岡山県鏡野町 恩原高原〜三国ヶ仙〜牧場北端 記録を取り戻しに
岡山県
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 04:16
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 347m
- 下り
- 330m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 4:15
歩行距離8.5km、歩行時間4時間、歩行数14,700歩、消費カロリー2,130Kcal
| 天候 | 小雨時々曇りのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
スキー場ゲレンデなど、はっきりした道のない箇所もなんとなく踏み跡があり、手でかき分けることなく歩けます。 駐車場からスキー場と牧場の南側に延びている舗装道路は、恩原高原スキー場ゲレンデ＜写真09＞撮影地点のすぐ東に南京錠でロックされたゲートがありました。立ち入り禁止の立て札などはなく、スキー場リフトトップから延びる土道に入ると、ピンクのヤマアジサイ＜写真23＞撮影地点辺りで合流します。そこから標高1,040mの終点まではゲートはありませんでした。ただし、人馴れしていない牛たちを怖がらせてしまったので、歩行者もあまり通らないほうがいいかもしれません。 駐車場から三国ヶ仙（みくにがせん）＜写真20＞までは、一部、ススキの間の踏み跡を探しながら進んだところがあります。手でかき分けなくても歩けます。雨上がりですが、水たまりは土道に少しだけでよけられるレベルです。 駐車場から舗装道路を東に進むと、恩原高原スキー場ゲレンデ＜写真09＞撮影地点のすぐ東に南京錠でロックされたゲートがありました。往路はここからゲレンデに取り付き、ススキの間の踏み跡を探しながら歩きました。復路では、もう少し西側を歩きましたが、こちらは土が見えている部分が多く、より楽でした。 ゲレンデを登りきると、リフトトップから東に延びているきれいな土道に出合い、右折して北東に進みました。たまにある水たまりはすぐによけられます。 標高955m辺りで土道から逸れて三国ヶ仙（みくにがせん）＜写真20＞の南西尾根を歩きました。ススキなどの草の間の踏み跡を探しながら歩きましたが、足元はよく見えないことも多く、登山靴や膝周りなどがびしょ濡れになりました。三国ヶ仙（みくにがせん）頂上三角点＜写真20＞は、高い支柱に囲まれているのですぐにわかります。 復路は、三国ヶ仙（みくにがせん）＜写真20＞はスルーし、ピンクのヤマアジサイ＜写真23＞撮影地点で少し北西に入るとすぐにヤマウラギンヒョウモン♀＜写真22＞撮影地点辺りで土道に合流、そのまま土道を下ってゲレンデ上部まで歩きました。 三国ヶ仙（みくにがせん）＜写真20＞から標高1,063.6m三角点「恩原高原」＜写真27＞までは、一部、ススキやササの間の踏み跡を探しながら歩きました。たまに木が生えていますが、手でよけなくても歩けます。 三国ヶ仙（みくにがせん）＜写真20＞からは、前回は踏み跡を探しながら北東からアプローチしました。今回は、尾根を進むと途中からヤブになりそうだと考え、下る踏み跡を辿ると、ヤマウラギンヒョウモン♀＜写真22＞撮影地点辺りで土道に合流、ピンクのヤマアジサイ＜写真23＞撮影地点辺りで尾根に並行して続く舗装道路に出ました。そこからこの舗装道路を終点まで歩きました。 舗装道路沿いには草地が広がっており、放置されているように見えましたが、そのうちに柵が設置されきれいに手入れされた放牧地が見えてきました。放牧中の牛＜写真24,26,34＞は、人馴れしていないようで、怖がってうれション＆うれウンをしてしまいました。最終的には何も出さずに見送ってくれましたが、かわいそうなことをしました。あまり通らないほうがいいかもしれません。 舗装道路は標高1,040mで突然なくなりました。そこからススキの間の踏み跡を探しながら進むと、標高1,063.6m三角点「恩原高原」＜写真27＞周辺は膝の高さくらいのササ原が広がり、踏み跡が錯綜していました。白い三角点標柱から数十cm離れた所に三角点＜写真27＞がありました。ササ原の間の踏み跡はまだ続いていましたが、ここで引き返しました。 復路は少し北寄りの踏み跡を辿り、往路よりも楽に舗装道路に合流できました。そのまましばらく舗装道路を下り、ピンクのヤマアジサイ＜写真23＞撮影地点辺りから逸れて土道に入りました。 |
