鳥海山
- GPS
- 27:40
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,289m
- 下り
- 1,277m
コースタイム
8:00鉾立−10:00御浜−13:20七五三掛−15:15山頂御室(小屋)
8/12
4:30山頂御室−5:10新山山頂−5:50山頂御室
7:10山頂御室−7:30七高山−8:40文殊岳−9:50鳥海湖−10:20長坂出合−11:40鉾立
天候 | 8/11 晴れ→曇り一時雨→晴れ 8/12 晴れ→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース上特に危険箇所はありませんが9月に外輪山から千蛇谷に降りるコースで崩落があった様です。 |
写真
感想
久しぶりの鳥海山!!随分ご無沙汰してしまって去年の5月に山スキーで
行って以来だ(^^;)
http://gallery.nikon-image.com/181421356/albums/2390142/
山頂は去年の夏に行く計画だったが天気が悪くて麓の観光だけして帰ってきたので多
少天気が悪くても絶対登りたかった!!今回は初日に少し降られただけでまずまずの
天気だった。
名古屋からのKomachiさんと松本で合流していつもの北陸道+日本海東北道を北上。
高速は新潟県の北、山形県との県境付近まで通じているので12年前に初めて鳥海山
に行った時より大分楽になったもんだ。
山形県に入るとすぐの温海温泉まで高速が北から出来ているので使ってみた。
下道より少しばかり早く行けるがずっとトンネルなので面白みに欠けるかも?
やっぱりいつもの海沿いの国道7号線を北上して鶴岡市堅苔沢で見える鳥海山の姿に
感動したい。
鉾立の駐車場には7:00過ぎに着。私は殆ど寝てないがいつもの事で(^^;)そのま
ま出発。Komachiさんは2時間くらいは寝てたかな?でも辛そうだった・・・
山頂小屋に着いたらゆっくり寝ましょう。
天気は晴れ!日差しが強くて暑い!! そう、ここは登山口から木がないので時間を
選ばないと暑いのだ。背後に見えている海と飛島が救い・・・
30分も登ると尾根を越えるので風を感じる様になり、ニッコウキスゲやチングルマ
など花が出てくるので元気が出てくる♪
御浜まで来ると一気に花の種類が増えて写真撮影タイムで1時間半もゆっくり(爆)
まあ、いつもの事だけどここはどーしてもゆっくりしてしまうのだなあ・・・
ここまで来てお腹いっぱいで満足してしまった事もあるくらい(笑)
花もいいけど、鳥海湖と鳥海山の景観も素晴らしい。
今の時期の花はハクサンシャジンが主役!!ハクサンシャジンはツリガネニンジンの
高山型だ。ここで見られるのは色の濃いのや薄いのまで色々見られる。そこに白い
シラネニンジンが混ざる。同じニンジンでも全く別物なんだが・・・
扇子森まで行くとチョウカイフスマ登場! この花はここ鳥海山と月山にしか咲かな
い固有種である。ここから上の外輪山や新山周辺に沢山咲いていた。
あと固有種と言えばチョウカイアザミも忘れてはならないがこっちは可憐と言うより
ゴッツ系(笑)でもよく見れば下向きに咲いた赤紫色が綺麗だ。
七五三掛までの途中では雪が遅くまで残っていたと思われる谷にまだニッコウキスゲ
とハクサンイチゲとチングルマが沢山咲いていた。
6月頃のこの山の主役はハクサンイチゲである。
http://gallery.nikon-image.com/181421356/albums/1508120/
7月はニッコウキスゲ。私はまだ鳥海山のニッコウキスゲの最盛期を見ていないので
是非来年は7月にも行こうかと思う!
七五三掛から外輪山か千蛇谷に行くか迷うが雨が降ってきたので今回は谷に(笑)
降り口のハシゴ場周辺にもチョウカイフスマがいっぱい。イワブクロもちらほら出て
きた。
イワブクロも東北より北にしか咲いていないので中日本の人間には珍しい。
千蛇谷の雪渓は殆ど無く、欠片の様になっていたのを数十m横切っただけだった(^^;)
緑が多いが意外と花はあんまり無い。この辺りは昭和49年の噴火で火山泥流に埋ま
ったはずなのでまだ植物が進出してきていないのかもしれない。ここの登りは先が見
えない。あそこを越えたらもう小屋かな?と期待するが裏切られること数回(爆)
小屋の周辺まで来るとチョウカイフスマとイワブクロがいっぱいであった。
山小屋(大物忌神社)には鉾立から7時間もかけて到着(笑)
崩れた天気も午後になると回復傾向!夕日が期待出来そうだ。しばらくのんびり過ご
す。今回は素泊まりとした(1700円)ので自炊の時間も考えないとね・・・
自炊は外の広場でとの事だった。雨だったらどーするんだろう?
