大千軒岳 1071.63m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2003年05月の天気図 |
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コース状況/ 危険箇所等 |
5/25(日) 民宿・はまべ5:55ー監視所6:20―7:30,610m,498km大千軒岳新道コース登山口―8:40,930m,24℃あと1km地点―9:10,1030m,26℃大千軒岳ー10:35,600m,31℃大千軒岳新道コース登山口−12:00,28℃519km監視所―12:20,527km松前―15:40,646km森―20:30札幌 |
写真
感想
5/25(日) 松前の町に入る少し手前で右手、山の方に入り、及部川に沿って遡る。暫らく行くと三叉路があり、ここが、入山監視所だ。許可証をもらって、左手橋を渡る。暫らく走ると、舗装が切れて凸凹の砂利道、その上アップダウンが凄い。勢いをつけてやっと登る、という感じの坂道だ。道端に雪が残っている所もある。
道の左側に車が止めてある。山菜採りだ。20台はくだらない。人が大勢入っていることは心強い。やがて広場に出る。道は更に続いているが、此処が峠で駐車場だ。大千軒岳から続く尾根の鞍部なのだ。
大千軒岳へは、只管、その尾根を登って行けばいいのだ。
初めはブナ林の中だが、やがて潅木となり、笹となり、お花畑も現れる。シラネアオイが丁度真っ盛りのようだ。山桜も咲いている。カタクリの群落もある。
途中、あれだけ車があったのに、此処には人は僕だけだ。山菜は採っても、山に登る、もの好きは少ないのだ。ゆったりした斜面が起伏している。広い高原台地に出る。
頂上に着いて、温度計を見ると、26℃、風は微風、全くの春日和だ。
名残惜しいが下山だ。春日和と眺めと花を愛でながらの、贅沢な高原漫歩だ。
高年カップルが登って来た。この山では初めてだ。山に登る人もいるのだ。
駐車場に帰ると、数台の車が止まっている。何れも山菜採りのようだ。
往路を引き返す。監視所で、受付簿を、見るともなく見たが、僕の前に約20台、後にも約20台記入してあった。その殆んどが山菜採りだ。後は一路札幌だ。
立待岬に降り立ってみた。風が凄い。今朝、山頂でさえ、あの日和。それからは想像もできない。海峡の、風の通り道なのだろう。
北海道の南端から札幌まで、さすがに遠かった。
1週間後、6/2(月)この山にタケノコ採りに入って行方不明になった5人が、3日早朝、発見救助された。夜は気温が8℃まで下がった。昼と20℃近い差だ。火を焚いて、石を暖め、それを抱いて寝たという。
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