紅葉の会津駒ヶ岳〜天空の草原を歩く〜
- GPS
- 06:55
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,246m
- 下り
- 1,246m
コースタイム
8:00 水場
9:20 駒の小屋 9:40
9:55 山頂
10:30 中門岳
11:28 駒の小屋 11:50
13:55 登山口
天候 | 晴れのち曇りときどき小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
実質的な登山口はここから車で林道を5分ほど登って行きます。 登山口周辺、手前に20台ほど駐車可能なスペースがあります。 国道沿いの滝沢登山口バス停周辺に登山者用駐車場もあります。 麓から登りたい方はこちらからどうぞ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
✿登山口から木の階段を登り、急登の連続。 木の根っこが階段状になっていて歩きやすい。 樹林帯は展望はないが、紅葉が美しく快適な気分で歩ける。 ✿水場の標示に休憩ベンチあり。山頂まで2.7kの地点。 水場はここから30m下に下る。水はチョロチョロ程度。冷たくておいしい。 ✿ブナの林が広がり紅葉もさらに美しく、駒ヶ岳の支線、大戸沢岳の展望開ける。 向かいの帝釈山、田代山も見えてくる。 整備された石敷の登山道になりやがて木道になり前方の展望が開ける。 草原と池塘と駒の小屋が見え、右側には燧ケ岳が望める。 木道の登りはきついが眺めを楽しめる。 ✿駒ノ小屋の前にある駒ノ大池にベンチがあり小休憩。 駒ノ小屋はきれい。飲み物販売あり。トイレもとてもきれい。 ✿駒ノ大池から山頂へ木道を進む。 緩やかな草原を歩きながら展望を楽しみ傾斜のきつい登りになる。 ✿山頂は北方向、南方向のパノラマガイドがあり、大展望のはず。この時は雲が多くなってきた。 ✿中門岳へはアップダウンのある木道が続き、どこまでも続く稜線上の草原を歩き、山肌の紅葉がきれい。 ✿中門岳の標識のある中門ノ池に着く。ここから先は湿原をぐるっとひと回りする木道があるのみ。 静かな池と池塘のある風景は天上の楽園。いつまでも浸っていたい気分になる。 近くに竜ノ門の滝があり、見ごたえある。 トイレは国道から入った場所にきれいなトイレ、駒の小屋にある。 温泉は、アルザ尾瀬の郷、駒の湯、燧の湯¥500 がある。 http://www.oze-info.jp/spa/ 周辺には民宿、旅館数多くあり、登山客用に、送迎やお弁当も頼める。 平日宿泊割引キャンペーンなどがあります。 http://www.oze-info.jp/leisure/ 前日に、登山口近くの民宿こまどりに泊。 http://www17.plala.or.jp/komadori/tachisoba.html 当日は、七入山荘に泊し、翌日の燧ケ岳登山に備える。 http://www3.ocn.ne.jp/~nana777/ |
写真
感想
山登りを始めた時からいつか行ってみたいと思った尾瀬周辺の山々。
いつかいつか…と思っていただけでは行けないで終わってしまう。
紅葉期盛りの尾瀬周辺に移動日も含めて3泊4日で訪れる事にした。
一日目は、南会津檜枝岐村に入り、中土合公園や会津駒ヶ岳登山口下見と竜ノ門の滝を見学。
4時には民宿にチェックインし、温泉に浸かりゆっくり休んで翌日の登山に備える。
民宿の料理に“サンショウウオの天ぷら”があったのはびっくり。味は…よくわからない?(~_~;)
檜枝岐村の名物“裁ちそば”はコシがあってとてもおいしい。
二日目、冷え込んだ朝だったが晴天のいいお天気。
前日に頼んでいたお弁当を受け取り、7時前には登山口に行くように出発。
登山口にはすでに車10台ほど停まっていた。
平日なのに紅葉期とあって会津駒ヶ岳の人気にさすが!車のナンバーも関東周辺が多いかな。
最初の30分ほどは急登でかなり参ってしまったが
朝の光が射す樹木の紅葉がとても美しくゆっくりと堪能しながら水場に着いた。
水場で美味しい水を汲み、ときおり開けてくる展望を楽しみながら石敷の道を上がってゆく。
先には草原と池塘が広がり駒ノ小屋そして駒ヶ岳の山頂が見えてきた。
花もないこの時期、春夏はどんなにいろんな花が広がったであろうと想像すると
もう少し早く思い立ってここに来ればよかったかな〜と思ってしまう。
でも
燧ケ岳や至仏山、日光連山が見えてくるとこのお天気に感謝し、山々の連なりを眺めるだけでも充分だと思える。
駒ノ小屋と駒ノ大池はとても画になる。ここに泊まって池の畔で黄昏るのもいいかもしれない。
あるいは夜明け前の静かなひとときを過ごすのもいいかな…。
駒ノ小屋から山頂まで大展望の中、風に吹かれながら歩いて行くと
俗世を離れてここを歩いているのは夢のようであり、またこれが現実なのだと我に返る。
山頂過ぎて中門岳への道は草原と池塘の広がる素敵な木道歩き。
雲が多くなってきたが時折陽が射し山肌の紅葉を明るく照らし一瞬の美を見せてくれる。
静かな静かな中門岳と中門の池…天空の草原と池塘。
日常の時間の中で、“ここではないどこかへ、ここではない彼方へ行こう”と思い
天空の草原を歩いていると、“戻りたくない、更に遠くへ…”と思いは強くなる。
さぞかし花が咲いていたらさらに見ごたえあっただろうな。
でも
結実したイワショウブのいろんな色合い、池塘の畔でプルプルと風に震えている様は
何ともいえず、愛らしくもあり、健気でもあり、見ていて飽きなかった。
駒ノ小屋に戻り駒ノ大池の畔のベンチでお弁当食べているとあっという間にガスに包まれ、
さらに霧雨も降ってきてあわててレインウェアを着こむ。
下山していくと紅葉がさらに鮮やかになり目を見張る樹木の彩りに魅了されていく。
三日目はいよいよ尾瀬入り。
燧ケ岳を登り、見晴新道を下りて山小屋に宿泊。
晴天の大展望と紅葉に包まれた彩りの森に感激し、
日没、満天の星、夜明けを迎えた山の醍醐味を更に味わう感動の時間を過ごした。
meikenさん行ってきましたね!!
