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Yamareco

記録ID: 224989
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無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

晩秋の谷川岳(蓬峠より縦走)

1987年11月01日(日) 〜 1987年11月02日(月)
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GPS
27:10
距離
18.8km
登り
1,728m
下り
1,190m

コースタイム

11/1 10:50谷川ロープウエー口−11:40-12:10一ノ倉沢出合−14:00白樺尾根登り口−16:20蓬峠(泊)
11/2 6:50蓬峠−7:40武能岳−9:30茂倉岳−9:50一ノ倉岳−11:00谷川岳−13:30天神平ロープウエイ駅
天候 11/1 晴れ(夕方より曇り)
11/2 雨、霧
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
[行き]新居浜ー(JR)−高松ー(フェリー)−宇野ー(JR夜行特急)−東京ー(新幹線)−上毛高原−(バス)−谷川ロープウエー口
[帰り]天神平ー(ロープウエー)−谷川ロープウエー口ー(バス)−水上ー(JR)−東京ー(新幹線)−大阪ー(夜行フェリー)−新居浜
コース状況/
危険箇所等
蓬峠から谷川岳の縦走路は、道ははっきりしていて、霧の中でも不安なく進めた。

感想

【山行No 112】

(※ この山行ではカメラの不調により、残念ながら写真が残っていません)

※ 長らく気になっていながら、東京よりも遠い上越地方の名峰、
  谷川岳に行く機会がなかったが、11月の連休を利用して行ってみることにした。

10月31日(土)
・新居浜を午後のJRで出て高松に行き、高松からは宇高連絡船で岡山側の宇野駅へ、
 そこから、初めて乗る夜行特急「瀬戸」号にて東京へと向かう。
(瀬戸大橋が開通したのは1988年。この当時は、四国から本州へ渡るのは、
 高松からの宇高連絡船を使うのが標準的なコースだった)

11月1日(日)
・東京に朝到着、上野へと移動し(当時、上越新幹線は上野駅が始発だった)、
 上越新幹線で上毛高原駅へ、そこからバスで谷川岳の登山口へと向かう。
 関東平野一帯は雲が低く垂れこめていたが、この付近から見ると
 上越国境は青空が広がっており、谷川岳の双耳峰がこじんまりと見えていた。

10:10-50 谷川岳ロープウエ―口
 ・休日とあって、ロープウエー乗り場には驚くほどの長い行列ができている。
  今日のコースははっきり決めてなかったが、ここで蓬ヒュッテに電話すると、
  営業しているとのことなので、今日は湯檜曽谷を詰めて蓬峠まで行くことにする。
  行列を横目で眺めながら、一ノ倉沢へと続く旧道を歩き始める。
11:40-12:10 一ノ倉沢出合
 ・ちょうど日差しは斜光となっていて、半分陰った一ノ倉沢の上部岩壁が、はるかに高く感じられる。
  写真で何度も眺めた風景を改めて眼前にし、なかなか雄大な風景だ。
  ひんやりとした晩秋の岩肌の冷たささえ感じられる。
 ・ここまでは、小中学生が、遠足なのか?団体で大勢来ており、がやがやと騒々しい。
 ・ここから先は、そのまま幽の沢へと続く旧道を進んでみるが、途中で道が不明瞭となったので、
  地図に従い、いったん湯檜曽川へと下る。
12:50 湯檜曽川出合
 ・ここから沢沿いに登山道が谷の奥へと続いている。
  沢沿いの道は静かな紅葉の散歩道。
  まだ午後は早いのに、空が青いせいか、なんだか夕方のような雰囲気だ。
14:00-10 白樺尾根入口
 ・谷を詰めてゆくと、尾根への登り口に着いた。
 ・結構な急な道をラジオを聞きながら、黙々と登ってゆく。
  とすると、さっきまでは雲一つない青空が広がっていたのに、一ノ倉沢の裏側
  から雲が湧き出したな、と思っているうちに、たちまち稜線は雲に覆われてしまった。
15:20 避難小屋
 ・稜線に近いところに出たが、霧が出てこの付近はモノクロームの世界が広がっている。
  道も笹の中で少し解りにくく、ちょっと心細い道が続く。

