土曜日の道志みちから大室山
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,362m
- 下り
- 1,552m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
その他周辺情報 | 藤野やまなみ温泉 |
写真
感想
「そういえば接続できるんでしたね。」月夜野バス停で、神奈川県側と山梨県側の二人の運転手がそう話していた。土曜日だけ道志みちのバスが接続するという情報を得て、計画を立てていた。月夜野からは運転手と二人っきりだった。確か定年を迎えているそうで、「道志みちは国道に指定されてから急速に整備された」とか「こっちの道が元々の道だ」など、道志みちの歴史を話してくれた。確か「好きな所で降ろしてあげるよ」と言われ、田代橋の辺りで降ろしてもらうことにし、二人で写真を撮った。
登山口はキャンプ場にあったと思う。そこから進んでいったが、沢で進む方向がわからなくなった。人の踏み跡があったのでそちらに進んだが道がなくなった。どうやら作業道だったようだ。沢まで戻り沢を直進してみるとそちらが登山道だった。
前大室からは以前に雪の中を歩いた道だ。破風口からは新しい道となる。大室山にはトリカブトが咲いていた。名前の通り、鳥の兜に見える、と思ったが、名前の由来は兜そのものではなさそうだ。毒があることを知っていると妖しく見える。
大室山からは走って下りていった。この時も県境を辿るつもりだった。しかし、久保・大渡分岐で、山頂から道を間違えていることに気がついた。そこから大渡を目指したが、またしても作業道に入ってしまったようだった。引き返せば良かったが、下りられそうな沢があり、下りてしまった。下りたのは失敗だったな、と思い始めてGPSをみると、登山道に近そうだった。辺りを探ると人の踏み跡があり、登山道に復帰した。頼んでいた乗合タクシーの時間もあるので、大渡からは走っていった。
藤野やまなみ温泉を目指す乗合タクシーではまたも運転手と二人きりになった。「金丸のおかげで、ダイナマイトでこの辺りの道を作ることができたんだ。悪いことで有名になっちゃったけど、やることはやっていたんだよ。」運転手はそう話してくれた。この道が人々の暮らしをどれほど豊かにしてくれたのかはわからないし、自分には判断できない。
小さな失敗が大きな失敗より起きる確率が高いとすると、小さな失敗が大きな失敗の前兆になる可能性は高い。この時がその前兆であると気づくのは少し後のことだった。
2020.5.28 記
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する