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Yamareco

記録ID: 228071
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

笠取山

2012年09月25日(火) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 埼玉県 山梨県
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GPS
--:--
距離
10.6km
登り
827m
下り
823m

コースタイム

作場平口10:05 → 一休坂分岐10:34 → 一休坂10:47 → 笠取小屋11:45 → 雁峠分岐12:00 → 笠取山山頂(山梨側)12:25 → 笠取山山頂(埼玉側)12:34(下山開始13:17) → 水干尾根13:30 → 水干13:37 → 水干尾根13:50 → シラベ尾根14:05 → 黒槐尾根14:22 → 馬止15:06 → 中島川口15:19 → 作場平口15:54
天候 曇りのち雨のち晴れ。
登頂の前後約1時間は強い霧雨に見舞われた。
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 作場平登山口に無料の駐車スペース(約30台分)あり。
コース状況/
危険箇所等
特に危険な場所はありませんでした。
<作場平口>
無料の駐車スペースとバイオトイレがあります。
2012年09月25日 10:05撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 10:05
<作場平口>
無料の駐車スペースとバイオトイレがあります。
緩やかな道。
2012年09月25日 10:06撮影 by  DSC-W530, SONY
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9/25 10:06
緩やかな道。
木橋。
2012年09月25日 10:24撮影 by  DSC-W530, SONY
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9/25 10:24
木橋。
水源地だけあって橋が多い。
2012年09月25日 11:20撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 11:20
水源地だけあって橋が多い。
白いヤスデが大発生!
2012年09月25日 11:22撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 11:22
白いヤスデが大発生!
何度も川を渡ります。
2012年09月25日 11:23撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 11:23
何度も川を渡ります。
苔に覆い尽くされた岩。
2012年09月25日 11:26撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 11:26
苔に覆い尽くされた岩。
笠取小屋直下の水場。
水には事欠かきません。
2012年09月25日 11:39撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 11:39
笠取小屋直下の水場。
水には事欠かきません。
苔に覆われた丸い巨石から幼木が生えていた。
ひょっこりひょうたん島のようだった。
2012年09月25日 11:40撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 11:40
苔に覆われた丸い巨石から幼木が生えていた。
ひょっこりひょうたん島のようだった。
スギゴケ、ヤマゴケ、知らないコケ・・・。
2012年09月25日 11:43撮影 by  DSC-W530, SONY
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9/25 11:43
スギゴケ、ヤマゴケ、知らないコケ・・・。
<笠取小屋>
山頂は狭い岩場なのでここで昼食を済ませたほうが良かったと下山後の今にして思う。
2012年09月25日 11:45撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 11:45
<笠取小屋>
山頂は狭い岩場なのでここで昼食を済ませたほうが良かったと下山後の今にして思う。
<雁峠分岐>
ガスってきましたorz
2012年09月25日 12:00撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 12:00
<雁峠分岐>
ガスってきましたorz
<小さな分水嶺>
感動がジワジワくる。
2012年09月25日 12:03撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 12:03
<小さな分水嶺>
感動がジワジワくる。
山頂を直前にして天候が悪化。それまでが楽過ぎた分、最後の急登は厳しいものになりました。
2012年09月25日 12:13撮影 by  DSC-W530, SONY
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9/25 12:13
山頂を直前にして天候が悪化。それまでが楽過ぎた分、最後の急登は厳しいものになりました。
<笠取山山頂?(山梨側)>
県内で百名山を選定できるとはさすが山梨県。
2012年09月25日 12:25撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 12:25
<笠取山山頂?(山梨側)>
県内で百名山を選定できるとはさすが山梨県。
<笠取山山頂(埼玉側)>
実はこちらが本物の山頂。木陰で風雨を凌ぎながらの昼食涙目決行orz
2012年09月25日 12:34撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 12:34
<笠取山山頂(埼玉側)>
実はこちらが本物の山頂。木陰で風雨を凌ぎながらの昼食涙目決行orz
尾根づたいの道から水干に下りていく分岐点の表示はややわかりづらい。
2012年09月25日 13:25撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 13:25
尾根づたいの道から水干に下りていく分岐点の表示はややわかりづらい。
<水干>
東京湾から138km。多摩川の源頭。
2012年09月25日 13:34撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 13:34
<水干>
東京湾から138km。多摩川の源頭。
週末の雨と今日の雨のおかげか、「最初の一滴」もバッチリ見えました。
2012年09月25日 13:38撮影 by  DSC-W530, SONY
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9/25 13:38
週末の雨と今日の雨のおかげか、「最初の一滴」もバッチリ見えました。
最初の一滴が滲み出す巨大な岩盤の上には石版に彫られた「水神社」の文字。合掌。
2012年09月25日 13:41撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 13:41
最初の一滴が滲み出す巨大な岩盤の上には石版に彫られた「水神社」の文字。合掌。
ここから東京湾へ向かって「最初の一歩」。
2012年09月25日 13:44撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 13:44
ここから東京湾へ向かって「最初の一歩」。
ほぼすべての登山ルートを網羅する苔のプロムナード。
2012年09月25日 14:08撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 14:08
ほぼすべての登山ルートを網羅する苔のプロムナード。
鳥小屋は数あれど、使われている形跡はあまりなし。
2012年09月25日 14:28撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 14:28
鳥小屋は数あれど、使われている形跡はあまりなし。
キノコ類もナメタケなど食べられそうなものから怪しいものまで数多く分布していました。
2012年09月25日 14:52撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 14:52
キノコ類もナメタケなど食べられそうなものから怪しいものまで数多く分布していました。
クマが樹皮を剥いで樹液を貪った跡ではないかと思われる爪痕(同行者談)。
2012年09月25日 14:59撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 14:59
クマが樹皮を剥いで樹液を貪った跡ではないかと思われる爪痕(同行者談)。
最後は杉林を抜けていく緩やかな下り。
2012年09月25日 15:07撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 15:07
最後は杉林を抜けていく緩やかな下り。
<中島川口>
ここから林道を歩いて作場平口まで戻ります。
2012年09月25日 15:23撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 15:23
<中島川口>
ここから林道を歩いて作場平口まで戻ります。
<作場平口>
5時間51分、約15kmの行程でした。
2012年09月25日 15:54撮影 by  DSC-W530, SONY
9/25 15:54
<作場平口>
5時間51分、約15kmの行程でした。
撮影機器:

感想

 この山を目指す者の多くがそうであるように僕も「多摩川最初の一滴」を求めて登山道に入った。
 さすが水源地の山。常にどこからか川のせせらぐ音が聞こえてくる。足元は深い苔に覆われる特異な植生。倒木も切り株も石も何もかもが苔に覆い尽くされている。入山から下山まで苔の姿が視界から消えることはほとんどない。これほど多種多様な苔を見たのは銀閣寺以来だった。
 それとともにやはりその姿が視界から消えることがほとんどなかった白いヤスデ。水のあるところにヤスデあり。原因はわからないがとにかく大量発生していて山頂に至るまで彼らから逃げ切ることはできなかった。
 もちろん水場にも事欠かない。あちこちで清流を目にするものの、そこには群がるヤスデの先約があり、そのたびに水を汲む気を見事消し去ってくれる。それでもヤスデに荒らされていないポイントがたくさんあるので大丈夫。結局笠取小屋直下の水場で昼食用の水を補給した。
 分水嶺を後にし、もう少しで山頂というあたりで急激にガスが立ち込めてきて霧雨はやがて雨に変わった。本来なら今のサッカー日本代表のユニフォームの中心にある赤い一本線のような登山道をその山容に認めることができたはずだがそれも叶わず、このルートで唯一キツい最後の直登は風雨に見舞われた。
 帰りは水干を経由。週末と今日の雨のおかげで念願の最初の一滴を見ることができたが、ここにも群がるヤスデの大群・・・。疫病神なのか守護神なのかよくわからないが、その全身から発せられる不快感がこの水源地の森を合法的に占拠している。生態系の中でヤスデがどういう役割を果たしているのだろうか。
 登山道の各所では鹿の落し物が各所で見られた。黒槐尾根付近で突然甲高い鳴き声が聞こえたかと思うと、深い熊笹の中を駆けていくメスのニホンジカを発見。また、姿は見えなかったがクマの痕跡もあった。
 多摩川最初の一滴を見に行った笠取山だったが、僕の印象は「苔とヤスデの山」となった。特に苔がこれだけ豊かな植生を見せる山は個人的に初めてだったので深い感動を覚えた。是非また好天の日に再挑戦してみたいと思う。今度は雨男を伴わずに。


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コメント

私は雨男ではない。
お疲れ様でした。私は今だかつて雨男と呼ばれたことはありません。 たまたまですよ。 晴れてる時にもう一度リベンジですね。 クマの話は?で語るのかと思いましたが、同行者談と軽く人にフルあたり、流石ですね。
 でも、水の豊かさを感じる事が出来た、いい登山でしたね。 ありがとうございました。
 
2012/9/26 22:09
Re:私は雨男ではない。
嵐を呼ぶ男からコメントを頂戴し歓喜にうち震えております。今度は台風 を一挙に二つも(!)お招きいただきまして、おかげさまで次の週末が不安でしょうがないです。
どうかお手柔らかにお願いいたします。
2012/9/26 22:52
プロフィール画像
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