| その他周辺情報 | 恩原湖から自動車で20分程南下すると、道の駅奥津温泉があります。地元の旬の野菜や菓子類＜写真52＞の購入ができる他、「温泉亭」ではランチバイキング＜写真51＞が楽しめます。 |
写真
01名牛糸藤号之碑鏡野町生まれの種牛第14茂の子供で名牛として名高い糸桜を母に持つ糸藤は、体が大きくがっしりした岡山和牛3系統の1つ、糸藤系の元となっており、現在も津山市や鏡野町で育てられている子牛は彼の血を引いています。確かに、今回出会った牛たち＜写真24,26,34＞もがっしりしていました。
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鏡野町生まれの種牛第14茂の子供で名牛として名高い糸桜を母に持つ糸藤は、体が大きくがっしりした岡山和牛3系統の1つ、糸藤系の元となっており、現在も津山市や鏡野町で育てられている子牛は彼の血を引いています。確かに、今回出会った牛たち＜写真24,26,34＞もがっしりしていました。
02青いヤマアジサイ山中で沢によく見られることから、サワアジサイとも呼ばれます。ここから先ヤマアジサイロードがしばらく続きました。復路で動画も撮りました。
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山中で沢によく見られることから、サワアジサイとも呼ばれます。ここから先ヤマアジサイロードがしばらく続きました。復路で動画も撮りました。
03コゴメバオトギリ1934年に三重県で発見されたヨーロッパ原産の帰化植物です。花は大きめで直径2.5cm程ですが、その名の通り、葉が小さく、長さ2cm幅5mm程です。群生していました。
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1934年に三重県で発見されたヨーロッパ原産の帰化植物です。花は大きめで直径2.5cm程ですが、その名の通り、葉が小さく、長さ2cm幅5mm程です。群生していました。
04ミヤコグサエンドウに似た花形で、黄色い花を咲かせています。よく似たセイヨウミヤコグサとは違い、茎などに毛がなく、一か所につく花は3つまでです。今回のコース上、至る所で見られました。
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エンドウに似た花形で、黄色い花を咲かせています。よく似たセイヨウミヤコグサとは違い、茎などに毛がなく、一か所につく花は3つまでです。今回のコース上、至る所で見られました。
岡山県では絶滅危惧�砧爐忙慊蠅気譴討訥海任后�6月下旬〜7月上旬にかけて発生するので、今年はこれで見納めかもしれません。
06ヘラオオバコ＆ハナグモ？ヘラオオバコはヨーロッパ原産の帰化植物で、春から夏にかけて高さ30cm程の花茎を出し、下部から上部へと次々に開花します。周辺はヘラオオバコロードでしたが、もう終わりかけていました。
ヘラオオバコはヨーロッパ原産の帰化植物で、春から夏にかけて高さ30cm程の花茎を出し、下部から上部へと次々に開花します。周辺はヘラオオバコロードでしたが、もう終わりかけていました。
07キツネノボタン花の直径は1cm程で、茎に少し毛がありました。普通のキツネノボタンは無毛で、有毛のものはヤマキツネノボタンと呼ばれることもあります。
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花の直径は1cm程で、茎に少し毛がありました。普通のキツネノボタンは無毛で、有毛のものはヤマキツネノボタンと呼ばれることもあります。
08ヤマブキショウマバラ科の植物で葉がヤマブキに似ているので、この名前が付きました。花だけ見ればアカショウマやトリアシショウマに似ていますが、まっすぐ整然と並んだ葉脈と先端が急に細くなる葉の形を見れば間違えることはないでしょう。
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バラ科の植物で葉がヤマブキに似ているので、この名前が付きました。花だけ見ればアカショウマやトリアシショウマに似ていますが、まっすぐ整然と並んだ葉脈と先端が急に細くなる葉の形を見れば間違えることはないでしょう。
