ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2303028
全員に公開
アルパインクライミング
磐梯・吾妻・安達太良

磐梯山。東壁左方ルンゼ〜ダイレクトルンゼ

2020年04月16日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
9.0km
登り
1,027m
下り
1,027m

コースタイム

日帰り
山行
8:27
休憩
1:03
合計
9:30
5:55
82
スタート地点
7:17
7:17
34
ゲレンデトップ
9:06
9:30
143
1472m東壁ルンゼ取り付き
11:53
12:20
35
12:55
12:55
15
1588m東尾根下降点
13:10
13:22
64
1472m東壁ルンゼ取り付き
14:47
14:47
38
ゲレンデトップ
15:25
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車地点 猪苗代スキー場の管理道を第一リフト上まで車で登り路肩に駐車、更に車で登る事も可能だが急な坂道なので念の為にこの辺で駐車した
コース状況/
危険箇所等
コース状況 駐車地点〜東壁下1472m地点 雪の無い管理道を終点まで歩きその後ゲレンデをトップまで歩く、この上から雪道を登り登山道に合流、微かな踏み跡が続いている。沼の平コースに進み途中から雪原を横切り東壁下1472m地点でアイゼンを装着する。
東壁下1472m地点〜山頂 左方ルンゼを登り中央稜末端の岩峰のコルに出る急傾斜だが特に難しくは無い、コルから雪壁を右にトラバースしてダイレクトルンゼ中間部に至る、雪のルンゼをロックバンド下まで登りシュルンドに気を付けながら左にトラバースしロックバンドの端から雪壁を左上し更に雪壁を直上し雪庇下を右上して稜線に出ると山頂まで10m付近に飛び出す。
 山頂〜東尾根〜東尾根下降点〜東壁下1472m地点 出だしは雪稜だがすぐ藪尾根になり下り続けると再び雪稜になる、藪交じりの尾根を1588m下降地点より雪面を東壁下1472m地点まで下りアイゼンを外す、後は自分の踏み跡を辿り駐車地点に戻る。
 東壁ルンゼの雪質は締まった雪の上にここ数日で積もった湿った雪が足首程度まで有りアイゼンの爪をしっかり食い込ませながら登る。
 
 
管理道途中から出発
2020年04月16日 05:56撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
4/16 5:56
管理道途中から出発
ゲレンデトップ、雪が少し残っている
2020年04月16日 07:17撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 7:17
ゲレンデトップ、雪が少し残っている
磐梯山東尾根、山頂はガスの中
2020年04月16日 07:42撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
4/16 7:42
磐梯山東尾根、山頂はガスの中
東壁ルンゼ入口、中央のルンゼが左方ルンゼ
2020年04月16日 08:39撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
2
4/16 8:39
東壁ルンゼ入口、中央のルンゼが左方ルンゼ
ガスが晴れて来る
2020年04月16日 08:42撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 8:42
ガスが晴れて来る
ガスが晴れる、1472m東壁取り付きでアイゼン装着
2020年04月16日 09:06撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 9:06
ガスが晴れる、1472m東壁取り付きでアイゼン装着
左方ルンゼに入る
2020年04月16日 10:01撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
2
4/16 10:01
左方ルンゼに入る
左方ルンゼを登る
2020年04月16日 10:11撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 10:11
左方ルンゼを登る
振り返ると赤埴山が見える
2020年04月16日 10:22撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 10:22
振り返ると赤埴山が見える
ルンゼの上に青空
2020年04月16日 10:23撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
2
4/16 10:23
ルンゼの上に青空
中央稜末端の岩峰のコルに上がる
2020年04月16日 10:30撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 10:30
中央稜末端の岩峰のコルに上がる
コルを越えダイレクトルンゼにトラバース
2020年04月16日 10:34撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
2
4/16 10:34
コルを越えダイレクトルンゼにトラバース
ダイレクトルンゼを登る
2020年04月16日 10:44撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 10:44
ダイレクトルンゼを登る
下を振り返る、右の雪稜が中央稜
2020年04月16日 10:50撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
3
4/16 10:50
下を振り返る、右の雪稜が中央稜
ロックバンドが見える
2020年04月16日 10:51撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
4/16 10:51
ロックバンドが見える
ロックバンドの左端の雪壁をルートに決める
2020年04月16日 11:08撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 11:08
ロックバンドの左端の雪壁をルートに決める
雪壁を左上する。ここ傾斜が一番キツイ
2020年04月16日 11:14撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
2
4/16 11:14
雪壁を左上する。ここ傾斜が一番キツイ
稜線の雪庇下へ直上
2020年04月16日 11:30撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 11:30
稜線の雪庇下へ直上
ロックバンドの右端の雪壁を登れば右稜に上がる事も出来そう
2020年04月16日 11:41撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 11:41
ロックバンドの右端の雪壁を登れば右稜に上がる事も出来そう
雪庇の下を右上
2020年04月16日 11:41撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
4/16 11:41
雪庇の下を右上
稜線に上がる、頂上は目の前に有った
2020年04月16日 11:50撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 11:50
稜線に上がる、頂上は目の前に有った
稜線からダイレクトルンゼを見下ろす
2020年04月16日 11:50撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
2
4/16 11:50
稜線からダイレクトルンゼを見下ろす
磐梯山山頂
2020年04月16日 11:53撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 11:53
磐梯山山頂
山頂より猪苗代湖
2020年04月16日 11:53撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 11:53
山頂より猪苗代湖
山頂より飯豊連峰
2020年04月16日 12:17撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
4/16 12:17
山頂より飯豊連峰
一休みして東尾根を下る
2020年04月16日 12:22撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 12:22
一休みして東尾根を下る
山頂を振り返る、単独行の二人が見送ってくれた
2020年04月16日 12:22撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 12:22
山頂を振り返る、単独行の二人が見送ってくれた
東壁中央稜
2020年04月16日 12:22撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
2
4/16 12:22
東壁中央稜
1588m東尾根下降点より雪の斜面を下る
2020年04月16日 13:02撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 13:02
1588m東尾根下降点より雪の斜面を下る
1472m取り付き地点に戻り東壁ルンゼを見上げる、青空が眩しい
2020年04月16日 13:17撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 13:17
1472m取り付き地点に戻り東壁ルンゼを見上げる、青空が眩しい
アイゼンを外し雪原を下降する
2020年04月16日 13:22撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
4/16 13:22
アイゼンを外し雪原を下降する
山頂を振り返る
2020年04月16日 13:30撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
4/16 13:30
山頂を振り返る
雪原の上に磐梯山
2020年04月16日 13:36撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
1
4/16 13:36
雪原の上に磐梯山
最後に東壁ルンゼをもう一度
2020年04月16日 13:37撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
2
4/16 13:37
最後に東壁ルンゼをもう一度
下降途中に猪苗代湖
2020年04月16日 14:27撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
4/16 14:27
下降途中に猪苗代湖
駐車地点に戻る。グットな一日だった
2020年04月16日 15:25撮影 by  COOLPIX W100, NIKON
4/16 15:25
駐車地点に戻る。グットな一日だった
撮影機器:

