紅葉真っ盛りの下の廊下(黒部ダム〜欅平)


- GPS
- 25:41
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 1,927m
- 下り
- 2,752m
コースタイム
8:00黒部ダム−8:05登山口−8:19〜22渡渉橋−8:57内蔵助谷出合−9:44鳴沢小沢
−10:08新越沢合流点−10:40黒部別山沢−11:10白竜峡−11:56十字峡
−12:33作廊谷合流点−12:50半月峡−13:20東谷吊橋−13:37仙人ダム−14:10権現峠
−14:32阿曽原温泉小屋
10/22
5:17阿曽原温泉小屋−7:40〜43大太鼓−7:51志合谷トンネル−8:30硯谷
−9:09欅平上部−9:19欅平分岐−9:41欅平駅
天候 | 2日間共快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
を右折して市道を進む。道なりに進むと県道306号線となり、高瀬川沿いを北上。 kamiichi-kita交差点を右折して国道147号線を道なりに進み、俵町一丁目交差点 を左折して県道45号線を西進。扇沢に入る手前左側に無料駐車場があるので、ここに 車を止める。 10/21 7:30扇沢〜7:43黒部ダム:トローリーバス(1,500円) 10/22 10:01欅平〜11:20宇奈月:黒部峡谷鉄道(1,660円+リラックス車両:520円) 12:07宇奈月温泉〜12:48新魚津:富山地方鉄道(900円) 13:42魚津〜14:32糸魚川14:49〜15:50南小谷16:10〜17:07信濃大町: JR(2,210円) 17:10信濃大町〜17:45扇沢:路線バス(1,330円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは見当たりませんでした。 ルートは明確で、間違えるような場所はありませんが、岩が出ていたり、木の枝が 低い位置に張り出しているところがあるので、ヘルメットは必須です。また、高所恐怖 症の方は、避けたほうが無難だと思いますが、どうしても歩かれたい方は、ハーネスを 装着してワイヤーにカラビナを掛け替えながら歩くことをお勧めします。 ※GPSのログは、電波の入りが悪くてかなり乱れていましたので、手で修正を 加えてあります。 今回、時間の関係で温泉に入ることができず、非常に残念だったが、阿曽原温泉は 最高でした。宿泊者は無料でしたが、通過やテント場利用の方は500円の入浴料が 必要です。 |
写真
感想
9月中旬の南アルプス縦走以来、会社行事や地元行事で思ったような山行ができず
にうずうずしていたため、有休を取って山行の計画していたところ、Y主将から
『下の廊下』のお誘いが。このルート、自分の計画していたルートのひとつの候補に
も上げていたため、すぐさま参加を表明。日程を1週間早めていただいて、2人共有休
を取得して歩いてきました。 20日(土)17時に山道さん宅へ迎えに行き、一路扇沢
を目指す。いつもより出発時間が早いので、多少の違和感を感じながら21時前に無料
駐車場に到着する。駐車場は空いてはいたが、どれだけの人が来るのか予想ができ
なかったので、私の車のシートをフラットにして車中泊とする。このコース、基本的
には下りとなるが、標準コースタイムが7時間30分と長いため、どうしても始発(7時
30分)のトローリーバスに乗車したいので、早めに起床して、他の人の様子を見な
がら券買場に並ぶことにする。軽くお酒を飲み、就寝前に空を見上げると満点の星空
が見える。明日の好天を期待して、22時には就寝する。
21日、5時半に起床すると空は快晴。6時50分から乗車券の販売が開始されるので、
朝食を摂ってから早々に準備をし、6時10分に券買場に並ぶ。夏場では1時間前には
かなりの列ができていたとのことなので、かなり早めではあったが券買場に向かうと
先頭で並ぶことができた。そうこうしているうちに、列はどんどんと伸びていく。
7時30分の始発で黒部ダム駅へ。まずは、ダムの上に出て景色を楽しみ、水を補給
してから再度駅に戻り、進行方向の先にある登山者通路から旧日電歩道方面へ。建物
から出てすぐに右に進むと、いきなりの急な下りが待っている。川原に到着すると、
写真でよく見た橋があり、これを渡っていよいよスタートといった感じがしてくる。
下から見る黒部ダムの大きさは圧巻だったが、観光放水は先週で終了しているので、
その迫力を下から見ることができなかったのは少し残念だ。2時間ほどは普通の登山
道を歩いている感じのルートだが、鳴沢小沢の先からは、いよいよ『下の廊下』と
いった感じの川沿いの岩をえぐったルートとなる。その手前でヘルメットを着用し、
気を引き締める。この2日間、岩だけでなく登山道沿いに張り出した木の枝などで
かなり頭を打ったので、持ってきた効果はしっかりとあったと思うし、いつ落石が
あってもおかしくないこのルート、必ず持参したいアイテムだ。途中、何箇所も切り
立った場所を通過するが、ほとんどのところでワイヤーが張られているので、これを
頼りに通過することができる。深く切り立った峡谷と周りの山々、登山道の紅葉を
楽しみながら歩いていくと、30人近くの人が休憩している場所があった。この場所が
有名な十字峡だったが、あまりの人の多さに休憩する場所もなく、先へ進む。吊橋を
