温見峠からの能郷白山 今日は奥ノ院の祈祷式でした
- GPS
- 05:00
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 621m
- 下り
- 614m
コースタイム
10:55 能郷白山山頂
11:05 能郷白山神社 奥ノ院 (11:10 御祈祷 11:20) 11:35
11:40 能郷白山山頂 (昼食後、頂上から祠近辺を周遊) 13:15
14:40 温見峠登山口
天候 | 晴れ→ガス→小雨→ガス→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
越波林道→猫峠林道→国道157号線→温見峠 県道沿いのNEOキャンピングパークを過ぎ、2km程進むと越波林道との分岐点があるのでそこを左折。越波方面へ(分岐手前にトイレあり)。越波集落を通過して橋を渡りきったところが猫峠林道との分岐点(写真1の看板と写真2の石碑あり)。右折して猫峠林道に入る。しばらく走ると国道157号線にぶつかるのでそこを右折して進む。国道とは思えないほど狭いが、しばらく走るとやや広くなり温見峠に至る。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
県道から越波林道に入る手前が最後のトイレです。 登山口に立派な登山ポストがあります。 根尾川谷汲温泉 国道157号線から華厳寺方面に進み、看板に従って行けば辿り着けます。 開業時間10:00〜19:00 年中無休 大人500円 小学生300円 乳幼児200円 |
写真
感想
数年後に自分が山登りにのめり込むなどとは思いもしなかった頃のこと、地図も持たずに本巣を北上し、偶然に迷い込んだのが能郷集落でした。突然現れた立派な能楽堂、それまでとは明らかに雰囲気の違う空間が目に飛び込んで来たのが印象的だったのを憶えています。
それ以来、何故か気になって仕様がない能郷からの山行を決行したいのは山々ですが、まずは手始めにその反対側、温見峠から頂上を目指すことにしました。
ということで、今回のターゲットは荒島岳の陰に埋もれた幻の100名山、能郷白山です。
本巣市の国道157号線は根尾黒津地区が通行止となっているため、樽見地区からの迂回路を経て目的地の温見峠へと向かうことになります。県道255号線から越波林道をしばらく進むと越波集落。『越波』と書いて『おっぱ』と読みます。
自分は先生でもないですし、思ってもあえて口にしないかよわき大人の代弁者でもありませんが、ここはあえて言わせてもらいます。
『い』をつけてはいけません!別の柔らかいものになってしまいます!
はい・・・くだらない事を書いて申し訳ありませんでした。
どの家屋も軒下から何本もの柱が伸びた特徴的な造りになっており、ここが豪雪地帯であることを教えてくれます。
林道ではニホンザルにも何度か出くわしました。東山動物園から脱走した『ムコドノ♂』ではないようです(翌日に捕獲されました)。
国道157号線に合流後、『洗い越し』と呼ばれる路上河川を何度か渡ります。もはや国道とは思えぬ凄まじさ!『酷道』と揶揄されるのもうなづけます。
温見峠に到着。車を路肩に止め、準備を済ませて登山口に移動したところで「ゴトン!ヴィ〜ン!ヴィ〜ン!」大きな音に振り返ると、一台の車の前輪が側溝にはまって出られなくなっています。こんなところで大変です。車載ジャッキだけで何とか脱出できましたが運転手の男性が腰を痛められてしまいました。お礼にと食料を沢山いただきましたが、御三方は帰られてしまった様です。
登山開始。紅葉を期待していましたが少しだけ早かったみたいです。けれど気温もちょうど良く、朝の木漏れ日が心地よい登山日和になりそうです。
・・・が、歩を進めるとともに陽光は薄れ、辺りが少しずつ霞んできました。
予報では快晴とのことでしたが、開けた場所はすでにガスまみれ、挙句には小雨まで降り出す始末。まだ雨具を装着するほどではないですが、実は隊員たちがカッパを持って来ていないことが発覚!
(K隊員はT京DズニーランドのMッキーマウスのポンチョを持って来ていたみたいだが、成人男性が着用するにはいろんな意味で多くの勇気を要する代物らしく、断じて着る気はないと豪語していた。)
山を舐めとる!!
今より少しでも雨足が強まるようならすぐに引き返すと決め、先を急ぎます。
幸い雨はすぐに止み、ガスで霞んだ山頂に到着。一等三角点を撮影後、奥ノ院方面に移動。祠のまわりに何人かの人陰がぼんやりと見えます。
実は今日は奥ノ院の祈祷式開催の日。峠に着いた時、我々の後ろに停まったトラックから降りて来られた能郷白山神社の関係者の方々が教えて下さいました。
開かれた扉から神主さんが中に入られ、ご祈祷が始まります。居合わせた我々も参拝に加わり、式後には御神酒と御供物の落雁を頂戴しました。貴重な体験でした。
昼食をつくるため、風の影響を受けにくい山頂まで戻ります。
今日は豚汁と、きのこのバター炒めを作ります。
豚汁は昆布と鰹の出汁で野菜を煮たものを持ち込み、そいつに豚肉を放り込んで味噌を溶くだけで完成。隊員たちには喜ばれましたが、個人的には思ったほど・・・でした。睡眠時間を削って(1時間半)出汁をとった割りに何か報われない気がしますが、原因に心当たりはあるので、次に作る際はもう少し改善できそうです。
バター炒めの方は手間いらず。きのことベーコン、バターをフライパンに放り込んで塩コショウと醤油で仕上げただけですが美味しかったです。
昼食を終える頃には立ち込めていたガスも次第に晴れてゆき、諦めていた展望も開けて来ました。再度奥ノ院まで移動し、景色を十分に堪能してから下山。
長い林道を引き返し、華厳寺近くの根尾川谷汲温泉で汗を流しました。
今回は偶然にも神事に立ち会うこととなり、非常に価値のある一日を過ごせました。こんな経験はたぶん二度と出来ないでしょう。
次回はハードと名高い能郷谷ルートへの挑戦をするぞと胸に誓うのでした。
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