新穂高温泉から笠ヶ岳をぐるっと一回り

2014年07月25日(金) 〜 2014年07月26日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 17.7km
• 登り: 2,079m
• 下り: 2,176m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:52
• 休憩: 0:46
• 合計: 6:38

6:20 新穂高温泉バス停
7:09 7:13 笠新道登山口
10:03 10:23 杓子平
11:32 11:54 抜戸岳
12:28 12:28 抜戸岩
12:58 笠ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 4:20
• 休憩: 0:45
• 合計: 5:05

4:12 笠ヶ岳山荘
4:23 5:00 笠ヶ岳
6:01 6:09 雷鳥岩
6:24 6:24 クリヤの頭
9:17 槍見舘

天候

1日目：晴れときどきガス
2日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　東海北陸自動車道飛騨清見ICから中部縦貫自動車道高山ICへ。あとは国道158号線、国道471号線そして県道475号線で新穂高温泉へ。新穂高温泉の無料駐車場にクルマを停めました。
　今回は平日（金曜日）の早朝だったので駐車場は空いていましたが、シーズンの週末はすぐに満車になります。日帰り、短時間なら有料駐車場でも構いませんが、泊付きだと高すぎます。1日いくらとか定額制にしてもらえるとうれしい。

コース状況／危険箇所等

○笠新道
　今さらコメントすることもない国内有数の急登なコース。一気に高低差約1,400メートルを登ります。道はきちんと整備されてますし、高度を上げるにつれ景色が変わってくるので歩いた感があります。確かにキツイですが、その分、仕事が速いので、自分はこうした道は好きです。逆にダラダラ距離が長い方が嫌い。

○クリヤ谷
　新穂高温泉（槍見舘）まで約1,900メートルのダウンヒル。勾配は笠新道に負けるけど、距離も高低差もあってかなりハード。登りには使いたくないかな。笠新道に比べて道の整備具合は劣ります。朝露に濡れたハイマツやササが張り出したりしていて、ズボンはビタビタだし、両足は傷だらけ。

その他周辺情報

　新穂高温泉に限らず、栃尾温泉、新平湯温泉、福地温泉そして平湯温泉と５つの温泉街があって、多くの施設で日帰り入浴が可能です。
　でも、せっかくなら新穂高温泉にある槍見舘や深山荘がオススメです。
槍見舘のＨＰ
→https://www.yarimikan.com/
深山荘のＨＰ
→http://shinzansou.com/

写真

7/25 7:34

　笠新道。ブナやミズナラを中心とした気持ちのいい森の中の道です。

7/25 8:50

　ササユリだったりキヌガサソウだったり、他にもシナノキンバイなどが咲いていました。

7/25 10:15

　チングルマとイワカガミ。

7/25 11:35

　ようやく抜戸岳の山頂に到着。歩き始めてから5時間ちょっとです。ここまでくればあとは気持ちのいい稜線歩きです。
　笠ヶ岳山荘まで急ぐ旅でもないので、ここでしばし休憩。

7/25 12:27

　しばらくするとガスが取れ、笠ヶ岳が姿を現してくれました。
　あとはもう何とも言えないくらい気持ちのいい稜線歩き。笠ヶ岳を目指して歩くのみ。

7/25 12:49

　笠ヶ岳、笠ヶ岳山荘まであと一息。「ガンバ」の文字が心に染みます。

7/25 13:07

　双六岳へ続く稜線。一度は歩いてみたい。

7/25 17:32

　笠ヶ岳山荘で昼寝をした後、笠ヶ岳へ。人生二度目の笠ヶ岳。

7/25 18:44

　山頂から。槍ヶ岳や南岳。
　笠ヶ岳から槍穂高を眺めるなら、夕方に限りますね。午前中だと逆光になるので。

7/25 18:51

　こちらは穂高岳。笠ヶ岳の影が山腹に写っています。

7/25 19:07

　小笠と笠ヶ岳山荘。
　今日はこれにてオヤスミナサイ。ZZZ・・・。

7/26 4:50

　翌朝です。槍ヶ岳の横から来た〜〜！って感じです。

7/26 4:56

　北側には双六岳や黒部五郎岳。

7/26 5:03

　南側には等間隔で焼岳、乗鞍岳そして御嶽山がそろい踏み。
　あとは新穂高温泉まで一気に急降下。

7/26 6:05

　雷鳥岩。

7/26 6:11

　雷鳥岩からの笠ヶ岳。笠ヶ岳ともこれでお別れなり。

7/26 7:37

　木々の間から錫杖岳を確認。一度は登ってみたい山ですが、いつのことになるやら。

撮影機器：

D90 ニコン

感想

kimiron

　夏休みを利用して岐阜県内の単独峰で最高峰の笠ヶ岳を歩いてきました（もちろん岐阜県の最高峰は奥穂高岳の3,193メートルですが、半分は長野県のもの）。
　笠ヶ岳は今回が2回目。前回は新穂高温泉から笠新道でピストンでしたので、今回は笠新道そしてクリヤ谷経由で一回りすることにしました。
　笠新道は相変わらずの急登ですが、一気に高度を稼げるので、仕事が速いのなんのって。運がいいことに、抜戸岳に出てから急速に天候が回復してくれたので、気持ちのいい稜線歩きでした。
　一番の課題はクリヤ谷のコースでしょうか。山頂から新穂高温泉までの高低差は半端ないです。自分はとても登りに使おうとは思えません。しかもハイマツやササが張り出したり、岩がゴロゴロしていて歩きにくいし・・・。
　それでも久々の笠ヶ岳山荘は、夏休みですが平日だったせいかそれほど混雑はしておらず、快適に過ごすことができました。特に夕日を浴びた槍穂高を見ながらの一杯は格別です。
　機会があれば次は笠ヶ岳と双六岳をつないでみたい。槍穂高を眺めながらその尾根を歩いてみたい。