剣山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 359m
- 下り
- 1,060m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
キレンゲショウマを見に、大学時代の同級生S氏と剣山に行った。徳島道の美馬ICからは山道となる。町なかの道路標識には「tsurugizan」と示されているが、山の中に入って行くと、「tsurugisan」となる。対向車が来れば、すれ違える場所までどちらかがバックする。こんな細い道にしては、結構通行量もある。見ノ越に到着し、リフトに乗る。リフト索道にはナンゴククガイソウ、ホソバノヤマハハコ、シコクフウロが咲いている。西島駅からは、長旅のあげくの山登りにゼイゼイ、10分少々で、「刀掛の松」に着く。ここからキレンゲショウマ群落地に向かって下る。キレンゲショウマ、まだツボミもあるが今が見頃。5弁の黄色の長い花びらが、重なり合って巻くように口を開けている。どうやらこれで精一杯の開花のようである。群生地をひと廻りして、刀掛の松に戻り、山道を登る。剣山本宮の鳥居をくぐって、「剣山頂上ヒュッテ」に到着。片付けは後にして、早速夕食。温かいご飯に蕎麦のお汁、アミゴ(アマゴ)の唐揚げ等々、わたし達を温かく迎えて呉れる。何とここには風呂もあり、石鹸は使えないが汗を流す事が出来る。外に出ると満天の星の中、天の川が流れている。天の川なんて見たのは、いつの日か? 9時過ぎに床に入る。
翌朝4時半に起床。5時、外はまだ暗いが、少し離れたテラスに行く。青みがかった中空にデクレッセントの三日月が浮かび、その弧の上端に、月明かりに負けない明るさで金星がキラキラと輝いている。明後日は金星食、月に隠れた金星が出て来るのは三日月の弧の下端、今朝は天体ショーの前ぶれである。東の空は朝焼けが始まっている。雲の赤味がどんどん増し、5時30分、どうやらお陽さんは雲の中でご来光は拝めそうもない。小屋に戻ると朝食が待っていて、ご飯もお味噌汁もお代わり、体調良好。6時過ぎ、剣山頂上に向かう。朝霧の立ち込める笹原の中、木道を通って10分程、剣山頂上1,955mに着く。頂上から次郎岌への鞍部までは、写真で想像していたなだらかな道では無く、急。前方に見える筈の次郎岌はガスの中、振り返ると、太郎岌(剣山)もガスの中。50cm以上あるかと思われるヘビのようなミミズが、元気一杯ニョロニョロと。こここら辺りでは、「かんたろう」と呼ばれていて、この先もあちらこちらでお目にかかる事になる。急坂を下り切り、鞍部から次郎岌への緩やかな登りが始まる。ガスが流れて青空も見え始め、次郎岌の右裾がボンヤリと現れる。振り返れば、太郎岌からガスが立ち退き始め、山頂から今下って来た道が続いているのが見える。随分下ったものだ。丘をひとつ超えると、心掛けが良かったのか青空が広がり、目指す次郎岌は朝の陽を浴び、わたしが来るのを待ち受けている。次郎岌の巻き道との分岐からは急坂を登り、次郎岌頂上1,929mに到達。山頂から眺める世界は山また山、剣山が奥深い山であることが分かる。山頂から少し戻って、丸石に向かう。最初はやや急ではあるが、巻き道との合流部あたりからは、一面笹に覆われた稜線を気持ち良く下る。行く手、丸石に向かう稜線に登山道が続き、シカのうんちの臭いが漂う鞍部でひと休み。丸石までの登りを過ぎると勾配は緩やかになり、道端にはホトトギスが見られるようになる。そして、「丸石避難小屋」に到着、小休止。地図を見ると、ここから先は等高線が混んでいる。「国道に出られる方にも入園料をお願いしています。大人500円。三年に一度行います二重かずら橋の架け替え金として使用します」の看板から、本ルート一番の急坂が始まる。1時間かかってジグザグ道の急坂をゆっくり下り、丸石谷川の橋を渡る。渓流を左下に眺めながら、右崖の細い道を緩やかに下る。50分程で、「祖谷(いや)のかずら橋」に降り着く。今日は誰にも出会うことが無かったが、ここは観光客で賑わっている。かずらの吊り橋を渡り、国道に上がり着いた時は12時を過ぎていた
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