雌阿寒岳（雌阿寒温泉登山口から周回）

2020年01月26日(日) [日帰り]

• GPS: 03:46
• 距離: 12.0km
• 登り: 920m
• 下り: 909m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:30
• 休憩: 0:14
• 合計: 3:44

9:06 雌阿寒温泉コース登山口
10:49 10:53 雌阿寒岳
10:54 10:55 阿寒湖畔コース分岐
11:02 11:05 オンネトーコース八合目分岐
11:10 11:11 オンネトーコース七合目分岐
11:25 11:25 オンネトーコース五合目
11:46 11:47 オンネトーコース二合目
12:00 12:04 オンネトー国設野営場
12:50 ゴール地点

※GPSの関係で樹林帯の距離が少し長くなっています。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■駐車場：雌阿寒岳登山口の駐車場に駐車
■アクセス道路：道道オンネトー線は圧雪アイスバーンですが、特に問題ありません。

コース状況／危険箇所等

■雌阿寒コース登山口〜4合目付近：樹林帯を進みます。雪は少なめですが、徐々に傾斜が出てきてツボだと登りづらくなります。そのため、2合目過ぎたあたりでアイゼンを装着しました。
■4合目付近〜9合目：樹林帯が開け、徐々に岩っぽいところの登りとなります。トレースはしっかりあり（なくても雪は少ないので問題はないです)歩きにくいところはありませんでしたが、9合目直下の登りは雪面が硬め（場所によっては薄い雪の下が凍った感じの面になっていた）だったので、雪質次第では気を遣うポイントかもしれません。もう少し雪が積もったほうが登りやすいかもしれません。登山道を外すとハイマツ帯でズボッてしまうのですが、雪によって登山道が不明瞭な箇所もあり、先行トレースもズボっていたため、どこが正解か分かりませんでした。
■9合目〜山頂：稜線を進みます。さすがに風の影響を多少なりとも受けるのでかなり寒く、バラクラバは必須だと思われます。歩きにくいところはありませんでした。
■山頂〜オンネトーコース5合目付近：岩っぽいところを下っていきますが、風向きの関係か？吹き溜まりが所々あり、脛〜膝くらい埋まる感じでした。歩きにくい所はありませんが、8合目付近までは噴煙の影響を結構受けるのでゆっくり歩ける感じではありませんでした。特に噴煙が出ている場所の近くは、北よりの風が吹いているとまともに噴煙を浴びるため少し気を遣い急いで通過しました。なお、阿寒富士方面との分岐は雪により不明瞭でしたが、阿寒富士方面のコルに観測機器等が置いてあり、遠目にはっきり見えるため、適当に進んでも問題なさそうです。
■オンネトーコース5合目〜オンネトーコース登山口：岩っぽいところからいきなりハイマツ帯となり、その後樹林帯となります。ハイマツゾーンはくぐったりするところもあり、結構歩きづらいです。徐々に針葉樹っぽくなると歩きやすくなります。アイゼンは2合目あたりで外しましたが、登山口付近の階段周りもあったほうが歩きやすそうでした。トレースは先行する方が途中で引き返されたので途中まではありましたがその後はありませんでした。しかしコースを明示するリボン等が豊富なため特に分かりにくい所はありませんでした。登山口手前からはクロスカントリーの練習？トレースがあり、楽をさせていただきました。
■オンネトーコース登山口〜雌阿寒コース登山口：オンネトーを横断しました。登山口から樹林帯の隙間を縫い（一部ピンクリボンあり）、オンネトーに最短ルートで出れました。オンネトーはほぼ凍結しており、問題なく歩けましたが、一部凍結しきっていない？（青く見えるところ）場所もあり、早い時期は気を付けたほうが良いと思います。道道に出るとトレースはたくさんあるので問題ありません。

その他周辺情報

■温泉：野中温泉　大人３５０円　洗い場はありませんが、硫黄っぽいいい湯でした。
■道の駅：最寄り〜あしょろ銀河ホール２１
　　　　　おすすめ（最近改築）〜ピア２１しほろ