09恩原高原スキー場ゲレンデ舗装道路のこのすぐ東に施錠されたゲートがありました。ちょうど小雨もやんだので、傘をたたみスパッツを着け予定通りここからゲレンデを登ることにしました。向かって左端沿いに歩きやすい踏み跡がありましたが、往路ではススキの間の踏み跡を探しながらもっと東寄りに登ったので、靴やズボンがびしょ濡れになりました。
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舗装道路のこのすぐ東に施錠されたゲートがありました。ちょうど小雨もやんだので、傘をたたみスパッツを着け予定通りここからゲレンデを登ることにしました。向かって左端沿いに歩きやすい踏み跡がありましたが、往路ではススキの間の踏み跡を探しながらもっと東寄りに登ったので、靴やズボンがびしょ濡れになりました。
10オカトラノオ＆ヒメシジミ♀
ヒメシジミはアサマシジミやミヤマシジミに似ていますが、後翅の縁毛が長く目立ちます。メスは翅の表側が黒褐色で、裏側はオス＜写真49＞よりも茶色っぽく見えます。岡山県では準絶滅危惧種です。メス3頭で仲良く吸蜜中のところを動画にも撮りました。
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ヒメシジミ♀
ヒメシジミはアサマシジミやミヤマシジミに似ていますが、後翅の縁毛が長く目立ちます。メスは翅の表側が黒褐色で、裏側はオス＜写真49＞よりも茶色っぽく見えます。岡山県では準絶滅危惧種です。メス3頭で仲良く吸蜜中のところを動画にも撮りました。
11ドクダミドクダミの葉や茎を乾燥させたものを煎じて飲むと利尿作用や動脈硬化予防、解熱、解毒の効果があるとされています。ゲレンデでススキに埋もれるように咲いていました。
ドクダミの葉や茎を乾燥させたものを煎じて飲むと利尿作用や動脈硬化予防、解熱、解毒の効果があるとされています。ゲレンデでススキに埋もれるように咲いていました。
12ノアザミ＆トラマルハナバチ
トラマルハナバチは腹部の先端だけが黒く、マルハナバチの仲間の中では比較的よく見かけます。おとなしく、人間に寄ってくることはほとんどありません。ノアザミが大好きなようで、花から花へと飛びまわっています。動画も撮りました。
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トラマルハナバチ
トラマルハナバチは腹部の先端だけが黒く、マルハナバチの仲間の中では比較的よく見かけます。おとなしく、人間に寄ってくることはほとんどありません。ノアザミが大好きなようで、花から花へと飛びまわっています。動画も撮りました。
13恩原高原スキー場ゲレンデより三十人ヶ仙
南南東方向に三十人ヶ仙が見えました。昔この山で砂鉄を掘っていたところ、山が崩れて30人の鉱夫が生き埋めになったことからこの名が付いたといわれています。
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ゲレンデより三十人ヶ仙
南南東方向に三十人ヶ仙が見えました。昔この山で砂鉄を掘っていたところ、山が崩れて30人の鉱夫が生き埋めになったことからこの名が付いたといわれています。
14飛び立つカッコウ一瞬、ハトかと思いましたが、カッコウ特有の鳴き声を発した後、飛び去っていきました。動画も撮りました。標高920m辺りで気付いて動画を撮ったのと同じ個体のようです。機嫌よくカッコウ、カッコウと鳴いていたかと思うと、急にプピャーと悲鳴をあげ、小競り合いしながら数羽が飛び交うシーンも何度かありましたが、こちらは撮れませんでした。
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一瞬、ハトかと思いましたが、カッコウ特有の鳴き声を発した後、飛び去っていきました。動画も撮りました。標高920m辺りで気付いて動画を撮ったのと同じ個体のようです。機嫌よくカッコウ、カッコウと鳴いていたかと思うと、急にプピャーと悲鳴をあげ、小競り合いしながら数羽が飛び交うシーンも何度かありましたが、こちらは撮れませんでした。
15ヤマツツジ標高940m台で前回も歩いたきれいな土道に出合い右折、小雨は降ったりやんだりでしたが、水たまりやぬかるみはほとんどなく、安心して歩けました。ヤマツツジはこの周辺のみ、辛うじてまだ咲き残っていました。ヤマアジサイ＜写真02＞のほうが圧倒的に多かったです。
