分水嶺:秋田駒ヶ岳〜乳頭山(烏帽子岳)〜孫六温泉


- GPS
- 12:56
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 1,025m
- 下り
- 1,546m
コースタイム
秋田1002〓(こまち22号〓1100田沢湖1220=1319駒ヶ岳八合目1337―1411片倉岳(展望台)1420―1456阿弥陀池西畔―(南岸経由)―1500駒ヶ岳避難小屋1510―1516馬ノ背分岐―1520横岳1522―1526馬ノ背分岐―馬ノ背―1546阿弥陀池分岐―1558男岳1603―1614阿弥陀池分岐―1616阿弥陀池西畔―(北岸経由)―1621駒ヶ岳避難小屋(泊)506―521駒ヶ岳(男女岳=女目岳)522―534駒ヶ岳避難小屋600―611馬ノ背分岐―616横岳―628焼森―631八合目分岐―731湯森山(三角点手前の分岐)740―803熊見平―817宿岩―912笊森山920―924千沼ヶ原分岐―942千沼ヶ原西端(三叉路)―957千沼ヶ原東端(引き返す)―1015千沼ヶ原西端(三叉路)1031―1047分水嶺縦走路(三叉路)―1147滝ノ上温泉分岐―1129乳頭山(烏帽子岳)1154―1204黒湯分岐―1224田代平避難小屋1225―1230孫六温泉分岐―1244田代平北端(引き返す)―1300孫六温泉分岐―1340休(小ピーク、ベンチあり)1347―1403孫六温泉(入浴)1508―1518乳頭温泉1530=1617田沢湖1728〓(こまち36号)〓2036東京
天候 | 9月2日:晴れのち霧雨 9月3日:明け方まで雨、のち霧雨、午後からは晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
すべて一般コース。この時期でもお花が素晴らしい。(7月から8月であったなら、さらに素晴らしかっただろうと想像) |
写真
感想
・太平山から下山してそのまま帰京するのももったいないので、あらかじめ月曜日は年休を頂戴しておきました。ということで、人気の秋田駒ヶ岳〜乳頭山(烏帽子岳)の分水嶺縦走を(日曜日午後から月曜日の)比較的空いているだろう曜日に実行しました。
・まず、田沢湖駅前の食堂「みずうみ」で「八幡平豚肉定食」で腹ごしらえ後、土日祝日のみ運行の駒ヶ岳八合目行バスに乗車。途中、田沢湖畔のみならず、マイカー規制のための駐車場基地にもなっている田沢湖展望浴場付きの「アルパこまくさ」にも立寄る。その後、細い九十九折りの道を、大型バスが標高1300mまでぐんぐん登っていく。
・八合目では涼風が心地よい。引いてきている豊富な冷水(9℃とのこと)を5リットルつめて出発。お花を鑑賞しながら、片倉岳展望台経由の新道コースでのんびりと阿弥陀池へ。避難小屋にザックを置いてから、水筒とお菓子のみで、横岳〜馬ノ背〜男岳〜阿弥陀池と周遊。横岳付近でお会いした男女のペアの方々は、国見温泉から往復だそうで、女性の方はちょっとお疲れ気味の顔つきでした。
・男岳山頂にいるときからにわかに雲が下がってきてあっというまにガスの中に。仕方ないので、最高峰の男女岳(女目岳)は明朝にとっておくこと(この時点では明日は良い天気と信じていたので、日の出でも見ようかと…)にして、のんびりとワインを飲んだり夕食準備。
・避難小屋はトイレが別棟になっており、居室は2階となっているところは八合目と同じようです。2階には毛布も数枚ありました。きっと日曜日の晩なので貸切かなぁ、と思っていたのですが、図星でした。夜半から雨が強くなり、明け方位が一番強かったかな。
・せっかくなので、ガスの中ではありますが、空身で男女岳(女目岳)にピストン。風雨強く、山頂滞在は僅か1分ほど。荷造りをして、分水嶺に向けて出立。
・焼森付近の砂礫帯はロープで高山植物を保護。もう終わってしまっていると思っていたコマクサもいくつか見ることができました。最盛期はきっとすばらしいのでしょう。
・熊見平付近では、朝方の霧ということもあって、鈴の音を目一杯ならしながら歩きました。
・笊森山からは、千沼ヶ原に寄り道。前々から一度は来たいと思っていた念願の地。想像していた平原ではなく、緩やかな傾斜地に棚田のように池塘が配置されているのが特徴的。ガスの演出もあって、とても幻想的な光景。滝ノ上温泉側の端まで散策して戻るころには、少しずつガスが晴れてきて、明るい湿原の光景も体験できました。そして、乳頭山(烏帽子岳)も顔をのぞかせて…
・乳頭山(烏帽子岳)の手前にもお花畑。肩のところで、滝ノ上温泉からのコースを合わせると間もなく頂上。中高年の男女ペアさんが先着で休んでいましたが、乳頭温泉に連泊中とのこと。この方たちが先発すると、滝ノ上温泉からという女性の単独行者の方。登り甲斐があって大変でしょう、と水を向けると、「何度も歩いて慣れてきました!」と至って元気なお返事。岩手の地元の方でしょうかね。
・今回、乳頭山(烏帽子岳)の山頂からの展望で一番の収穫は、大白森。テーブル状の高層湿原のようで、苗場山のイメージでした。分水嶺の区間でもあります。次に来るときは、滝ノ上温泉から乳頭山に登り、分水嶺を辿って大深岳までの縦走に決まりですね。
・田代平避難小屋も他の小屋と同様に、二階が居室のようでした。どれもしっかりして快適そう。
・孫六コース分岐にザックを置いて、田代平湿原の端までお散歩。のどかで良いなぁ。孫六コースは雨が降ると泥んこになりそうですが、この日は大丈夫でした。そして、ゴールの孫六温泉で露天風呂。クアドーム・ザ・ブーンでは入浴しなかったので、太平山の分も含めて汗を流させて頂きました。
・最後に田沢湖駅前の同じ食堂で同じメニューで反省会。月曜日なので「こまち」も空いていました。
コメント
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お会いしましたね!
地元民です
滝ノ上からの道は、多少キツイですが、変化に富んで楽しい道です。
小乳頭から山頂までの稜線歩きはとても気持ちがよいですよ。
次は是非。
恐れ入ります。
山頂からも小乳頭方面の稜線はとても魅力的に手招きしていました!
それにしても、滝ノ上からの急登を3時間かからずに登られていたのですね!! しかもお花を愛でながら!!!
ヤマレコの記録でお花の名前を教えて頂いたのも含めて感謝です。
いつでも岩手の山を満喫できる環境、ちょっとうらやましいです…
ワタシはこのあたりはマッタク不案内ですが、よいところですねぇ! ぜひ行ってみたいと思いました。そのときはNomoshinさんのルートで! ありがとうございました
このあたりも本州の中央分水嶺でして、東北の中では登山道が整備されている貴重な区間かと思います。
乗鞍岳〜中央アルプス北部の区間がめでたく踏査できたあかつきには、少しずつ東北にシフトしていこうかな、なんて思っていたりしますが、まずは、大棚入山ですよね!
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