白馬乗鞍岳
- GPS
- 03:38
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 643m
- 下り
- 899m
コースタイム
- 山行
- 2:55
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 3:28
天候 | 晴れ 微風・無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイ山頂駅から天狗原経由して白馬乗鞍岳山頂まで積雪は十分。雪質も堅くい氷は見られず全般的に扱い安かったが、今日は気温が高かったため、時間の経過と共に水気を含み滑らないようになっていた。 |
写真
感想
栂池スキー場の駐車場は6:30頃に到着。さすがに早すぎて、クルマもまばら。食事や準備をして8時前にチケット売り場へ向かうが人の姿はない。以前来た時は列ができていたが、今回は人が少なすぎて驚く。コロナウィルス感染症に由来する自粛のせいだろうか。8時ちょうどにゴンドラが運行開始。20分ほど乗って下車し、スキーで移動してロープウェイに乗る。8:30の始発に乗れた。ロープウェイ内はマスク姿の人多数。ほどなく山頂駅に着き外に出て準備開始。シールを貼り、更に念の為にシールワックスを塗って8:50行動開始。天気は雲は出ているものの良好。実に9年ぶりのスキーでの訪問のため、勝手が分からずトレースに沿って登る。雪は多くスキーをする分には全く問題ない。左手側には白馬の山並みが見えるが、やはり雲が多くてすっきりとは見渡せない。それでも久々に見る真っ白な北アルプスの姿はやはり美しく感動的だった。遠く埼玉から深夜にクルマを飛ばしてきた甲斐があったと言える。あっと言う間に樹林を抜けると天狗原の平原に出る。トレースは真っ直ぐハクノリの斜面に向かっていたが、久々の積雪期訪問なので天狗原の岩場に向かう。そして岩の上に座って小休止する。途中暑くて脱いだジャケットだったが、休憩中はやはり寒さを感じて着る。ここまで人の姿はとても少なく、以前積雪期に訪問した時は、ハクノリの斜面にアリの行列のように人の列ができていたが、今日は人の姿は全く見えない。これは意外だった。大混雑よりは人が少ないほうがいいが。
岩の上で休憩後ハクノリの大斜面の登りに取り掛かる。ここも先行者のトレースを使わせてもらう。9年ぶりで以前はどこをどう登ったか覚えていなかったし、途中の斜度もどうだったか記憶になかったが、雪質が良く凍っていなかったこともあり、シールと途中からはクトーの装着だけで問題なく登れた。山頂付近に至り少し迷走しつつ山頂を目指して10:48にケルンのある山頂に到着。出発から真面目に歩いたら、途中で休憩しても2時間かからず山頂に到着できた。以前来た時もそうだったが、山頂付近は風が常に強いためか、岩が露出していた。それでも無雪期の岩がゴロゴロした登山道よりはすっと歩き易い。風の強さも以前の訪問時と変わらなかったので、ジャケットは寒くて脱げない。山頂付近をシールのまま歩き周囲を眺める。白馬方面は標高の高いところに相変わらず雲が着いていてはっきり見えない。雪倉岳方面は雲が退いて見える時間もあった。今年は花の時期に訪問したいと考えている朝日岳も見えた。手がかじかむ中で写真撮影と観望に少し時間を費やした後、歩いて来た方に戻り始める。後続の便で登ってきたスキーヤーボーダーが見える。それでも以前の訪問時よりも人が少ない気がした。戻りつつ適当なところで板を外して滑る準備を始める。風を避けられるところで休憩できたので、ここで食料と水を減らす。準備完了後、続々と登って来る人達を横目に滑走開始。大斜面の上部は雪質良く、全ても快適。パウダーとはさすがに言えないが、曲がりやすい雪質で助かる。傾斜は思った以上に急だったが、それでもなんとか転ばずに滑り降りる。大斜面下部は硬い雪の上に少し雪が積もっているだけで、ターンの度にガリガリ音がうるさかった。天狗原付近まで降りると傾斜が緩いので止まらぬように進む。帰りはほこらのある岩場には寄らずに直接斜面を降りることに。天狗原の下の斜面も広くて快適だが、雪質はやはり上部とは比べられず、自分の拙い技量では曲がるのが難しくなっていた。気温が上がってきたので雪が重く湿っていたのが主な理由だ。今の時期は仕方のないことだ。なんとか転ばずに快適斜面を降り11:45頃にロープウェイ山頂駅到着。帰りはロープウェイは使用せずゴンドラ駅まで林道を滑る。ここも雪が豊富でスキーで降りるのに何ら問題はなかった。最後に少しゲレンデを滑り12:16にゴンドラ山頂駅に到着。ゲレンデはいい感じにザラメになっていて、なかなか快適だった。今シーズンこれから何度快適なザラメ斜面を滑ることができるだろうか。
無雪期は縦走で何度も通過していた白馬乗鞍岳だけだが、今回9年ぶりにスキーで訪問した。他の地域では、標高の低いところは既に雪がなく、板を担いで登高が必要なところが多いが、ここはゴンドラとロープウェイで楽して標高を稼ぎ、雪質の比較的良い斜面を滑ることができた。しかし埼玉からは遠いのと、登りで楽できる分費用もかかるため、年に1回程度訪問するのがやっとだ。
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