野反湖からヤブ漕ぎで大倉山を目指すも敗退し堂岩山だけ登頂
- GPS
- 09:49
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,257m
- 下り
- 1,246m
コースタイム
- 山行
- 8:38
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:48
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
野反湖から白砂山への登山道の北側に大倉山と八十三山があり、大倉山は三角点峰なので行ってみたいと思っていた。但しヤブ山で残雪期のみ登られている。ヤブ漕ぎで行けるかどうか、堂岩山付近の笹ヤブをのぞくと水上の西山や高檜山と同じくらいのヤブだし南西の切明道からなら標高差250mほどなので何とか行けそうだろう。
そう思って出かけてみたが、もの凄い密・激ヤブに遭遇しあっさり敗退となりました。
県外移動自主要請が解除され、白砂山登山口には早くも県外ナンバーが多く停まっている。みなさん出掛けたかったんでしょうが、自分もです。
準備して登山開始。地蔵峠から切明方面への道を辿って北沢から登り返す。大倉山からは南西に尾根が下っていて登山道が巻いてるので、ここまで行ってヤブに入れるようなら入ヤブしようと思っていたが、それほどひどいヤブではなかったので取付く。
しかし・・、登るにつれヤブは濃くなる一方。これまでの経験だと、ヤブが密になれば、さらに標高が上がれば笹も細くなり突破も何とかなる・・はずだったが、ここのは違いました。ちっとも細くならずぶっ太いネマガリタケが滅茶苦茶に絡み合って強引に突破しようとしても押し返される。恐るべし、大倉山。GPSで標高1900m地点まで登りその先の様子を確認したけど全く見通しがきかない状態。あと100m登れば山頂稜線に出るんだけど仕方なくここで敗退です。1時間半もヤブ漕いだのにちょっとしか進まなかった。避けるべきは3密ならぬヤブ密ですかな。
こういう方向がわからないヤブは下りも大変。方角を確認しながら下って行くが、下向きに生える太いネマガリタケに誘導されるように徐々に東にずれていく。経験しないとわからないが横移動は困難なので登り返すようにして西へと修正。足元にタケノコが生えていて気晴らしに採りながら進むがそのうちに小雨が降ってきてヤブ歩きもきつくなる。
そこでヤブを避け下の沢に逃げる。下りで沢はよろしくないが地形図でも勾配は緩く登山道は近いので大丈夫と判断。予想通りすぐに登山道に復帰。いやー大変でした。登りより下りの方が時間がかかったなぁ。
とりあえず地蔵峠まで戻ってお地蔵さまに無事生還のお礼をし、昼食。
さて、まだ12時なのでこのまま帰るのも何だし、せっかくなら堂岩山までピストンしてみることに。
すっかり晴れ上がった中を気持ちよく登って行き、ゴゼンタチバナやイワカガミなどの花を眺めながら展望のない堂岩山頂に着。今年はじめての2000m越えですが、前半のヤブ漕ぎが祟って疲労は倍増です。
少し先まで行けば展望が良くなるので八間山分岐まで下ってみると、白砂山がよく見える。素晴らしい風景ですな。
行ってみたいけどもう時間は2時なのでサヨナラする。長いシラビソ尾根を淡々と下り、4時前には下山。
体力的には限界近い1日となりました。
コメント
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kotakkyさん、こんにちは。
たくさん藪に行かれているようでうらやましいです。
現在活動停止中の我々は技術的に藪にはなかなか個人で行けず、見習いたいところがあります。
部の過去記録50年分をざっと見ましたが大倉山はまだ登られていないようで、かなりの秘境のようですね。よく発見されるなと感心します。
大倉山は太いネマガリタケが多かったようで、かなり大変そうですね。
ネマガリのタケノコを採って行かれたということで羨ましい限りです。
そうですか。貴ワンゲル部でも大倉山は未踏ですか。確かに超マイナーではありますね。
でも大倉山に限らず三角点があるということはそれを設置するために過去に誰かが登ってる訳でして、そんなことを考えながら地形図を眺め、自分の力量と比較しながら登頂出来そうな山とコースを考えてます。それだけでも結構楽しいです。妄想登山ですかね(笑)
色んな計画を立て、今後行けるようになったらそれを実行すればよろしいかと思います。
また、今回のような失敗もそれはそれで楽しいです。
タケノコは天ぷらで食べましたが、美味かったですよ(^o^)
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