記録ID: 2234008
全員に公開
ハイキング
東海
美濃街道と壬申の乱を歩く4（多度〜養老）
2020年02月24日(月) [日帰り]
岐阜県
三重県
cielo-azul
- GPS
- 05:43
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 93m
- 下り
- 104m
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| 天候 | 晴天 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
復 養老駅〜養老鉄道〜桑名駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
特に問題なし |
写真
＜岐阜県＞南濃町「境」集落名は「伊勢・美濃国境」「狐平古墳群」や「大日如来堂」。古墳全長4.7�嘆７蠎粟仄次Ｉ弦睇喚叩�6世紀半ば頃？
＜全て海だった濃尾平野＞木曽三川が上流から運んだ土砂堆積の沖積平野。717年尾張古図では、北は岐阜・大垣や犬山南辺りまで海。一宮は島。東は名古屋堀川まで海？西は養老線辺りが海浜。
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＜全て海だった濃尾平野＞木曽三川が上流から運んだ土砂堆積の沖積平野。717年尾張古図では、北は岐阜・大垣や犬山南辺りまで海。一宮は島。東は名古屋堀川まで海？西は養老線辺りが海浜。
＜美濃松山・石津＞養老山地（多度山〜養老山〜笙ヶ岳）全長25�辧�尾根標高四百〜九百m。東斜面は断層崖、約30の扇状地生成。西斜面は緩い傾斜で員弁北勢へ。尾根上は侵食小起伏状。
＜美濃松山・石津＞養老山地（多度山〜養老山〜笙ヶ岳）全長25�辧�尾根標高四百〜九百m。東斜面は断層崖、約30の扇状地生成。西斜面は緩い傾斜で員弁北勢へ。尾根上は侵食小起伏状。
＜御鋤神社を下る＞百万年前、養老断層を境に養老山地が隆起。濃尾平野はその下に斜めに潜り込み東から西へ沈降傾斜。濃尾傾動運動は今も続く。
＜ミカン畑より御鋤神社＞明治10年（1877）伊藤東太夫がみかん苗木二百本を和歌山から購入。南濃みかん栽培の基礎確立。やや晩生で大きめのみかん。御鋤神社は小社。石灯籠19C前期。
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＜ミカン畑より御鋤神社＞明治10年（1877）伊藤東太夫がみかん苗木二百本を和歌山から購入。南濃みかん栽培の基礎確立。やや晩生で大きめのみかん。御鋤神社は小社。石灯籠19C前期。
＜流路工＞急傾斜土砂災害危険地帯。流路工（底張り・床固工・護岸工等を組み合わせ土砂・水が安全に流れる工夫）を多用。普段は水ないが大雨で鉄砲水。
＜山除（やまよけ）川支流沿い民家＞天狗岩（社）や美濃松山ハイキングコースなど。点在する地蔵の祠
＜三切池より出来山公園〜石津御岳と石津＞後背湿地の三切池。洪水などの後、河川の水が取り残され沼や潟生成。
＜出来山自然公園〜石津御岳＞桜並木有名。展望良。「出来山古墳」＝横穴式円墳。古墳期末期。標高百五m。鉄鏃、刀子、須恵器等出土。6世紀中期後？
＜杉生神社・石津＞東西に長い境内を養老鉄道。石津駅横。須佐之男命。約十五mの高いヒトツバタコ(天然記念物)。樹齢約八百余年の欅(樹高約25m)等。みかん栽培創始者・伊藤東太夫業績石碑。
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＜杉生神社・石津＞東西に長い境内を養老鉄道。石津駅横。須佐之男命。約十五mの高いヒトツバタコ(天然記念物)。樹齢約八百余年の欅(樹高約25m)等。みかん栽培創始者・伊藤東太夫業績石碑。
