飯豊山 門内沢〜門内岳〜頼母木山
Luske
体力度について
- GPS
- 11:09
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,041m
- 下り
- 2,026m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 2:37
- 合計
- 11:09
| 天候 | 晴れ、風穏やか |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
自転車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
●温身平〜石転び出合 梶川出合は渡渉して通過できたが、沢中央部が割れており、もう限界に近い。 来週には渡れないと思うので、今後は登山道使用を推奨。 梶川出合で一時雪渓に乗れたが、そこ先で雪渓は崩壊している。 左岸の登山道で崩壊箇所を高巻いて通過した。 ●門内沢 H1550m4つ俣まではスキーでシール登行。 そこから上は傾斜が上るので、アイゼンを使用した。 H1550mから上は扇型に地形は広がり、ルートを外れると、更に傾斜が上り、 登行困難になる。 特に、視界が悪いとギルダ原側に誘導されやすい為、視界不良時の登行は 注意を要する。 先週に比べて縦溝や梅花皮模様が増えたものの、まだ斜面状態は良好。 アイスバーンも無く、まだ快適に滑走出来そうな斜面状態であった。 ●主稜線（門内岳〜頼母木小屋） 登山道はほぼ夏道が出ており、特に問題となる箇所は無し。 門内小屋の水場はまだ雪で埋まっているが、小屋から地神方面へ少し進んだ先で 登山道を横断して融雪水の小川が流れているので、そこで水が得られる。 （衛生面で少し問題がある水かもしれないが・・・） |
写真
今日のルートだと水確保が困難になる。
門内の水は、今時期は少し怪しいので、ここで十分汲んで行こう。
先週よりも更に雪渓の割れが進んだ。
まだ、何とか横断できるが、来週以降は登山道を進んだ方が良いだろう。
ここからはスキーで進む。
今日は何のトラブルも無かったので、先週よりも少し早いCTで到着できた。
雪渓は概ね安定しているが、所々でクラックが見られる。
落ちないように。
H1550mの4つ俣ここから際は、扇状に地形が広がる。
正面に見える草付きの小島へ進む。
ルートを外れると登行困難になるので、進行方向には注意だよ。
3
ここから際は、扇状に地形が広がる。
正面に見える草付きの小島へ進む。
ルートを外れると登行困難になるので、進行方向には注意だよ。
こから上はスキーでは厳しい。
アイゼンで登る。
実際は一休みどころか、50休み位はやってると思う。
山頂直下の雪渓は繋がっている。
ほん石転び沢は、まだ滑走出来そうだ。
西側には「新」
東側には「山」
と、刻まれている。
ここが新潟県と山形県の県境のようだ。
稜線歩きはここまでとし、門内岳へ帰る。
山頂下からドロップし、石転び出合に向かって滑走する。
縦溝と梅花皮模様が出ており、斜面はやや荒れている。
ターンが安定せず、足がやけに疲れる。
時々止まり、休み休みで滑走する。
この辺の滑走が最も楽しかった。
が、やっぱり不調。
何故か、上手く曲がれない。
なんかおかしいな、と思ったら、スキー靴のレバー切り替え忘れており、歩行モードのまま滑走していた。道理で、上手く滑れない訳だ…
滑走中はその事に全く気が付かず。石転び出合を過ぎて滑走を終えてから気が付いた。
いくら何でも、気付くの遅すぎだろ・・・
道理で、上手く滑れない訳だ…
滑走中はその事に全く気が付かず。石転び出合を過ぎて滑走を終えてから気が付いた。
いくら何でも、気付くの遅すぎだろ・・・
この日、私以外にも門内沢を滑走した人が居たようだ。
デブリもあるので、更に沢幅は狭くなっている。
落石も散乱しており、ここで派手に板を引っ掻いてしまった。
華麗なテクニックで、すいすいと滑り抜け・・・
られたら良いなぁ。
まだ雪渓は続いており、もう少し滑走できる。
この下流では沢が割れているので、ここで雪渓を出る。
