美しい紅葉を求めて 強風の那須岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,152m
コースタイム
天候 | 午前中はガス。昼頃から晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
東北道西那須塩原IC下車。 那須湯元方面へ。 峠の茶屋駐車場まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
峠の茶屋駐車場(無料約150台ほど)その下に30台位の駐車場がいくつかあり。この日は6:30時点でかなり下の方の駐車場まで満車。運良くたまたま帰る方が声を掛けてくれ空いた所にとめられた。 売店、トイレ、少し登ったところに登山案内所(ポスト)あり。 <駐車場〜峰の茶屋跡避難小屋> きちんと整備された登山道(というより遊歩道に近い) <避難小屋〜朝日岳> きちんと整備された登山道。 落石注意の標識あるがこの時期はそれ程心配はない。 急なところは鎖、手すりが掛けられている。 稜線は風の通り道なので比較的毎日風が強い。 この日はロープウェイが終日運休する程の強風だったので立っているのも厳しいほど。多くの人は朝日岳肩に向かう途中で引き返していた。 <朝日岳肩〜三本槍岳> 朝日岳肩から先の稜線は物凄い強風が吹き荒れていて、飛ばされて転がっている人が何人かいた。自分もストックを短く持って何度か耐風姿勢を取った。 ルートはしっかりしている。 能見曽根東端から先は階段。 平らなところに出ると木道歩き。 北温泉分岐からは熊笹や灌木の中の道を歩くき三本槍岳山頂へ。 今回は同じルートを戻る。 <峰の小屋跡避難小屋〜茶臼岳(那須岳)山頂〜ロープウェイ山頂駅> ガレた岩の登山道。 ルートはペンキなどでハッキリとしている。 山頂駅からのルートと合流する所からお鉢巡りをして社のある那須岳山頂へ。 分岐を山頂駅方面に下る。 巨岩の立ち並ぶところを過ぎ砂礫の下りを少し歩くと山頂駅。 <山頂駅(分岐)〜牛ヶ首〜姥ヶ平〜峰の茶屋跡避難小屋> 山頂駅のすぐ上の分岐から茶臼岳の裾野をぐるっと回って牛ヶ首方面へ。 平坦な整備された登山道。 牛ヶ首から階段状になっている登山道を下り姥ヶ平へ。 姥ヶ平から牛ヶ首まで登り返し、茶臼岳を左回りに歩くと峰の茶屋跡避難小屋。 終始ルートは明瞭。危険箇所は無し。 風が強い時の稜線は慣れない人は立てないぐらいかもしれない。 |
写真
感想
今年の秋は紅葉の当たり年だという。
今年行こうと決めていたのは那須岳の姥ヶ平。
昨年行った方の写真を見てここに行きたいとずっと思っていた場所。
那須岳は学生の頃から何度か訪れているけど、紅葉の時期は初めて。この時期は混んでいるという噂を聞いているのでそこだけが心配。
深夜自宅を出発し、東名を走る。
ここで、集中工事の渋滞にはまってしまいまさかのペースダウン・・・。
首都高を抜けるまでに予定より2時間近く遅れてしまった。
東北道はガラガラで、その後は順調に進むが峠の茶屋駐車場に着いた6時半は駐車場は満車。何箇所か駐車場があるが、かなり下の方まで埋まっていた。
何とか近くに停めたいなぁと駐車場渋滞にハマっていると窓をコンコンと叩く音。
「私はもう帰るからここに停めな」とおじ様が激混みの駐車場の中に一台だけスペースを空けてもらいそこに停める。
当初はもっと早く着いて、駐車場で仮眠を取る予定だったが既に予定していた出発時間をオーバーしているので荷物をまとめすぐに出発。
駐車場でかなり寒かったので上の方はもっと冷えるだろうな・・・。
7時過ぎに登山口を出発。
駐車場から先は登山者と観光客で賑わう。
しっかり整備された道を峰の茶屋避難小屋まで歩く。混んでいるが道が広いので渋滞にはならなかった。
20分程で避難小屋。
強風!寒い!
かなりの人がいたが、朝日岳方面に向かう人は少なかった。
ゴツゴツして、所々鎖が掛けられた登山道をニセ穂高とも言われる朝日岳へ向かう。
朝日岳の肩に出た時は更に強い風にさらされ吹き飛ばされそう!
