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Yamareco

記録ID: 2381985
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

新潟県糸魚川の海谷山塊 駒ヶ岳から鋸岳

2020年06月05日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
13:47
距離
19.9km
登り
2,235m
下り
2,249m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:39
休憩
1:08
合計
13:47
4:20
184
スタート地点
7:24
7:48
112
9:40
9:53
168
12:41
13:12
150
15:42
15:42
145
18:07
ゴール地点
[ メモしていたコースタイム ]

大神道登山口_______ 04:30
駒清水__________ 04:55
島滝沢いっぷく______ 05:45 〜 05:55
バンド__________ 06:20
すくみのテラス______ 06:35 〜 06:45
駒ヶ岳__________ 07:30 〜 07:50
駒ヶ岳東峰 1498m峰____ 08:30
鬼ヶ面山の南峰______ 10:00 〜 10:20
鬼ヶ面と鋸のコル_____ 11:00
海谷 732高地 への分岐_ 11:10 〜 11:35
鋸岳___________ 12:40 〜 13:00
雨飾山への分岐点_____ 14:10
上部の沢通過_______ 14:30
下部の沢通過_______ 14:50
根知川林道________ 15:30 〜 15:35
大神道登山口駐車場____ 18:05

天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大神道(だいじんどう)登山口駐車場

往路、ナビに従ったら大神道集落から登る林道を案内された
軽四ジムニー専用?と思うほど狭い曲がりくねった道だった
どうやらこの道は、駒ヶ岳への標識は出ているが、歩く人用らしい
車で行く場合は、今回私が雨飾温泉に下山後、駐車場へ歩いた林道が広くて走りやすい
その林道入り口は、山寺集落から数百メートル先にあります
標識も出ています

docomoもauも通信可能です。
コース状況/
危険箇所等
・大神堂(だいじんどう)登山口から駒ヶ岳
 想定以上によく歩かれている道でした
 島滝沢いっぷくまでは下草も刈り込まれていたようです
 大岩壁の左大スラブのトラバースも広い草付から樹林帯で不安感はありません
 「すくみのテラス」から駒ヶ岳までは普通の樹林帯の林道

・駒ヶ岳から鋸岳
 スタスタと気持ち良く歩けるのは、鋸岳近くの海谷高地(732高地)への分岐手前400m程だけです
 それ以外、下降は3〜5mと短いですが鎖場(ロープ場)のオンパレード
 登りでは、何か所も雪が出て来て径探しが大変
 赤と黄色のビニールテープが随所にあり助かります
 鬼ヶ面山の北峰は、気が付いたときには西側を巻きに入っていましたので北峰は登っていません
 鋸岳へのハシゴは垂直で長く、気持ちのいいものではありませんでした

・鋸岳から雨飾温泉
 鋸岳、無木立で眺望満点ですが、炎天下で暑いだけでなく、地面からと空中から虫が一杯やってきてゆっくりした気分にはなれなかった
 鋸岳の下降は、稜線から200m位(?)ロープ帯です
 大した傾斜は無いのですが、ザレザレなのでロープをずっと持って下りました
 ロープ帯の下は、樹林帯の気持ちのいい登山道が続きます
 雨飾山分岐からの下降は、下り一辺倒ではなく、5回ほど登り返しがありました

・軍手
 駒ヶ岳の東峰の先の下降途中で、ストックは、Wからシングルにし、両手は軍手をはめました
 その軍手、雨飾温泉まで降りてきてみたら、もう洗濯せずに捨てよ、と思うほどドロドロでした
 過去にこれほど軍手が汚れた山はありません、それほど設置ロープに頼るコースだったんだと改めて思いました


その他周辺情報 温泉

新型コロナのこの時期、神奈川県から来たと分かると皆さん心穏やかではないだろうから遠慮した
地元の人は、普通にたくさん入っておられる感じだった
汗だくになった山から下りてきて、ウェットティッシュで拭いただけでは何とも気持ちが悪い、けど仕方がない


