【菅平高原】 四阿山〜根子岳 (左回りに周回)
- GPS
- 06:55
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,016m
- 下り
- 1,010m
コースタイム
5:10 菅平牧場駐車場 5:25
5:35 四阿山登山口
6:40 小四阿
7:30 中四阿
8:15 四阿山・根子岳分岐 8:20
8:35 四阿山山頂 8:55
9:05 四阿山・根子岳分岐
9:35 鞍部
10:30 根子岳山頂 11:00
12:05 菅平牧場駐車場
天候 | 晴れ〜霧〜晴れ〜曇り〜小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
早朝は無人のため、帰りに支払う。 駐車場は登山口より、第一、第二、第三とあり、其々30台程度。 駐車場付近トイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車場〜四阿山登山口】10分 ・牧場の柵沿いの舗装路を10分ほど歩くと「四阿山登山口」の案内板。 【四阿山登山口〜小四阿】65分 ・案内板に従って左折、登山口ゲートをクグル。 ・ゲート付近に登山者カウンターが設置されている。 ・しばらく牧場の柵沿いに登山道が続く。 ・この辺りの登山道に水が流れていてグチャグチャ。 ・白樺の樹林の中に登山道を続く。 ・途中に沢渡りの木橋あり。 【小四阿〜中四阿】50分 ・割と直線的な急な登りが続く。 ・途中から樹林帯が切れ、振り返ると眺望が開ける。 【中四阿〜四阿山山頂】60分 ・中四阿前後が痩せた尾根で道幅が狭くなる。 ・途中の根子岳と四阿山の分岐点を右に登る。 ・このあたりで風と霧つぶで体温が下がった来たのでウィンドブレーカー着用。 ・山頂手前にドミノ倒しの様に規則正しい間隔の木製階段、歩き易い。 ・階段の途中に鳥居峠への分岐点 ・本日、山頂周辺は濃い霧に覆われ、眺望全く無し。 ・山頂はそれほど広くはない。 【四阿山山頂〜鞍部】40分 ・山頂から分岐点まで戻り根子岳へ。 ・分岐点を過ぎると樹林帯の中へ入り、いきなり急な下り。 ・樹林帯の中は湿っていて滑り安い。 ・樹林帯の中、小さな羽虫が無数に飛び交っていて顔を纏わり付く、 マスクがあると便利。 ・鞍部に近くに数箇所の泥濘。 【鞍部〜根子岳山頂】55分 ・樹林を抜け、クマ笹原が広がって気持ち良く歩ける。 ・クマ笹道は直線的で見た目より急坂。 ・クマ笹道を登りつめると大きな岩場となり、ダブルストックが邪魔になる。 ・岩場の上から眺望が得られるが四阿山は相変わらず霧の中。 ・根子岳山頂はかなり広く、菅平高原スキー場を見渡せる。 【根子岳山頂〜菅平牧場駐車場】65分 ・下り始めは広い河原を歩く感じ。 ・登山道は南に向いているので渇いた石の道が続く。 ・特に危険箇所は無い。 ・菅平牧場に近づいた登山道で階段設置整備工事のためワキを迂回。 |
写真
感想
8月末、長野県信州松代で行われていた二泊三日の合宿研究会に参加。
その帰りに、高速を利用せずに周辺をドライブして帰ることにした。
冬期は閉鎖になる急坂の舗装林道を登りきった所が菅平高原であった。
晴れ渡った高原のあちこちではラグビーの練習風景が見られる。
30数年前の学生時代にテニスサークルの合宿で何度か来たことがある。
所々にその時の光景が思い出されるのだが、辺りは相当に変わってしまい、
その当時の常宿を探してみたが見つからなかった。
周辺をドライブして帰路につくつもりであったが、見晴らしのあるところで
車から降りて景色を眺めていたら、青空に根子岳がとても良く映えて見える。
あの頂上からの景色を無性に見たくなってきた。
車にはシューズやザックなどのハイキングセットは積んである。
しかし、時間が中途半端で、今から登り始めたら確実に夜になる。
そこで、家に連絡をして許可を得、宿を探して一泊し、
早朝から登ることにした。出張帰りの寄り道山行となった。
それならばと、なるべく登山口に近い宿ということで、
菅平牧場の入り口近くにあるペンションに飛び込みで交渉してみた、
はじめは対応出来ないということで断られたが、無理を言って、
素泊まりの早朝立ちということでお願いすることが出来た。
宿は、和風ペンション「てんとう虫の宿」、素泊まりで\5,000也。
風呂はちょっと熱めだが大きくて気持ちが良い。
ご主人手作りの登山コースマップと周辺の植物図鑑がサービス。
植物図鑑は15年ほどかけて自ら写真を撮って集めた草花の名前と解説付きで
かなりの力作、この他に\200の入山券のサービスと下山後の入浴が無料と、
とてもお得なサービスがあった。
早速、出張で持参していたノートPCで、