＜石津駅＞石津御岳と般若谷採掘場。大破片状泥岩を含む均質塊状砂岩。養老山地の殆どがこの美濃帯堆積岩で形成。コンクリート用や道路用等砕石等に多方面利用。山頂に八海山社や石津御嶽神社。奥には恋姫山・榑沢池神社・田代越・田代池等に続く。
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＜石津駅＞石津御岳と般若谷採掘場。大破片状泥岩を含む均質塊状砂岩。養老山地の殆どがこの美濃帯堆積岩で形成。コンクリート用や道路用等砕石等に多方面利用。山頂に八海山社や石津御嶽神社。奥には恋姫山・榑沢池神社・田代越・田代池等に続く。
＜円成寺への曲り角＞石津中心。江戸末期、石津村は石津郡。天領・高須藩領・大垣藩領。1897年太田・吉田・松山・田鶴・境が合併→石津村。1954年城山・下多度が合併→南濃町。2005年平田・海津郡が合併→海津市。
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＜円成寺への曲り角＞石津中心。江戸末期、石津村は石津郡。天領・高須藩領・大垣藩領。1897年太田・吉田・松山・田鶴・境が合併→石津村。1954年城山・下多度が合併→南濃町。2005年平田・海津郡が合併→海津市。
＜円成寺大提灯＞地蔵盆時に一対で飾られる4�辰梁臘鹽堯�子供の疫病除け。安政3年の墨書。
＜宝暦治水＞1753年宝暦治水。幕府が薩摩藩に濃尾三大川治水工事命令。一千の藩士派遣、四十万両の費用。南濃町19箇所工事。33名病死。幕府への抗議で工事終了後に自害藩士51名。当地は13名藩士墓所。
＜宝暦治水＞1753年宝暦治水。幕府が薩摩藩に濃尾三大川治水工事命令。一千の藩士派遣、四十万両の費用。南濃町19箇所工事。33名病死。幕府への抗議で工事終了後に自害藩士51名。当地は13名藩士墓所。
＜薩摩藩士墓地＞洪水多発。名古屋城防備で「堤は尾張藩御囲堤より3尺下げよ」理不尽な幕府命令。完成後は土砂堆積が逆に増加。明治期デ・レーケ三川分流工事まで問題解決成らず。
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＜薩摩藩士墓地＞洪水多発。名古屋城防備で「堤は尾張藩御囲堤より3尺下げよ」理不尽な幕府命令。完成後は土砂堆積が逆に増加。明治期デ・レーケ三川分流工事まで問題解決成らず。
海津郡は1897年海西郡・下石津郡・安八郡一部が合併。海西の「海」と下石津の「津」合成。木曽三川地域は平安期末に東西分立。海東郡（愛知県海部地区）と海西郡（海津市平田町や海津町一部）
海津郡は1897年海西郡・下石津郡・安八郡一部が合併。海西の「海」と下石津の「津」合成。木曽三川地域は平安期末に東西分立。海東郡（愛知県海部地区）と海西郡（海津市平田町や海津町一部）
＜海津橋＞揖斐川堤防より北東。海津橋や対岸の願舟寺・神明神社・海津市立西江小学校など。
石津御岳登山口の石標。石津御岳、鎌知土(田代越)、羽根谷・月見の森へ縦走可能。「田代越」から西の員弁に下りると北勢町中津原集落に出る。
＜大垣藩御蔵跡「従是北蔵跡」石標＞大垣藩領だった場所。海路を舟で行き来していた。
＜海津橋堤防「海津橋饅頭屋」＞覗いてみると誰もいない。ベルを鳴らせば出てきてくれるのか？饅頭と草餅があるらしいが・・・。
＜海津橋西詰・安江交叉点より西＞「砂防般若谷堰堤群」明治10年オランダ人技師ヨハニス・デ・レーケ指導建設。岐阜近代砂防出発点。養老山地は脆弱な古生層。新田開発や輪中堤防工事で大量樹木伐採後、山地荒廃。