食事

糸魚川ICの北300m程にローソンがある
その北隣に ミンチカツ屋 がある
地元の人が出入りしていたので入ってみた
10種類ぐらいあるカツの中から選んで注文するとその場で揚げてくれる
野菜も、ポテトサラダとサーモンのカルパッチョが買える
そしてローソンでお茶を買って、車で食べた
揚げたてのカツはさすがに美味しい
コロナのせいで、店内でゆっくり食事をする気が無かったお陰で 良い店 を見つけることができた

大神堂(だいじんどう)登山口駐車場
車は路駐も入れて4台は可能です
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大神堂(だいじんどう)登山口駐車場
車は路駐も入れて4台は可能です
登山口
想像よりはるかによく歩かれている径のようです
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登山口
想像よりはるかによく歩かれている径のようです
駐車場のすぐ先から見上げる駒ヶ岳
中央が左大フェース、ブッシュの線が登山道のある青年団バンド、その右下が南西壁
明日、こんなところを歩いていくのかと思うとワクワクする
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駐車場のすぐ先から見上げる駒ヶ岳
中央が左大フェース、ブッシュの線が登山道のある青年団バンド、その右下が南西壁
明日、こんなところを歩いていくのかと思うとワクワクする
(これより6月5日の写真)
最初の水場「駒清水」
すぐ上に5〜6人用テントが張れる平地あります
(これより6月5日の写真)
最初の水場「駒清水」
すぐ上に5〜6人用テントが張れる平地あります
島滝沢いっぷく(標高1080m)
すぐ左に水がチョロチョロ流れている
島滝沢いっぷく(標高1080m)
すぐ左に水がチョロチョロ流れている
壁(左大フェース)に出た
砂岩に石を埋め込んだような岩質
なるほど誰も挑戦しないのを納得する
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壁(左大フェース)に出た
砂岩に石を埋め込んだような岩質
なるほど誰も挑戦しないのを納得する
梯子を振り返る
この岩場全体のトラバース、谷側は濃い樹林帯なので恐怖感はありません
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梯子を振り返る
この岩場全体のトラバース、谷側は濃い樹林帯なので恐怖感はありません
「バンド」と呼ばれているところ
こんな岩質ですのでホールド・スタンスはいくらでもありそうですがプロテクションが全く取れそうにないです
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「バンド」と呼ばれているところ
こんな岩質ですのでホールド・スタンスはいくらでもありそうですがプロテクションが全く取れそうにないです
雨後でないとすぐ干上がりそうな水場
(後日 記)
もしかしてこれが十一面のカネコロンのルンゼ?
そうと知っていればそれなりに意識して周りの様子を見てきたのに、残念。
雨後でないとすぐ干上がりそうな水場
(後日 記)
もしかしてこれが十一面のカネコロンのルンゼ?
そうと知っていればそれなりに意識して周りの様子を見てきたのに、残念。
その先が「すくみのテラス」
(標高1250m)
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その先が「すくみのテラス」
(標高1250m)
「すくみのテラス」から見る雨飾山
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「すくみのテラス」から見る雨飾山
少し上から振り返ってみる「すくみのテラス」
遠景はシーサイドバレースキー場
ここから上は、樹林帯の普通の登山道でした
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少し上から振り返ってみる「すくみのテラス」
遠景はシーサイドバレースキー場
ここから上は、樹林帯の普通の登山道でした
三峡パークからの登山道と合流
すなわち 駒ヶ岳 山頂
三峡パークからの登山道と合流
すなわち 駒ヶ岳 山頂
7ヵ月半ぶりに戻ってきた駒ヶ岳
磯砂クンとバウワウ君
ザックも前回と同じ
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7ヵ月半ぶりに戻ってきた駒ヶ岳
磯砂クンとバウワウ君
ザックも前回と同じ
稜線とは言え踏み跡は北側についているので雪の上を行く回数が多い
アイゼンピッケルは持ってきているが傾斜は無いのでトレランシューズを蹴り込んで進む
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稜線とは言え踏み跡は北側についているので雪の上を行く回数が多い
アイゼンピッケルは持ってきているが傾斜は無いのでトレランシューズを蹴り込んで進む
前回「敗退」記念写真を撮った 1498m 峰
今日も歩くのは辛いけど「撤退」は無い
ともかく「海谷の駒・鬼ヶ面・鋸」の三山は今日で終える、意志は固い
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前回「敗退」記念写真を撮った 1498m 峰
今日も歩くのは辛いけど「撤退」は無い
ともかく「海谷の駒・鬼ヶ面・鋸」の三山は今日で終える、意志は固い
1498m 峰からの下降途中
駒・鬼ヶ面・鋸いずれも登りは残雪があり、下降では、樹林帯でこんな急斜面あり?と思うところが多々出てきます
写真左端のロープと鎖、もう垂直ですよ
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1498m 峰からの下降途中
駒・鬼ヶ面・鋸いずれも登りは残雪があり、下降では、樹林帯でこんな急斜面あり?と思うところが多々出てきます
