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Yamareco

記録ID: 2406992
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ハイキング
北陸

[北陸2日目]急登激下りの【銀杏峯】花の楽園。笹百合咲き乱れ。森の貴婦人は奇跡の一輪が🌸

2020年06月22日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:23
距離
7.7km
登り
879m
下り
874m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:55
休憩
0:29
合計
4:24
距離 7.7km 登り 879m 下り 886m
5:39
14
スタート地点
6:49
6:58
52
7:50
8:03
84
9:28
9:34
10
9:44
19
10:03
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
「宝慶寺いこいの森」から林道を更に進んで路肩に駐車する。
「宝慶寺いこいの森」にトイレ有り。
コース状況/
危険箇所等
上り:名松新道は比較的よく整備されてはいるが最初から山頂台地まで急坂が続く。
下り:小葉谷ルートは名松新道に輪をかけて急坂である。すなわち激下りであり、荒れている箇所もあるため歩き難い。
5:39スタート
駐車箇所から登山口へ向かう途中はガクアジサイ(額紫陽花)ロードだった。
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5:39スタート
駐車箇所から登山口へ向かう途中はガクアジサイ(額紫陽花)ロードだった。
キショウブ(黄菖蒲)も咲いていた。
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キショウブ(黄菖蒲)も咲いていた。
ハルジョオン(春紫苑)はどこにでもあるが、結構可愛らしい。
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ハルジョオン(春紫苑)はどこにでもあるが、結構可愛らしい。
5:52
名松新道の登山口。
1
5:52
名松新道の登山口。
少し上ると水場があった。
水量がとても豊富だ。
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少し上ると水場があった。
水量がとても豊富だ。
ツルアリドオシ(蔓蟻通し)は必ずピンぼけになる。
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ツルアリドオシ(蔓蟻通し)は必ずピンぼけになる。
登山道の様子。
あっ、ササユリ(笹百合)だ!
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あっ、ササユリ(笹百合)だ!
うなじが色っぽいササユリ。
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うなじが色っぽいササユリ。
香りが良すぎて咽せ返りそうなぐらい沢山のコアジサイ(小紫陽花)。
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香りが良すぎて咽せ返りそうなぐらい沢山のコアジサイ(小紫陽花)。
ササユリが2輪。
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ササユリが2輪。
美人の姉妹だ。
うわぁこりゃまた派手目なベッピンさんだ!
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うわぁこりゃまた派手目なベッピンさんだ!
参りました。
清々しい若い山毛欅の林。
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清々しい若い山毛欅の林。
6:49
銀杏峯前山に到着。
3
6:49
銀杏峯前山に到着。
大野市を見下ろして。
霞んでいる。
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大野市を見下ろして。
霞んでいる。
荒島岳には雲がかかっている。
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荒島岳には雲がかかっている。
山毛欅の登山道を進む。
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山毛欅の登山道を進む。
美しい山毛欅林。
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美しい山毛欅林。
アマドコロ(甘野老)かな。
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アマドコロ(甘野老)かな。
さらに山毛欅の道を登る。
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さらに山毛欅の道を登る。
このピンぼけの小さな小さな花が分からない。
どなたかご教示ください。

→ヨツバムグラ(四葉葎)と教えて頂きました。
akinomさん、有難うございます。
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このピンぼけの小さな小さな花が分からない。
どなたかご教示ください。

