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Yamareco

記録ID: 237173
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

強風!テントポールが折れ、心も折れ、白馬敗退

2012年10月20日(土) 〜 2012年10月21日(日)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
kkot その他1人
GPS
26:14
距離
10.2km
登り
1,720m
下り
788m

コースタイム

10/20(土) 猿倉-白馬尻小屋-岩室跡-白馬岳頂上宿舎(テント泊)
10/21(日) 白馬岳頂上宿舎-岩室跡-白馬尻小屋-猿倉
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
猿倉駐車場(無料)
コース状況/
危険箇所等
★大雪渓
この時期は雪渓の上を歩くのは100m程度でした。
雪渓に乗るまでは巻き道を歩きますが、急な上にザレていてとても歩きにくいです。
夏場に雪渓の上をザクザク登って行く方が楽だと思いました。

★岩室跡付近
落石注意の看板がとても多いです。
「キケン!休むな!」などの看板多数です。

★温泉
おびなたの湯(500円)
露天風呂のみ、洗い場も外です。
猿倉荘前の駐車場
2012年10月20日 07:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 7:12
猿倉荘前の駐車場
御手洗いをお借りして出発の準備!
2012年10月20日 07:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 7:12
御手洗いをお借りして出発の準備!
紅葉真っ盛りの気持ちの良い林道を進みます。
2012年10月20日 07:26撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 7:26
紅葉真っ盛りの気持ちの良い林道を進みます。
葉っぱがハートの形に見えて可愛い。
2012年10月20日 07:36撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 7:36
葉っぱがハートの形に見えて可愛い。
おつかれさん!
2012年10月20日 08:23撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 8:23
おつかれさん!
白馬尻山荘。解体して冬支度ですね。
2012年10月20日 08:24撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 8:24
白馬尻山荘。解体して冬支度ですね。
木道は霜が降りていて滑ります。
2012年10月20日 08:27撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 8:27
木道は霜が降りていて滑ります。
大雪渓末端ケルン。雪渓はまだまだ見えません。今の時期雪渓はミニマムでしょうか。
2012年10月20日 08:44撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 8:44
大雪渓末端ケルン。雪渓はまだまだ見えません。今の時期雪渓はミニマムでしょうか。
雪渓は見えてきましたが、しばらく横の巻き道を進みます。踏ん張りのきかないザレ場。
2012年10月23日 14:05撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/23 14:05
雪渓は見えてきましたが、しばらく横の巻き道を進みます。踏ん張りのきかないザレ場。
ズルズル滑って結構キツイ。雪渓歩きの方が断然ラクですね・・・。
2012年10月23日 14:06撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/23 14:06
ズルズル滑って結構キツイ。雪渓歩きの方が断然ラクですね・・・。
いよいよ雪渓に乗ります。アイゼン装着!
2012年10月21日 10:04撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/21 10:04
いよいよ雪渓に乗ります。アイゼン装着!
雪渓の上の石が全て落石というのは確かにコワイです。慎重に素早く進みます。
2012年10月23日 14:14撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/23 14:14
雪渓の上の石が全て落石というのは確かにコワイです。慎重に素早く進みます。
クレパスがあちこちに。
2012年10月23日 14:06撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/23 14:06
クレパスがあちこちに。
端のほうは崩落しています。
2012年10月20日 11:09撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 11:09
端のほうは崩落しています。
2012年10月20日 10:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 10:59
登ってきた雪渓を見下ろします。雪渓歩きは結局100m程度でした。
2012年10月20日 10:58撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 10:58
登ってきた雪渓を見下ろします。雪渓歩きは結局100m程度でした。
