飯豊山〜大日岳 (マッタリ稜線歩きとテント泊)
- GPS
- 31:53
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 2,658m
- 下り
- 2,658m
コースタイム
05:02御沢野営場⇒05:08御沢小屋跡⇒05:56中十五里⇒06:14上十五里⇒06:35笹平
⇒06:47横峰⇒07:06峰秀水の水場⇒08:08三国小屋⇒09:19種蒔⇒09:43切合小屋
⇒10:18草履塚⇒10:37姥権現⇒11:00御前坂⇒11:34飯豊山神社⇒11:55飯豊山頂上
⇒12:21駒形山⇒13:07御西岳⇒13:13御西小屋13:19⇒14:14大日岳⇒15:15御西小屋
9/9(日)
06:38御西小屋⇒08:06飯豊山頂上⇒10:29三国小屋⇒12:53御沢野営場
天候 | 9/8(土)⇒ 9/9(日)⇒ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
川入にある御沢野営場の駐車場を利用。 野営場へ続く林道は道幅が狭いため、車で通行する場合は注意が必要です。 (現在は舗装工事中でしたので、今後は通行しやすくなりそうです) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■危険個所 剣ヶ峰の岩場等は落石に気をつける必要があります。 ■水場 剣ヶ峰手前の峰秀水と、御西山の水場が利用可能でした。 ■山小屋情報 http://www.town.yamato.fukushima.jp/iidesan/yamagoyajoufou.htm ■下山後の温泉 『いいでのゆ』がオススメです。(入浴料500円 ※17時以降は300円) http://www.town.yamato.fukushima.jp/hotspring/iidenoyu_inf.html |
写真
感想
久しぶりのヤマレコアップです。
6月末に母親が危篤になりました。
以降、土日は昼夜を問わず病院に泊り込みで看病にあたりました。
その後、何度も危篤をのり越え、7月末頃に奇跡的に回復方向に向かいました。
病院の先生の話では、危ない状態は脱出したので、人工呼吸器も取り外せるとのことであり、
急の絶命の心配はなくなったとの話を聞きました。
そこで、久しぶりに登山に行こうと思い立ち、7月30日に平ヶ岳に登りました。
しかし、家に帰宅すると母親の様態が急変。その2日後に亡くなりました。
その後、一ヶ月間は登山を自粛することに決め、9月になるまで登山を休止しました。
また、家の新築、御寺・墓地の移動、車の買換え(中古車)等、家事や私用で急がしくなり、
なかなかヤマレコも見れなくなってしまいました。
そして、9月になり、いよいよ登山を再開することにしました。
沢山あった今年の夏山の計画の中から、『とりあえず、ここだけは登っておきたい』
という計画をリストアップ。
先ずはやっぱり八ヶ岳縦走(テント泊)でしょう! と思い、更に計画を練り込みました。
久しぶりのテント泊縦走はキツそうだったので、9/2にトレーニングとして、地元茨城の山
愛宕山神社〜難台山〜吾国山をテント泊装備を背負って往復しました。
このコースはなかなかアップダウンがあって、トレーニングに最適な山です。
(家から近くて、気軽に行けるし)
しかし、登山予定日が近づいてくると、計画した土日月の3日間は天気予報がすこぶる良くない。
復帰一戦目は、青空の下を縦走したかったので、予定変更で天気が良さそうな東北地方の山に
登ることにしました。
候補としては、以前から登ってみたかった鳥海山が頭に浮かびましたが、
『それじゃ、テント装備を背負ったトレーニングの意味が無いじゃん!』と思い、
同じく以前から興味があった飯豊山でテント泊をすることにしました。
本当は、三国岳〜飯豊山〜大日岳〜北又岳と縦走したかったのですが、
天気が良いのは初日だけで、3日目は雨になりそうだったし、車の回収の問題等もめんどくさかったので、
三国岳〜飯豊山〜大日岳で1泊2日のテント泊をすることに決めました。
登る前の飯豊山のイメージは、マッタリとした稜線歩きの山でしたが、飯豊山に至るまでには、
剣ヶ峰の岩場があったり、いくつものピークを越えたりして、予想以上にハードな山でした。
飯豊山頂上では、絶対に言うまいと心に誓っていた『飯豊山はイイデ〜』という言葉を思わず口ずさんでしまい、
何ともいえぬ敗北感を感じました。
飯豊山を登った後は、御西小屋にザックを置いて大日岳に登りました。
大日岳は急登でしたが、ザックが無いので往復2時間程で小屋に戻れました。
小屋泊まりの人は多いのですが、テント泊は自分1人だけみたいです。
テントの設営を始めると、ペグが無いことに気付きました。
しかたが無いので、周囲にある大きな石(岩?)を沢山持ってきて、テントの隅に置いて重りにしました。
テント設営後は、小屋でビール(350ml缶)を買いました。
値段は1缶1000円でしたが、悩んだ挙句、思いきって購入しました。
ビールを持って、夕食用の水を汲みに水場へ向かいましたが、
サンダル履きが災いし、足を滑らせてビールを岩に叩きつけてしまいました。
『げげげ〜〜〜っ!』と思いましたが、時既に遅し。
缶が割れて、中からビールが凄い勢いで吹き出しました。
慌てて口をつけて啜りましたが、殆ど飲むことなく吹き出てしまいました。
文字通り、1000円のビールは泡と消えてしまいました。
夕食後は霧で周囲の視界が0メートルになり、突風が吹き荒れて凄いことになりました。
かなり重い石をテントの中に置いているため、テントが飛ばされる気はしませんでした。
(ペグよりも安心感がありました)
しばらくするとカミナリが鳴り出し、テントの天井が雷光で白く光ります。
流石にカミナリはヤバイかな〜と思い、外にでて状況を確認をしてみました。
真っ白い霧の中で、四方八方が白く光り輝いています。
そうか〜雲の中にいる時のカミナリってこんな感じなんだ〜。
でも、コレって、かなりヤバくない?
