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Yamareco

記録ID: 227797
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

【富士山:(富士吉田)】 荒天により本八合目より撤退

2011年08月30日(火) 〜 2011年08月31日(水)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
22:30
距離
10.1km
登り
1,157m
下り
1,153m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
2日目
山行
1:17
休憩
0:00
合計
1:17
9:43
77
宿泊地
11:00
0
宿泊地
11:00
ゴール地点
3日目
山行
2:06
休憩
0:13
合計
2:19
10:02
13
10:49
10:50
2
10:52
10:52
8
11:00
11:00
6
11:06
11:06
7
11:13
11:14
6
11:20
11:27
1
11:28
11:29
16
11:45
11:45
2
11:47
11:48
8
11:56
11:58
23
12:21
4日目
山行
6:22
休憩
0:28
合計
6:50
3:36
7
3:43
3:43
9
9:24
9:24
31
10:08
10:08
18
【一日目】7:00 新宿駅西口(工学院前)‐中央道河口湖‐スバルライン‐
    富士吉田5合目‐18:00 本8合目・山小屋(富士山ホテル)泊

【二日目】6:00 本8合目・山小屋‐9:40 富士吉田5合目 12:00‐スバルライン‐
    13:00「ふじやま温泉」14:30‐中央道河口湖‐17:00 新宿駅西口
天候 晴れ→曇り→霧→強風→嵐→晴れ→曇り→小雨
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
往復ツアーバスを利用(新宿―富士吉田5合目)
(サンシャインツアー) http://www.sunshinetour.co.jp/fuji/
吉田口5合目
2011年08月30日 10:58撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/30 10:58
吉田口5合目
集合
2011年08月30日 11:35撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/30 11:35
集合
2011年08月30日 11:36撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/30 11:36
左:添乗員のヤっさん
右:ガイドのゲンちゃん
2011年08月30日 11:40撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/30 11:40
左:添乗員のヤっさん
右:ガイドのゲンちゃん
2011年08月30日 12:11撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/30 12:11
山中湖
2011年08月30日 13:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/30 13:47
山中湖
2011年08月30日 13:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/30 13:47
2011年08月30日 14:15撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/30 14:15
2011年08月30日 14:15撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/30 14:15
2011年08月30日 15:05撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/30 15:05
ガスってきたので
雨具を着用
2011年08月30日 17:42撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/30 17:42
ガスってきたので
雨具を着用
富士山ホテルの夕食
2011年08月30日 18:19撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/30 18:19
富士山ホテルの夕食
2011年08月31日 05:13撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/31 5:13
2011年08月31日 05:16撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/31 5:16
2011年08月31日 05:16撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/31 5:16
2011年08月31日 05:17撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/31 5:17
2011年08月31日 05:18撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/31 5:18
本八合目のご来光
2011年08月31日 05:19撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/31 5:19
本八合目のご来光
2011年08月31日 05:22撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/31 5:22
雲海
2011年08月31日 05:38撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/31 5:38
雲海
雲海
2011年08月31日 05:39撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/31 5:39
雲海
2011年08月31日 06:55撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/31 6:55
2011年08月31日 07:01撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/31 7:01
2011年08月31日 08:23撮影 by  PENTAX Optio WG-1 GPS, PENTAX
8/31 8:23

感想

富士山にまつわる「一度も登らぬ馬鹿に二度登る馬鹿」とかいう諺があるとか。
ならば一度はチャレンジ!、ということで富士登山を実行することにした。

富士登山準備として、シューズ・ザック・雨具・ストックなどを買い揃え、
その度に各ショップでもいろいろと富士登山情報、レクチャーを受けた。

重荷を背負っての高尾山−陣馬山縦走を始め、
連続して近隣の日帰り山行をトレーニングとして行った。

富士山までのアプローチとしては、ショップなどの登山ベテラン店主の話によると、
「頂上でご来光を!」といことにこだわらなければマイペースで大丈夫との
アドバイスは貰っていていたが、全くの初心者が個人で行くのも心もとないので、
結局、山小屋一泊二食+帰りの温泉付き往復バスパックツアーに申し込んだ。

