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Yamareco

記録ID: 2320599
全員に公開
ハイキング
朝日・出羽三山

出羽三山 月山/羽黒山/湯殿山

2012年07月29日(日) 〜 2012年07月30日(月)
 - 拍手
GPS
64:00
距離
11.5km
登り
918m
下り
987m

コースタイム

1日目
山行
1:00
休憩
0:20
合計
1:20
14:20
25
随神門
14:45
15:05
35
二の坂茶屋
15:40
羽黒山
2日目
山行
5:22
休憩
0:44
合計
6:06
8:10
5
月山八合目
8:15
8:15
71
御田ヶ原参籠所
9:26
9:30
55
九合目佛生池
10:25
11:00
50
月山
11:50
11:50
20
牛首
12:10
12:10
55
金姥
13:05
13:10
66
装束場
14:16
湯殿山神社本宮
コースタイムは写真の記録を参考にしています。
天候 7/29日: 曇り ☁

7/30日: 曇りのち小雨 ☁/☂
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】
:東京駅−(JR新幹線MAXとき)−新潟駅
(JR 乗車券5,720円 特急料金4,510円)
:新潟駅−(JR特急いなほ)−鶴岡駅
(JR 乗車券2,640円 特急料金1,360円)
:鶴岡駅−(庄内交通)−羽黒山随神門(宿泊)
(片道 840円)
:羽黒山山頂−(庄内交通)−月山八合目
(片道 1,590円)


【復路】
:湯殿山本宮−(本宮参拝バス)−湯殿山仙人沢
(片道 200円)
:湯殿山仙人沢−(庄内交通)−鶴岡駅
(片道 2,000円)
:鶴岡駅−(寝台特急あけぼの)−上野駅
(JR 片道乗車券 7,340円 特急券 2,910円)


※2012年の手帳の記録より
コース状況/
危険箇所等
■羽黒山
 随身門から羽黒山は石階段のみ。

■月山〜湯殿山
 全体的によく整備されていて歩きやすいと思います。
 装束場から湯殿山神社の月光坂は垂直の長い鉄ハシゴが連続して5つ。
 段差がある濡れた岩場も続くので滑らないように注意。
その他周辺情報 ■羽黒山参籠所 斎館 
 元禄年間に建てられた歴史ある宿坊
 日帰りで精進料理を頂くこともできる(※予約制)
 一泊二食 一室一名 8,800円

■二の坂茶屋
 羽黒山参道にある茶屋
 力餅と抹茶のセットが名物。
 石段登頂の証明書(無料)貰えます。

■東京第一ホテル鶴岡 ※鶴岡駅徒歩3分
 10階にある庄内平野を見渡せる温泉
 大人600円(6:00 〜 22:30)0235-24-7611

■珈琲店コフィア ※鶴岡駅徒歩4分
 日本屈指と言われる至極の一杯を求めて
 全国から珈琲好きが訪れる名店。
 定休日:火曜日 (10:00〜20:30)
 
