですか。すごいです。
現在も白砂〜佐武流はルートが未整備で、積雪期の縦走がメインだと聞きました。
現在は、秋山郷から佐武流への登山道は綺麗に整備されており、佐武流〜苗場の無雪期縦走ルートも整備されているようで私の様なヘタレでも何とか登ることができるようになりました。
最近、山登りを再開されたとの事、暇をみて是非信州の山へもお出かけください。
どこかでお会いでいるのを楽しみにしてます。
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