＜海津橋西詰・安江交叉点より西＞「砂防般若谷堰堤群」明治10年オランダ人技師ヨハニス・デ・レーケ指導建設。岐阜近代砂防出発点。養老山地は脆弱な古生層。新田開発や輪中堤防工事で大量樹木伐採後、山地荒廃。
＜般若橋と流路工＞デ・レーケ名言「川を治めるには、まず山を治める」禿げ山の山腹斜面緑化、渓流に土砂扞止の巨石積堰堤築造など指導。養老・海津の恩人。
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＜般若橋と流路工＞デ・レーケ名言「川を治めるには、まず山を治める」禿げ山の山腹斜面緑化、渓流に土砂扞止の巨石積堰堤築造など指導。養老・海津の恩人。
＜長屋倉＞258号南濃運送角を東に入り鉄道線路東「氏家ト全（直元）墓」戦国末期、信長に仕えた大垣城「西美濃三人衆」。長島・願証寺門徒六万余が、1570年尾張小木江城を攻め、織田信興(信長弟)は自害。
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＜長屋倉＞258号南濃運送角を東に入り鉄道線路東「氏家ト全（直元）墓」戦国末期、信長に仕えた大垣城「西美濃三人衆」。長島・願証寺門徒六万余が、1570年尾張小木江城を攻め、織田信興(信長弟)は自害。
＜氏家卜全＞弟の死は信長の一向宗への憎悪を高め、長島一向一揆衆大虐殺の引き金に。1571年長島攻略では、ト全は勝家らと布陣。激しい門徒反撃で敗退。石津郡太田郷安江村七屋敷で戦死した。
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＜氏家卜全＞弟の死は信長の一向宗への憎悪を高め、長島一向一揆衆大虐殺の引き金に。1571年長島攻略では、ト全は勝家らと布陣。激しい門徒反撃で敗退。石津郡太田郷安江村七屋敷で戦死した。
季節は春。大犬の陰嚢。美濃山崎付近に存徳寺や小祠が点在。山崎北谷長尾砂防ダム。
＜八幡神社・美濃山崎＞大銀杏雌木。樹齢約八百年。樹高約25�叩∈�元幹約6�叩�山崎地区御神木。市天然記念物。石灯籠など19世紀初期。
＜山崎北谷・流路工＞再び258号を東に。この東で津屋川が揖斐川に合流。津屋川源流は養老山滝谷。滝谷は枯谷だが、扇状地の扇端部で湧水となって津屋川形成。
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＜山崎北谷・流路工＞再び258号を東に。この東で津屋川が揖斐川に合流。津屋川源流は養老山滝谷。滝谷は枯谷だが、扇状地の扇端部で湧水となって津屋川形成。
＜西浄寺近く＞西浄寺門前「生は偶然、死は必然。様々な条件が重なり私達は人間として生まれることができました。そして、いつかは必ず訪れる死。「生老病死」から目をそらさず生き抜いてゆきましょう 合掌」寺前に石仏二体。
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＜西浄寺近く＞西浄寺門前「生は偶然、死は必然。様々な条件が重なり私達は人間として生まれることができました。そして、いつかは必ず訪れる死。「生老病死」から目をそらさず生き抜いてゆきましょう 合掌」寺前に石仏二体。
＜上野河戸・壁宣伝＞殆どが桑名にある店。桑名の勢力はこの辺りまであったよう。「ハイアース＝水原弘 アース渦巻＝由美かおる」。
＜寒窓寺・上野河戸＞伝・行基菩薩開基。円空作観世音菩薩像等。武装半跏像（平安期）釈迦如来像（鎌倉期）＝元は高須藩開善寺が所有。阿弥陀如来頭部＝元は高須藩小笠原土佐守菩提寺・禅海寺所有。
＜寒窓寺・上野河戸＞伝・行基菩薩開基。円空作観世音菩薩像等。武装半跏像（平安期）釈迦如来像（鎌倉期）＝元は高須藩開善寺が所有。阿弥陀如来頭部＝元は高須藩小笠原土佐守菩提寺・禅海寺所有。