標高940m台で前回も歩いたきれいな土道に出合い右折、小雨は降ったりやんだりでしたが、水たまりやぬかるみはほとんどなく、安心して歩けました。ヤマツツジはこの周辺のみ、辛うじてまだ咲き残っていました。ヤマアジサイ＜写真02＞のほうが圧倒的に多かったです。
16ウツボグサ花穂は長さ3〜5cmで、萼が整然と並び、松ぼっくりを思わせる形です。花一輪の寿命は2〜3日ほどです。周辺に少しだけ咲いていました。復路でゲレンデの下の方まで下りてくると、群生が見られました。
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花穂は長さ3〜5cmで、萼が整然と並び、松ぼっくりを思わせる形です。花一輪の寿命は2〜3日ほどです。周辺に少しだけ咲いていました。復路でゲレンデの下の方まで下りてくると、群生が見られました。
17ノアザミ＆スジグロチャバネセセリ♂
ヘリグロチャバネセセリととてもよく似ています。オスは翅の表側の黒い縁取りが細いので、わかりやすくて助かりました。セセリチョウ特有の黒くつぶらな瞳がキュートです(*^^*)動画も撮りました。
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スジグロチャバネセセリ♂
ヘリグロチャバネセセリととてもよく似ています。オスは翅の表側の黒い縁取りが細いので、わかりやすくて助かりました。セセリチョウ特有の黒くつぶらな瞳がキュートです(*^^*)動画も撮りました。
18ノアザミ＆コキマダラセセリ♂
岡山県では準絶滅危惧種です。キマダラセセリやヒメキマダラセセリによく似ています。オスは黒味が薄くまだら模様がはっきりしません。ウサギのような正面顔と、口吻を突っ込んでは引っ張り上げる吸蜜行動が可愛すぎます。ぜひ動画で(*^^*)
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コキマダラセセリ♂
岡山県では準絶滅危惧種です。キマダラセセリやヒメキマダラセセリによく似ています。オスは黒味が薄くまだら模様がはっきりしません。ウサギのような正面顔と、口吻を突っ込んでは引っ張り上げる吸蜜行動が可愛すぎます。ぜひ動画で(*^^*)
19イケマ道から逸れて踏み跡を探しながら登っていると、この周辺にだけ咲いていました。ガガイモ科のツル性多年草で、アイヌ語名も日本語名もイケマといいます。花は直径4mm程しかありません。近くにコキマダラセセリのオス＜写真18＞がいました。
道から逸れて踏み跡を探しながら登っていると、この周辺にだけ咲いていました。ガガイモ科のツル性多年草で、アイヌ語名も日本語名もイケマといいます。花は直径4mm程しかありません。近くにコキマダラセセリのオス＜写真18＞がいました。
20三国ヶ仙頂上三角点「三国ヶ仙」
標高1,008.4mの頂上三角点＜点名：三国ヶ仙（みくにがせん）＞です。高い支柱に囲まれているのですぐにわかります。着いた時は少しガスっていましたが、晴れていたら展望が効きます。ここから踏み跡を辿って舗装道路方面に下りました。
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「三国ヶ仙」
標高1,008.4mの頂上三角点＜点名：三国ヶ仙（みくにがせん）＞です。高い支柱に囲まれているのですぐにわかります。着いた時は少しガスっていましたが、晴れていたら展望が効きます。ここから踏み跡を辿って舗装道路方面に下りました。
21オオチャバネセセリイチモンジセセリに似ていますが、後翅の裏側の白紋が一直線でなく少しガタガタしていることで見分けられます。 翅の表側はコチャバネセセリなどにも似ています。
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イチモンジセセリに似ていますが、後翅の裏側の白紋が一直線でなく少しガタガタしていることで見分けられます。 翅の表側はコチャバネセセリなどにも似ています。
22ヤマウラギンヒョウモン♀土道に出合ったところです。メスはオス＜写真31＞よりも黒斑が大きく目立ちます。ヒョウモンチョウの仲間の翅の表側はどれもよく似ており、かなり高難度の間違い探しが楽しめます。前翅の最前列の黒斑の並びや先端部の模様がポイントです。