やるな朝日岳なんて思いながら強い風に耐え山頂へ。
避難小屋から先は強風とガスで眺望はなし(´Д`。)
朝日岳で少し待ってみたが、一時的に風でガスが晴れ素晴らしい紅葉が顔を出すものの、またすぐにガスの中に。
15分程滞在したが寒さに耐えられず、引き返す事にした。
肩まで戻り、三本槍方面に進む。
ここからの稜線は更なる強風!冬の富士山で味わったような風の中を途中耐風姿勢を取ってやり過ごしながら進む。岩とハイマツの能見曽根東端までは今回の山行の中で最も風の強い場所だった。
まぁたまにはこんな風の中を歩くのも楽しいものです♪
そこから先は階段を下り木道の清水平へ。
笹原の中を歩く平坦で気持ち良い登山道だが、一面ガスで遠望は利かない。
黙々と歩き続け、一登りすると三本槍岳山頂。
ここからは辺り一面の眺望が素晴らしい場所だが、全く眺望は利かず。
山頂で会った登山者とお話しをしたりしながら45分もガスが晴れるのを待ったが、好天は望めず、ダウンを着込んだが寒くなってきたので諦めて引き返す事にした。
同じ道を引き返す。
まだまだ馴染みきらない登山靴の踵が擦れて痛い。
再び強風にさらされる稜線まで出ると、流れていく雲がきれて青空が顔を出す。
朝日岳方面の紅葉がとにかく綺麗だ。
朝日岳から戻る途中多くの方と挨拶を交わしたが、皆さん風の具合を心配されていたのでイロイロと状況をお伝えした。
行く方と撤退する方と半々ぐらいかな。
まだ、先があるのでとりあえず避難小屋まで戻ってきたが休む事無く進む。
避難小屋を正面に右手が朝日岳方面で左が茶臼岳と茶臼岳を巻いて牛ヶ首や姥ヶ平方面への登山道。
お次は茶臼岳へ。
こちらはガレた岩の登山道。
朝日岳、三本槍方面に比べると登っている人も多い。
相変わらず風は強く油断すると飛ばされそうになりながら山頂を目指す。
青空が広がって来たが、北側からは次々と雲が流れて来る。
30分程で山頂の那須神社の社に到着。
強風にさらされるのでお鉢巡りをしてすぐにロープウェイ山頂方面に下る。
ロープウェイは強風で終日運休なので殆どこちら側を歩いている人はおらず静かな山歩き♪
山頂駅手前の分岐から茶臼岳を回り込んで牛ヶ首へ。
この辺りから左手斜面は真っ赤に紅葉していて素晴らしい眺め。
一旦南月山方面に少し登ったが、割と時間が掛かりそうなのと、下の景色があまりに魅力的だったので引き返して姥ヶ平へ下る。
姥ヶ平へ色付いた紅葉の森を下る。
そして・・・
今回の目的地姥ヶ平に到着!!
真っ赤な紅葉の先に噴煙を上げる茶臼岳。バックは青空!
絶景・・・・。
しばし絶景を楽しんで、ベンチに座って食事。
新潟から来ているというご夫婦とご一緒させてもらい、いろいろお話しながら一時間程素晴らしい景色を楽しみました♪
途中靴底が剥がれてしまったというおじさんがいたのでテーピングで応急処置。
何とか山からは下りられるでしょう。
この景色をいつまでも見ていたいと思うけどそうもいかないので後ろ髪引かれながらこの場所を離れました。
牛ヶ首まで登り返し、避難小屋方面に歩く。
峰の茶屋避難小屋に掛かっていた温度計を見ると3℃。
寒い訳だ。
ここからはサクサク下り駐車場へ戻る。
3時過ぎに戻った駐車場は朝とはうって変わってガラガラでした。
帰りは硫黄の香りがぷんぷんする鹿の湯に寄り、疲れを癒して帰路に。
宇都宮で餃子を食べ、集中工事の渋滞を避ける為に中央道で富士山の裏側から帰りました。
おそらく那須の紅葉のピークは今週末。
まだしばらくは楽しめるでしょうが徐々に散っていくでしょう。
昨年から楽しみにしていた姥ヶ平の紅葉。
予想通りの素晴らしい景色でした♪
規模こそ違えど、話題の涸沢の紅葉にだって負けてないなと思います。
追記)
当日山頂付近は25m程の風だったそうで、場所によっては風速40mぐらいの風になることもあったようです。
どうりで風強い訳だ。人が飛ぶの初めて見ました(すぐに助けに行きましたよw)
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