＜白鬚神社＞伝・蛇池主の大蛇が村人に悪事。日本武尊が伊吹山進軍時に大蛇退治。慰霊と祟りを封印。蛇池に社殿を設け御霊神社。南西の山腹に行基寺。途中に日本武尊伝説「杖突坂」？や「大将神社」？があるが・・。
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＜白鬚神社＞伝・蛇池主の大蛇が村人に悪事。日本武尊が伊吹山進軍時に大蛇退治。慰霊と祟りを封印。蛇池に社殿を設け御霊神社。南西の山腹に行基寺。途中に日本武尊伝説「杖突坂」？や「大将神社」？があるが・・。
＜羽沢集落・祠と流路工＞「官山と御山(行基寺山)古墳群」。昭和13年鏡四面(内行花文鏡・神人鏡・四獣鏡・変形文鏡)、勾玉、管玉など出土。4世紀末頃に比定。
＜羽沢集落・祠と流路工＞「官山と御山(行基寺山)古墳群」。昭和13年鏡四面(内行花文鏡・神人鏡・四獣鏡・変形文鏡)、勾玉、管玉など出土。4世紀末頃に比定。
＜右丘陵の左端「行基寺」＞1700年（元禄13年）尾張藩主・徳川光友二男・松平義行が高須藩主。1705年御山の行基創建寺院跡に菩提寺・行基寺建設。地元産の河戸石で城郭造。（行基寺写真を最後に掲載）
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＜右丘陵の左端「行基寺」＞1700年（元禄13年）尾張藩主・徳川光友二男・松平義行が高須藩主。1705年御山の行基創建寺院跡に菩提寺・行基寺建設。地元産の河戸石で城郭造。（行基寺写真を最後に掲載）
一直線道路が羽沢集落へ続く。左奥には養老〜笙ヶ岳が。左の山の山腹に「水晶の湯」
＜道標地蔵＞地蔵両肩に「左 」「右 」と道標仏らしいが涎掛けがかけてあり見ることができない。残念。大専寺掲示板「他人をとがめる自分の心を見よ」
＜羽沢・変形四叉路・中央に祠＞右が美濃街道。左の道は羽根谷だんだん公園や水晶の湯・道の駅・月見の里」へ。
＜祠内部・羽沢＞美しい地蔵。近くに春日神社・羽沢。神社北にびっくりするほどの広い境内や社務所？がある。
＜祠内に三体仏と羽沢貝塚＞この祠角を線路向こうに進むと貝塚石標。土器・石器・甕棺等出土。縄文晩期後半（約2500年前）縄文人定住跡。周辺は海浜だった証拠でヤマトシジミ等出土。
＜祠内に三体仏と羽沢貝塚＞この祠角を線路向こうに進むと貝塚石標。土器・石器・甕棺等出土。縄文晩期後半（約2500年前）縄文人定住跡。周辺は海浜だった証拠でヤマトシジミ等出土。
＜羽根谷流路工＞東で流路工が津屋川に合流。津屋川水門管理所。この南西の月見の森・羽根谷だんだん公園で明治6年（1873）デ・レーケが木曽三川分流改修の一部として有名な「羽根谷巨石堰堤施工」。
＜羽根谷流路工＞東で流路工が津屋川に合流。津屋川水門管理所。この南西の月見の森・羽根谷だんだん公園で明治6年（1873）デ・レーケが木曽三川分流改修の一部として有名な「羽根谷巨石堰堤施工」。
＜福岡大橋への8号線道路＞渡橋すると海津市高須小や海津明誠高。東に東海大橋（長良川と木曽川）を渡ると愛知県愛西市から稲沢市や名古屋市。
＜駒野・旧家＞橋向こうは高須藩中心。鎌倉末期水害に悩む農民が「尻無堤」に堤防追加。集落全体を囲う最初の輪中「高須輪中」完成。周辺集落も同様に輪中形成。それでも洪水が堤防破壊。願い込めて「川に人柱を捧げる」悲しい歴史。
＜駒野・旧家＞橋向こうは高須藩中心。鎌倉末期水害に悩む農民が「尻無堤」に堤防追加。集落全体を囲う最初の輪中「高須輪中」完成。周辺集落も同様に輪中形成。それでも洪水が堤防破壊。願い込めて「川に人柱を捧げる」悲しい歴史。
＜駒野・旧家＞慶長5年関ヶ原戦後、高須城・高木盛兼は西軍につき改易。代わり東軍方・徳永寿昌が5万石入封、高須藩立藩。第2代昌重の寛永5年（1628年）改易、廃藩。