そこで、視界0メートルの霧の中を手探り状態で歩き、御西小屋に避難しました。
1時間程小屋の中でカミナリが止むのを待ちましたが、どうしようもなく睡魔が襲ってきたため、
覚悟を決めてテントに戻りました。
テントが揺れる程の強風とカミナリで凄い状態でしたが、何故か眠りにつくことができました。
翌朝、『どんよりとした曇り空だろうな〜』と思いながらテントを這い出ると、素晴らしい朝焼けが広がっていました。
大日岳も綺麗に見えてます。
これなら、昨日中に大日岳に登らずに、今日の朝に登っても良かったな〜と思いました。
テントを撤収して下山に向かいましたが、剣ヶ峰の下山途中で凄い人に会いました。
70リットル超の大きなザックを背負い、ストックを持った状態で真っ直ぐ、凄いスピードで岩場を降りてくる。
自分は、嶮しい岩場は後ろ向きになり、岩に捉まりながら降りたりしましたが、
真正面を向いたまま、あの険しい岩場をガンガンに降りるのは、未だかつて見たことがありません。
ストックを持って歩く姿も、凄く綺麗だったので、『ただものではない』と感じ、話しかけてみました。
すると、もう30年程も(40年だったっけ?)飯豊山に登っているそうで、
ホールドを見極めて、正しく足を置けば岩場は全然問題無いとのことでした。
(それにしても信じられないスピードです)
昔は29kgのザックを背負って登ったこともあるとのことでした。
いや〜、ヤッパリ、何処の山でも凄い人がいるもんだな〜と関心して帰宅に向かいました。
nabekaさん、こんいちは。
を休んでいる間にいろいろと大変だったようですね
お疲れ様でしたm(__)m
『飯豊山はイイデ〜』どこかで聞いたことある?
つまらないセリフですが飯豊山〜大日岳への稜線最高ですね
飯豊連峰の『峰秀水』『いいでのゆ』『大日岳』はまだ行っていないので次回はテント担いで行ってみたいと思います
秋の気配はまだ先ですかね
暫く山に行けない、ということで、何となく、
大変なことが起こっていたのではないかと、心配しておりました。
本当に大変なこと、心中、お察し申しあげます。
東北のこの飯豊の穏やかで、きれいな稜線をみていると、
気持も和んでくるのではないかと思います。
テントを担いで、のんびり、まったりするにはいいところです。
しかし、ビール1000円は高いですね
それを、ほとんど飲めずにこぼしてしまうとは、もったいなかった
地面は、すすらなかったですね
最後は、喜多方ラーメンで〆、やはり、〆はラーメンです
Maieさん、こんばんは。
久しぶりのテント泊、結構バテました〜〜〜
残雪期の三国岳〜飯豊山、この距離と標高差をアッと言う間に登ったMaieさんの凄さを、
登りながらスゴ〜く実感しました
それにしても、飯豊山に登ると、どうしても『飯豊山は、イイデ』を思いだしてしまいます
かなり強烈に頭ノ中に刻みこまれているらしく、今後も飯豊山に登る場合は、必ず思い出してしまいそうです
飯豊山〜大日岳の稜線は、チングルマが散った後の綿スゲみたいなものが風で揺らめいていて、秋の訪れが始まっているようでした。今後は日を追う毎に秋が深くなっていく気がします。
テント泊は、勿論、『飯豊連峰縦走』を期待します!
