【北遠】光明山(540m)鐘掛岩(225m)
- GPS
- 06:17
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 879m
- 下り
- 858m
コースタイム
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:48
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
<光明山へ>
麓(ふもと)集落から光明山遺跡へと50丁の参詣道がありますが、今回は28丁の横川古道です。道の駅『いっぷく処横川』を起点に周遊したいし。
横川の集落を抜け、丁石の文字を拾って歩きます。「一山繁昌」「参詣安全」「請願成就」「天下泰平」。安政年間に置かれた標石。人々の篤い信仰に触れる思い。
鉄塔の切り拓きは秋葉山、春埜山を向いていますが、京丸山・高塚山方面は雲の中。麓橋古道に合流してすぐ、光明山遺跡です。チャリ引いた男性が林道から息を切らせて登ってきました。「春埜山もキツかったけどね」と終始にこやか。
寺跡には双眼鏡と2000年に建てられた展望絵図。こうしてみると眼下は交通の要衝だね。東海道新幹線、東海道線、遠鉄、東名、新東名の幹線が通じ、天竜川が貫流するその平野部には浜名湖や佐鳴湖、遠州灘がきらめく。
かつての暴れ川、天竜川を越えるため、遠州大橋、掛塚橋、浜北大橋、飛竜大橋、高速道にかかる二脚の天竜川橋など、おびたたしい数の橋が架かっています。
中央部のアクトタワーは人口80万人の政令指定都市のシンボル。そんな華やかなオベリスクと対照的なのが、浜岡原発や、南部清掃センターや、浜北清掃センター。時代の申し子とも言える施設だ。
古井戸から強引に林道に降り、途中で山道を辿って山頂へ。先週に続いてアカショウビンのさえずりに癒やされます。
帰路は、刺激的な急坂を下って光明林道へ。つかず離れず山道を行くうち、横川お目たで古道へ。ほぼ未舗装林道です。最後は細道になり、朝の登山口へ。
いっぷく処横川は、いつも深南部に遠征する時のベース基地のひとつ。ここに車を置いて登山だなんて、よもや考えもしなかったなあ。
果たして、参詣を済ませて世俗の垢は落とせたのか!?
<鐘掛岩(かんかけいわ)へ>
世俗の垢を落とし切った自信のない私は、次なる修行の場へ。只来(ただらい)から百古里川(すがりがわ)をさかのぼり、隠れ里のような下百古里に出た。そこから南進して敷地川に沿う虫生(むしゅう)へ。
お得意の裏口入山!登山口にはコースマップまで用意してありました。S系看板にいじられながら直登コースを一気に登り切る。山頂には中学生の息子さんを連れた三世代の家族連れさん。「こんなところから登れるんですか!?」と驚き顔です。ちなみに、これは通常コースです。
鐘掛岩の「鐘」とは、大和の大峰山寺に実在する国重要文化財とされ、これも行基由来です。落差133mを告げる注意喚起の先に立つと、敷地川を囲む山域がのびやかな広がりを見せています。北遠州の山稜の最南端ながら、なおも山深さを感じます。この辺りは浜北・磐田・遠州森町・天竜の行政界が入り乱れるややこしいエリア。
年配さんのベテラングループの憩う、にぎやかな山頂に別れを告げます。若萌岳と元気山でエネルギーを充填し、岩山通りを通って藤見平へ。
わお!アカショウビンの鳴き声だ。オオルリも好きだけど、自分にとってアカショウビンはレアだし、大好きすぎますね。ねえねえ、そこに憩うカップルさん、アカショウビンのさえずり聞いてごらんよ・・・でも、ラブラブなお二人には互いのスイートボイスしか耳に入らないご様子。
「道草コース」を周遊し、「二段腹」の岩登りコースのスリルを楽しんでからサクラ台へ。八畳岩を南東から眺める尾根上の展望地もあるのでお忘れなく。
岩室村三角点まわりをぐるっと周遊し、蟻の戸渡りに立つ。上部はトラロープが掛けられ侵入禁止。権現谷を渡り、「野草の小道」から虫生冷泉コースに降り立ち、駐車地へ。
本日の展望は北遠本宮山、三河本宮山、富幕山、尉ヶ峰、弓張山地などなど。
次回は獅子ヶ鼻公園からの表玄関から入山できるよう、身も心も磨きあげておこう(笑)。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する