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＜駒野・旧家＞慶長5年関ヶ原戦後、高須城・高木盛兼は西軍につき改易。代わり東軍方・徳永寿昌が5万石入封、高須藩立藩。第2代昌重の寛永5年（1628年）改易、廃藩。
＜津屋川に架かる駒野橋と時計塔＞津屋川に五三川が合流。1640年下総国関宿藩より小笠原貞信が入封し転封。その後天領や代官領。1700年2代尾張藩主・光友次男松平義行が所領交換で高須藩主。宗家に嗣子が絶えた時に相続する尾張藩の支藩として機能。
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＜津屋川に架かる駒野橋と時計塔＞津屋川に五三川が合流。1640年下総国関宿藩より小笠原貞信が入封し転封。その後天領や代官領。1700年2代尾張藩主・光友次男松平義行が所領交換で高須藩主。宗家に嗣子が絶えた時に相続する尾張藩の支藩として機能。
＜駒野橋より養老＞10代藩主の子は幕末政治を動かす尾張藩第14代藩主・慶勝、御三卿一橋家当主・徳川茂栄、会津藩主松平容保、桑名藩主松平定敬などになる。陣屋跡は海津明誠高校。桑名六華苑に御殿一部が移築。
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＜駒野橋より養老＞10代藩主の子は幕末政治を動かす尾張藩第14代藩主・慶勝、御三卿一橋家当主・徳川茂栄、会津藩主松平容保、桑名藩主松平定敬などになる。陣屋跡は海津明誠高校。桑名六華苑に御殿一部が移築。
＜駒野集落で直角折れの美濃街道＞左が桑名方面 右が養老方面。この辺りが旧駒野中心。北に進むと津屋川堤防に出て駒野橋。紡績工場最盛期の昭和40年代頃は賑やかだったよう。
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＜駒野集落で直角折れの美濃街道＞左が桑名方面 右が養老方面。この辺りが旧駒野中心。北に進むと津屋川堤防に出て駒野橋。紡績工場最盛期の昭和40年代頃は賑やかだったよう。
＜和菓子「尾張屋昌常」＞茶寮の菓心庵では抹茶、ぜんざい、かき氷等。みかんや果物を使った素材にこだわった創作和菓子。付近に市神神社や招魂社。
＜長閑な風景の駒野八幡宮・元市場＞天保13年3月改七宮御検地帳には境内32間南北26間とある古社。
＜258号線駒野陸橋＞右が56号で養老。左が8号で福岡大橋〜名古屋。美濃街道は陸橋手前右。正面に見える円錐山が月見の森・最標高地展望台。羽根谷だんだん公園・さぼう遊学館・道の駅等で賑やか。
＜258号線駒野陸橋＞右が56号で養老。左が8号で福岡大橋〜名古屋。美濃街道は陸橋手前右。正面に見える円錐山が月見の森・最標高地展望台。羽根谷だんだん公園・さぼう遊学館・道の駅等で賑やか。
＜駒野城跡・城山小学校＞船岡山。瀬戸道明寺が10C初頭築城。12C後期守護職・土岐光衡・光行らが要衝地に築城。土岐家歴代家臣居城。1549年斎藤道三家臣・高木彦左衛門が攻略居城。
＜駒野城跡・城山小学校＞船岡山。瀬戸道明寺が10C初頭築城。12C後期守護職・土岐光衡・光行らが要衝地に築城。土岐家歴代家臣居城。1549年斎藤道三家臣・高木彦左衛門が攻略居城。
＜駒野城跡・城山小学校＞信長が斎藤龍興を滅ぼし駒野城入城。関ヶ原合戦時は石田三成巡察。桑名〜大垣の守備塁壁構築命令。合戦時は石田方・池田秀氏居城で廃城。江戸期は高須藩所有。城山小北と養老線の間が城跡。丘陵有効利用。
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＜駒野城跡・城山小学校＞信長が斎藤龍興を滅ぼし駒野城入城。関ヶ原合戦時は石田三成巡察。桑名〜大垣の守備塁壁構築命令。合戦時は石田方・池田秀氏居城で廃城。江戸期は高須藩所有。城山小北と養老線の間が城跡。丘陵有効利用。