上の小雪渓はほとんど雪が残っていません。
2012年10月20日 11:59撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 11:59
上の小雪渓はほとんど雪が残っていません。
ようやく小屋が見えてきました。青空が眩しい!
2012年10月20日 13:00撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 13:00
ようやく小屋が見えてきました。青空が眩しい!
白馬岳頂上宿舎に到着デス!
2012年10月20日 14:02撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 14:02
白馬岳頂上宿舎に到着デス!
裏のテン場へまわると、誰も居ない!貸切です。この夜は大変なことになったので、残念ながら星の写真も撮れませんでした。翌朝はブロッケン現象も見られたのですが、写真どころではありませんでした・・・トホホ。
2012年10月20日 14:07撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/20 14:07
裏のテン場へまわると、誰も居ない!貸切です。この夜は大変なことになったので、残念ながら星の写真も撮れませんでした。翌朝はブロッケン現象も見られたのですが、写真どころではありませんでした・・・トホホ。
2日目の朝。昨日水が流れてたいたところは全て凍っていてツルツルでした。
2012年10月23日 14:10撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/23 14:10
2日目の朝。昨日水が流れてたいたところは全て凍っていてツルツルでした。
山頂を見上げるとガスの中。風もスゴイです。早く降りたい・・・。
2012年10月21日 07:56撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/21 7:56
山頂を見上げるとガスの中。風もスゴイです。早く降りたい・・・。
岩室跡まで来ました。昨日はここら辺は無風でしたが、今日は下も風が強いです。
2012年10月21日 08:56撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/21 8:56
岩室跡まで来ました。昨日はここら辺は無風でしたが、今日は下も風が強いです。
岩室跡から 杓子岳 を見上げます。
2012年10月21日 08:57撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/21 8:57
岩室跡から 杓子岳 を見上げます。
ようやく大雪渓まで戻ってきました。
2012年10月21日 09:57撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/21 9:57
ようやく大雪渓まで戻ってきました。
向かい側は頻繁にガラガラと音を立てて崩れています。
2012年10月21日 10:26撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/21 10:26
向かい側は頻繁にガラガラと音を立てて崩れています。
林道まで戻ってきても、まだ風が強い。でもここまで降りてきたらホッとして、やっぱり白馬頂上まで行ってくれば良かったかねぇ?なんて思ったりして・・・。
2012年10月21日 11:07撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/21 11:07
林道まで戻ってきても、まだ風が強い。でもここまで降りてきたらホッとして、やっぱり白馬頂上まで行ってくれば良かったかねぇ?なんて思ったりして・・・。
いつも混んでて車が止められなくて、今回初めて利用しました。おびなたの湯!女性用は貸切でした♪洗い場も外にあるワイルド露天風呂。最高でした。
2012年10月21日 13:08撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/21 13:08
いつも混んでて車が止められなくて、今回初めて利用しました。おびなたの湯!女性用は貸切でした♪洗い場も外にあるワイルド露天風呂。最高でした。
プロモンテVL24です。折れたというかちぎれた感じのポール。ゴムも切れてしまいました。他のポールも曲がってしまいました。長い間ありがとう(;_;)
2012年10月23日 12:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/23 12:12
プロモンテVL24です。折れたというかちぎれた感じのポール。ゴムも切れてしまいました。他のポールも曲がってしまいました。長い間ありがとう(;_;)

感想

この日のテン場はうちだけでした。
というかこの日は、岩室跡で休憩されていたお二人以外誰とも逢ってないかも・・・。
駐車場にてテン泊装備のパーティを何組か見かけたのですが、みんな鑓温泉の方面だったようです。

夕方までは、少し風があるね・・っていう程度でした。
夕食を済ませた18時頃には風もすっかりやんだね・・なんて。
19時過ぎには天の川まで見えて、0時ごろに起きて写真撮るよ・・・なんて。いたっていつも通りの夜。
夜21時過ぎ頃かな〜段々大きくなる風の音でウトウトから目覚める・・・。
0時頃には耳をつんざく轟音とともに大きくしなるテント・・・。

強風に押されたテントが顔の上にまでのしかかってくるので、背中を向けると今度はテントと共に外の冷気が背中にぴったりくっついて寒いのなんの(モンベル#3)ちなみに旦那さんは #0 で寝汗もかいてましたケド・・・。