秋の会津駒ヶ岳、いいですね〜♪
草紅葉の湿原がずーっと続いているのは気持ちよさそうです。
私は、ハクサンコザクラやイワイチョウなどのお花たちの誘惑に、何度も足を止めていましたから、こんなペースではとても歩けませんでしたよ
民宿に泊まられたんですね
次回の参考になります〜
ついに行かれたんですね。
私も先日のkazikaさんのレコを見ていつか行きたいと思い、地図だけは早々と購入してしまいました
どこまで続く木道と草紅葉、いつまでもいたくなるのも分かります。次回は花の時期ですか
尾瀬レコ、楽しみにしてます
ハクサンコザクラの咲く会津駒ヶ岳のレコ、あの景色に出会いたかった〜
でも、花の無い紅葉期もお薦めです。
足を止める誘惑があまりなくて展望が良く快適に歩けます。
関東の山はいいですね〜。
移動距離が長いので余裕を持って行きましたが
麓の温泉民宿や山荘泊まりもお薦めです。
次は花の時期に是非訪れたいです。
長距離歩きのmokkedanoさんには
会津駒ヶ岳から御池と続く稜線ルートもあるので
駒ノ小屋宿泊して歩いて行くのもいいですよ〜
バスも出ているので車一台でも縦走は可能です。
尾瀬レコ…まだ時間かかりそうです
お待ちくだされ
私も山頂〜中門岳の道が大好きで、ここはまさに楽園だ…と去年会津駒ヶ岳を訪れた時に思いました。
お花の時期もいいかもしれないけれど、秋の草紅葉の風にゆれ太陽の光に輝く風景はどうしようもなく懐かしい気分にさせてくれて。
尾瀬、1日だけ滞在期間が重なったニアミスでしたね
meikenさんなら桧枝岐の歴史をあわせて楽しまれたのかなぁって思いました。
(山にはまる前、訪れて「こんな秘境が!」って驚いてた私たち←「ミニ尾瀬」止まりでした まさかさらに奥に足を踏み入れるとは思いませんでした )
宿泊尾瀬なら、朝のあの夢のような世界にmeikenさんも立ったのかな?
植物についた霜が溶ける一瞬、どんな宝石より美しいと感じました。
尾瀬レコとっても楽しみです。
写真どれも素晴らしくて選び難いのではないかな〜
*最近映画「おおかみこどもの雨と雪」を見ました、草紅葉みると思い出します。大プッシュ映画です
keen2さん、おはようございます。
あの稜線の草原湿原歩き、堪りませんね〜
いいお天気だったのが急変してガスに隠れて展望が隠れてしまいましたが
池塘と草原を巡る木道歩きは心地よいです。
今回も同じ場所を廻っていたのですね。
私は尾瀬への入門編、keen2さんご夫妻はすでにリピーターでさらに尾瀬の真髄に触れたようですね。
この時期ですから、たくさんの人が訪れてヤマレコさん達に会ってもおかしくない状況でした。
私は日光の山々も気になりましたが、あの山容惹きつけられませんか?
行ってみたくて調べていたらmeikenさんのレコに当たりました\(^O^)/
素敵な青と素敵な紅葉
きれいな写真に癒されました。
有難うございます〜(*^_^*)
昨年の秋のレコにコメントありがとうございます。
尾瀬周辺の山々は魅力たっぷりで
何度も訪れてみたくなります。
会津駒ヶ岳…今の時期とてもいいかもしれません。
お花が健在でしょう。
北アルプスを堪能された後は
しっとりと東北のなよやかな山を味わってくださいね
※北アルプス…プランを組んでもなかなか行けない私にはとっても羨ましいレコでした
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