＜彫刻の庭・思索園＞養老線路付近に「庭田貝塚」「牡蠣塚」。海水産貝塚。扇状地扇端部のやや高い島状の丘。集落形成は縄文前期。貝層形成は約五千年前。真牡蠣を主にアカニシ・ハマグリ・オオノガイなど貝殻散布
＜彫刻の庭・思索園＞養老線路付近に「庭田貝塚」「牡蠣塚」。海水産貝塚。扇状地扇端部のやや高い島状の丘。集落形成は縄文前期。貝層形成は約五千年前。真牡蠣を主にアカニシ・ハマグリ・オオノガイなど貝殻散布
＜円満寺霊園・墓地＞「円満寺山古墳」標高96�叩Ｆ邯�前方後円墳。全長60�叩�後円部直径35�叩�高さ5�叩８妬�時代前期。竪穴式石室。鏡三面、直刀、剣、鎗、鉄鏃、鉄斧等。4世紀中〜後期。畿内政権と関係する有力豪族の墓？
＜円満寺霊園・墓地＞「円満寺山古墳」標高96�叩Ｆ邯�前方後円墳。全長60�叩�後円部直径35�叩�高さ5�叩８妬�時代前期。竪穴式石室。鏡三面、直刀、剣、鎗、鉄鏃、鉄斧等。4世紀中〜後期。畿内政権と関係する有力豪族の墓？
＜庭田山方面に向かう25号線（南濃北勢線）＞徳田谷を上がり庭田山(標高450m)。峠「二之瀬越」美濃と伊勢（員弁）を繋ぐ。三重県側は御弁当谷を下り北勢町田辺から阿下喜へ。北には志津山(732m)。
＜庭田山方面に向かう25号線（南濃北勢線）＞徳田谷を上がり庭田山(標高450m)。峠「二之瀬越」美濃と伊勢（員弁）を繋ぐ。三重県側は御弁当谷を下り北勢町田辺から阿下喜へ。北には志津山(732m)。
＜皆善寺参道道標＞すぐ東の下の寺は大きく重厚な寺だ。56号線の西上には木立の中に天満神社が見える。56号線は「薩摩カイコウズ街道」という名がついている。
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＜皆善寺参道道標＞すぐ東の下の寺は大きく重厚な寺だ。56号線の西上には木立の中に天満神社が見える。56号線は「薩摩カイコウズ街道」という名がついている。
＜臨迎寺と街道沿いの祠＞進むと下多度保育園＝桂林寺。明和6年（1769）村役人4名と村民3名で村の財政を巡る騒動。けんか両成敗の形で全員死罪。村人が悼み「六日講」として今も祀る。
＜臨迎寺と街道沿いの祠＞進むと下多度保育園＝桂林寺。明和6年（1769）村役人4名と村民3名で村の財政を巡る騒動。けんか両成敗の形で全員死罪。村人が悼み「六日講」として今も祀る。
＜志津南谷橋・東を向き羽島方面＞東に揖斐川と水門川合流点。宝暦治水本拠地で大巻薩摩工事役館跡・平田靱負自刃の場所。水運要衝の「根古地湊」がすぐ北。濃州三湊と関係。揖斐川を東に千代保稲荷神社。
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＜志津南谷橋・東を向き羽島方面＞東に揖斐川と水門川合流点。宝暦治水本拠地で大巻薩摩工事役館跡・平田靱負自刃の場所。水運要衝の「根古地湊」がすぐ北。濃州三湊と関係。揖斐川を東に千代保稲荷神社。
＜志津北谷・川原越＞志津谷を上がり「川原越(605m)」峠西の員弁へ登奈井尾谷を下ると北勢・川原集落〜東林寺。東海自然歩道。北へ尾根縦走は多芸ノ台(800m)が県境（三重・岐阜）で養老山(859m)。
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＜志津北谷・川原越＞志津谷を上がり「川原越(605m)」峠西の員弁へ登奈井尾谷を下ると北勢・川原集落〜東林寺。東海自然歩道。北へ尾根縦走は多芸ノ台(800m)が県境（三重・岐阜）で養老山(859m)。
＜美濃津屋駅近く＞東海自然歩道の標識も朽ち果ててきている。川原越や養老山を指す。津屋川堤防付近の梅園や彼岸花が有名。
