天狗原山(まさかのカギ紛失事件発生)


- GPS
- 08:22
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,454m
- 下り
- 1,454m
コースタイム
天候 | 吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
山田温泉旅館手前のスノーシェード内に駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆小谷温泉〜尾根取付き ・尾根取付きまで約3kmの林道歩き。 ・暖冬で雪は少ないが林道は十分スキーで歩けるだけの雪があった。 ◆尾根取付き〜1600m付近 ・尾根まで急斜面の登りをこなして細尾根を登っていく。 ・この日はカチカチ斜面でクトー必須だった。 ・尾根の上、北側は風が強いので南側を選んで歩いたほうが楽。(ただし雪庇に注意) ◆1600m〜1900m付近 ・複雑な地形が続くのでGPS、地形図、実際の地形を眺めながら慎重に歩く。 ・急斜面は雪崩コンディションだったので避けるようにして登った。 ◆1900m〜山頂 ・どこでも登れるが尾根の東側は例年雪庇ができるので寄り過ぎないように注意が必要。今年は暖冬の影響か雪庇は発達していなかった。 ・尾根の西側をうまくつないで行った方が安全かもしれない。 ◆スキー滑走。 ・うまくルートをとらないと登り返しが多くなるので気持ちよく滑り過ぎずにGPSを見ながら慎重に下った方が良い。 ・細尾根は特に北斜面への滑落に注意。 |
写真
感想
東北遠征から金沢に帰る途中で地獄山行に合流することとなった。
今日から通常勤務だ(笑)
行先は「天狗原山」
天狗原というと白馬乗鞍の方がメジャーかもしれないが、頸城山塊のひとつで標高は2,197m、すぐ隣にある百名山の雨飾山が1,963mだからそれより200mも高いことになる。
残念ながら里から眺めても雨飾山ほど目立たないので存在自体はマイナーだが山スキーの山としては素晴らしい。
ただし急な細尾根、アップダウン、迷い尾根、雪庇、藪など難度の高いステージが多いので山スキー上級者向けと言えるかもしれない。
まあそれも雪の量や質などコンディション次第という部分はあるが。
今回は北陸はどこも悪天で地獄予報だったので森林限界を超えない手頃な山…ということでYSHR先生がこの山を選定。
自分もこれが2回目となる。
メンバーはYSHR先生、大魔人さんと自分の3人。パクは小谷は遠いとかで平湯で遊んで帰るみたい。
朝3時に小谷温泉をスタートということだったので道の駅小谷で車中泊して2時半に現地到着。やはりここも雪は少ない。
前日はずっと雨が降り続いていたので先週の雪も一気に消えてしまったようだ。
なんとか林道の雪はついていたのでスキーは使えたがノーラッセル。
まあ楽だけど楽しくはない。
尾根取付きあたりから新雪が出てきたが下はガリガリ、早々にクトーを装着した。
細尾根をこなして1700m〜1900mの難しい迷い尾根は主にYSHR先生を先頭にルート工作。
それにしても風の音がすごい。
森の中でも横殴りの雪が吹き付ける。
森林限界を超えたら間違いなく地獄1丁目だろう。
当初あわよくば浅海川から周回しようと話していたがカチカチ斜面の上に10cm〜20cmの湿雪が乗っていて歩くたびに切れまくる状態。
これは間違いなく雪崩コンディションだということで安全に来たルートをピストンで戻ることにした。
大魔人さんが一足先に山頂に到着。
2,100mを超える山頂部でも風はそれほど当たらずに今日のコンディションで天狗原山へ来たのは大正解だった。
帰りも油断はできない、登りのトレースも吹雪で消えているのでGPSを見ながら確実に下っていく。
特に上部は吹雪でホワイトアウト気味だったので斜面の状態がわかりづらく難易度が高かった。
楽しい滑走とはお世辞にも言えないが無事林道に合流。
後はひたすら林道をこなして小谷温泉まで戻った。
良い体力づくりになった、さあ帰ろう!と思ったら車が開かない!
なんで?
ポケットを探ると車のカギがなかった。
よく見るとポケットに穴が空いているではないか。
結構高いパンツだったのに…以前も山仲間が山でカギを無くしたことがあったのでカギを入れるポケットは絶対に山行中に開けないと決めていた。
だがまさかの穴開き!
大魔人さんが金沢まで送っていくよと言ってくれたが明日は晴れ予報のビッグ山行のはずなので迷惑をかけるわけにはいかない。
お言葉に甘えて途中糸魚川まで乗せていってもらい、YSHR先生には交通費をお借りした。
こういうシチュエーションでも単独行は危険だ、また、東北にいる時じゃなくて良かったと思った。
糸魚川から新幹線で金沢まで戻り、スペアキーを持って再びとんぼ返りで小谷温泉へ…山より長い旅となった(笑)
高い授業料だったが遭難したわけでもなく路頭に迷ったわけでもないので不幸中の幸いだったと言える。
まあカギの事は山行とは直接関係ないので詳細はブログで触れたいと思う。
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