写真左端のロープと鎖、もう垂直ですよ
鬼ヶ面山の南峰より
鉢山、昼闇山、焼山
手前が、目指す 鋸岳
ちなみに鬼ヶ面山の北峰は気が付かないうちに西側を巻いてきた
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鬼ヶ面山の南峰より
鉢山、昼闇山、焼山
手前が、目指す 鋸岳
ちなみに鬼ヶ面山の北峰は気が付かないうちに西側を巻いてきた
目の前の鬼ヶ面山の北峰と
遠景の阿弥陀の北峰と南峰
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目の前の鬼ヶ面山の北峰と
遠景の阿弥陀の北峰と南峰
右は雨飾山、左は鋸岳
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右は雨飾山、左は鋸岳
鬼ヶ面山の先は歩き易い
3
鬼ヶ面山の先は歩き易い
ですが雪もかなり多いです
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ですが雪もかなり多いです
稜線上の雪なので傾斜はあまりないです
1
稜線上の雪なので傾斜はあまりないです
阿弥陀の北峰と南峰をアップで
なるほど雪が付いたら厄介そうです
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阿弥陀の北峰と南峰をアップで
なるほど雪が付いたら厄介そうです
海谷732高地への分岐点
1
海谷732高地への分岐点
長〜い梯子
岳沢重太郎新道のハシゴの倍ほど長い
人工物に頼っているのが長いと気持ち悪い
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長〜い梯子
岳沢重太郎新道のハシゴの倍ほど長い
人工物に頼っているのが長いと気持ち悪い
その先もロープ帯が続く
5
その先もロープ帯が続く
短いハシゴも
更にハシゴが
ビンビンに張られたロープも続き
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ビンビンに張られたロープも続き
すんなり登ってくれればいいのに下降まであって
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すんなり登ってくれればいいのに下降まであって
ロープの登り返し
1
ロープの登り返し
ミニ梯子が最後で
2
ミニ梯子が最後で
やっと頂上かと思ったら
2
やっと頂上かと思ったら
ガスで見えないほど頂上は遠くて高い
2
ガスで見えないほど頂上は遠くて高い
もうフラフラ
休む口実に花(ニリンソウ?)を撮って見る
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もうフラフラ
休む口実に花(ニリンソウ?)を撮って見る
やっと鋸岳に到着
雨飾山を背景に磯砂クンとバウワウ君の記念撮影
登攀具、アイゼンピッケル、ビバーク品の入ったザックは嵩高くて重い
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やっと鋸岳に到着
雨飾山を背景に磯砂クンとバウワウ君の記念撮影
登攀具、アイゼンピッケル、ビバーク品の入ったザックは嵩高くて重い
焼山側も
本日最後のピークなのでゆっくりしたいが、木陰もなく地面から空中からやたらと虫が多くゆっくりできるピークではなかった
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焼山側も
本日最後のピークなのでゆっくりしたいが、木陰もなく地面から空中からやたらと虫が多くゆっくりできるピークではなかった
鋸岳の下降は200m程(?)のロープ帯
足元はザレが続くのでロープを握っている方が安全かと
ちなみに傾斜はあまりないです
ロープ帯を過ぎると樹林帯の歩き易い径です
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鋸岳の下降は200m程(?)のロープ帯
足元はザレが続くのでロープを握っている方が安全かと
ちなみに傾斜はあまりないです
ロープ帯を過ぎると樹林帯の歩き易い径です
雨飾山への分岐点
雨飾山への分岐点
一つ目の谷を通過
顔を洗ったら気持ち良かった
実はここが雪渓に埋まっていて急斜面のトラバースか?とアイゼンピッケルを持ってきた
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一つ目の谷を通過
顔を洗ったら気持ち良かった
実はここが雪渓に埋まっていて急斜面のトラバースか?とアイゼンピッケルを持ってきた
二つ目の谷通過
こちらも雪無し
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二つ目の谷通過
こちらも雪無し
根知川に到着
無事に山は終わったけれど、駐車場までがまだ遠い遠い
2
根知川に到着
無事に山は終わったけれど、駐車場までがまだ遠い遠い
長年愛用したトレランシューズ
ALTRA OLYMPUS 2.0
この靴無しでは太平洋から日本海へは歩けていない
私の幅広足には理想の靴だった
今なお岩のグリップ力は落ちていないけれど
足のホールド力が悪くなった
いくらきつく靴ひもを引いても靴の中で足がづれる
8
長年愛用したトレランシューズ
ALTRA OLYMPUS 2.0
この靴無しでは太平洋から日本海へは歩けていない
私の幅広足には理想の靴だった
今なお岩のグリップ力は落ちていないけれど
足のホールド力が悪くなった
いくらきつく靴ひもを引いても靴の中で足がづれる
理由は親指の付け根が破れてきていた
これでは紐をいくら絞めても破れが広がるだけだ
長い間ありがとう
存分に歩けました
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理由は親指の付け根が破れてきていた
これでは紐をいくら絞めても破れが広がるだけだ
長い間ありがとう
存分に歩けました