16:20 蓬峠(蓬ヒュッテ)着
 ・稜線はガスが濃くて、直線までヒュッテが見えないほどだった。
  ようやく夕暮れ前に小屋に到着できて一安心。
 ・蓬ヒュッテはかなりこじんまりした小屋。今日の宿泊客は7名。
  炬燵があり、同宿の人から勧められたお酒を少し飲む。
 ・夜は、外を吹き渡る風の音と、宿泊客の歯ぎしりがうるさく、なかなか寝付けなかった。

11月2日(月)
 ・朝起きて外を見ると、まだ雨こそ降ってはいないが、濃い霧が立ち込めており、
  ラジオで聞く天気予報も悪天を告げていることから、そのまま下山する人もいる。
  自分は、とりあえず目標の谷川岳山頂までは行こうと思い、縦走することに決定。
  水場は峠から少し下ったところにあり、往復に少し時間を取られた。

6:50 蓬峠発
 ・出発すると、すぐに雨模様となった。雨合羽を着て進む。
7:40-50 武能岳
 ・雨はしばらすると止んで、この付近では、一時的にガスが切れ、湯檜曽谷側が少し見えた。
  標高1000〜1500m付近に低い雲海があり、上空も灰色の雲に覆われている。
 ・次のピーク、茂倉岳への登りにかかると、再び霧の中の登高となった。
9:30 茂倉岳
 ・再び少し展望があり、一ノ倉岳から、谷川岳、万太郎山、仙の倉岳あたりの長い稜線が見えた。
  しかしだんだんと風が出てきて、ゴアの雨具を着ていても少し寒い。
9:50-10:00 一ノ倉岳
 ・今日初めての対向者と出会う。天気が悪いので縦走している人も少ない。
 ・この付近、本来は東の一ノ倉沢方向に岩壁が切り立っているはずだが、
  霧が濃くて視界もなく、切り立った稜線を歩いているという実感があまりない。

11:00 谷川岳山頂(オキノ耳;標高=1977m)
 ・ようやく霧の中、目的の山頂に着けた。しかし天気が悪いので感動は少ない。
  山頂に着いた頃から再び雨模様となった。
  トマの耳は割愛し、肩の小屋に直接下る。

11:15-50 肩の小屋
 ・今日はここで泊まることにしてもいいかな?と思っていたが、
  中はうすら寒い様子で、ちょっと泊まる気持ちが起きなかった。
  ロープウエーで下山することに決める。
 ・谷川岳からの下りは、雨と霧の中、黙々と下るのみ。
12:40-50 熊穴沢避難小屋
 ・ここで登りの人に会う。少し話を交わすと、谷川岳登山 千回を目標としているとのことで、
  今回は231回目とのこと。
  ちょっと変わった雰囲気の人で、ラジカセを大きな音でかけて、避難小屋の中で一人カラオケをされていた。

13:30-50 天神平ロープウエー駅
 ・ロープウエーで下山する。
14:00 ロープウエー麓駅
 ・雨と霧の中の、あまり面白みのない縦走ではあったが、とりあえず無事に縦走できて、ほっとした。

 ・今日中に四国に帰るのは時間的に難しいし、明日まで連休はあるので、
  近くの宿に泊まることにした。まずは土合山の家に電話をかけてみるが、
  電話の応対の声がなんだか無愛想なので、止めにして、ロープウエー駅近くに見かけた、
  ペンション「湯吹きの滝」というところに泊まることにした。
  割と漢字の良いペンションで、お風呂もあるし、食事も美味しかった。
 (注;このペンションは、バス道路沿いに立っていたが、2012年現在は営業していない)

11月3日(火)
 ・今日は悔しいほど上天気になっている。
  午前中、一ノ倉沢出合まで再び散歩に出かけて写真を撮る。
 ・その後はバスで水上駅へ出て、JRで東京へ、東京で少しぶらぶらした後、
  新幹線で大阪に向かい、大阪からは、いつものように夜行フェリーで四国への帰路に着いた。

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