【2012年7月の記録です】
上越新幹線Maxとき(E4系)で新潟へ
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【2012年7月の記録です】
上越新幹線Maxとき(E4系)で新潟へ
在来線に乗り換えて鶴岡へ。車窓には日本海が
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在来線に乗り換えて鶴岡へ。車窓には日本海が
バスを乗り継いで羽黒山へ
ここから巡礼の旅がスタート
羽黒山のシンボル国宝の五重塔。
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バスを乗り継いで羽黒山へ
ここから巡礼の旅がスタート
羽黒山のシンボル国宝の五重塔。
2446段の石段を登って行きます。
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2446段の石段を登って行きます。
参道には樹齢300〜500年の杉が立ち並びます。
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参道には樹齢300〜500年の杉が立ち並びます。
ニの坂茶屋に到着。
名物の力餅を食べながら一休み。
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ニの坂茶屋に到着。
名物の力餅を食べながら一休み。
羽黒山の参道はミシュランガイドにも三つ星で登録される美しさ。
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羽黒山の参道はミシュランガイドにも三つ星で登録される美しさ。
出羽三山神社に到着
三神合祭殿は見事な茅葺
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出羽三山神社に到着
三神合祭殿は見事な茅葺
今宵の宿、斎館(羽黒山参籠所)へ
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今宵の宿、斎館(羽黒山参籠所)へ
320年前に建てられた宿坊
案内されたお部屋は個室でした。
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320年前に建てられた宿坊
案内されたお部屋は個室でした。
夕食は山伏伝統の精進料理
厳かな雰囲気の中でいただきました。
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夕食は山伏伝統の精進料理
厳かな雰囲気の中でいただきました。
翌朝は三神合祭殿でお勤め
登山の無事を祈ります…
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翌朝は三神合祭殿でお勤め
登山の無事を祈ります…
始発のバスで月山八合目へ
標高1400m 月山を目指します。
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始発のバスで月山八合目へ
標高1400m 月山を目指します。
御田原小屋(参籠所)
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御田原小屋(参籠所)
巨大な兎の石像
月山の神の使いなのだとか
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巨大な兎の石像
月山の神の使いなのだとか
ニッコウキスゲの花が咲いていました。
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ニッコウキスゲの花が咲いていました。
段差が低い石段を歩いて行きます。
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段差が低い石段を歩いて行きます。
山肌には残雪が残っていました。
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山肌には残雪が残っていました。
賑わう九合目の仏生池小屋
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賑わう九合目の仏生池小屋
山には法螺貝の音が響き、白装束で参拝されている方がたくさんいました。
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山には法螺貝の音が響き、白装束で参拝されている方がたくさんいました。
足元を見るとハクサンイチゲ
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足元を見るとハクサンイチゲ
白いチングルマ
ミヤマウスユキソウ
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ミヤマウスユキソウ
この花を見ると"あの歌"が頭をよぎります。
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この花を見ると"あの歌"が頭をよぎります。
ミヤマリンドウの花々
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ミヤマリンドウの花々
残雪を踏みながら山頂へ
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残雪を踏みながら山頂へ
月山神社本宮
本宮内は撮影禁止
お祓いを受けてから参拝します。
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月山神社本宮
本宮内は撮影禁止
お祓いを受けてから参拝します。
山頂はガスガスで視界ゼロ…
眺望を期待していただけに残念…
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山頂はガスガスで視界ゼロ…
眺望を期待していただけに残念…
まぁそんな日もあります。
チンを愛でていれば幸せ。
そう…私はこの旅で生まれ変わったのです。
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まぁそんな日もあります。
チンを愛でていれば幸せ。
そう…私はこの旅で生まれ変わったのです。
月山を名残惜しみながら
湯殿山方面へと下ります
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月山を名残惜しみながら
湯殿山方面へと下ります
清身川近くの池塘
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清身川近くの池塘
水芭蕉が咲いていました。
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水芭蕉が咲いていました。
月光坂の鉄ハシゴ
ほぼ垂直で長めのハシゴの連続。滑るし…怖いし…
ここの下りが一番の苦行でした。
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月光坂の鉄ハシゴ
ほぼ垂直で長めのハシゴの連続。滑るし…怖いし…
ここの下りが一番の苦行でした。
下りに四苦八苦しながら
湯殿山神社(出羽三山奥の院)に無事下山。
祓料を払って秘密の本宮へ
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下りに四苦八苦しながら
湯殿山神社(出羽三山奥の院)に無事下山。
祓料を払って秘密の本宮へ
湯殿山は「語るなかれ 聞くなかれ」と見聞きしたことは
口外できない掟があるので…
門前の鳥居の写真だけで失礼します。
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湯殿山は「語るなかれ 聞くなかれ」と見聞きしたことは
口外できない掟があるので…
門前の鳥居の写真だけで失礼します。
鶴岡に戻って「寝台特急あけぼの」へ
「ゴロンとシート」で快適。
ゆらゆら揺られながら帰路に着いたのでした。
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鶴岡に戻って「寝台特急あけぼの」へ
「ゴロンとシート」で快適。
ゆらゆら揺られながら帰路に着いたのでした。

装備

備考 月山神社本宮  (祓料500円)
湯殿山神社本宮 (祓料500円)

出羽三山神社
http://www.dewasanzan.jp/
出羽三山巡礼巡り
https://mokkedano.net/feature/dewasanzan/top

感想

【2012年過去の記録です】

東京駅は梅雨の明けきらない雨空だった。
好天を祈りながら上越新幹線「Maxとき」を待つ。
新潟駅から在来線で2時間、さらに鶴岡からバスで50分
修験道の聖地「羽黒山」に降り立つ。

奥羽山脈の中にある東北随一の霊場「出羽三山」は
山形県の中央にそびえる月山、羽黒山、湯殿山の総称で、
伝説によると約1400年前に蜂子皇子が三山を開山したと言われている。
羽黒山は現世を、月山は死後を、そして湯殿山へ辿りつき生まれ変わるという。

現在・過去・未来を擬した「三関三渡」の行を積み三山を巡る
心と身体の「生まれ変わりの旅」へと出かける。

羽黒山は2446段の石段を歩きながら進む
杉並木と多くの社…とても神聖な雰囲気が漂う場所
時間の遅かったせいか観光客も少なく、静かな時間を堪能できた。

この日は境内にある斎館(羽黒山参籠所)に宿泊。
夕食は山の幸を中心とした伝統の精進料理。
お膳に焼き魚もあったが羽黒のしきたりでOKなのだとか。

翌朝は始発のバスで月山八合目へ

緩やかな傾斜の登山道を歩いて行く。
山肌には残雪が残っており、法螺貝の音や白装束で参拝をしている
講中の人達を多く見かけた。信仰と祈りの山を感じる。

山頂では月山神社でお祓いをして参拝。
ガス&小雨と生憎のお天気で眺望は無かったが…
また次回訪れる機会ができたと前向きに捉える。

月山頂上小屋で一休みしたあと湯殿山へ下る。
途中にある月光坂の鉄梯子がほぼ垂直で5つ連続していた。
下りでは正直怖くて…今回の修行で一番の苦行だった。

湯殿山は「語るなかれ」「聞くなかれ」 と戒められた神秘の霊場
多くは語れないが…謎に包まれた自然の神秘だった。

出羽三山を一泊二日で巡る急ぎ足での巡礼だったが
湯殿山にたどり着く頃は不思議と心も身体も軽い。
新たな自分に生まれ変わることができたのだろうか・・・

出羽三山の神秘と信仰と歴史に
深く濃い自然を肌で感じた2日間だった。

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