＜津屋・本慶寺（津屋城跡）＞関ヶ原合戦まで高木八郎左衛門居城。関ヶ原戦時は石田方に従い没落、廃城。高木八郎は高須城主・高木十郎左衛門縁者。
＜津屋・本慶寺＞1603年高須城主・徳永法印寿昌許しで本慶寺を当地へ移築。本慶寺境内主郭一帯。鍵形空堀。堀内側に土塁残る。土塁西は長さ33�叩�
＜ハリヨ生息地・本慶寺東の小道を下る＞トゲウオ科イトヨ属の淡水魚。体長約5cm。滋賀県東北部と岐阜県西濃地方にのみ分布している希少魚。生息数減少進む。
＜ハリヨ生息地・本慶寺東の小道を下る＞トゲウオ科イトヨ属の淡水魚。体長約5cm。滋賀県東北部と岐阜県西濃地方にのみ分布している希少魚。生息数減少進む。
＜ハリヨ生息地＞北方系の魚。夏期水温が20度以上にならない湧水地必要。津屋川水系は、最大級の生息地で自然状態で生息。ここが日本産トゲウオ科生息地の内で最南部。
＜ハリヨ生息地＞北方系の魚。夏期水温が20度以上にならない湧水地必要。津屋川水系は、最大級の生息地で自然状態で生息。ここが日本産トゲウオ科生息地の内で最南部。
＜船見集落＞北東に大垣の町が少しずつ見え。やや高台になる。集落からは津屋川・五三川や根古地湊で揖斐川に合流する牧田川・水門川を行き交う舟？船見でも一番近い津屋川に何カ所か船着き場跡。物資や人運搬。
＜船見集落＞北東に大垣の町が少しずつ見え。やや高台になる。集落からは津屋川・五三川や根古地湊で揖斐川に合流する牧田川・水門川を行き交う舟？船見でも一番近い津屋川に何カ所か船着き場跡。物資や人運搬。
＜道標？＞西林寺角。養老町一色。「左側通行」以外になにか書かれているようだが、よく読めない。
＜小倉・分岐。左が伊勢東街道。右が美濃街道＞伊勢東街道は小倉谷の流路工を渡って上多度公民館西から北西に進み56号と養老公園で合流。こどもの国交叉点西の角で「たき道」分岐。そこは津島街道起点になる。
＜小倉・分岐。左が伊勢東街道。右が美濃街道＞伊勢東街道は小倉谷の流路工を渡って上多度公民館西から北西に進み56号と養老公園で合流。こどもの国交叉点西の角で「たき道」分岐。そこは津島街道起点になる。
＜上多度小より養老山〜笙ヶ岳＞約二百万年前は養老山地の場所は平坦な土地だった。断層運動は約百万年前に開始。断層運動は今も継続。尾根縦走路から西を見ると鈴鹿の霊仙〜御池〜藤原岳などがよく見える。
＜上多度小より養老山〜笙ヶ岳＞約二百万年前は養老山地の場所は平坦な土地だった。断層運動は約百万年前に開始。断層運動は今も継続。尾根縦走路から西を見ると鈴鹿の霊仙〜御池〜藤原岳などがよく見える。
＜鷲巣・十三代横綱鬼面山谷五郎生誕地＞左が美濃街道。1826誕生。石運び人足。26歳初土俵。「鬼面山谷五郎」で徳島藩抱え力士。松江、薩摩と鞍替え。明治最初の横綱になったのは43歳。1年後引退。翌年死去。
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＜鷲巣・十三代横綱鬼面山谷五郎生誕地＞左が美濃街道。1826誕生。石運び人足。26歳初土俵。「鬼面山谷五郎」で徳島藩抱え力士。松江、薩摩と鞍替え。明治最初の横綱になったのは43歳。1年後引退。翌年死去。
＜養老駅前・鷲巣白石道＞1913年（大正2年） 旧養老鉄道終着駅として開業。現駅舎は、1919年（大正8年）に改築の擬洋風建築の影響。
＜養老駅前・孝子源丞内＞元正天皇（天武天皇の子・草壁皇子長女）美濃国行幸。当耆郡多度山の泉水で健康回復。717年「霊亀」から「養老」に改元。山地東麓の滝が泉に比定「養老の滝」と称す。以前は「多芸山」と呼ばれた山が養老山に。この時期日本書紀720年完成。
