トムラウシ山


- GPS
- 06:54
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,560m
- 下り
- 1,536m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 6:50
天候 | 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・渡渉まだまだ問題なし。 ・冬尾根は藪も無く快適で自由にトレースを刻める。 ・トムラウシ公園は岩の露出が多く無雪期に近い光景だった。 ・山体の北面には例年通りしっかりと雪が付いており岩の露出は少ない。 |
写真
感想
記録的な少雪といいながらも今シーズンは羊蹄を始めとして愛別岳、天塩岳、ニペソツ山、暑寒別岳となんだかんだ例年になく沢山のビックマウンテン系に登れている。しかしパクが来た時に一緒に行けなかったトム様に登ってないのが心残りだった…が厳冬期最終日にbig dayが来るじゃねぇか!これはもう行くしかない。
冬季のトムラウシはこれで4度目となるが夏道2回、天人峡1回と冬尾根から登った事が無いので、このメジャールートからトムを目指すことにした。
車の温度計は-20℃を指しているが極寒ということはthe dayが約束されているのだろう。
満点の星空を眺めながら出発するとガッチリとトレースが付いていた。
今や冬のトムにも沢山の人が登っているんだなぁと思いながらトレースを拝借し、尾根に取り付く急登を登り切ると体も温まりウォームアップ完了。
しかしトレースは平尾根を右に左にと蛇行し始めたので、外れて1ミリも曲がらない様に一直線のラインを刻む。暗闇で曲がらない様に線を引くにはそれなりのスキルが必要だ、が帰りは飛ばしてたのでミスってそっちのトレースに乗っちまったけど(笑)
長い長い冬尾根を登り切りカムイサンケナイに到着すると、やっと周囲が明るくなってきた。ここの大トラバースは初めてなので心配だったが大した斜度ではないのでバッチリ同コンタのラインを引けて杞憂だった。
上を見上げるとピンクってるので心臓が飛び出すくらいの全力で1898の肩へ駆け上がりトムとご対面。淡いモルゲンに染まるトムは筆舌しがたい美しさだった。
トムラウシ公園周辺は例年になく岩岩だが僅かな雪を拾い板のまま真っ直ぐ進んで山体に取り付く。どこで担ぐかなぁと考えながら淡々と登るが、今季はボレーちゃんを付けてタカと直登合戦を繰り広げてきてスキルが上がったのか、気づいたら板のままピークに立っていた。
北海道の殆どが山が見えるドピーカン。やっぱり冬のトムからの景色は格別で最高だ。思い出は心に刻み、沢山の写真を撮ったら名残惜しいが帰ろう。
ピークから少しだけ下った所でテイクオフ。ボコボコ岩のシュカブラを粉砕しながら山体を滑り、僅かな雪を繋いで1890肩手前まで頑張ってきたが、どうしても避けられない岩地帯があったので50m程板を持って乗っ越した。
帰路はカムイサンケナイの上部からのエントリーで、それなりの斜度があるのにパックされた雪が無駄に乗っており、単独なので慎重に滑り無事トレースに合流。冬尾根まで戻り大休憩したらブッ飛ばして一気に車まで戻ってきた。
7時間かからず往復できたので、やはりメジャールートだけあり1番イージーで効率が良い。単純に冬季のトムのピークを踏むのが目的なら冬尾根ルート択一だろう。
今日は好条件なので誰か来るかと思っていたが僕しか登っていなかった。the dayのなかビッグトムを贅沢に貸し切りで楽しみ大満足の山行となりました。
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