大山三峰山周辺の沢3／8・谷太郎川不動沢右俣

1993年07月11日(日) [日帰り]

• GPS: 09:05
• 距離: 8.5km
• 登り: 843m
• 下り: 800m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:10
• 休憩: 1:55
• 合計: 9:05

8:50 煤ヶ谷
9:00 9:00 不動沢出合
9:10 9:50 不動沢ダム上入渓点
10:15 10:30 不動の滝
11:40 12:10 12mスラブ滝
12:30 12:30 二俣
14:30 14:30 登山道
14:45 15:15 物見峠分岐
17:20 17:20 土山峠
17:55 上煤ヶ谷

天候

曇り一時小雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：本厚木駅（8:20）神奈中バス→煤ヶ谷（8:50）
帰り：上煤ヶ谷（18:02）神奈中バス→七沢温泉・盛楽苑入湯（18:20/19:30）バス→本厚木駅（19:58）

写真

大山三峰山東面に流入する4本の沢のうち、雑誌「フォールナンバー」にも紹介されていた不動沢に行きました。鳥屋待沢の溯行から2年。東丹沢は大きく姿を変えていました。静かだった煤ヶ谷はすっかりアウトドア、オートキャンプという時代の波をかぶっていました。

水ノ尻沢の出合には清川リバーランドというアウトドア施設もできていました。

次はこの水ノ尻沢へ行きたいと思います。

不動沢に案内板がありました。不動の滝の遊歩道があるようです。

コンクリート護岸の不動沢出合。

右岸の道を入っていくと堰堤の下に。下草刈をしている人と、「そんな恰好（私たちの ヘルメット姿を見て）で登る所なんてないよ。ここは、不動沢だよ。知ってんの？」
「ええ、知ってます。」
「知ってて行くんならいいけど。何もないよ。」
「そうですか。」
「不動滝というのがあるけど登れないね！まあ、気をつけて。」
「はい。」
といった会話を交わしました。そんなに何もないのだろうか？

工事現場のすぐ先の山荘のところで入渓します。

下流部の渓相。樹木が降りていて狭苦しい流れをたどってしばらく行くと、

8m不動の滝が現れます。不動の滝を左岸の遊歩道に上がって見ます。不動の滝は、左壁から簡単に越えられました。核心部はこの先のようです。

沢が左に大きく曲がってゴルジュの中を右に曲がるところにU字形にえぐられた5m滝が現れます。

U字形を快適に登ります。

黒光りするスラブ状の大滝12mが現れます。幅の広い平らなスラブ壁を優美に水が流れ落ちています。ここは直登できそうにないので、左から高巻くと、

今度は10mのナメ滝が2つ並んでいます。右は、涸れていて傾斜もなく美しくありません。

シャワークライムが面白そうな左のナメ滝を選びます。

すぐ上で合流し、明瞭な二俣になります。これは左俣。奥に滝がかかっているのが見えます。

右俣は、出合に滝があります。こちらを選んで、6mの滝は水流の左側を直登しますが、ここはザイルを出しました。

水が涸れ、こんな所を進むと、上部はルンゼ状になり、傾斜もきつくなってきます。

奥の二俣を右にとり、急なもろいルンゼからヤブに入るとすぐに登山道に出ました。最後はかなり急なので、もう少し下でヤブに入ってもよかったかもしれません。

登山道を北に向かうと、物見峠分岐。

さらに物見峠を越えて土山峠まで伸びる登山道がいつのまにかできています。この尾根上はツガやモミらしき針葉樹の大木が多い雰囲気のいい所でした。東側はほぼ植林ですが・・・まあこの辺りでは仕方のないことでしょう。

辺室山頂に着きました。ここから土山峠を経て上煤ヶ谷バス停を目指しました。