雨の大峰南奥駈道へ。五大尊岳と山里散策。
- GPS
- 06:17
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 932m
- 下り
- 941m
コースタイム
天候 | 大雨のち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●道の駅ほんぐう→上切原の登山口 片道2.7キロぐらい車道を歩きますが、田畑や山、川、花、山里の風景が心地よく 山行の半分はここに魅力を感じました。 登山口周辺に駐車スペースや安全に路駐できそうな場所はありません。 ●上切原の登山口→金剛多和(奥駈道への合流地点) 基本的には整備された登山道ですが、 全体的にトラバースが多く、道が流されて普通の斜面になってる場所が 数箇所あり、注意です。 ●金剛多和→五大尊岳 ほとんど全て急登になり、4駆で登る箇所も出てきます。 雨だと滑って大変危険でした。 注意:頂上より北側に少し下りたところに山頂プレートがあったようです。 行きそびれてしまいました。 |
写真
感想
今回も人のこなさそうな山で大峰南奥駈道の一部である、五大尊岳に登ってきました。関西百名山に数えられます。
道中、やはり誰とも会いませんでした。
この日は、曇りのち晴れで正午前から晴れの予定でしたが、
そこは大峰の奥深い山。そんなの関係なく、着けばまさかの大雨😫
久しぶりに天候外してしまいました。
少し待てば、回復するかもと思ってましたが、一向に気配がなく
登りで回復することを見込んで、大雨の中を傘さして「道の駅ほんぐう」を出発。
まずは、登山口のある上切原の山里へ。長い距離ですが、農村の風景を楽しみながら歩いたので、結構満足した区間でした。
登山口は、わかりにくく、村の一番奥の行き止まりのところと、村の中にあります。(軌跡参照)
このルートは、バリルート並だと思って不明瞭を覚悟しておりましたが、思いの外、整備されており、しっかりしたなだらかな登山道になっていて、ヤマプラにも載ってました。
しばらく登ると、道が流されて傾斜のままになってしまっているトラバースが数箇所でてきたのでそこだけ注意。途中には整備された巨大な崩落地があり、ここが一番の展望場所で、奥駈道の稜線を望める場所でした。
奥駆道への合流地点である金剛多和まで登ると、さらに、頂上まで急登の奥駆道の尾根が続いており、赤松の尾根で松の枯れ葉がフサフサに積もっていい雰囲気。道の両脇に盗掘の跡がたくさんあったので松茸が生えていたんだと思います。
やはりこの区間にもギンリョウソウが結構生えていて楽しませてくれました。
しかし、思っていたより、かなりの急登。4駆で登りますが、雨で滑るし、手も汚れる。なんとか登りきって頂上に出たが、プレートがない。おかしいなと思いながら
北側に進めばあるかもと思って歩きましたが、どんどん急降下するので引き返してしまいました。(後で調べると、これが失敗!下った先に北峰があり、頂上プレートや石仏があったようです😫)手抜きな下調べが仇になり、まさかの双耳峰!??
しくじりました。ヤマレコマップは南峰が頂上になってますけど…。くやし〜(笑)
あわよくば奥駈を南下して、熊野本宮大社まで行って周回とか思ってましたが、
雨も止まず、帰りの急降下のぬかるみで2度ほど滑ってコケて、素直にピストン決定。奥駈の稜線を望みながら、渋々元の道を下山。
天候も外し、2度の転倒。山頂プレートの場所も外してしまい、
微妙な山行になってしまいましたが、山里の風景も楽しめたので良しとします。
今回も思ったのは、軽量傘のありがたいこと!
レンズ交換もできますし、自分も濡れない。モンベルの超軽量傘にまたもや助けられました。ちょい高かったけど買ってよかったアイテムです😊
追記:花に詳しいヤマレコユーザーの方々のネットワークで、わからなかった花の名前を全部知ることができました。ご協力ありがとうございました😊
コメント
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woodtableさん、こんにちは♪
スタートは雨降り大変そうでしたが、山に入る頃から新緑が一層しっとり美しくて良かったですね!
小さな花もかわいいけど、ギンリョウソウの群生がなんとも羨ましいです♡
苔むした石の階段、風にさざめく田んぼもいい田園風景です。季節の風景って大切ですね!
さて、69番のお花は多分ムシトリナデシコかな?と。茎の一部を手で触るとベトベトするアレじゃなかったですか?アレ、手で擦ると少し泡みたくなって、子供の頃センタクバナ(洗濯花)なんて言ってたの、思い出しました😆
grindel さん、こんにちは〜
そうなんです。スタートしようとしたら、より雨がひどくなってしまって…。
しばらく車で待っていたのですが、時間も進むので強行しました。
登山道に入った辺りから雨も収まり、微妙に太陽の光が出てきたり、一瞬青空が出たり
また雨がドサッと来たりと言う感じでしたが、これはこれでしっとりした雰囲気を楽しめました。登山口まで2.7キロと田舎道を歩きますが、楽しめない人には苦痛でしかないかも(笑)
ギンリョウソウはもう、奥駆道沿いにたくさんあって珍しくなくなってしまいましたよ
この花ナデシコっぽいなと思ってましたが、虫取り撫子でしたか。
葉と茎の辺りがベトベトするやつですね。調べるとアリが上がってこないようにしてるとか。
菜園の野菜や果樹もこのシステムついてたら、毛虫もアリも上がってこれないから
これイイナ〜と思ってしまいました(笑)
りんごの木にガムテープ巻いておこうかな
熊野川? うわっ遠そう。凄く綺麗な川の色なんですね。
大規模な崩落地の痕もお金かかってますね〜 通路の所に大きなクラックが入ってたけど??