渡りながら足下を見ると、その激流に圧倒される。小屋についてから知ったのだが、
休憩場から展望台方面に降りると、もっと迫力ある景色が見られたそうだが、それを
見ることができなかったのは非常に残念だ。この先もまだまだ断崖絶壁の登山道は
続くが、S字峡を過ぎ、対岸に黒四発電所の建物が見えてくると川原への急な下り
が始まる。下りきると、東谷吊橋が見えてくるので、これを渡って対岸へ。暗い洞門
を越えると、やがて仙人ダムが見えてくる。ここは施設の中を登山道が通っていると
いう変わった場所だ。途中、地熱の影響なのか蒸気でムッとする場所もある。動物の
建物への侵入防止の柵を開けて外に出ると、関電のきれいな宿舎が。これを建てる
ための重機や資材はどうやって運んだのだろうか?ここからは急登と急な下りで阿曽
原温泉小屋に到着する。到着して受付をしようとすると、小屋のご主人が今のうち
だったら温泉が空いているので、先に入浴してくるように言われ、まずは温泉に向か
う。簀の子の上で服を脱ぎ、浴槽へ。源泉の近くはかなり熱いので、水で薄めている
方に人が片寄る。ここまで歩いてこないと入ることができないこの温泉、湯船からの
景色は最高で、疲れた身体には非常にありがたい。小屋に戻って宿泊の手続きをする
と、本日は1人1枚の布団だということなので、のんびりと休むことができる。ひと
通りの片付けを終わらせ、モンベルカードで貰えるジュースに250円をプラスして
変更していただいたビールで乾杯。この一杯は最高だね。夕食は3回戦。カレーに
サラダがついていたが、非常においしかったので、2杯いただきました。前日の宿泊
者の方が、このカレーを5杯も食べたとのこと、凄い食欲の人がいるものだと関心
してしまった。夕食後はこの小屋が紹介されたTV番組のビデオを見たが、この小屋の
方々の毎年の御苦労を知るものだった。疲れもあったのか、20時の消灯前には床に
就き、夜中に2度ほど起きたが、山小屋でこれだけぐっすりと眠ったのは初めてだと
思う。
22日、朝3時頃から隣の団体さんが照明を点けて準備をし出したのはいいが、
周りのことを考えずに大声で話したりと全くマナーがなっていない。ツアーリー
ダーは何をやっているのか?4時過ぎに彼らが出て行ったので、再度ウトウトと
し、4時半に起床する。お弁当をいただき、5時15分にヘッデンを点けて出発
する。いきなりの急登ではあったが、時間もあるのでゆっくりと登る。6時頃には
周りが明るくなってきたので、ヘッデンを消して歩く。やがて水平歩道に入るが、
遠くから見ると平行で真っ直ぐの登山道に見えるが、実際に歩くと意外に小さな
アップダウンがある。途中、木々の間から遠く欅平の駅を望むことができるが、
あまりの遠さと高度に嫌気を感じる。ここから先に進むと、このルートで最大の
高度感を体感することができる大太鼓に到着する。よくこんなところに道を作った
ものだと感心してしまう。谷底までは200mほどあるそうで、久しぶりにお尻の
穴のあたりがス〜っとする感覚を感じる。(そう感じたのは、ここだけだった。)
この先の谷部にある志合谷トンネルではヘッデンを出して歩くが、真っ暗で水が
流れているトンネルの中を歩く距離は150mしかないが、歩いていて果てしなく
長く感じたのと、ここでもしものことがあったらという不安を感じながら歩いて
いたので、出口が見えた時にはホッとする。その後も短いトンネル2ヶ所を越し、
鉄塔が出てくると徐々に下りが始まる。次第に駅の放送が大きく聞こえてくるよう
になる。廻遊歩道への分岐を越えると欅平駅に向けて350mの急な激下りが始まる。
20分ほどで駅に到着すると、あまりの人の多さにげっそりとしてしまう。最後に
Y主将とがっちりと握手を交わし、下の廊下の歩きが終了する。
これから、扇沢に向けての8時間の鉄道旅が始まる。乗り換えポイントと乗り
換えのリミットの時間と相談しながら、食事はおいしいものを食べたかったので、
町の名前から『魚津』で摂ることにする。食事の時間を考えながら先に進んで
しまったので、結局温泉に入ることができなくなってしまったのは残念だった。
魚津の駅前にあった『海風亭』というお店でこちらの名産の白エビのかき揚げ定食
をいただいたが、ボリュームたっぷりで大変おいしかったです。最後の課題は、
信濃大町駅で電車を降りてからバスの発車までが3分しかないことだ。周りの方も
同じ心配をしている。最初は北大町で降りれば10分の余裕があるのはわかって
いたが、肝心のバス停の場所を調べてくることを忘れたためこちらは断念。Y主将
が南小谷駅の駅員さんにバスの発車を遅くしていただくように頼んでいただい
たが、運営会社が違うために明確な回答は得られないまま駅に到着。ダッシュで
バスに向かうと、バスの運転手さんにその情報が伝わっていたようで、心配そうに
バスの外で待っておられた。これにより、9名の人が扇沢までバスで戻ることが
できた。南小谷駅の駅員さん、信濃大町の駅員さん、アルピコのバスの運転手さん
臨機応変な対応で無理なお願いに対応していただき、本当にありがとうござい
ました。
念願の一つだった『下の廊下』を、快晴の元歩ききることができたのはY主将
という良きパートナーがいたから達成できたことだと思う。大変お疲れ様でした。
個人的には思っていたほどのスリルを感じることがなく、少し拍子抜けした感じ
ではあったが、阿曽原温泉小屋の温泉とカレーライスはまたいつか楽しみたいもの
だと思う。次はこちらから仙人池か?
