南天山と不動滝[学―ガク―]


- GPS
- 08:30
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 1,033m
- 下り
- 1,027m
コースタイム
10:35法印の滝
10:57尾根・沢コース分岐
11:32南天山山頂12:03
12:56法印の滝
13:10駐車スペース
〜車で移動〜
13:24駐車場
13:31勘兵衛の滝
13:39不動滝
13:51駐車場
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口にポスト有り 入浴は土日祝日のみこまどり荘の日帰り温泉が営業(看板の情報なので要確認を) それ以外だと20キロほど離れたところにある道の駅大滝温泉 |
写真
感想
紅葉の季節が到来した。
今月の中旬に谷川岳に行ったものの暴風小雨にたたられ、先週は行き先を二転三転するもどこも雨で登山中止。まともな紅葉狩りができず、紅葉に「借り」がある、いや貸し、だな。
地図で南天山という山があるのは知っていたので時期が合うのを待って、という後付けの理由を引っさげて登ってきた。
以前に近くの滝を見に来たこともあり周辺の雰囲気は知っていたが、登山口までの未舗装道路がちょっと嫌だった、なぜってマイカーが軽なもので(´∀`*)
また事前にレコで見ていたこともあり直近の状況は知っていたので、気楽に歩けた。
今回は山頂までは展望が期待できないため、たまたま撮った木の名札から閃き、片っ端から名札撮影をして帰ってから調べよう、学習しようという趣旨でレコのテーマが決まった!有名な山岳ヒューマン漫画・映画にオマージュをして。詳細は写真でご覧いただければ幸いです。
南天山は道標が行き届いた歩きやすいハイキングコース。前半はずっと沢沿い、しかも水量がそれなりにあり、段差が多くそれゆえプチ滝に恵まれた沢沿いコース。幾多の木橋を渡り、絶え間なく響く水の音に沢を存分に味わえる。ま、沢の水を味わうことはしなかったのだが。
20〜30分で法印の滝に到着する。岩肌をなめるような流れのなかなか見ごたえのある幅もある滝でこの山の見所と言って間違いない。
ここからさらに20〜30分程で尾根・沢コース分岐に至るのだが、沢コースの道標がなく、それとは関係ないが尾根コースを選択して登っていった。
尾根コースからは一気に上り詰める道になる。それまでの道のりが登りが少なく距離だけを稼げるような勾配のゆるい道だったのでここからの標高の上げ方はえげつないなぁ、なんて思いながらもダラダラ登る。
途中で食事休憩中の男性とお会いして先行する。沢の音が聞こえなくなるとそのギャップでやたら静かな山歩きが続く。聞こえるのは自分の熊よけ鈴のチリンチリンくらいだ。
流石に2週間空いたハイキングかつノンストップ状態の山頂直下でガス欠気味になる。段差きつめの岩場をゼエハアいいながら登りきり登頂。
周囲がほぼ一望できる山頂からは周辺の山々、特に両神山の紅葉もよ〜く見えた。燃えるような赤、のみではないもののこんがりきつね色、と深い緑とがおりなすカラフルな秋色の山は綺麗だし、なんだかオシャレした女子のよう。年に一度の山肌ガールズコレクションと言っていいんじゃないか、YGCと言っていいんじゃないか、と誰でもなく自分に問うてみる、そのことに深い意味はなく、深い秋が周りにあるだけだ。
下山しだして間もなく途中で会った男性が登ってこられ、「山頂は誰もいないですよ」とご挨拶がてら2、3会話を交わした。今自分が見ていた光景をこのあとこの人が独り占めできるのだなと思うとなんだか嫉妬してしまう。やっぱりガールズだからか?
下山は沢コースを下りなかなか早い時間でハイクが終了。近くにある例の滝をもう一度見に行くことに。
前回来た時に土砂崩れで道が埋まっていたがそれもすっかり撤去されていて難なく勘兵衛の滝、その先の初来訪、不動滝を見て往復約1キロ。
帰りがけにこれまた以前に来た滝沢ダムからループ橋を眺める。そしてその先に見える熊倉山・秩父御岳山とのビューポイントから写真撮影。思い出せば前回来た時には二つとも登っていなかった山だったはず。経験を重ねてから見る景色は同じでも感じるものが違うというのをまじまじと思った。
山で学ぶことはたくさんあるだろう。自分は学〜ガク〜がないので学んだのかよくわからないまま時が去っていくことが多いが覚〜カク〜身をもって覚えたことはたくさんあったと自負している。今回覚えたこと、以前来たことのある場所に来たり見たりすると感慨にふけるとともに物思いにふける、ということ。
もしくはそれはただ秋のせい、かもしれないということ。
コメント
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お帰りなさ〜い
そして沢山の写真ありがとうございます
やっぱり晴れてる時の景色はいいですね。羨ましい
山頂からみた奥秩父の山々が素敵ですね。気付かなかったけど結構山深かったんだですね。
何より両神がこんな風に見えるとは驚きです
滝沢ダムからの写真もいい!
ループ橋に秩父御岳に熊倉山。私が見たかった風景だったんです
ループ橋を私は動くバスの中から一生懸命撮影したのですが当然ブレブレ、秩父御岳山や熊倉山もガスで見えなかったので嬉しです
「同じ景色を見ても、経験を重ねてから見る景色は感じるものが違う」「以前来たことのある場所に来たり見たりすると感慨にふけるとともに物思いにふける」
本当にそうですね。
以前、秩父御岳山側から滝沢ダムを見たのですが、そこに自分がいると思うとなんだか上手く表現できないのですが、なんか嬉しいような、感慨深いような感じがしました。
neko-tamaさんに続く形となりまして、行ってまいりました南天山。山頂登頂時は薄曇りでしたが周りの山々は見ることができたのでラッキーでした。
当初はダムに寄る予定はなかったのですが、そこはマイカーハイクのいいところで往路でループ橋を渡っている時にふと立ち寄ることに思い立ったわけです。あの写真を撮ったのはダムの堤防の上ですが、そこに写真付きでベストビューポイントという案内があり山の名前が書いてあったので「おお!」と思い激写しました(´∀`)
neko-tamaさんの登ったときはあいにくの空模様だったので遠景は見られず残念でしたが、山中の近景やループ橋で思いを馳せた景色は一緒のものが見れたかな?
感慨にふけった景色は、目を閉じても見えるものです。それを反芻してまた物思いにふける自分がいたりします(´∀`*)
bo-tyu-zaiさん,
こんばんは。
秋はひとを詩人にしますね。
友人が森林インストラクターの資格を取るべく、図鑑片手に山に入り、一緒だと確認しながら進み、木の名前を覚えるてのって楽しいものなのだな、と思いました。
でもまたすぐにお山に行かないと忘れてしまうのが困りものです。
ヤマレコでも花の名前がたくさん出てきて尊敬というか憧憬してしまいますが、樹木の名前も覚えていきたいと思います。
miketamaさんさすがですね。
童謡で「秋を愛する人は、心深き人 愛を語るハイネのような僕の恋人」と唱われるくらい詩が似合う季節のようです。で、ハイネって誰ですかね?よく知りません。
さて、森林インストラクターなる資格があるのですね
自分は今日、奥多摩の七ッ石山から友人と一緒にブナ坂という表記を見て
「・・・ブナの木に覆われた坂なんだろうな、きっと」
「・・・ブナってどんな木だっけ?」
「・・・知らない、知るわけない」
と木にも、いや気にも止めない不毛な会話をするほどの森林ビギナーです。
もっとmiketamaさんのように「秋」だけでなく山を愛そうと思います、ハイ。
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