いいでのゆ、良心的な値段に感激しました
URUさんの言っていた『山形県の山はイイ!』というのが、良〜くわかりました
(と言っても、飯豊山〜大日岳しか登ってませんが… )
飯豊山のマッタリとした稜線歩きは、ホント、のんびりできますし、
大日岳のアルペンチックな山容もカッコよくて、豪雪地帯ならではの山容なんだろうな〜と思いました。
鳥海山にはヤッパリ登ってみたいし、花の月山、朝日岳も面白そうだし…。
なるほど、山形県の山、イイデ☆すね。
※をこぼした地面は流石にススれませんでした
ただただ、呆然と見つめるだけでした…
一応、人間としてのメンツは(未だ?)捨ててないので。
〆の喜多方ラーメンは、自分も食べ比べにすれば良かったかな〜と感じてます。
(3杯はキツイですが )
nabekaさんの事が、ず〜っと気になってまして・・・
そんなご事情があったとは
心からご冥福をお祈り申し上げます。
飯豊のお山は裏切りませんね〜
写真を見ている限り、天気もまずまずで夜中の嵐が想像出来ないですよ
ペグを忘れて正解?だったかもですね
テントは風船と同じですから。。石で押さえて大正解!
缶ビールのアクシデント 私も似た様な?経験ありますよ
缶ビールを凍らせてお山に持って行ったんですが、アルミに亀裂が入ってしまっている事に気付かず、ザックの中がビールまみれ になりました
もうもう行きたくてしょうがないお山 なんで大いに参考にさせて貰いました
sanpoさん、こんばんは。
急遽予定を変更して登ってきました。
おっしゃる通り、飯豊山は決して裏切りませんでした!
できれば、もう少し先まで縦走してみたい
そんな気持ちにも駆られました。
飯豊山は、一昨年あたりから『登りたい!』と思っていたのですが、なかなか登ることができず…。
しかし、今回、ひょんなタイミングで登ることができました。
八ケ岳や越後三山等も、登る機会を伺っているのですが、延期・延期が続いてます。
ペグはsanpoさんの御指摘どおり、忘れて正解でした。
(忘れたことに気付いた時は、絶望状態でしたが… 、なるほど、テントは風船と同じなんですね〜 )
※ザックの中が まみれは、かなりキッツイですね〜〜〜
レコ上がってたんですね
完全に出遅れすいません
いろいろな諸事情は・・・。
ご苦労様でした。 ご冥福をお祈りいたします。
復帰1発目は飯豊でしたか〜!
イイデすね〜
非常に気になっている山・・・そしてかなり大変なんだ
ろうと中々予定も立てられない山
参考になりました〜
といいたいとこですがやはり大変そうでいつになるやら
缶ビールは1000円もするんですか
槍ヶ岳山頂の生ビール1000円で驚いたのに間違いなく
知ってる限りでは1番高級な缶ビールですね
しかもそれを泡と変えてしまうとは
夜中の雷雨に綺麗な朝焼け〜いろいろ楽しめた
素敵な山行でしたね
fall
fallさん、こんばんはー。
復帰1っ発目は飯豊でした〜!
ホントは、八ケ岳を計画していたのですが、
八ケ岳方面は天候が良くなかったので、計画変更で飯豊になりました。
(fallさん御夫妻みたいに、車で移動中ではなくて、2日前の計画変更でしたが )
なので、あまり下調べをしないで出発することになったのですが、やっぱり、ハードなお山でした。(でも大変素晴らしかったです )
槍ヶ岳山頂の生ビールは、1000円ですか〜。
槍の山頂でビールを飲む瞬間は、きっと日本一至福な瞬間なのでしょうね〜 。
自分も是非、味わってみたい!
(真夏の炎天下での味噌煮込みうどんを食べる瞬間は、かなりの覚悟が必要そうですが…
美味しそうですケド)
※因みに、fallさんの槍ヶ岳レコ、お気に入りに登録させていただいてます
先月は大変でしたね。お母様のご冥福をお祈りします。
久しぶりの山行、いつものようにとても素敵です。
『飯豊山はイイデ〜』山頂で思いっきり叫んでみたいです!
脳天気の私はきっと勝利宣言と感じてしまうでしょう。
東北の山最高!とても行ってみたくなりました。
東北の山、いいですね〜〜〜〜。
自分もそんなに行ってないのですが、
関東以南の山 とは、だいぶ違いますね〜。
飯豊山、よかったですよ!
自分は、三国岳〜飯豊山〜大日岳の往復だけでしたが、
それでも、合計距離32km、累積標高差2,755m!
登りごたえ、ありすぎ! でした。
(とりあえず、今回は荷物を軽量化して、重量13kgにしたのが助かりました。
自分はパワー不足なんで… )
飯豊連峰縦走! 是非、kusaki916さんに期待です〜
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