沢と紅葉と好天の巻機山（ヌクビ沢→井戸尾根）
群馬県
新潟県
zin
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,401m
- 下り
- 1,388m
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| 天候 | 快晴◎ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
○危険箇所 ・行者ノ滝の右側は登りにくいので注意が必要。ペンキマークよりも左側が登りやすいみたいです。 (あとから知った情報なので、私は素直にペンキマークがあるところを登りましたが。。) ・ヌクビ沢ルートで巻き道から沢に戻る箇所がかなり降りにくいです。ペンキマークからは外れますが、少し戻ったところから降りたほうが無難。よくみれば踏み跡もしっかりあります。 ○山バッチ ・駐車場の管理人さんから買えます。 |
写真
この岩より先に進むと沢に降りるルートがあるんですが、そこはかなり危険と感じました。自分はこの岩まで戻って、そこから降りました。踏み跡もありましたし、同じことを考える人が多いのでしょう。
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感想
10月の三連休は前々から三連続登山を予定していました。紅葉の時期ということで、紅葉が素晴らしいと聞く「越後駒ヶ岳」と「巻機山」、それらのふたつと比較的距離が近い「谷川岳」を予定しており、今回は予定通りその三山を登ってきました。
最終日は巻機山です。越後駒ヶ岳の枝折峠同様、紅葉の時期にはここの桜坂駐車場もすぐに満杯になるということで、4時頃に到着できるように出発。着いてみるとけっこうガラガラでしたが。。。まだちょっと紅葉のピークには早いからでしょうか。
暗い時間帯に動き出さなくてはいけないほど時間のかかるコース設定ではないので、5時ころまでのんびりと準備してからの出発です。
出発するとすぐに尾根ルートと沢ルートの分岐点。今回は色づいた沢の景色をみることが目的なので、沢ルートを選択します。そこから30分ほど歩くと、今度は沢ルート本線か巻き道かの分岐点がありますが、本線のほうがとても楽しそうなんですが、楽しみは後半戦にとっておくということで、今回初めての巻機山ということももあり、ここは巻き道を選択しました。
そこからさらに30分ほど歩くと、巻き道も終わって沢ルート本線と合流です。涼しくてかなり気持ちよく、水の流れる音にも癒されます。ちょっと戻ると天狗尾根ルートもありますが、今回はヌクビ沢ルートで進みます。
まず最初は「布干岩」。のぺーっとした大きな岩の右側を水が這うように流れています。この岩の左半分が登山道です。最初から普段と違う登山道にテンションは最初からクライマックス状態です(笑)
るんるん気分でしばらく進むと、沢がふたつに分岐しているところに到着します。そのうち進行方向に対して左側にあるのが「行者ノ滝」です。滝の右側をよじ登るのですが、これがかなり登りづらかったです。前日の雨もせいもあるかもしれませんが、滑りやすく、また石も浮いているのか固定されているのかよくわからないものばかりでした。あとからヤマレコを見ていると、ペンキマークよりも左側が登りやすいと書いてあったので、次にいくときはその辺りにも注意したいですね。
滝を登りきると、程なくして沢の左側にある巻き道へと入ることになります。このまま沢をずっと登りたい気持ちもありますが、そのまま進めるのかどうか調べてきていなかったので、ここは素直に巻き道へと入りますが、、、この巻き道が曲者でした。
巻き道はそれなりの斜面をトラバースする形となっています。こちらも前日の雨の影響かぬかるんで滑りやすくなっており注意が必要です。途中、ロープがある箇所もありますが、肝心のほしいと思ったところではロープが切れていたり、、、
そしてそのまま進んでいくと、沢に戻るところがあるのですが、ここがかなりの難所でした。降りれそうな箇所、というか踏み跡が付いているところは三箇所くらいあるのですが、そのどれもが確実性に欠けるものとなっています。ロープが取り付けられるハーケンみたいなものもありましたが、一応ザイルは持ってきていましたが、それもそれでなにか違う気がしました。
結局、10分くらい考えた結果、来た道を戻って、どこかもうちょっと安全に沢に下れるところを探すことにしました。すると、戻りだしてすぐに、特徴的な大きな岩(雨宿りできそうな感じの岩)があるのですが、よくみると最初は気付きませんでしたが、明らかに沢へと進む踏み跡がありました。みんな同じことを考えているのですね。ここもここで急で滑りやすいのですが、先ほどよりもかなり安全と感じました。草木を掴みながらになりますが、なんとか沢に下りることが出来ました。
あとはしばらく沢を右に左に歩きながら標高を稼ぎます。途中大きな岩がありますが、ペンキルートは岩を右巻きに進めと言ってきますが、明らかに左巻きのほうが簡単です。
そしてドンドン沢の水が少なくなっていったところで、最後は尾根へと取り付くための急登です。ここも滑りやすく、またロープなども設置されていないため、注意して進みます。そしてほどなくしてゴール！尾根へと到着です。
尾根は赤黄色に色づいており、左側には割引岳、右側には巻機山と牛ヶ岳と、素晴らしい眺望でした。やはりまだ紅葉には早かったためか、沢ルートは思った以上に青々としていましたが、尾根ではしっかりと秋を感じることができましたね。
あとは、割引岳→巻機山→牛ヶ岳とぐるっと回り、井戸尾根ルートで下山しました。巻機山→ニセ巻機山の間が一番秋色になっていたんじゃないでしょうか。尾根歩きも気持ちよかったです。最後のほうは鬱蒼とした樹林帯、それもぬかるんでいるところを降りるため、それなりにしんどかったですが。。。
最後に下山後、駐車場の管理人さんから山バッチを購入して終了です。余談ですが、この管理人さんの笑顔がかなり素敵でした(笑)
沢ルートは思っていた以上に楽しく、上りきる前から「また来たい」と思っていましたが、結局よく巻機山の紹介写真でみるような紅葉に染まった沢は見ることが出来ませんでした。これはリベンジの日も早いか?!
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