日程は、お盆休みの混雑は避けるつもりでいたところ、
直前に研究会出張なども入ってしまったため、8月の月末となった。

台風が来ていたため、ツアー決行が微妙そうだったのだが、
沖縄周辺で何日も停滞していたため、関東周辺への影響は遅れる
ということで、予定通りの出発となった。

出発は、午前7:00時発の新宿南口の工学院大学前からのツアーバス、
集合時間前に行ってみると、いろいろな行き先のバスが並んでいて、
大勢の人でごった返していた。

自分たちが申し込んだツアー会社の受付がなかなか見つからなかったが、
大手のツアー会社の共同企画だったらしく、最初に尋ねた富士山行き受付で、
自分たちのエントリーも確認出来、ただちにバスに乗り込んだ。

富士山行は2台編成で、自分たちのバスは、グループ、個人、参加状況は
いろいろで合計30名前後、それに中年の男性添乗員が付いた。
この方がズーっと一緒の行動となり、のちに皆から「ヤッさん」と
呼ばれていた。

車内で、行程や非常時の説明があり、毎回、高山病等で何人かが
リタイヤされる話で、改めて「富士山」を意識して気を引き締めた。

吉田口の5合目(標高2,305m)に到着後、一度解散になり、各自で昼食、
身支度をして一時間後に広場に集合となった。

集合時間の正午は、夏の白い雲が多めに広がっていたが青空であった。
バスの中で顔見知りなった人たちも徐々に広場の中央いる
添乗員のヤッさんを中心にほぼ全員集まっていた。

そこへ富士登山ガイドの「ゲンちゃん」が登場、かなり有名な方らしい。
ツアーメンバーの中に2〜3人のグループで来ている山ガールが何組か
居たのだが、そのうちのひと組がリピーターで顔見知りの様子。

ゲンちゃんの指示のもと、点呼が始まり、単独参加の方々も含めて
グループ分けを行い、登山行程の流れと諸注意、そして準備体操を行った。
この時間も高山病予防のための時間となっていた。

このゲンちゃんチームには、仕事の関係で来日しているフランス人の
若者のグループ、囲碁留学で来日している中国や台湾からの少年のグループ、
OL風の山ガールグループ、若いカップル、姉妹、中年の山友グループ、
単独参加の男女と総勢で約30名、我々夫妻がおそらく最年長であった。

ゲンちゃんを先頭に、しんがりをヤっさんした縦列編成、
先ずは15分ほどの下り、自己紹介などの話をしながら、のんびり歩き始める。
登りの山道に入って最初の小休止、靴紐や服装、ザックのチェックを
するようにとの指示、同時に我々夫妻が先頭のゲンちゃんの
直ぐ後ろに付くようにと指示される。

どうやら、我々がペースメーカーとなったようだ。

フランス人の男女の若者は足も長く、トレランの様な出立ちの人も居て、
とにかく歩くのが速い、ほかの若者も皆、体力充分の様に見える。
ゲンちゃんは「高山病に気を付けて、ゆっくり行きましょう、
18時には全員で8合目の山小屋でハンバーグカレーを頂きましょう!」と
全員に対してエールを発してくれた。

ガイドのゲンちゃんは、何でも80過ぎた老女を
富士山頂までエスコートした実績があるそうだ。
確かに具合の悪くなる人や脱落者を出すまいという気遣いが随所に伺える。

火山岩と目の粗い顆粒状の火山岩の砂地の短調なコースをジグザグに登り
7合目まで、我々の様子を伺いながら小休止を取りながら進む。
眼下には雲海の中に山中湖が小さく見える、なかなかの眺望である。

フランス人グループがどうしても歩調が合わず、
次の休憩ポイントまで先周りしがちなる。

空気が薄くなって来たので、山小屋を通過するたびに、トイレ休憩。
先程から、雲の流れが少し早くなってきていて、7合目の山小屋を
過ぎるあたりから、雲が通過するたびに風の中に霧雨を感じるようになった。
雨具を着出す人も出てきたので、我々もウィンドブレーカーを出して着た。

あたりも段々薄暗くなってきた。
上方を見上げると8合目の山小屋にランプが点いたのが見える。
未だヘッドライトを点けるほどではない、周囲は未だ充分な明るさである。

18時少し前、雨交じりの強い風となってしまったが、
ちょうど、本8合目の本日の宿「富士山ホテル」、標高3,400mに到着。
到着と同時に、濡れた上着も脱がないうちに食堂に通された。
食卓には、ハンバーグカレーのプレート皿、ミネラルウォター、
デザートの富士山の形をしたカステラ饅頭が人数分セットされてた。

