最上海道 いつまでも残したい古道の森

2020年07月03日(金) [日帰り]

• GPS: 06:48
• 距離: 18.1km
• 登り: 823m
• 下り: 813m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:12
• 休憩: 0:36
• 合計: 6:48

距離 18.1km 登り 823m 下り 821m

7:27 スタート地点
8:27 8:32 高畑山
10:19 10:20 明月平
10:44 10:46 軽井沢御番所跡
11:00 11:05 県境
11:20 11:43 軽井沢御番所跡
14:15 ゴール地点

天候

晴れ　風は弱く湿度高い

アクセス

利用交通機関：

自家用車

漆沢の最上海道入口付近、路肩の広い場所に駐車　3~4台可能

コース状況／危険箇所等

よく整備されて歩きやすいです。ちょうど刈り払いが入った後らしく、綺麗になっていました。沢を何本か渡るのと泥濘が多いので、この日は長靴が正解でした。
長沼林道から支線への分岐地点には標識がなく、林道本線を下らないように。ちょっと間違えました。

写真

7/3 7:27

漆沢ダムの手前、集落との三叉路に最上海道の入り口があります。

7/3 7:28

最上海道についての案内板があります。水道施設の脇を入ります。

7/3 7:30

エゾアジサイが美しい色合いで咲いています

7/3 7:41

桐ケ窪。道幅が広いけれど梅雨のせいかぬかるみます。

7/3 7:53

緑の美しいミズナラ林。この辺りから平坦で歩きやすい道。

7/3 7:57

ノギランの花はアップで見ると綺麗ですね

7/3 8:23

プリーツキノコの集団

7/3 8:30

高畑山には高畑大明神ほか石碑が四つあります

7/3 8:30

アザミつんつん

7/3 8:40

ブナの二次林がどこまでも

7/3 8:50

緑の森の中でひときわ目立つ真っ赤なキノコ

7/3 9:04

タマガワホトトギス。複雑な形をしています。

7/3 9:13

久し振りの青空だ

7/3 9:19

ミズタビラコの可愛い花

7/3 9:27

北側の眺望が開けた場所に出た。雲が掛かるのは翁山か。

7/3 9:28

栗駒山が見えるというが、今日は雲が多い

7/3 9:29

長沼林道に合流

7/3 9:32

白花のシモツケソウ

7/3 9:39

南には船形連峰が広がっている

7/3 9:58

林道支線の終点に案内板

7/3 10:02

ブナの大樹

7/3 10:02

この辺りは鬱蒼としたブナの森。その中を古道が続いていく。

7/3 10:04

緑がまぶしい

7/3 10:19

明月平には湯殿山の碑

7/3 10:20

最上海道研究会で作られた名板が場所場所に

7/3 10:21

西側に雪を頂く山。月山だろう。

7/3 10:32

シモツケソウが群落を作っている

7/3 10:34

明月清水

7/3 10:34

冷たくて美味しい水でした

7/3 10:44

シモツケソウのモシャモシャ感

7/3 10:46

軽井沢御番所跡。綺麗に刈り払いされていました。

7/3 10:49

こういう沢が何本かあります

7/3 11:04

県境へ到達

7/3 11:04

刈り払いもここまで。山形県側の様子。

7/3 11:13

野鳥の声だけが響きます

7/3 11:20

御番所跡の周辺にはシモツケソウが群生しています

7/3 11:41

御番所跡に戻って昼休憩。脇に立っている杉の木は、番所のあったころから、この風景を見ていたのだろうか。

7/3 12:10

月山の見えた場所から

7/3 12:16

古道の雰囲気がよく残った道

7/3 12:21

辺りの自然にそぐわない人工物が見えた。どうも風力発電のための状況観測用タワーらしい。

7/3 12:38

見慣れぬ角度の船形山

7/3 12:45

瑠璃色の宝石みたいなエゾアジサイ

7/3 13:17

林の中には白い星型のツルアリドオシ

7/3 14:09

杉の植林地を下り

7/3 14:16

道路わきの流れにアジサイの花を見て、お終い

撮影機器：

TG-3 OLYMPUS IMAGING CORP.

E-M10MarkII OLYMPUS CORPORATION

DC-G9 Panasonic

感想

yonejiy

分県登山ガイド「宮城県の山」に紹介されている、最上海道。なかなか行く機会がなかった。それが今年の春先、宮城県の山の著者の一人でもある曽根田さんのブログの記事で、風力発電事業の計画があることを知った。
もしかすると近いうちにその古道の風景が変わってしまうかもしれない。
そう考えていたところ、仲間内で出かけた人があり、また知り合いで行ってみたいとの方もあり、一緒に梅雨の晴れ間に行ってきました。
行ってみると非常によく整備され、刈り払いもばっちり。古道の感じも周辺のブナの森もとてもよかったのです。
しかし風力発電計画は着々と進んでいるようで、すでに環境調査のための観測タワーが設置されているようでした。
この美しい森と古道の環境を守る意味でも、いま多くの人々に訪ねてもらいたい、そう感じる道でした。

曽根田さんのブログの記事はこちら
http://blog.livedoor.jp/yamasone/archives/1076933951.html

コメント

モンキィ

古道遺産
ここは未踏でしたのでSONEさんの投稿を見て自分もショッキングでした。開発は進んでいるとのことであれば共存に向けた活動があれば支援したいところですね

yonejiy

Re: 古道遺産
おはようございます。
存在はわかっていても、山としては地味な印象はぬぐえませんが、実際に歩いてみて往時の面影を伝える石碑や道としての雰囲気、そしてブナの森の美しさが素晴らしいルートでした。
地元の方の愛着が分かるような整備の具合でしたので、なかなか開発を押しとどめるのは難しいでしょうが、たくさんの人がこの道を歩いて、その素晴らしさを発信していくことが、いくばくかの支援になるかと思いました。

waque

刈払い
yoneさん
最上海道、歩いて来られたのですね!
おつかれさまです。
終始穏やかな気持ちで歩ける素晴らしい道ですよね☺️
お天気も良くてよかったです。
古に思いを馳せる最上海道。
願わくば変わらずにいて欲しいですが
…。
たくさんの人に知ってもらい歩いて欲しいですね。
私達も季節を変えて訪れたいと思います。

yonejiy

Re: 刈払い
天気が悪くてなかなか機会がなかったのですが、そのおかげか刈り払いもされて、軽井沢の御番所跡などすっかりきれいなっていました。
ちょうど私の知り合いで歩いてみたいとおっしゃる方もいて、同道してもらい、古道の風景堪能しました。
風力発電の観測タワーは、長沼林道と支線の分岐から林道を少し進んだ先で、北側の森の中へ作業道が作られており、その奥に立っているようです。
御番所跡から東を見ると山の上にアンテナのように見えるのです。
あの辺りに風車が立つと全く風景が変わってしまいますね。
私たちにできることは古道の魅力を伝えて、いろんな人に歩いてもらうことかと思いました。