→ヨツバムグラ(四葉葎)と教えて頂きました。
akinomさん、有難うございます。
ガスガスの山頂台地へ。
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ガスガスの山頂台地へ。
ユキザサ(雪笹)はたくさん咲いている。
3
ユキザサ(雪笹)はたくさん咲いている。
サワフタギ(沢蓋木)はフワッフワ。
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サワフタギ(沢蓋木)はフワッフワ。
これはカラマツソウ(落葉松草・唐松草)かな。
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これはカラマツソウ(落葉松草・唐松草)かな。
サンカヨウ(山荷葉)は、な〜んだもう実かよう。
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サンカヨウ(山荷葉)は、な〜んだもう実かよう。
7:43
銀杏峯に登頂。
4
7:43
銀杏峯に登頂。
山頂の地蔵さまにお参りする。
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山頂の地蔵さまにお参りする。
三等三角点。
能郷白山の方向。
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能郷白山の方向。
湧き立つ雲の向こうに荒島岳。(ズーム)
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湧き立つ雲の向こうに荒島岳。(ズーム)
薄っすらと別山。(ズーム)
左隣の白山は、ほとんど見えていない。
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薄っすらと別山。(ズーム)
左隣の白山は、ほとんど見えていない。
昨日の苦行を思い出しながら別山を眺める。
ウリさん、腰に手を当てる。
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昨日の苦行を思い出しながら別山を眺める。
ウリさん、腰に手を当てる。
花を求めて山頂台地(極楽平)を彷徨う。
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花を求めて山頂台地(極楽平)を彷徨う。
アザミ(薊)はまだ蕾ばっかり。
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アザミ(薊)はまだ蕾ばっかり。
イブキトラノオ(伊吹虎の尾)は少しだけ。
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イブキトラノオ(伊吹虎の尾)は少しだけ。
ハクサンフウロ(白山風露)みっけ!
たった一輪だけ咲いていた。
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ハクサンフウロ(白山風露)みっけ!
たった一輪だけ咲いていた。
これはホウチャクソウ(宝鐸草)かな。
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これはホウチャクソウ(宝鐸草)かな。
そして極楽平とお別れしようとした時、
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そして極楽平とお別れしようとした時、
ニッコウキスゲ(日光黄萱)が!
花が開いていたのはこれだけだった。
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ニッコウキスゲ(日光黄萱)が!
花が開いていたのはこれだけだった。
小葉谷ルートでの下山を開始する。
ガスの切れ間からお隣りの部子山が見えた。
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小葉谷ルートでの下山を開始する。
ガスの切れ間からお隣りの部子山が見えた。
これは、森の貴婦人、
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これは、森の貴婦人、
オオヤマレンゲ(大山蓮華)だ〜❗️
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オオヤマレンゲ(大山蓮華)だ〜❗️
まだ開き始めたばかりの、奇跡の一輪が!
出逢えて嬉しいオオヤマレンゲ。
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まだ開き始めたばかりの、奇跡の一輪が!
出逢えて嬉しいオオヤマレンゲ。
越前大野の街はぼやけている。

激下りが続いている。慎重にゆっくり下る。
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越前大野の街はぼやけている。

激下りが続いている。慎重にゆっくり下る。
シライトソウ(白糸草)。
3
シライトソウ(白糸草)。
カラマツソウ(唐松草・落葉松草)。
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カラマツソウ(唐松草・落葉松草)。
カラマツソウ。
ヤマボウシ(山法師)。
4
ヤマボウシ(山法師)。
一旦、林道へ着地した。
道端にオオバギボウシ(大葉擬宝珠)が咲いていた。
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一旦、林道へ着地した。
道端にオオバギボウシ(大葉擬宝珠)が咲いていた。
そしてこの鮮やかな色の花は、よう知らんけど、シラン(紫蘭)だと思う。
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そしてこの鮮やかな色の花は、よう知らんけど、シラン(紫蘭)だと思う。
林道からふたたび登山道を下り始めると、
その道はササユリ(笹百合)の回廊だった!
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林道からふたたび登山道を下り始めると、
その道はササユリ(笹百合)の回廊だった!
美しいササユリが、
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美しいササユリが、
あっちにも、
こっちにも。
こんなにたくさん、
5
こんなにたくさん、
咲き乱れて、
私を見送ってくれた。
4
私を見送ってくれた。
9:44
林道へ出る。
林道歩きの途中で見かけたキツリフネ(黄釣船)。
黄色いツリフネソウ。初めて見た!
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林道歩きの途中で見かけたキツリフネ(黄釣船)。
黄色いツリフネソウ。初めて見た!
10:03
銀杏峯の山頂方向を振り返りながら、駐車地へと戻った。
2
10:03
銀杏峯の山頂方向を振り返りながら、駐車地へと戻った。
帰路、車の窓から越前大野城に別れを告げる。

