試練と憧れの山!剱岳に挑戦!早月尾根小屋泊



- GPS
- 26:32
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 2,327m
- 下り
- 2,328m
コースタイム
6:22 登山開始
7:10 1000m地点〜7:14
8:26 1400m地点
9:50 2000m地点
10:30 早月小屋〜昼食〜10:59
11:59 2600m地点
12:51 2800m地点
13:38 山頂〜13:54
16:16 早月小屋
4:50 起床
5:45 下山開始
8:54 駐車場
天候 | 22日 晴れ、山頂付近はガス時間長し 23日 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
途中友人を拾うため直接ではないにしろ、やはり富山は遠かった… |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から早月小屋までは基本的に樹林帯です。 幸い直射日光を浴びる時間は少なかったので、体力の消耗は少なくすみました。 1200mくらいまではそんなに急な登りは少なく、平坦な道も多いのですが、 そこから先はどんどんと急坂ばかりで大変でした。 土の坂、木の枝の階段、岩場と多種な場面転換が繰り返されるので飽きがこないのは◎ 小屋から先は、今までの登りに輪をかけて大変にした感じ。 角度、長さともにグレードアップ。 鎖場は思ったほどはなく、個人的には「難所」と感じるほどではなかったです。 難所と感じなくても、大変だったと思った感は過去最高レベルでした。 山頂からの下り、登りよりも遥かに慎重さを要します。 |
写真
感想
剱岳に行きたい!
そう思い続けてきたところに、山と渓谷の「急登ベスト100」特集。
文句なしの1位に選ばれたのがこの剱、早月尾根。
「理屈じゃないんだよ!剱だし!」
この言葉に魅了され、行くなら絶対このコースと決定。
まだ自信がないため、今回は早月小屋にて一泊コースで出発♪
登山口の駐車場に着いたのが午前3時ごろ。
そのころから沢山の人たちがヘッデンで出発。すごいな〜。
朝6:30頃に出発した人たちの方が少なかったですね(^_^;)
試練と憧れの碑を撮影し、いざ!急登に挑戦!
前の週に登った中ノ岳の急登。
こちらもベスト100入りしていたのですが、正直そっちの方が大変でした。
もちろん重い荷物、直射日光という悪い条件が重なっていたからというのが大きな理由なのですが、
それを体験していたせいか、本当に楽に登ることが出来ました。
小屋までの間、立ち止まって休憩したのは精々15分程度。
1000mを境に、200mおきに看板があります。
どうやらこれは正確な標高には立っていないようなことは、
山と高原地図を見ても一目瞭然。高度計とも合っていません。
ですがいい目安になることは間違いないので「あと○○m!」とがんばれました♪
小屋に到着し、受付を済ませます。
必要ない荷物を置いて、山頂に行きたいことを告げるとあからさまに苦い顔…
「この時間からは普通は行かせないんだけど…」
と言われてしまいました。
なんとか行かせてほしいと頼んだところ、ここまでの時間をかってくれ、
16時までに戻ってこれる自信があるのなら行ってきなさい!と♪
昼食を取り、軽くなった荷物で再出発!
しかし、ここから先が本当の「急登ベスト1」の本領発揮でした。
まあくたびれるくたびれる…(^_^;)
登っても登っても急な坂のオンパレード。
下山してくる方達にも「あとどれくらいですかね〜?」と聞いて回ってしまいました。
返ってくる言葉は常に想像よりもがっかりするタイム…
足は上がらない、息は切れる、あたりはガスでマッシロ。
しかも山頂には別ルートからの人が凄い数になってしまい、ごったがえしているそう…
幸いなことに、今まで教えてくれた下山者の足と、自分の足とに差があったらしく、
ふと、本当に「ふと」気がつくと山頂にたどり着きました。
山頂には自分たちを除くと2人しかおらず、想像していた山頂のイメージと違いすぎたのも原因。
登りきった瞬間、あたり一面真っ白だったのが一気に晴れます!
晴れ男だって本領を発揮しますよ〜!
遠くまで見渡せる最高の瞬間、うまいことここに立てて本当にラッキー!
何枚も何枚も写真を撮り、いつまでも眺めていたい絶景を胸に刻み込みます。
が!
16時までに帰らないと怒られる〜〜!と気持ちを切り替え下山w
下り始めるとすぐにまた真っ白なガスに飲み込まれました。
怒られる怖さよりは、怪我をする怖さの方が遥かに大きいので、時間は気にせず慎重に下りました。
16時を少し過ぎた下山を、親爺さんはニコニコ顔で「よく無事で帰ってきたね♪」と迎えてくれたのは嬉しかったです(*^_^*)
初めての有人小屋泊。
勝手がなかなかわからず戸惑いましたが、スタッフ一同気持ちよく教えてくれたので助かりました。
布団も一人ひと組はいきわたっている様子、ゆっくりしたスペース。
談話室で盛り上がっている様子にも憧れたのですが、疲れていたため静かに休憩。
外に出ると、フリースを着ていても寒いほど、中にはダウンを着てる人もいます。
剱御前の方向に真っ赤な真っ赤な夕日が沈んでいく様をいつまでも眺めていました。
雲の流れも止まっているようで動いているようで、なにか昔の映画の中に飛び込んでしまったような錯覚。
第2班の食事の時間、暖かいご飯とお味噌汁だけで本当に幸せ。
あつーいお茶をのんで満足。そして早めの就寝。
翌朝、雨がザーザー。
残念ながら泊り客のほとんどが本日山頂アタック予定だったため、無念の下山となりました。
親父さんに「またおいでね!」と心温まるお見送りを受け、下山です。
ぬかるんだ急な坂。慌てず焦らずじっくり行けば問題なしです。
200mの看板ごとに一口ずつ水を飲み、早々と下山。
レストハウスにて500円のバッジを買い、街までおりた「アルプスの湯」にて2日分の疲れと汚れを落としさっぱり!
試練と憧れの山。
またいつか必ず訪れるでしょう!
ありがとう!早月小屋の皆様(^O^)/
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