倉掛山・三窪高原
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- GPS
- 30:15
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 2,540m
- 下り
- 1,958m
コースタイム
落合BS 7:03 - 犬切峠分岐7:22 - ゲート7:56 - 林道の交差点8:02 - 巡視路見つける8:26 - 笠取林道8:56 - 白沢峠9:08,9:17 - 1578.2m三角点9:38 - 笠取林道からの道合流9:44 - 倉掛山10:13,10:33 - 墨川山10:52 - 峽東ケーブルネットアンテナ11:13 - 笠取林道合流11:32 - 板橋峠11:46 - 1673.1m三角点12:11,12:24 - 三窪高原園地(NTTアンテナの直ぐ下)12:48 - ハンゼノ頭12:56,13:08 - 林道13:30 - ブナのみち入口13:38 - ブナ坂13:44 - イモノキ尾根14:03 - 展望台14:19,14:27 - 梅の木峠14:30 - ナラ坂14:47 - 花の木尾根14:50 - ブナのみち入口14:55 - 柳沢峠15:00
天候 | 10/07 始め小降り。のち曇り。 10/08 晴れというか曇りというか。展望には残念な天気。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
柳沢峠15:40発塩山行き。大菩薩の湯で略満席。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口->丸川峠 丸川峠入口まで車道。その先林道をしばらく歩き、右手の尾根に取り付きます。最初はそれなりに急登。1380mと1500mで顕著に弛みます。笹が多くなり尾根の右手に行くようになると、丸川峠は直ぐ。 ・丸川峠->林道(牛首谷) 西側とは打って変わって穏やかな道。良く整備されており明瞭。所々で分岐がある点だけ注意(流れに沿って降りれば良いので、直ぐに判ると思います)。小さな流れのそばを通るので、水を得るチャンスは多くあります。 上日川峠からゴールデントライアングルを回っただけでは味わえない、大菩薩の魅力があります。一度は訪れる事をお勧めしたい道。が、降りてしまうと三条新橋まで林道を降るか、鶏冠山方面に林道を登るかしかないので.....。それだけに静かな道です。 ・林道泉水横手山線 大黒茂谷の下、不動滝までは水流の直ぐ上を行くので、流れを見ていると意外に飽きません。特に大沼沢と出合う辺り。下部の方は水流から離れ、断崖の下を行くような所もあります。落石注意です。下の方では水を得るチャンスはそれ程ありません。道脇に東京都水道局の距離表示が500m毎にあります。 ・大黒茂谷出合 「大黒茂」の標柱の10m程上流側から、谷を渡る木橋に道があります。橋を渡って道が続いていました。大黒茂林道でしょう。 ・小室川出合 「小室向」の標柱から支稜に行く道があります。が、入口には東京都水道局の「土砂崩落あり。全面通行止」の表示があります。支稜に乗って末端の岩の手前で、右側、左側に降りる道があります。右(上流側)に降りると朽ちかかった吊り橋に降ります。この橋を渡るのは命懸け。流れに降りてみましたが、慣れない私には、徒渉は止めておいた方がよさそう。左(下流側)に降りると木橋があり、渡れそうでした。なお、行った範囲(橋の手前)までで、崩落のため危険を感じるような所は無かったです。その先は知りませんが....。 ・林道入口の木橋 「サカサ沢のヒノキ林」の標識の下に木橋あり。渡れば砥沢山(1458m)の尾根に取り付けるんではないかと思います。 他にも木橋はあり、幾つか巡視路があるようです。 ・青梅街道沿い ・尾崎行雄水源踏査記念碑 三条新橋で青梅街道に出た50m程上流側にあります。駐車場あり。 ・おいらん淵 去年の11月に青梅街道のショートカットトンネルが開通し、一ノ瀬川との出合いを通る旧道は立入禁止で、厳重に柵がされていました。トンネルを抜けた上流側も同様。別に通路などは見あたらず、おそらく行けなくなったと思います(Wikipediaに同様の記述あり)。林道一ノ瀬線で上の方から覗うしかないかと。 ・藤尾の橋 結構立派な吊り橋あり。黒川金山跡から三条新橋に降りる途中で、「藤尾」方面を差していた道標があったと思いますが、ここに来るのではと思います。渡った先にはこれまた東京都水道局の通行禁止の表示あり。 ・落合->白沢峠 犬切峠への分岐を見送り、放光山高橋寺をすぎ、伝通院への分岐を左に分け、ゲートを越えて、指入峠からの林道と交差。ここで何を思ったか、林道を伝通院方面に入ってしまい、明後日の方へと進みました。痛恨のミス。どこか西に登る道は無いかなぁ、とフラフラ行くと、1444mのピークを回り込んだ所で、沢にそって登る巡視路あり。これでいいやと登る。(この手前にも西に登る巡視路らしき道あり。どこへ行くのかわかりませんが。) 良く整備された道で斉木林道が倉掛山の北でS字に曲がる所に出ました。そこから白沢峠に一旦戻る。 ・白沢峠->倉掛山 忠実に尾根沿いを行きました。1578.2mの三角点は西側に崩れかかった上にあります。下から近付くと気が付きにくいです。ご注意を。その先は斉木林道からの道に合流するまで笹藪の中。地面が見えないので倒木などにご注意を。また西側の崩れた間際を行く所もあるので、これまたご注意を。 防火帯の端で、林道からの道に合流します。この先は防火帯を行けばよいので、迷う要素はありませんでした。