ヤマレコにアクセスしてコース確認しようとしたところ、
あいにくeMabileは圏外。
最近、「山旅ロガー」と「地図ロイド」の組合せで愛用している
DocomoのMEDIASタブレットのテザリング機能でPC接続を試したら、
サクサクとアクセスができたので感激であった。
ヤマレコ山行記録の中に、
宿のご主人作のコースマップとほぼ同様の山行記録があった。
先に四阿山に登り、根子岳から牧場の空けた景色下山コースのほうが
気持ち良さそうなのでこちらにしよう。
あとは、現地の案内板などの雰囲気で決めることにして寝床についた。
午前5時に宿を出て、10分足らずで菅平牧場駐車場に着いた。
空には未だ大きな月があり、日の出前でも充分に明るい。
駐車場には、既に10台以上の車があり、車中泊の方もいた様子。
関西空港交通のツアーバスによる団体さんも到着して身支度を始めていた。
やはり、四阿山は日本百名山なので人気があるようだ。
結局、宿のご主人に頂いたコースマップを参照に、ヤマレコで詳細情報を
確認した四阿山から根子岳へ左回りで周回して戻るコースを選択、
団体さんとは逆になる。
朝焼けの中歩き始め、登る途中では正面の朝日が眩しく視界を遮った。
周辺に目をやると、草花があちこち咲いていて色鮮やかである。
樹海が切れたところで振り返ると、菅平高原が一望できる、良い景色だ。
上を見上げると、四阿山の山頂付近は雲で覆われている様子。
コースは直線的で急坂が続き、息があがりペースが上がらない。
そでも頂いたコースマップにあるコースタイムとほぼ同じに、
小四阿、中四阿と進む、このあたりで少し風が出てきた、
山頂付近の雲は相変わらず居座っていたが、この風で霧のツブが顔にあたる。
汗ばんでいたので、この風と霧ツブで急に体温が下がるのを感じ、
ザックから薄手のウィンドブレーカー、いわゆるシャカシャカを着る。
こんな薄くても着ると風を遮り暖かくなるので改めて、良くできていると感心。
山頂手前で、木製の階段に出くわす。
高尾山山頂手前の階段しかり、階段は苦手であり、一瞬ため息。
ところが登り始めるとドミノ倒しの様に規則正しい斜度のある歩幅で歩き安い。
軽快に一気に駆け上ることが出来た。
四阿山山頂はやはり濃厚な霧の中で一切の眺望は無かった、残念。
あまり広くは無い霧の中山頂で食事をしながら霧の晴れるのを待つ方も
おられたが、小休憩して早々にあとにした。
山頂から降りる途中で、数十名の団体ツアーの皆さんとすれ違った。
狭い箇所だったので、斜面の上方に避けて道を譲ったが、
延々と列が途切れずに完全にすれ違うまでにかなりの時間を要した。
団体の場合、意識的に少し間隔をあけて歩いて欲しいものだ。
あの人数で山頂を目指しても全員が山頂に留まるスペースは無いと思う。
根子岳へ向かう四阿山からの下りは湿った樹海の中の急坂で滑り安い。
だが、先週の北八ヶ岳の中山からの下りの北斜面比べれば全く大したことはない。
このあたりは小型の羽虫が多く飛び交っていて顔に纏わりつく、
カメラケースに入れてあった虫避の「BUGS LOCK ベルト」を取り出し、
ショルダーベルト付近に取り付けたが、今回はあまり効果的では無かった。
バンダナやタオルで顔を覆っている何人かのすれ違ったが、これが正解のようだ。
鞍部に出ると、クマ笹の気持ちようさそうな道が根子岳へと続く。
根子岳は晴れ渡った青空の中にあり、眺望が期待できそうなので、
気持ちは足早にであるが、コースは直線的で見た目より斜度があり、
ペースはあまり上がらない。
根子岳の山頂手前に大きな岩場があり、そこから眺望は素晴らしい。
しかし、四阿山の上には相変わらず分厚い雲がある。
風向きでだんだんと雲が根子岳の方にもかかってきた。
根子岳山頂に着いた時には未だ日差しがあり、南方面の眺望があり、
眼下のスキー場や牧場がジオラマの様に美しかった。
食事休憩をとっていたところ、横風に霧のツブが混じってきたので、
休憩を早めに切り上げ、雨にならぬうちに降りることにした。
のどかな牧場に向かった降りコースは雄大な感じで気持ちが良い。
根子岳は花の百名山ということで、色鮮やかな草花があちこち美しく咲いている。
牧場わきの登山道に階段設置工事箇所、そこを過ぎると駐車場が見えて来た。
駐車場に着き、ザックをおろしたところでちょうど小雨となった。
本日は突然の山行であったが、休憩含め6時間半の10Kmコース。
いろいろと変化もあり、大変面白いコースであった。
何よりも草花の種類や数が多く目を楽しませてくれる、写真撮影が忙しいくらい。
四阿山が霧の中で眺望が無かったのが残念であったが、充実した山行であった。
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