日本セメント東松山専用線(廃線)跡

2020年04月29日(水) [日帰り]

• GPS: 02:28
• 距離: 9.2km
• 登り: 135m
• 下り: 124m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:27
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:27

距離 9.2km 登り 135m 下り 136m

12:51 高坂駅
15:18 高坂駅

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東武東上線高坂駅付近のコインパーキングを利用（1日：300円）。

コース状況／危険箇所等

「まなびのみち」として整備された遊歩道につき特段の危険箇所は無い。私有地への立入に留意されたい。

写真

4/29 12:49

東武東上線高坂駅からスタートです。

4/29 12:59

まなびのみちの入口に「まなびの見どころ」なる案内板が設置されていました。写真は案内板にあった廃線跡の航空写真。

4/29 12:56

写真左側の草地が廃線跡であると思われます。

4/29 12:59

日傘を差してまなびのみちを優雅に歩く奥様。

4/29 13:01

鉄道設備の基礎部分が残っていました。

4/29 13:02

次の写真（7番）との比較をお楽しみください。

4/29 12:59

遊歩道入口の案内板にあった当時の写真。恐らく撮影場所は、前（6番）写真の場所だと思われます。

4/29 13:03

それにしても良い道です。

4/29 13:11

花大根でしょうか？

4/29 13:16

萌え〜。踏切の後が残っていました。

4/29 13:18

アスファルト敷で整備されているのはここまで。この先は私有地っぽいので迂回します。

4/29 13:19

悪戸バス停の先を関越道方面に左折します。

4/29 13:23

関越手前で廃線跡を潜ります。

関越道を跨いでいた橋梁（葛袋3号橋）は、2013年6月に坂戸西スマートIC設置工事のついでに撤去されたそうです。赤線は橋梁のイメージ。

4/29 13:26

橋梁の土台は残っていました。写真は東側の土台。

4/29 13:26

関越を越えると廃線ムードが高まります。

4/29 13:27

萌え〜！バラストだぁ！

4/29 13:32

この辺りが葛復駅（第一採掘所）のあったあたり。造成されて面影はありません。

4/29 13:32

階段を登って造成区間を迂回します。

4/29 13:39

優雅に工業団地を見下ろしながら進む奥様。

4/29 13:42

山中でよく見掛ける看板がここにもありました。

4/29 13:51

展望の良い場所から奥武蔵の山々を望む。

4/29 13:52

およよ！あのガード下は廃線跡！

4/29 13:53

萌え〜！架線の痕跡！碍子が残っていました。

4/29 13:54

これまた踏切跡！なんて素敵な廃線跡なんでしょう！

4/29 13:55

スンバらしい築堤のカーブ！

4/29 12:59

こちらは遊歩道入口にあったラストランの写真。恐らく撮影場所は前写真（26番）の築堤だと思われます。

4/29 14:01

遊歩道の脇には信号機？の基礎部分。

4/29 14:03

写真左の法面は貨物列車が往来していた当時のものだろう。

4/29 14:04

道端に何らかの鉄道遺構。その脇にスミレも咲いていた。

4/29 14:05

再び築堤上の遊歩道を進む。

4/29 14:09

遊歩道が終わり、この先が終点の高本駅（第三採掘場）の辺り。

4/29 14:16

廃線跡を離れ進路を岩殿方面に変え高坂駅に戻ります。写真は本日の最高標高地点の峠。

4/29 14:22

峠から岩殿方面に降り大東文化大学方面を望む。

4/29 15:00

高坂駅前の通りには彫刻作品が並んでいました（高坂彫刻プロムナード）。高田博厚氏の作品だそうで、それぞれの彫刻作品がポケストップになっています？

4/29 15:17

高坂駅にてゴール。お疲れさまでした。

撮影機器：

Canon IXY 200 Canon

感想

kazu5000R

日本セメント東松山専用線は、1955（昭和30）年10月に日本セメント（現太平洋セメント）によって、高坂駅から葛袋駅を経由して高本駅まで5.5kmで開通しました。その後、グループ会社の秩父鉱業に移管されましたが、採掘量の減少などからダンプ輸送に切り替えられ、1984（昭和59）年7月31日に廃止となりまた。本記録では、日本セメント東松山専用線と標記していますが、ほかに東松山専用鉄道高本線、東武東上線高本貨物支線、東武鉄道高坂構外側線などとも呼ばれるていたそうです。
葛袋駅および高本駅にて採掘された粘度は、東武東上線と太平洋セメント埼玉工場専用線を経由して太平洋セメント埼玉工場に運ばれ、秩父産出の石灰と合わさりセメントに加工され首都圏の建築土木の需要に応えていました。下記は太平洋セメント埼玉工場専用線(廃線)跡の歩行記録です。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2220639.html

この廃線跡は東松山市に寄付され、2018年4月に「まなびのみち」という遊歩道として整備されています。

なお、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が発出されている中での散策ですので、例え隣町での散歩であっても、「ステイホーム」に反していることから、当面非公開の記録といたします。今後、自粛要請が緩和された頃に公開したいと思います。

本日も同行してくれた奥様に感謝です。