（過去レコ）男鹿岳

2001年11月23日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 35.6km
• 登り: 1,577m
• 下り: 1,859m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:10
• 休憩: 0:20
• 合計: 12:30

5:30 横川放牧場
7:10 7:10 作業道取付き
11:15 11:15 瓢箪峠
12:50 13:10 男鹿岳
13:10 13:10 塩那道路
18:00 板室温泉

天候

曇り後晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

感想

たかやま

今回の山行で参考にしたのは新ハイキング社のガイドブックで、その本の男鹿岳のページを印刷して持って行った(筆者は岡田敏夫氏）。

ところが、ガイドブックに書かれた状況より甚だしく荒廃しており、塩那スカイラインの開削時に資材運搬のための作業道だったルートは猛烈なやぶ漕ぎを強いられた。
上部ではやぶ(背丈を超えるササ)に露が降りていて全身びしょ濡れ、ゴミだらけとなる。
進むにも時間が掛かるようになり、このままでは明るい内に下山できないと思い、9時半頃、標高1500m付近で引き返した。
下る途中、下方でササが揺れ、一瞬クマかと思い、身が凍り付いた。
現れたのは千葉から来たという、私より10歳年上の単独行の男性だった。

私が、上の方は猛烈な笹薮で歩くのに時間が掛かり、日没までに下山できそうにないので引き返したというと、折角ここまで来たのだから一緒に行きませんか？という。
その時、自分一人ではないと思うと心強かったし、頂上からの下りは板室温泉へ下ってタクシーで戻りましょうというと快く同意して下さった。
男鹿岳から下って間もなく、塩那スカイラインからタクシー会社へ予約した。
料金は13,230円、二人で折半した。

休日とは言え、全く人が歩いたような形跡がない初冬のバリルートで、よくも他の登山者と行き会えたものだと思う。
行き会えたからこそ実現した登頂であって、神掛かり的な一期一会であった。