感想

 磐梯山、東壁左方ルンゼ〜ダイレクトルンゼを登る。
 好天の中磐梯山をバリエーションルートから登攀出来満足。
 宮城県白石市の自宅を出発してから福島市までは霧雨、国道115号線安達太良トンネル前までは濃いガス、トンネルを抜けるとガスは晴れたが曇りで磐梯山は見えない。
 天候に不安を抱えたまま駐車地点を出発、沼ノ平コースの入り口辺りから青空が見えて来る、山頂にはまだガスが掛っている、1472m東壁ルンゼ下まで来てガスが晴れ上がり東壁全容を見ることが出来た。
 ここでアイゼンを装着、ルンゼに向かう、予定ではダイレクトルンゼを下から登るつもりでいたが中央に見えた岩峰(これは中央稜末端)を右稜の末端と思い込み左稜との間の左方ルンゼを登ってしまう、急傾斜だが難しくは無く締まった雪の上の湿った雪にしっかりとアイゼンの爪を立てながら登る、中央稜末端の岩峰のコルまで登り初めて左方ルンゼを登った事に気付く、コルの向こう側にダイレクトルンゼが見えた。
 ここまま中央稜を登ろうかとも考えたがやはりダイレクトルンゼを登りたいと思いコルから雪壁をトラバースしてダイレクトルンゼ中間部に移ることが出来た。ここから雪のルンゼをロックバンド下まで登る、ロックバンドはクレバスに注意しながら左にトラバースしバンド左端から雪壁を左上する、ここの傾斜が一番きつく高度感もあり緊張する。この上の雪壁を直上、最後に雪庇の下を右上し稜線に出ると10m先に山頂が有った。
 好天の山頂からは360度の展望、飯豊、朝日連峰や吾妻、安達太良連峰、眼下に猪苗代湖が良く見えた。山頂で二人の単独行の男性と会う、一人は山頂下の山小屋(まだ営業はしていない)の管理人の方で山頂付近の偵察の為に登って来た、一人は兵庫県から長期出張で白河市に来ている方だった、登って来たルートの事を話すと信じられないと言ってビックリされた。山の話や世間話などをしながら休憩し一足先に東尾根を下り出す。
 下り始めて直ぐに上から声がかかる、私が頂上に忘れた手袋を持って山小屋の管理人の方が少し降りて来てくれた、こちらも登り返して手袋を受け取る(ありがとうございました)。仕切り直しで下山開始、藪交じりの雪の尾根を下り1588m付近より東壁側に下降し1472mの取り付地点に戻る。ここでもう一度青空が眩しい東壁ルンゼをまじまじと眺め充実感に浸る、アイゼンを外し一息ついて後は登って来た踏み跡を辿って駐車地点まで戻る。
 *中央稜や左方ルンゼなどと記述してしまったがそれが正しい名称かどうかは定かではない。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1786人

コメント

mikiosamさん
東壁は賞味期限切れ?と
思ってましたが、まだギリギリ行けるんですね!
自分は今シーズンの東壁成績悪しです(-.-;)

リフトトップまで車で上がる発想は無かったです。
あそこの作業道歩いた事ありますが
かなりボコボコだったと記憶してます。
四駆じゃないと厳しいですかねー

マイナーな磐梯山バリエーションですが
東壁や火口壁、櫛ヶ峰北面など
可能性のあるルートがまだまだ有りそうで
面白いですよね!

2020/4/18 20:47
Re: 無題
macoyan様 コメントありがとうございます。
 賞味期限切れ直前のバナナも美味しいけれどキンキンに冷えたビールも飲みたい。しかし山はそういうワケにもいかず今回は自分の技量にはちょうど良い賞味期限だと思っております。
 macoyan様が登ろうとしている右稜はずいぶん難易度が高そうですね、いつか登られた時のレコを楽しみにしております!
2020/4/19 9:26
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら