【八ヶ岳】 阿弥陀岳 南稜と中央稜



- GPS
- 08:32
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,080m
- 下り
- 1,349m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ、風ほとんど無し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【日付】2012年9月22日(土)
【山域】八ヶ岳
【メンバー】3名
【天候】曇り時々晴れ、風ほとんど無し。
【ルート】舟山十字路5:40---6:10林道立場山道線分岐---稜線---6:30旭小屋分岐---8:00立場岳---8:15青ナギ---8:50無名峰---南稜---10:15P3ルンゼ---11:10阿弥陀岳山頂11:40---11:50摩利支天---御小屋尾根分岐---中央稜---13:50広河原沢---沢筋道---14:15林道立場山道線---14:25分岐---14:45舟山十字路
このレポートは一般道ではありません。フリーで登られる方がおみえになるのも事実ですが、ザイル確保があったほうが無難です。
夏山シーズンもそろそろ終わり。北アルプスにでも行こうと考えていたところ、八ヶ岳阿弥陀岳に行こうとお誘いがあり、即、参加希望。赤岳には何度か登ったことがあるが、山頂から向かいに見える険しそうな岩の山にいつか登りたいと思っていた。金曜日、仕事を終えてそのまま集合。中央高速駒ヶ岳SAで食事をし、中央道原SAで仮眠。
朝4時過ぎに起き、登山口、舟山十字路に移動。一般道路から林道に入るが比較的よい道。すでに車が5、6台停まっていた。準備してさっそく出発。ゲートを抜け、緑のきれいなシラビソ樹林の中、立場山林道を歩く。後からきた人が、芝犬を連れて抜いて行った。わんこは伸縮リードの許す限りあちこち跳ねまわってとてもうれしそう。
20分ほど林道を歩くと分岐。右に曲がる。すぐに沢。水は無い。沢を越し、尾根斜面に取付く。阿弥陀岳南稜の尾根尻。かなり急な取付き。10分程度急登すると稜線上にあがった。東に向かう。しばらくは樹林が邪魔をして歩きにくいが、じきに、尾根芯に明確な登山道が続いていく。右側は、延々と電線で柵が付けてあり、立入禁止になっている。違反者は罰金は十万円と何度も書いてある。
道の脇には、ところどころ「境界改」と書かれた木の板が刺してある。毎年、確認しているようで、1年に1枚なのか、1ヶ所に10枚程度刺さっている。たくさん刺さっていることと、板の先端が赤色に塗られていることとが異様に目立つ。これも、尾根道に沿って何ヶ所もある。
少々きつい斜度の尾根芯の道が延々と続く。尾根に乗ったころは青空が見えていたが、だんだん曇ってきた。ガスもかかってきた。斜度がゆるくなりほとんど水平になり、登山道が広くなった場所が立場山山頂。地図は立場岳となっているが、現地の碑は、立場山。展望は無い。
ガレ場を通過し、しばらくで、今度は大きなきれいな斜面。青ナギと言うらしい。斜面に樹林は生えていない。ところどころ生えている草が紅葉し始めていた。南側には権現岳が見える。北側にはこれから登る阿弥陀岳と南稜が見える。
しばらくで、2つ目のピーク無名峰。プレートは無い。少しだけスペースがある。ここで休憩。見える山にガスがかかっているが展望はよい。ひとり単独男性が抜いていった。いよいよ、阿弥陀岳南稜。ここでハーネスを付ける。
岩尾根を進む。無名峰からいったん下る。P1、P2と進む。P2を越えたところで再び休憩。リーダーがザイルを出す。P3の樋と呼ばれるルンゼを登るため、ここで3名ザイルでつながる。P3をまくように西側を進む。いったん少し下降。つきあたりで右に曲がりルンゼを登る。曲がり角にはワイヤーが設置されていた。まわりには、ミネウスユキソウがたくさん咲いていた。
先頭リーダーは、ワイヤーを止めているアンカーにカラビナを掛け、ザイルを通す。2番目が確保。先頭が登り始める。ザイルが伸びきったところで2番目が登り、最後に私がカラビナを回収して登る。最初が少々高さがあり難儀。足場とホールドとを確認しながら先に続いて登る。登るまで、少し待ってもらう。
ルンゼに上がってしまえば、あとは、慎重に移動。真ん中は少々水が流れていて滑るといやなのでなるべく避ける。少し上がったところで、ちょっとした安定した場所で停まる。男女のペアが、フリーで登ってきた。しばらく待って抜いていただく。あとは3人がザイルに縛られた間隔で斜面を慎重に登っていく。25分ほどで稜線の安定した場所に上がる。ザイルをはずす。
再び岩の稜線を上がっていく。振り返ると、今登ってきた南稜が見える。その先には、無名峰、青ナギ、立場山が見える。東には、赤岳が見える。九十九折りの登山道が分かる。よく見ると歩いている人がいる。阿弥陀岳を中岳側から登ってくる人も分かる。大勢いた。
阿弥陀岳頂上に上がる。頂上は結構広い。360度の展望。登山者も大勢いた。ほとんどの人が食事をされていた。我々も休憩。記念写真も写す。
下山は、中央稜。まずは、摩利支天。岩の上に上がる。見晴らしがいい。行者小屋、赤岳鉱泉、赤岳山荘もよく見える。御小屋尾根との分岐から中央稜を下る。激下り。御小屋尾根を登っていく多くの登山者もよく分かる。シラビソ樹林や、シラカバ樹林の中を下り、2時間ほどで沢に出る。沢沿いの道を2度3度渡渉しながら下る。30分弱で、立場山林道に出る。林道も30分程度歩き、舟山十字路、駐車地に戻る。
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