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＜養老駅前・孝子源丞内＞元正天皇（天武天皇の子・草壁皇子長女）美濃国行幸。当耆郡多度山の泉水で健康回復。717年「霊亀」から「養老」に改元。山地東麓の滝が泉に比定「養老の滝」と称す。以前は「多芸山」と呼ばれた山が養老山に。この時期日本書紀720年完成。
＜行基寺＞養老山地の標高100m辺りの山麓には古墳が点在。古代〜壬申期にはそれらの前には今は濃尾平野となっている伊勢湾が広がり海岸線が続く。垂井・赤坂・岐阜・犬山・小牧・熱田なども海に面していた可能性。
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＜行基寺＞養老山地の標高100m辺りの山麓には古墳が点在。古代〜壬申期にはそれらの前には今は濃尾平野となっている伊勢湾が広がり海岸線が続く。垂井・赤坂・岐阜・犬山・小牧・熱田なども海に面していた可能性。
＜行基寺＞豪族や人々は陸路と共に海水路で戦闘、交易や移動。島々や尾張・美濃に舟で行き来していた。畿内政権と密接な関係をもち、政治的影響力をもつ豪族もいたよう。美濃・尾張の大型古墳や国府や国分寺の位置。
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＜行基寺＞豪族や人々は陸路と共に海水路で戦闘、交易や移動。島々や尾張・美濃に舟で行き来していた。畿内政権と密接な関係をもち、政治的影響力をもつ豪族もいたよう。美濃・尾張の大型古墳や国府や国分寺の位置。
＜行基寺＞壬申の乱開始前の噂話。「大友側が美濃・尾張で天智陵建設資材や人足を集める口実で大海人皇子討伐準備計画」
＜行基寺＞6月22日大海人皇子は村国男依らに指令。「美濃へ行き美濃国安八磨郡湯沐令・多品治に伝達。美濃兵三千挙兵。一刻も早く不破関を封鎖。」
＜行基寺＞27日先行の高市皇子が桑名の大海人皇子に使い「ご在所が遠すぎる。もっと近いところに」。即日、不破郡家入り。尾張国司が2万の兵を率いて合流。
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＜行基寺＞27日先行の高市皇子が桑名の大海人皇子に使い「ご在所が遠すぎる。もっと近いところに」。即日、不破郡家入り。尾張国司が2万の兵を率いて合流。
＜行基寺＞美濃・湯沐邑（ゆのむら）は大海人皇子の私領地。大垣，安八郡から養老郡にかけての一帯？太安万侶の父？多品治（おおのほむじ）が統括。場所はどこ？もっと北？
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＜行基寺＞美濃・湯沐邑（ゆのむら）は大海人皇子の私領地。大垣，安八郡から養老郡にかけての一帯？太安万侶の父？多品治（おおのほむじ）が統括。場所はどこ？もっと北？
＜行基寺＞桑名〜不破。この間記録無。どの道を通り、どこに立ち寄ったか一切不明。馬で養老山麓通過？渡船で海川上る？距離は約40�劼世�ら、馬なら所要4時間。
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＜行基寺＞桑名〜不破。この間記録無。どの道を通り、どこに立ち寄ったか一切不明。馬で養老山麓通過？渡船で海川上る？距離は約40�劼世�ら、馬なら所要4時間。
感想
養老山地沿いの美濃街道（伊勢東街道）を多度から養老まで歩く。天気が良すぎて春を実感した。養老山地と木曽三川が造った場所に人間の歴史が積み重なり興味深い。壬申の乱の背景となる重要地域であるが、直接的な記録や記述はない。歴史とはそんなものだろう。
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