終わり。
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帰路、車の窓から越前大野城に別れを告げる。

終わり。

感想

北陸遠征の2日目。
昨夜は越前大野駅近くの無料駐車場で車中泊した。
昨日の疲労を鑑みて、また早い時刻に大津へ帰りたいので、今日は軽めの山行を実行する。
早朝から銀杏峰へ訪れ、昼前には下山しようと考えた。
かつては銀を産出したという越前の名峰は花が多いとも聞いていた。森の貴婦人・オオヤマレンゲが咲くことでも有名だ。

この山は印象と予想を遥かに上回る急坂続きだった。特に下山路として利用した小葉谷ルートは道も荒れており歩き難かった。

上りの名松新道は中腹付近から山毛欅林が続く。若い樹が多いが、清々しく壮麗であった。

往路でも帰路でも多くのササユリが咲いていた。
今シーズンはもう見る機会が無いかと思っていたが、この山でたくさん出逢えてとても幸運だ。

山頂へ到着する直前の出来事だ。笹で囲まれた登山道がカーブになっていて先が見えなかったのだが、曲がった途端に黒っぽい大きな獣がいるのだ。思わず「うわっ!」と声を上げてしまった。しかし驚いたのは相手の方だ。私を見るなり「うわっ!」と言ったかどうかは分からないが、踵を返し、大きな足音を立てながら一目散に登山道を反対方向へと走り去った。あまりスピードは速くなく格好も良くなかったその獣は、ニホンカモシカだった。驚かせなければそっと近づいて写真の一枚でも撮れたかも知れないが、イメージにそぐわない不細工さだったため、あまり悔いはない。

極楽平と呼ばれる山頂付近は広大な台地になっており、笹原と湿地帯が入り乱れたような環境であった。様々な植物が見られる、まさに極楽というべき素晴らしい場所だと感じた。

この台地ではそれぞれ一輪だけ望外の花に出逢えた。ハクサンフウロとニッコウキスゲである。とても嬉しかった。

そして下山路途中では、恐らくまだ時期が早いだろうと思っていた森の貴婦人が、これまたたった一輪だけひっそりと花を咲かせてくれており、今日の山行により深い満足感を与えてくれたのである。


※[北陸1日目]のレコは後日アップします。

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コメント

貴婦人
ウリさんこんばんは
「貴婦人」いい響きですね。
ウチの会社もコロナ禍の影響もあり、来週から平日休みが増えそうで、ハナさんに「今お薦めの山は?」って聞いたら、「銀杏峰のオオヤマレンゲ」と返答されました。
が!激急坂なのですね😫
でも見たい!ツリフネソウも見たい!不細工なニホンカモシカもっと見てみたい!
2020/6/23 1:44
Re: 貴婦人
イーヤマさん、おはようございます😃
銀杏峰はよく写真などで見るなだらかな山容の印象に反して、登山道はキツかったです。
でも全体の行動距離が短いので、のんびりと歩いて楽しめば宜しいかと。
花が多くて私にとってはとてもいい山でした。オオヤマレンゲはこれからです。例年7月の初旬のようですね。
是非、黄色いザックの華やかな貴婦人様と一緒に、森の貴婦人に逢いに行ってきて下さいね😁
2020/6/23 7:03
ウリさん、こんばんは。
 北陸へ行ってこられたんですね。
オオヤマレンゲにハクサンフウロとニッコウキスゲ。百名山番組を見ていたら出てきそうな高山植物ですね。オオヤマレンゲが咲く有名処とのこと。
それにニホンカモシカも見られたんですか? 見たことないんですよ。「カモシカのような脚」は褒め言葉じゃないとか聞きますけど第一印象は不細工だったんですね(笑)
でも見たいわ〜 あっ、六甲の森林植物園で見ましたわ。囲いの中でしたけど。

