越後駒ヶ岳(いちおう厳冬期の大湯から)
- GPS
- 11:53
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,784m
- 下り
- 1,790m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道は斜度がなく往路・復路ともに歩き。 小倉尾根はスキーを外さず滑っておりたが、雪の量はぎりぎり。 |
その他周辺情報 | 下山後はどこにも寄らず直帰。 |
写真
感想
すでに春の様相の閏日に大湯から越後駒ヶ岳を目指した。
大湯を4時に出発。すぐに大湯スノーシェッドがありスキーを外す。駒ノ湯温泉までの途中、山からの雪解け水が林道へ大量に流れ込んでいる所が1箇所あり、もう一度スキーを外す。出発から1時間ほどで駒ノ湯温泉に到着したが林道歩きはえらく長く感じた。
吊橋の床板は端の一枚を残して外されている。スキーとストックをザックに取り付け、ワイヤーにしがみつきながら吊橋を揺らさないよう、そおっと一歩一歩進む。川面は見えず轟々と流れる水の音が恐怖を増幅させる。吊橋でほんと引き返そうかと思った。
最初の尾根への取り付きに藪は少なくこのまま楽勝かと思いきや、小倉尾根の登山道に雪は少なく、登山道の大きな段差で4回ほど片足のスキーを外してよじ登った。
今日は晴れる予報だが、9時ごろまでは雲がどんよりと空を覆っていて、モチベーションも上がらない。小倉山を巻き終わる頃にはいつの間にか空は晴れ渡り、どーんと越後駒ヶ岳が姿を現した。いっきにモチベーションが上がる。真っ白い広い尾根を気持ちよく登るが頂きは遠い。左手には荒沢岳も見える。駒ノ小屋手前の急斜面を登り切れば頂上は近い。小さな雪庇を乗り越えると初めて八海山が見えた。これまでほぼ無風だったが稜線にでると多少は風がある。頂上の猿田彦は雪に埋もれていた。写真を一通り撮っていざ滑走。あっという間に小倉山まで降りる。何度も振り返って越後駒ヶ岳の雄姿を眺める。楽しい時間は一瞬だ。
小倉山からの最初の斜面は気持ち良かった滑りが、小倉尾根の細尾根に乗ってからは修行の滑りとなる。所々の小さなオープンバーンではストップスノー。足が売り切れていることと雪が重いのとで小回りターンが思うようにできず、1ターンか2ターンしては止まって、木にぶつからないよう慎重に下る。駒ノ湯温泉の建物が見えたらほっとした。吊橋は日中でも怖い。怖くて下は見れない。吊橋を渡り終えれば1時間の林道歩きで終了。今日は往復とも誰にも会わず、越後駒ヶ岳を完全独り占めだった。
コメント
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大湯温泉から越駒の往復ですか!?距離21.4km、標高差1870mはかなりきつい部類かと思います。それをソロでさらりとやってしまうところがNTSさんの凄さです。
自分も50代後半に入ってしまいましたが、還暦を迎えたDr.早川や70になった相棒のWさんを見習って、まだまだチャレンジャーでいたいと思います。
1日完全貸し切りの大湯からの越駒BC、どうもお疲れ様でした。
hareharawaiより
さらりとという感じではなく、ヘロヘロになりながらの下山でした(笑)天気に恵まれたのが良かったです。
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