1700mを越えると急な登りもなく倉掛山に。 ・倉掛山->板橋峠 出だしがやや解りにくいかも知れません。防火帯を行くので、林の中に行くようなら間違ってます。直ぐにハッキリした防火帯になります。その先も防火帯を行けばよいのでこれまた迷う要素がありません。幾つかピークを登り降りして板橋峠。雲が出ていて展望がなかったのが残念でした。雲がなければ多摩川源流域の展望が見事なところなんですが....。 ・板橋峠->柳沢峠 途中で道が二手に分かれ、再び合流しますが、1673.1mの三角点は西側の道にあります。柳沢側の分岐の直ぐ上。今回はハンゼノ頭の直ぐしたから、林道に降りる道を通りました。良く整備されており、不安はなかったです。 ・おまけ。柳沢峠ゾーン(ブナの道)水源林 いつもバス停の所から六本木峠に行ってしまうので、ふらついてみました。散歩するには良い道です。特に展望台は寄る価値はあるかと。登山道の梅の木峠の指導標から50m程の所です。鶏冠山が目的地でも、寄り道して一息入れても良いかと思います。 APRS VX8D + SRH940 144.66MHz 1200bps 5W 10分毎に自動送信。Digi pathはWide1-1,Wide2-1。 丸川峠への尾根に上がってから、丸川峠まではかなり交信成功してます。 丸川峠から翌日の白沢峠までは全滅。谷間で開けている方角がないので仕方ないのでしょう。(APRS信号も受信できず。) 白沢峠の上(三角点付近)から倉掛山は何点かで成功。 倉掛山から藤谷の頭までが抜け落ちたのが不思議。全くダメでした。(APRS信号の受信はバンバン入ってました。) 藤谷の頭からハンゼノ頭までは成功。柳沢峠側に降り始めた後は全滅。梅の木峠の展望台でも、柳沢峠でもマニュアルで送信しましたが、ダメでした。 甲府盆地が見えてないと全くダメな山域のようです。小菅のI-Gate局は意識しており、受信は出来てましたが、受けてはもらえなかったようです。バッテリーは旅館で充電できましたから余裕のよっちゃんでした。予備バッテリーの出番無し。 興味のある人は、Google Maps APRSで、コールサイン:ジェイ・エッチ・ワン・エル・イー・エフ(半角英字で入れてくださいね)、SSIDは-7で検索してみてください。次に私が山に行くまでは見えると思います。 |
写真
感想
表題の山に登るのに、なんでこんな所を通って.....と思われる向きもあるでしょうが.....、実はちょっと道を間違えたところもありまして.....。いや、間違えて三条新橋に降りちゃった訳ではなく....。気が付いたら三条新橋だったと言うなら大物に成れるんでしょうが....。
今回の目的は二つ。
・白沢峠と倉掛山を繋いで、多摩川分水嶺一周を完成させる。
・大菩薩嶺北側の偵察。
というのを繋ぐとマップのルートになっちゃいました。一日目に登る山頂がなかったのであります。
一年ほど前まで、多摩川分水嶺一周を目標にしてました。残り白沢峠-倉掛山になった所で(微妙に分水嶺を外している所もありますが...)、単に一周ぐるりと回りましたじゃ味気ない。もう少し分水嶺内側のトレースを充実させてからと思い、今日に至ります。この一年のトレースの延びは不本意な部分もありますが、中途半端なまま放置するのも後味が悪いですから、完成させることにしました。これで青梅駅から高尾駅までが繋がりました。
自分のトレースを見ると、大きな空白地帯が二つあります。これが不本意な所。その一つが大菩薩嶺の北側。多摩川流域を隈無く歩く為には、いつまでも放置出来ません。この山域の重要なアプローチ道が、泉水谷に沿った林道。この道と大黒茂谷出合、小室川出合の偵察をしてきました。泉水谷が果たして渡れるのか???辺りが目的。が、この林道は三条新橋に降りちゃった後が長い。延々、落合まで歩く計画にせざる得ませんでした。
でも収穫はありました。出合いの状況は把握出来たし、泉水十文字やエンマ御殿、それにどこに行くのかわからない木橋もチラホラ。登山地図には出ていないけれど、その気になれば踏査の宝庫のよう。アプローチに難があるものの、いずれは手を付けたい気がモリモリと。
白沢峠へは、鳥小屋への林道から上がるつもりが痛恨の道間違い。五月に石保戸山から降りてきた時に確認したのに.....。大きな林道との交差の所で、ウッカリ南に行く林道に入ってしまいました。途中で気がつき、戻ろうかとも思いましたが、足が勝手にドンドン先へ(^_^;。この林道は伝通院の西へ行くはず。まだ時間も早いし、なんとかなるだろ....。深入りする前に、沢沿いを上がる水源林巡視路を見つけ、辿って見ました。こんなトコ登る人はいないだろうなぁ、どうなる事やら...。とは思いましたが、これが結構アタリの道。小さな沢沿いに上がっていく雰囲気がとても良い。整備もバッチリ(道標類は一切ありませんが...)。かなり倉掛山寄りにはなりましたが、無事に斉木(笠取)林道へ上がれました。大回りしながらも白沢峠に到着。ヤレヤレ。一時は分水嶺完成断念かと....。道がなければ余り道間違いしないんだけど、道があると間違えちゃう(当たり前か.....)。ダメですねぇ.....。
柳沢峠の東側は、いつも通過するだけだし、時間が余るのは十分予想できたので、この際に回って見ました。こっちは道標類も完備で、道も良く整備されています。展望台に上がれば、晴れた日なら多摩川源流域の展望も楽しめるでしょう。誰にでも安心してお勧めできる所だと思います。
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