ゴゴゴゴゴーーッ!!! というすさまじい轟音。

もうほとんど眠れないよう状態のまま、ひたすら時間が流れるのを待ち、ようやく夜が明けようかという頃・・・、さらに、より一層風がひどくなる!もうね、テントがもげそう!!今までも強風の中で夜明けを待ったことは何度かありましたが、こんなのはとてもじゃないけど初めて。風の音でお互いの声もかきけされて、真横にいるのに叫ばないと聞こえない。これはいよいよ危険!撤収を決めた瞬間、音もなくテントが崩れ始めました。

ポールの折れる音は風の音でかき消された模様。
支えを失ったテントを交互に身体で支えながら急いでパッキング!外に出ると身体が吹き飛ばされそうなので、ひたすら低姿勢で。小屋の脇に荷物を移し、強風の中で協力し合ってテントの撤収。さらに風の弱い小屋の表側に移動し、ようやくホット一息。

はぁ・・・疲れた・・・。

白馬岳を見上げればガスの中・・。しかもスゴイ勢いで移動してるので、あちらも相当風が強いのだろう、と。
もう朝ご飯食べて降りようか・・・、と撤退を決めました。

ちなみにテン場は、すり鉢状になっていました。
もし五竜のテン場のようなロケーションだったら・・・恐くてもっと早い段階でアクションを起こしていたと思います。
それにしても明るくなり始めた頃だったのですぐに撤収出来ましたが、夜中に突風でテントがやられたら、暗闇の中の撤収となり、もっと大変な思いをしていたかもしれません。

テントポールが折れるなんて今まで考えたこともなかったので、そういうこともあるんだなぁ・・・と。一体みんなどうしているのか?!
色々調べてみようかなと思います。

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コメント

この天場は特に風が強いです
kkotさん、こんにちは。

たいへんなご経験をされましたね
撤収のときは雨が降ってなかったのが不幸中の幸いでしたね。でも早朝の氷がはる寒い中での強風下の撤収は相当なことだっただろうと、御苦労をお察しいたします。

はるか昔、かれこれ25年以上前に、同じ体験をここでしたことがしたことがあるので、思わず自分のことのようにレコを読ませていただきました。
当時私はまだ買ったばかりの一人用ダンロップドームテントでしたが、後にも先にも、ポールが折れたのはこれっきり、他の方の話も聞いたことはなく、ここが特別に、特に秋は風が強いのでは、と思います(私の場合も9月の連休でした)。
先日やはり9月に、ここへ天泊したときもやっぱりめったにないくらいの強風でした。
なんでもない普通の悪天でも暴風になる地形なのだと思います。それは日本海からの風がもろに当たり、並行してはしる尾根がない切り立った尾根だからでしょう。

テントの張り方等が耐風にも影響します。ポールがどこからどのようにして折れたのかがわかれば、今後の対策になるかと思います。これに懲りずに頑張ってください。
2012/10/24 15:51
Re: この天場は特に風が強いです
shigetoshiさん
コメントありがとうございます。
大変な夜でしたが、25年以上も前にあの場所で同じ体験をされた方がおられるかと思うと、感慨深いです。都会の景色は25年前の面影もありませんが、あそこは25年前と同じなのかぁ・・・と思うと嬉しいです。

検索したら、白馬でポールが折れてしまった方がやはり他にも居ました。
テントを張った時には風が強くなかったので、耐風の向きとしてはそこまで検討しませんでした。
風向きは、夜から〜明け方にかけてぐるっと半周しました。
旦那さんが、今後の研究開発に少しでも役立てばと、詳細をレポートにしてダンロップに送る、と言っていました。

こんなことはそうそうないと分かって安心致しましたが、営業小屋の無いテン場へ出掛けていく限り、色々な覚悟・準備は必要ですね。
山は大好きですので、これからも頑張ります!
2012/10/24 18:23
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