感想

昨年10月下旬に撤退した、梶屋敷海岸からの赤線延ばしの山旅、再開です
前回同様に三峡パークから登りたかったのですが、新型コロナの影響で、パークの利用は新潟県県民のみとなっているので諦めた。
パーク直前にも大きな駐車場があって、そこなら神奈川県ナンバーの車を停めていても許されるだろうと思うものの、地元の人に不快な思いをさせるのはな〜と止めた。
で、ふと思い出したのが、昨年10月の同じ日にここを歩かれた kyom4 さんと takayama2 さんが利用された大神道登山口、ここならだれにも会うことは無いだろう、しかも金曜日と言う曜日を選んで歩いてきた。

外出自粛のせいで、街中は歩いていたけれど山には行けず、先週やっと丹沢を歩いてみたら、登下降の足の力は甚だ落ちているらしく、力が回復する前に今回の山歩きとなってしまいました。
更にこの時期はまだどこで残雪が現れるか分からないのでアイゼンピッケルを持ち、一冬越えた残置のロープや梯子は使えるか分からないのでロープや若干の登攀具、そして単独行の宿命のビバーク用品を用意するとザックは嵩張り重くなってしまいました。
結局、何も使わず、バカみたいですが、過去に経験のない山域での単独行とはこんなものと諦めざるを得ません。

お陰様で今回で 梶屋敷海岸から鋸岳の先まで赤線を延ばすことが出来ました。
ただこの先、夏場にどこへ?と先が見えません。
金山(標高2245m)までは進めますが、その先は?
「赤線つなぎ」なら、夏場は道のある山をどんどん先に行っておけばいいのですが、「赤線延ばし」だと前回の到達点が次回のスタート点になるのでルート上の先の部分をつまみ食いしておくわけにはいきません。



【 駒ヶ岳 − 雨飾山への分岐 5.6 km 】
【 梶屋敷海岸 − 雨飾山への分岐 41.7 km 】



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