北陸初日のお山は、どこだったのかな? この近くだと… 温見峠からの能郷白山の確率が高そうだけど、荒島岳も近いな〜 楽しみにしてますね。
2020/6/23 1:57
Re: ウリさん、こんばんは。
ののさん、おはようございます。
一瞬、熊かと思いましたが顔を見た瞬間にカモシカだ!と分かりました。が、彼(彼女?)はかなり慌てた様子で一目散に逃げて行ったのですが、ちょっとポッチャリ目だったのかなぁ、逃げ足の遅いこと。ドタドタドタって感じ。
以前、十津川の方で見たカモシカも慌てて山の斜面を駆け上がろうとして足を滑らせてました。
カモシカのような脚、あまりカッコいいものではないようですね。

北陸1日目は、写真が多すぎて、選定する作業でイヤ気がさしてきています😅
2020/6/23 7:13
連チャン🎵
北陸遠征、お疲れさまです❗

自然が豊かなのがわかりますね🎵。
部子山への稜線に風力発電計画があるそうです。うむ〜、なんとかならないのか
残念です。

小さいお花、葉っぱが4枚で・・、ヨツバムグラではないかと。ざっくりですけど💦
2020/6/23 5:03
Re: 連チャン🎵
akinomさん、ご無沙汰しています。
ありがとうございます、ヨツバムグラ。調べてみたらそのようでした。
風力発電計画は哀しいですね。ガスガスで殆ど良く見えなかったのですが、部子山へ向けてのなだらかな稜線はかなり美しい風景のように思いました。しかも花や動物など自然豊かなんでしょうね。
人間の社会活動の犠牲者を、もうこれ以上増やしたく無いですね。その計画は本当に必要なものなのでしょうか。
2020/6/23 7:21
ようこそ「げなんぽう」
どの様な登山道が良いのでしょうか
小葉谷コ−荒れて下り辛かった、
足掛け20数年整備行いまだまだ不備が有ります
貴重なご意見有難う御座います。
げなんぽうをこよなく愛する仲間たち
2020/6/23 19:25
Re: ようこそ「げなんぽう」
191919goo様、こんばんは。
登山道整備にあたって頂いてる方には大変な失礼を申し上げました。申し訳ございません。
私の多くはない登山(ハイキングレベルです)経験に於いて比較した中では、決して軽快に歩けるルートでは無いなぁと、未だこのお山に登ったことが無く、今後計画されるかも知れない方々へのメッセージとして、私の率直な印象を述べさせていただいたに過ぎません。決して貶している訳ではございません。
整備状態が悪いのではなく、そういう(急坂の)お山であるということを伝えたかったまでです。
そして、このような情報を得る(伝える)ことが出来るのが、ヤマレコの良いところの一つだと、私は考えております。
失礼いたしました。
2020/6/23 19:52
Re[2]: ようこそ「げなんぽう」
※足掛け20数年前〜整備、全く登山道の無い銀杏峯「げなんぽう」自身らが言い始め、県準絶滅危惧種天女花(オオヤマレンゲ)他も保護に努めています、小葉谷ル−トヤヤ急坂で、可能な限りステップ敷設ing中で、登山者に辛い思い与えているかと思います、今後も更に整備に精進します、貴重なご意見有難うございました。
余談ですが総て自費で行っています。
2020/6/23 21:46
Re[3]: ようこそ「げなんぽう」
191919goo様、
登山道無き時代からの開拓、今日までの整備、そして貴重な植物の保護などにこの上無いご尽力下さいまして、そのご苦労には頭が下がります。
お陰様で先日私も銀杏峰の雄大な風景や豊かな自然に触れさせて頂けたわけです。
本当に有難うございます。
また是非季節を変えて訪れさせていただきたく思っております。よろしくお願いいたします。
2020/6/23 22:45
プロフィール画像
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