また、今回の山行に新しく購入したEOS Mを持って行ったが、写真300枚
を撮って(撮り過ぎ?)1日で電池はなくなってしまい、2日目は携帯で撮影した
ので、思ったようには撮影することができなかった。コンデジとの共用がBEST
かな。
kameさん 同じ日程で逆コースで歩きました
小屋でご一緒してますね、私4号室だったのですが、3号室の団体さんの早出のガヤガヤで目が覚めてしまって、結局そのまま起きて出発しました。
紅葉綺麗でしたね、お互い天気最高の2日間でよかったですね
ところで、私もGPSのログが暴れてしまってひどいことになったんですが、どうやって補正されましたでしょうか?教えていただけるとありがたいです
追記
なるほど、カシミールで直せるんですね、ちょっとチャレンジしてみます
そして、ご推察の通り布団は真ん中の窓側です。黒部ダムからのアルペンルートも混みあってました。なんとかスルーで乗れたので、間に合いましたが、やはりこの時期は平日も休日も関係ないですね
こちらこそはじめまして、sakura0725さん。
私たちも4号室で、3号室側の壁際にいたおじさん2人組です。もしかして、真ん中の列の窓際の方でしょうか?それにしてもあの団体さん、本当にうるさかったですよね。
紅葉、天気共に最高で、お互いよい思い出になったと思います
GPSのログについて、私はSONYのNV-U37を使っていますが、まずはログをカシミール3Dで読み込み、ルート上のポイントにカーソルを持っていくとNoが出ますので、それを移動したいところに右クリックしたまま動かして離し、そのまま確定を右クリックするとポイントが移動します。これの繰り返し。
また、新しくルートを作りたいときは、つくりたいポイントにカーソルを持っていって、左クリックして新規⇒ルートで右クリックしながら線を繋げていきます。色々な方法があるようですが、参考までに。
毎度沢山の写真にコメントありがとうございます。凄く良く分かってありがたいです。それを見ているだけで自分も行った気分になります。
ここでもクライミング効果ですか?皆がビビってしまう箇所をビビらず安全に通過してしまう。いいことじゃないですか。あの独特な緊張は厳しいクライミングの時にだけしましょう。
紅葉の真っ只中の下の廊下本当に素晴らしい。ご案内していただきましてありがとうございました。
最近、クライミングの練習の効果なのか、両側が切れ落ちた高所を歩いてもあまり緊張感がなくなっていたのでちょっと心配していたのですが、さすがに大太鼓のところだけはお尻のあたりがムズムズとし、久しぶりに緊張感を味わうことができ、まだまだ大丈夫(?)だと感じました
ここを歩くことができるのは、約1ヶ月と非常に短い期間しかありませんので、土日の大混雑は必至ですので、計画的に有休を取得して、来年こそはぜひチャレンジしてみて下さい。温泉最高〜!カレーもおいしい!
kameさん、いつも素敵なレポートを見せていただいております。ありがとうございます。秋の山の紅葉と温泉、いいですね〜。いつかは私も行ってみたいです〜。
カメラについての私見です。私の持っているカシオ(exz80)
とキャノン(210f)のコンデジを使い比べたときに、両方ともフル充電して9月10月の山をそれぞれ2日間写してきましたが、カシオの方は、450枚位写したところで、電池切れ、一方、キャノンの方は、350枚弱のところで電池切れになりました。カシオは購入後3年経過、キャノンは今年買ったばかりです。
画質は一番いいところから一段下の設定しました。今後、二日以上の山行には予備電池を用意しようかなと思います。
こんばんは、yama-bitoさん。
最近、山行ではご無沙汰してまして。密かに色々な所へは行かれているようですね。また今度ご一緒させて下さい。
コンデジのキャノンpowershot-SX210は、先月の南アルプス縦走4日間で約700枚撮影しました。もちろん予備電池はありますが、500枚ほどで電池交換でした。今回の山行、1日で300枚は取り過ぎかもしれませんが、こんなもんかな?
長期山行を考えると、後2つ予備電池が必要になってしまうのか?やっぱり、コンデジベースになってしまうかも。
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