受付のお兄さんに美術館があるから是非見てくださいと言われたので覗いてみる。
ん?どこかで見た名前の人の作品があるなーと思ったらネット友だちの流木surf/歩
さんだった!mixiの鳥海山の登山コミュで繋がっていて写真や絵画、詩などの
作品を発表しているのは知っていたがここで見られるとは!
そして先ほどの受付の人はお兄さんだったらしい。いつもお世話になっている秋田の
山友も知ってる人みたいでみんな繋がってる(^^) 素敵な出会いに感謝である。
今回の山ごはんはシンプルだけど豪華^^。レトルトのカレーにご飯だけどもブロッコ
リーを茹でたりトマトやリンゴなど生ものが彩りを添える♪ 食事をしている内に海
が輝いてきた。
写真撮りながら食べるので忙しい(笑)お腹いっぱいになったところで山頂に夕日を
見に向かいますか!と!日が沈むの早い!重いお腹で岩場のダッシュはキツイ(笑)
日が沈んで海には漁り火が点々と光っている。その上には星が一つまた一つと増えていく・・・
久しぶりに山で見た星空だった!うまい具合に流星も見られたし、言うこと無しだ。
8/12
朝3時起き。曇り↓ 昨日は山頂まで行かなかったので朝行く^^
夜にガスってたので岩は湿っぽくヒンヤリしている。胎内くぐりは早朝なのでまだ暗い(^^;)
新山山頂、久しぶりである。12年前は影鳥海が見られたが今回は曇りで残念〜!
でも所々青空が出始めてきて天気も回復しそうだ。こーなったら降りたくないが時間
が足りないので山小屋に戻って朝ご飯に・・・ 朝はパスタにスープ、それにウィン
ナーだ。ウィンナーの塩分はありがたい。昨日から汗かいて体が塩分を欲している(笑)
さて晴れてきたので帰りは外輪山経由で降りますか!後で知ったが山小屋を出るとき
に盛岡のネット友だちのkucchanさんとすれ違ったらしい。ここへ来る前に色々と盛
岡の情報などでお世話になったのだった。
稜線に上がると七高山はすぐ近く!こりゃ行くしかないでしょう。
ここは一昨年に祓川から山スキーで来て以来だ^^
http://gallery.nikon-image.com/181421356/albums/1975121/photos/
ここから七五三掛までは岩とハイマツと花の稜線散歩。風も心地よい。
稜線の右側は断崖絶壁、その上は終始新山の偉容を仰ぎ・・・
左側は穏やかな草原、その下は広大な裾野や雪渓を見下ろす。
草原にはチョウカイアザミの楽園があったり、まだ歩いた事がない色々なルートを
見て想像を膨らませたりしていつまでも飽きなかった。
こんな稜線歩きは他ではないだろう!
御田ヶ原まで戻ったら御浜へは戻らず鳥海湖の南を回り込んで行くルートへ・・・
さっきまでの岩岩の稜線とは全く違う山の雰囲気。草原に風が気持ちいい♪
鳥海山は見る場所によって様々な貌が見られる。一回だけ山頂に行ったのでは分から
ない良さが沢山ある。私が何度も通ってしまう理由だ。
ここから長坂出合の区間にはヒナザクラの群落があると知っているのでKomachiさん
を連れて行きたかった。時期遅くて一輪だけだけど見られて良かった〜
振り返るとガスで隠れていた鳥海山が奇蹟の様に現れる!!
長坂出合も花が多い。
ここの素晴らしさは地元山形の山友BUNさんに教えていただいたのだっけ!
この頃BUNさんから下で待つとのメールが入る(タイミングいいね)
ほぼ同時に地元秋田山友の山遊人さんからも途中で待つとのメールが!
今日はKomachiさんを盛岡まで送らなければならないので先を急ごう。
長坂出合で鳥海山に別れを告げてひたすら下る。賽の河原手前にはヒナザクラの群落
があったのは良かった!さっきのは一輪だけだったけどこっちは沢山!
ハクサンコザクラより小型だ。
賽の河原からCTだと1時間だが30分で下って。BUNさんに行き会う。
今夜の宿で食べる様にとメロンと桃をいただいてしまった。いつもありがとうござい
ます!
ダッシュで鳥海ブルーラインを下っていつもの温泉に入ってさっぱりして盛岡へ向かう。
途中秋田で山遊人さんに会う。あ〜一緒に写真撮るの忘れた。
初対面!!いや〜やっとお会い出来ましたよ。いつもお世話になっています!
お土産に鳥海山のオリジナル手ぬぐいをいただいてしまった^^ ありがとうございます。
次回は山でお会いしたいですね!
盛岡への道は去年秋田駒ヶ岳へ行ったので通った事がある46号線。この辺の地理に
も大分明るくなってきた。鳥海山からは160kmもある。
Komachiさんを盛岡駅で降ろして入れ替わりで岩手山に同行する山友を拾う(爆)
Komachiさんは仙台経由の夜行バスで帰ると言う。
仙台では牛タンにありつけたかな?お疲れ様でした〜
岩手山へ続く・・・
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