写真

1/26 8:29

国道241号の路肩から雌阿寒岳と阿寒富士。快晴です。期待が膨らみます。

1/26 9:02

登山口に到着。野中温泉手前に駐車場があります。

1/26 9:04

雌阿寒コース登山口からスタート。雪は数センチ程度のようです。

1/26 9:24

序盤は樹林帯を縫って進みます。写真のように〇合目看板がありいい目安になります。

1/26 9:35

樹林帯を抜けると開けます。知床連山でしょうか。

1/26 9:35

左手奥には大雪山系なのか真っ白い山々が連なっています。

1/26 9:35

標高の高そうな山々のアップ。

1/26 9:35

標高の高そうな山々のアップ。こちらはさらに西側なので十勝方面なのでしょうか。

1/26 9:35

背の低い木々の先は岩場となっています。

1/26 9:58

5合目に到着。登り始めから陽が当たらないので、比較的歩きやすいです。

1/26 10:00

オンネトーも見えてきました。

1/26 10:18

7合目までくるとかなり稜線が近く感じます。

1/26 10:33

歩いてきた尾根。

1/26 10:48

いきなり山頂の写真になってしまいましたが、途中風と寒さでカメラを出す気力も出ず…
素晴らしい景色です。

1/26 10:48

噴煙がもくもく。迫力があります。

1/26 10:48

噴煙と阿寒富士。

1/26 10:48

釧路方面の景色。

1/26 10:48

頂上付近の稜線。空の青さが際立ちます。

1/26 10:52

雄阿寒岳方面の地形もすごいです。

1/26 10:54

山頂から少し進み、山頂を振り返ります。山頂部だけちょこっと出ているようです。

1/26 10:54

火口全景。

1/26 10:55

阿寒富士方面はこの噴煙の左側を歩いていきます。結構近く感じます。（実際すこし煙たいです）

1/26 10:55

砂礫の登山道に薄く雪がのっています。歩きにくくはありませんがサクサク下れる感じでもありません。

1/26 11:00

登山道は雌阿寒岳を巻きながら下っていっています。

1/26 11:00

阿寒富士にも行ってみたいところですが、オンネトーも横断するので、ここは無理せず、進みます。

1/26 11:01

振り返ると噴煙がもくもく。

1/26 11:13

オンネトーが見えてきました。

1/26 11:13

たしか5合目付近のいきなりハイマツに変わる境目付近の様子。

1/26 11:16

ハイマツ帯に突入。若干歩きにくいです…

1/26 11:24

下ってくると、歩きやすい樹林帯となります。

1/26 11:52

最後は階段を下り…

1/26 11:54

小川を渡渉…というよりは跨ぎます。

1/26 11:59

オンネトー登山口に到着。

1/26 11:59

オンネトー野営場も登山口横にあります。

1/26 12:06

オンネトーを横断。これがしたかった。

1/26 12:06

歩いてきたトレース。多少緊張感もあります。

1/26 12:07

対岸までまだまだ。

1/26 12:09

氷が薄いところも…

1/26 12:19

展望台に到着。

1/26 12:20

湖を散策する方も結構いらっしゃいました。

1/26 12:25

後は道道を戻るだけ。

1/26 12:46

無事に野中温泉に戻ってきました。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

装備

個人装備

ハードシェル上下 化繊中間着（アークテリクスアトムフーディ） 冬用インナー上 冬用タイツ ウェストウォーマー バラクラバ ゴーグル 保温水筒 行動食 ザック ダウン 雨具 冬靴 スパッツ ファーストエイドキット コンパス GPS 地図 チェーンスパイク 10本刃アイゼン ピッケル ヘッドライト 携帯トイレ ティッシュ ツェルト スノーシュー

感想

posurf

1度は行ってみたい山ということで、なかなか行けない道東の雌阿寒岳に行ってみました。札幌から下道で約350kmということで、前日は日勝峠BCを挟み、2日目に登山口に行く計画で行ってみました。素晴らしい天気に恵まれ、北海道らしい景色を楽しむことができました。