【過去レコ】石巻山 神石山 葦毛湿原
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 864m
- 下り
- 843m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
今日のコースは、小林泰彦氏の「日本百低山」に書かれているコースとほぼ同じ。出がけに少々もたつき地下鉄に乗り遅れる状況となり、タクシーを使ってどうにか予定の新幹線に乗車した。波乱の予感が・・・。豊橋駅からはタクシーを利用したが、運転手さんは石巻山登山口が分からず、本部に無線で照会して何とか到着。準備運動をして出発。我々が一番乗りなのか蜘蛛の巣が多く、なぜか筆者が先に行くことに。しばらく行くと旅館街に出る道があり、そこの地図で位置確認。石巻神社鳥居までは無事着いたが、時間が予定より大幅に遅れており、帰宅後山行計画で時間を間違えていたことが判明した・・・。 ともかく神社にお参りし、いざ石巻山山頂へ。途中、蛇穴とかだいだらぼっちの足跡とかいった奇岩があり、それを過ぎるとほのかにアルペン気分のある岩場・梯子階段のようなものを経て山頂到着。展望が広がる山頂で追い越して行った「ゴム長ぐつ」の男性に追いついた。
そこから一旦神社まで戻り、湖西連峰への道を行くが、砂利の退屈な林道でやや気分がなえる。途中自転車の家族連れに追い越された。しばらく行くと分岐のある場所に出たが、そこにいたオジサンに真っ直ぐ行った方がいいとのアドバイスをもらい、それに従った。ここからが苦難の道のりで、連峰方面への分岐を見逃し、行けども行けども林道林道また林道。進行方向が北や西を指すようになり不安は急増。さすがにおかしいと思い始めスマホのGPSで確認するとどうも行き過ぎているらしい。戻りつつ、「ひょっとしてここ?」と思った「歩道入口」という標識のところを入ってみた。しかしすぐ道がなくなり、しかも北方向に行くので(我々は東に行きたい)これは違うとリーダーが判断し(さすが!)、もう少し戻ってみることにした。だいぶ戻って車止めまで来ると、なんと分岐があるではないか!逆方向だと見えにくい標識であった。
そこから湖西連峰の稜線に上がってひと安心。この稜線上には高圧線の鉄塔が連立しており、鉄塔とともに稜線を歩くことになった。「テットウ徹尾鉄塔と一緒」「分け入っても分け入っても鉄塔」などと訳のわからないギャグを口走りながら、ところどころ出現する急登に苦労しつつ先を目指したが(実はここでも山行計画の時間間違いが発覚)、開けた場所では綺麗に稜線と鉄塔のラインが見通せて、なかなか気持ちのいい山行だった。また小ピークでは西側の豊橋の街と東側の浜名湖が交互に展望でき、まさに遠州と三河の国境を行く気分であった。なぜか鉄塔のそばにはほぼ必ずササユリが咲いており、これは電磁波の影響か?などと言いながら歩いた。後日聞いたことだがササユリは心無いハイカーの採取によってだいぶ数が減ってしまったらしい。
そのうち道は稜線を外れて下りになり、しばらく行くと葦毛湿原に着いた。都市近郊にある小さいながらも立派な湿原で、花ショウブの青い花がきれいに咲いていた。木道をしばらく歩き、湿原ならではのじとっとした空気を味わったのち湿原の駐車場にたどり着いて本日の行程終了。運よくバスもさほど待たずに来て豊橋駅へと戻った。豊橋駅では銘菓「ブラックサンダー」を買い求め帰路に着いた。道間違いもあってそこそこハードな山行であったが、蓼科山登山のよいトレーニングになった。
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