感想
先週に続き、今週も飯豊を訪れた。
今回滑走するのは石転び沢では無く、その隣に位置する門内沢。
石転び沢では無く門内沢を選ぶ理由としては、先週すでに石転び沢は滑走したから、
という理由が大きいが、もう一つ理由がある。
今の飯豊はハクサンイチゲが開花する時期。
ハクサンイチゲは飯豊稜線の北方に群落が多く、最も有名なのは朳差岳の群落
であるが、地神北峰〜頼母木山の区間にも見事な群落が存在しており、
今回はそれを見に行きたいと思ったのだった。
●飯豊山荘〜門内岳
先週と同じく、飯豊山農駐車場より自転車で出発。
2�卍�の林道走行を経て、そこから先は登山道歩き。
重くて長い荷物を背負ったスキーヤーにとっては天敵とも言えるような癖のある
登山道だが、今回は何のトラブルも無く、無事通過。
先週、この登山道でちょっとしたトラブルがあり、同行したmanimaniさんとH氏に
迷惑をかけてしまったが、今回は順調。
先週よりも若干早いペースで石転び出合に辿り着き、門内沢へと足を踏み入れた。
（尚、トラブル内容については、ここでの記載は控えさせて頂く・・・）
門内沢の登行は、石転び沢同様、とても辛い。
前半は傾斜は緩く、快調に進むのだが、H1550mを越えて、傾斜が30°以上になると
進みが極端に遅くなる。
5m程高度を上げる度に足が止まり、遅々として登行は進まない。
稜線に上るまで何度足が止まるか、途中まで数えながら登ってみたが、
20を越えた辺りからめんどくさくなって止めてしまう。
たぶん、最終的には50は越えていたのではなかろうか。
何度登っても、この辛さは変らない。
だが、その分、稜線上にたどり着いた時の喜びもひとしおで、この喜びもまた、
何度登っても変わらないものである。
●飯豊稜線（門内岳〜頼母木山 往復）
門内沢を登り詰めた後は、ハクサンイチゲの群落を見に稜線を北へ。
スキー等の重い荷物は門内小屋デポし、頼母木山へと向かう。
さて、楽しみにしていた地神北峰のハクサンイチゲであるが・・・
残念ながら、まだ時期が早く、殆どが蕾で花は僅かしか咲いていなかった。
でも、快晴に恵まれて眺望は良く、雄大な飯豊連峰の稜線歩きを楽しめて、
イチゲの花畑は見られえなかったけど、良い山歩きとなった。
頼母木山の山頂には、新潟県と山形県の県境を示すコン柱が設置してあった。
飯豊のような県境が複雑な山を歩いていると、今自分が何県に居るのかなんて、
全く意識しない。
だけど、さすがに今は気にかかる。
朳差岳まで行けばイチゲの花畑も見られるのかもしれない。
だが、今は越境するのは止めておき、今回の稜線歩きはここまで。
（まぁ、朳差岳まで行けるような元気も時間も無かったが…）
ここから先の新潟県域は、6月を過ぎてほとぼりが冷めてから来ることにしよう。
その時には、見事なハクサンイチゲの花畑が広がっている事を願いたい。
●門内沢滑走
歩いて来た稜線を引き返して門内へ戻り、小屋にデポした荷物を回収。
あとは、門内沢を滑走して下山する。
斜面の状態は悪くなく、先週よりも縦溝が大きくなっているようだが、
十分滑走は楽しめる状況である。
爽快な滑走を期待し、門内岳直下よりドロップするが・・・
何故かターンが安定せず、足がすぐに疲れてしまう。
先週、石転び沢を滑ったが、その時に比べると、明らかに調子が悪い。
先週よりも斜面が荒れて凹凸が増えたせいか？
と、不審に思いながら石転び出合まで滑り降りた。
石転び出合を後にし、しばらく滑走した後、夏道に乗る。
そこでスキーを外した時に、不調の原因が判明した。
なんともバカバカしい事だが、スキーブーツのレバーを倒すのを忘れており、
滑走モードでは無く、歩行モードになっていた。
つまり、滑走している間、ずっと踝がフリーな状態であった、という事である。
それでは上手く滑れないのも当たり前。
滑走を終えるまでその状態に気が付かなかったとは・・・
自分の間抜けさには、つくづく呆れてしまう。
●温身平
登山道を歩き、砂防ダムまで下山。
最後は自転車で温身平を走り、飯豊山荘の駐車場へ帰る。
新緑眩しい温身平。
