下ノ廊下〜阿曽原温泉〜水平歩道〜欅平


- GPS
- 25:17
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 1,417m
- 下り
- 2,304m
コースタイム
7:45黒部ダム駅〜8:42内蔵助谷出合〜9:20鳴沢小沢〜9:39新越沢合流点〜
9:53黒部別山谷出合〜10:37白竜峡〜11:19十字峡〜12:10半月峡〜
12:56仙人谷ダム〜13:52阿曽原温泉小屋(テント泊)
10月10日
5:10阿曽原温泉小屋テン場〜6:36折尾ノ大滝〜7:25大太鼓〜8:19蜆谷〜
9:24欅平駅
天候 | 10月9日 晴れ 10月10日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
10月9日 5:30扇沢無料駐車場〜7:30扇沢駅(トロリーバス)〜7:45黒部ダム駅 10月10日 9:37欅平駅(トロッコ電車)〜11:00宇奈月駅 12:07宇奈月駅(富山地鉄)〜12:48新魚津駅 13:42魚津駅(JR)〜14:32糸魚川駅〜15:50南小谷駅〜 17:07信濃大町駅 17:10信濃大町駅(バス)〜17:50扇沢駅 18:00扇沢無料駐車場(自家用車)〜23:45自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下ノ廊下・水平歩道の危険個所は手すりがついており、慎重に通れば問題ありません。しかし雨の日は危険だと思います。 欅平への最後の下りが結構急です。地面が濡れていて滑りやすい箇所がいくつかあり、今回のルートで一番苦戦しました。 |
写真
感想
憧れの下ノ廊下と阿曽原温泉へ行く。
紅葉を考えたら10月下旬であるが、その時天気が良いとも限らないため、晴天が期待できる今回の日程としました。
行く前には小説「高熱隧道」を読み、期待に胸を膨らませました。
危険箇所には手すりがついていて安心して通れました。
1日目
予報通り晴天に恵まれる。
黒部ダムを下り、新越沢までは普通の登山道が続く。
その先から岩壁をくり抜いた道となり、下ノ廊下らしい道が続きます。
いつもの登山と違い登りがなく、ゆるやかな下りと平らな道が続くので何だか不思議な気分である。
峡谷沿いの道は日差しがやさしく差し込みとても快適である。
黒部別山谷出合には大きなスノーブリッジが残っている。この雪の塊が登山道に残っていれば、通行不能なのは当然で秋しか通れないこのルートの凄さを実感する。
岩をくり抜いて作った登山道は通るだけで作った方々の苦労が伝わってくる。
またこのような危険を冒してまでも作ろうとした当時の水力事業の重要性は改めてすごいものであったと感じる。
白竜峡から十字峡へと素晴らしい景色が続く。
平日で登山者は少なくゆっくりと景色を堪能できました。
仙人谷ダムへ着くと迷路のような施設を通るルートに驚愕。
途中トンネルに入ると硫黄臭の熱風があり、高熱隧道を体感。
いつもの登山とは全く違う貴重な体験ができました。
ダム施設から阿曽原温泉まではこの日初めての本格的な登り。
下りと平らな道ばかりだったため、意外にきつく感じました。
阿曽原温泉小屋に着くと待望温泉!!
自然の中に溶け込んだ天然温泉は最高でした。
テント泊は10張、小屋泊は一人一枚の布団で寝れる程度の人数とのことでした。
夜の9時過ぎに行くと誰もおらず温泉は貸切状態。
夜空に広がる満点の星空を見ながらの温泉は最高にすばらしいものでした。
2日目
阿曽原温泉を出発して最初は登りが続くが、途中から水平な道が続く。
昨日のコース同様よくこのようなところに道を作ったものだと感心する。
欅平に近づくとトロッコ電車の警笛が聞こえ、下界へ戻ってきたことを実感。
途中、後立山の峰々がキレイに見えて感動する。
最後の欅平への下りは結構急で苦戦しました。
欅平からはトロッコ電車とローカル線を乗り継いで8時間以上かけて扇沢へ戻りました。
このルートはいつもの登山とは全く違うもので貴重な体験ができました。
毎年この道をきちんと整備していただく方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
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