カーブミラーのカット、お尋ねしていたチェストバッグが写るようにしてきださったんですね。この天気、防水仕様でカバーもあっていいですね。モンベルの傘も役に立ってますこと。
no2さん、こんばんは〜
私は奈良なので、距離あっても信号も車もなくスムーズで結構近いんですよ。
京都行くよりは断然近いです(笑)
崩落地の修繕の金額やコンクリート部分のクラックに目が行くとは、
さすが、建設業界の方(笑)
言われて気づきましたけどホントですね。地震とか大雨でずり落ちないのかな😅
そうですね。話で出てきたチェストバックの雨使用時の写真がちょうど出てきました(笑)
この傘は軽くてよいです。通勤にもいつもカバンに忍ばせてますよ
woodtableさん、こんにちは〜
南奥駈界隈は趣きがあってよいですねぇ
越境自粛が解除されてもアルプスには行きにくいので今年は南奥駈にチャレンジしようかと妄想中です
でも..遠いなぁ。。。
yamaotocoさん、こんばんは〜
南奥駈は趣があってyamaotocoさん好みだと思いますよ。
北奥駈の険しい雰囲気とはまた違う感じです。
大日岳から繋いでみたくなってきたでしょ(笑)
でも、紀伊路の続きも歩かないとですよね
いつも綺麗な写真をありがとうございます。
雲がかかっていてもこういった場所でも幻想的に見えますね…
サワガニも可愛いです。サワガニ見つけてみたいなぁ…
すみません、少しだけ質問をさせてください。
迫力のある写真や、マクロでボケの強い写真など色々と撮影されていますが、
やはり広角ズームレンズや単焦点レンズなどを使い分けているのでしょうか?
それと、影が濃い目というか全体的にメリハリが付いている印象がありますが、どういった項目の設定を調整されているか大まかで構いませんので教えていただけたらと…
shouga4さん、いつも見ていただきありがとうございます😊
まず、撮影について、あくまでも私の場合の話になりますが、
マイクロフォーサーズカメラ2台持ちで場所によってレンズを選択しています。
今回の山行に関しては、ボケの強いマクロも単焦点も持っていっていないですし、
広角レンズは、大展望や霧氷撮影の時ぐらいしか使いません。
ほとんど80mm以上の中望遠域のズームレンズ2本で切りとっています。
もちろん花メインの時はマクロレンズ使いますよ。
カメラの設定は普通ですが、レンズのクセで
ボケやコントラストや抜け感が変わってくると思います。
例えば明るい単焦点レンズで撮影すると、プロっぽくなるのはそういうことです。
色に関してはRAW現像を想定して撮っているので、暗めに撮っておいて
色情報を欠損しないようにしたりします。
現像ソフト段階の設定は専門的&感覚的すぎて説明できないですが、大まかに言うと
何を表現するかの目的によって、設定が全く違います。
例えば、おっしゃっているメリハリのある写真のパターンだと
現像操作では、黒部は強く、影部は明瞭に、しかし抜けも強く、白は潰れないようにすると
勝手に彩度が少し高めで、コントラストは触らないですが
メリハリのある雰囲気になっていきます。
今のi-phoneは、これをスマホが自動でこなして現像していたり、設定の違う写真を重ね合わせたりして、あれほどのキレイな写真になるわけですね。
私はPRO用の現像ソフトですが、E-M10マーク2使わてるのであれば、
カメラ購入時に付いていたROMにオリの現像ソフトが入っていると思いますので、
試しにRAW撮影されて、現像して、いろいろいじってみると
なるほど!となると思いますよ😊
しかし、興味と慣れが必要で、こんなんやってられんわあ〜となるぐらい
面倒な作業になりかねないです(笑)
慣れると短時間で現像できるようになるのですが。
ご返信ありがとうございます😊
突然の質問にこんなに丁寧に答えていただいて感激してます…!
そうなのですね、広角の使用頻度がそこまで高くないというのは意外でした。
中望遠域のズームレンズ2本でここまで撮影できるものなのですね…。
私も今持っているE-M10mk2付属のパンケーキレンズとズームレンズで頑張ってみます。
なるほど、RAW現像で撮影されていたんですね!
あの独特の雰囲気は現像操作で表現されていたんですね。
分かりやすいご説明をありがとうございます。(恥ずかしながら素人なので)
JPEG保存でカメラに仕上げを任せると楽ですが、撮影後の編集は殆ど出来ないんですね…。
E-M10mk2の箱を探してみたら、現像ソフトの入ったディスクが見つかりました!
今度余裕のある時にRAW撮影や現像を試してみますね。
仕上がりや自由度と、手間を比較して自分にどちらが合っているか探っていこうと思います。
深すぎるカメラの世界を少し覗けた気がします(笑)
改めて、ご返信ありがとうございました😊
これからもwoodtableさんの写真を楽しみにしています。
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