ガイドのゲンちゃんから、
「全員、無事到着おめでとう!、いただきま〜す。」で食事が始まる。

5合目からの標高差、約1,100mを5時間かけてのゆっくりペース、
高山病をかなり心配していたので、本当に良かったと思った。
フランス人のグループや若者たちには少々物足りなかったかも知れない。
「我々のペースに合わせてもらった皆さんのお陰で、
 我々も無事到着できました、ありがとうございました。」と、
席を立ち上がり思わず挨拶をしてしまった。

食事が済んだ順に、朝食の弁当を手渡され、宿坊へ案内された。
明朝の天候により変更も有りうるが、午前2時に起床との指示。
宿坊というよりは、仮眠室といった感じで、
部屋全体が二層構造の大きな二段ベットの様な感じである。

我々は上段を指示され、這い上がると、一人分のスペースは、
寝袋一枚分に、上掛け毛布一枚がセットされたスペース。
ザックは頭上のハリに打ち付けられた釘にひっかける様になっている。
自分のスペースでは着替えもできない、皆、どうしているのだろう。
右隣は若い女性のグループ、益々動きが取り辛い。

結局、一睡も出来ずに1回\200のトイレに4回も立つことなった。
トイレはとても清潔で、明るく広々としていてとても居心地が良い、
張り紙にも「ここで寝ないでください」とあるが、やはり、
そういう人も出てくるのは理解できる。

風雨は台風の影響もあり益々強くなった。
そろそろ2時になるので、起床時間となる。
貫徹のまま、この天候で山頂をアッタクするのはかなり厳しい状況である。

すると、室内は消灯のままの状態で、
「皆さんに悲しいお知らせです、天候の悪化により、このツアーは
 登頂アタックは中止です、午前5時までそのまま待機、
 その後、朝食を食堂で摂ってから下山いたします、残念ですが、
 何卒、ご了承ください・・・・」とガイドさんからのアナウンス。

ここまで来て、とても残念な話だが、実はホッとした気持ちもあり複雑。

その後も眠れずに2時間ほど目を閉じて居たのだが、
山小屋の外壁に横殴りで叩きつける雨音が明け方まで続いていた。

5時少し前になり、ようやく雨音が聞こえなくなったので、
外に出てみると、雨は止んでいて、奇跡的に東の空が赤くなってきた。
一瞬の晴れ間のご来光、実に美しい。
気が付けば、皆、起きだして来て歓声をあげている。
「これだけ見られただけでも登って来て良かったね、ハァ〜」と
若い山ガールの感激の声にならぬ声、いや、自分も本当にそう思い、
しばらく、ボーッとその場で眺めていて時間が経つのを忘れた。

下山は、初日の集合場所に各自のペースで正午までに到着することのこと。
昨夜手渡されてたお弁当を食堂で食べてから、6:00時に出発。

小雨交じりになっていたので、雨具着用で、ザックにもレインカバーを着けた。
モヤっていて眺望も無く、単調な砂混じりのジグザクな下山コースを歩いた。
砂が湿っていて、誇りも立たずに歩き安くなっていたのは幸いだった。

6合目近くになって気温も上がってきたので、雨具を脱ぎ一息。
ここで、ガイドのゲンちゃんを取り巻く山ガール組に追い抜かれた。

結局、5合目まで順調にたどり着き、10時前には着いてしまった。
集合時間までの2時間ほどを土産物屋などを回って、所定の集合時間を待った。

ツアーメンバー全員の無事を確認して、バスに乗り込み、
ツアーのパックとなっている「ふじやま温泉」で汗を流し、
ビールと定食の昼食をとり、しばし寛いだ。

帰路のバス中では言うまでもなく爆睡、気が付いたら新宿に着いていた。

始めての富士山、今回のバスツアー、悪天候で登頂は果たせなく
残念であったが、富士山の雰囲気は充分味わった気がした。
ツアー全体としては、山小屋の宿坊の窮屈さは本当にマイッタが、
内容的は充実していたように思う。

さて、富士山、二度登る馬鹿になってしまうが、
登頂が果たせなかったのだから、来年、またチャレンジするかな。

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