現存3基☆原三角測點〜白髪岩ラッセルの果てに
- GPS
- 07:17
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 971m
- 下り
- 984m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅万葉の里(まんばのさと)を過ぎて、ようらくキャンプ場の看板のあるところを右。県道172号線へ。 右角にエネオススタンドあり。ICから約40km。 御僧尾根登山口までは、狭い区間あるけど、完全舗装。 駐車スペースは、持倉集落の先にあり。 ▼御僧尾根登山口路肩駐車スペース(持倉) すずなみ橋の先の路肩。見た目数台程度。未舗装。無料。出入り自由。 トイレは、登山口に簡易トイレが設置されていたけど、未利用のため詳細不明。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○御僧尾根〜南小太郎山〜白髪山 積雪でよく分かりませんが、整備された登山道と思います。 ○白髪山〜御荷鉾スーパー林道 積雪のため、不明瞭気味。 ○御荷鉾スーパー林道〜白髪岩 山と高原地図では破線ルート。踏み跡は完全に雪の下。 ところどころ、木に赤色のペインティングがしてあったけど、 無関係な枝尾根にもしてあったので、進路は要確認。 すすけたテープが、ちょぼちょぼ付いてるけど、妄信危険。 白髪岩の手前の展望岩へ上がる箇所は、ロープかかってましたけど、 積雪がなければ、特に問題ないと思います。 |
その他周辺情報 | ▼白髪岩バッジ 一応、調べましたけど、無いです。あるわけないです。 造るとしたら、原三角測点の形で造ってもらいたい。 絶対、買うね。¥2000くらいまでなら、出してもいい。 |
写真
感想
明治時代に内務省地理局によって設置された原三角測點(点)は、現在、3基が確認されています。かの有名な雲取山、新潟県の米山、そして、ここ、白髪岩(しらがいわ)。原三角測点は、後に陸軍参謀本部陸地測量部により、現在の三角点に置き換えられてしまったため、原形をとどめて残っているのは、かなり稀有なモノ。特に、白髪岩の原三角測点は、近年までその存在が知られておらず、また、白髪岩自体が好事家好みの山だったこともあってか、手つかずの状態で見つかったそうです。
そそる、、、とにかく、そそる。登高意欲を掻き立てるというか、明治15年からその場に鎮座していらっしゃる原三角点に是非とも挨拶がしたい。140年近くも、ヒトケ乏しい西上州の山奥にひっそりとお隠れあそばされているとは、どんな気分だろうか。浪漫よのー。
というわけで、白髪岩を目指します。が。これだけだと、あっさりし過ぎてるような気がしたので、天空の里、持倉集落の先の御僧尾根登山口から登って、南小太郎山を往復、白髪山、白髪岩と行き、帰りは赤久縄山を経由して、登山口に戻る計画を立ててました。が。前日は土砂降りの大雨。まさか、雪なんて降らないだろと思っていたところ、登山口に近づくにつれて、山は真っ白。どうしよっかなーと思いつつも、あまり深く考えずに登り始める。そして、よりによって西上州で熊鈴を車に忘れる。あはは。取りに戻るのも面倒なので、朗々と詩吟を楽しみながら熊を除けることにする。べん、せい〜い〜〜しゅくしゅく〜う〜〜〜。
西上州の峰々に、魂を震わすソウル・詩吟が響き渡る。熊たちも、さぞかしうっとりと聞き惚れていることだろう。そのすきに登頂だ。そして、ヘッドランプも忘れたことに気づく。いやーまいった。御僧尾根はまだよかった。上御僧の祠を過ぎる辺りから、雪が深くなる。深いトコロで、膝上。南小太郎山は、行くか少し考えたけど、行くことにした。この時点で、かなりラッセルがヤヴァくなっている。先行者は一切なし。分岐まで戻って白髪山。この時点で、赤久縄山に行っていたのでは、日没を迎えるような気がしてきた。戻ろうかとも思ったけども、白髪岩の往復だけなら行けると判断して、突き進む。誰もいません。そりゃそうだ。御荷鉾スーパー林道の先、白髪岩までは、山と高原地図では破線ルート。雪が無ければ、踏み跡があるのか無いのか。運と勘を頼りに白髪岩を目指します。GPSもあったけど。積雪はだいたい膝下から膝上くらいで、深いところで腰上。とにかく、時間がかかって白髪岩山頂。雪が無ければ、スーパー林道から往復で1時間くらいだろうけど。
予定していた赤久縄山への周回は時間切れのため断念しましたけど、積雪があったことで、白髪岩の原三角点探訪は困難を極め(自分的には)、極めて印象深いものとなりました。大大大満足の登山でした。ちなみに、見かけたヒトはゼロでした。
これで、原三角測点のある山には全て登ったのですけども。米山と雲取山の原三角測点は見ていない。登った時は知らなかった。そういうものがあるなんて。だから、また行かないと。特に雲取山はもう一度行くことは無いだろうと思っていたので、行く理由ができて良かったわい。
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