その森の中では、エゾハルセミが鳴いていた。
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相変わらず精力的に滑っていますね。
何時かは行きたい飯豊のヤマスキー。
しかしすぐ近くに鳥海山が有るので、なかなか足が向きません。
３１日に祓川で板納して来ました。４時間もかかり舎利坂基部で撤退するヘタレぶりです
来週からは登山靴で鍛え直してみますが、加齢も重なり戻す体力はたかが知れているでしょう
来シーズンは中島台に来て下さい、着いては行けないですけど
PS:gankoさんと会ったのですね
やはり、鳥海山のような素晴らしい山が近くにあると、中々他所へは滑りに行かないですよね
私も、月山が近いので、冬の間は月山ばかり行っています。
飯豊となると少々遠くなりますが、この時期の飯豊雪渓には強く惹かれるものがあり、毎週のように通ってしまいます。
鳥海山、今季まだ滑れるうちに訪れたいですね。
私の家から登山口に行くまでには3時間以上かかりますが、それだけの価値がある山ですからね^^b
＞着いては行けないですけど
何を仰る(笑)
登行ではともかく、滑走ではとてもdenkiさんについていけませんよ。
私の滑走技術では、あっという間にdenkiさんに離されてしまうと思います^^;
中島台でお会いしましたら、お手柔らかにお願いします
Luskeさんとお会いした時は雪が良かったですからね。
颯爽と滑る前に登らないといけないですし、あの日も登りでは全然着いて行けなかったですし。
日曜の鳥海山はボロボロでした
記録を拝見させて頂きましたが、鳥海山、もうスキーは厳しそうですね。
今シーズンは一度しかいけませんでしたので、もう一度位滑りたかったのですが・・・
来期の楽しみにしょうと思います
朝の出発直前にしばし足を止めさせてしまいました。
懐かしくも、嬉しかったです
石転び沢の景観は素晴らしく、飯豊ワールドを満喫してきましたが、
門内沢もグッときますね
ブーツのモード切り替え忘れは僕も一時連発していて、ずいぶん悔しい思いをしましたよ。
見せ場が終わって、平地になってから気づくんですよね
現在はブーツ表面に「滑降レバーは？」とテプラ貼っています
またどこかでお会いしたく思います。
p.s. でんきさんともお知り合いだったのですね！
登山口では、今年正月の南アルプス以来の再開で、久しぶりにお会い出来て嬉しかったです。
下山後、また登山口でお会い出来たら、もう少しお話ししたかったところでしたが、稜線歩きで道草してしまったので、叶いませんでした。
次回、お会いする際は、ゆっくりと山のお話などを伺いたいものです。
あ、そういえば・・・
私、gankoyaさんにお詫びしなければならない事があったのでした。
つい、述べるのを忘れてしまいましたが、次回、お会いする事がありましたら、謹んでお詫び申し上げたく思います(笑)
denkiさんとは、以前、鳥海山の中島台コースでお会いした事があります。
当時、私はまだスキーを始めておりませんでしたので、颯爽と滑っていくその御姿には憧れたものです。
今、こうして山スキーをやっているのも、denkiさん達、鳥海山で会ったスキーヤーの方々の影響が大きいです。
いつか、denkiさんのようなベテランスキーヤーになれれば良いのですが・・・
その道のりは、長そうです^^;
ひょっとしたら、
「あの年齢でデカザック担いでよく登ってきたものだ･･･」
と、正月の茶臼岳レコにコメントいただいた事ですか？
あれでしたら、褒めてもらったと素直に思っています
私のハンドルネームはgankoyaですが、本性はいたってフランクなのですヨ
どこかで再会できたら、また褒めてくださいね。
はい、その件でございます
やはり、覚えておられましたか(笑)
余計な事をコメントしてしまったかと思ってましたが、良い意味で受け取って頂き、安心しました。
再開した際は、また何か変なことを言うかもしれませんが、その際は軽く流して頂ければ幸いです。
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