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土道に出合ったところです。メスはオス＜写真31＞よりも黒斑が大きく目立ちます。ヒョウモンチョウの仲間の翅の表側はどれもよく似ており、かなり高難度の間違い探しが楽しめます。前翅の最前列の黒斑の並びや先端部の模様がポイントです。
23ピンクのヤマアジサイ舗装道路に出てすぐのところに群生していました。青＜写真02＞が多かったのですが、ピンクもありました。前回はもう少し進んで草地に入り直したのですが、今回はそのまま舗装道路を進みました。
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舗装道路に出てすぐのところに群生していました。青＜写真02＞が多かったのですが、ピンクもありました。前回はもう少し進んで草地に入り直したのですが、今回はそのまま舗装道路を進みました。
24お食事中の方ごめんなさいお食事中の方は、左側の牛はあまり見ないようにしてください。道沿いに牛が2頭いました。左側の牛が尻尾を上げたので、慌てて動画を撮り始めると、ボタボタ・・・。うれウン？嬉しくても怖くても、要は平常心ではなくなると、出てしまうようです。つられたらしく、もう1頭もボタボタともらいウン(-_-;)カメラが怖かったのでしょう。ごめんなさい。
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お食事中の方は、左側の牛はあまり見ないようにしてください。道沿いに牛が2頭いました。左側の牛が尻尾を上げたので、慌てて動画を撮り始めると、ボタボタ・・・。うれウン？嬉しくても怖くても、要は平常心ではなくなると、出てしまうようです。つられたらしく、もう1頭もボタボタともらいウン(-_-;)カメラが怖かったのでしょう。ごめんなさい。
花弁のように見えるのは総苞片で、花は中心部に多数密集しています。もう傷んでいました。
26恩原牧場の牛今度は3頭いました。1頭が緊張でうれウンを始めると、隣のもう1頭ももらいウン。動画には2頭しか映っていませんが、その後、3頭目がうれション＆うれウンを始め、とうとうトリオで糞尿ハーモニーを奏でました(-_-;)笑いをこらえる連れを見て不思議そうな顔をしたので、少し緊張がほぐれたようだとほっとしました。
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今度は3頭いました。1頭が緊張でうれウンを始めると、隣のもう1頭ももらいウン。動画には2頭しか映っていませんが、その後、3頭目がうれション＆うれウンを始め、とうとうトリオで糞尿ハーモニーを奏でました(-_-;)笑いをこらえる連れを見て不思議そうな顔をしたので、少し緊張がほぐれたようだとほっとしました。
27三角点「恩原高原」標高1,040mで不意に舗装道路は終わり、ススキの間の踏み跡を探しながら斜面を上りました。最後は膝丈くらいのササが密集した中に踏み跡が錯綜しており、白い三角点標柱から数十cm離れた所に三角点がありました。ガスっていなければ展望はよかっただろうと思います。ササ原の間の踏み跡はまだ続いていましたが、木も茂って手強くなりそうだったので、予定通りここで引き返しました。
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標高1,040mで不意に舗装道路は終わり、ススキの間の踏み跡を探しながら斜面を上りました。最後は膝丈くらいのササが密集した中に踏み跡が錯綜しており、白い三角点標柱から数十cm離れた所に三角点がありました。ガスっていなければ展望はよかっただろうと思います。ササ原の間の踏み跡はまだ続いていましたが、木も茂って手強くなりそうだったので、予定通りここで引き返しました。
28恩原湖＆花知ヶ仙三角点「恩原高原」＜写真27＞から復路は踏み跡を辿ってすんなり下りられました。途中で小雨がやみ少し明るくなってきたので、恩原湖＆花知ヶ仙（はなちがせん）など、南南東から北北東方面を動画にも撮りました。
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三角点「恩原高原」＜写真27＞から復路は踏み跡を辿ってすんなり下りられました。途中で小雨がやみ少し明るくなってきたので、恩原湖＆花知ヶ仙（はなちがせん）など、南南東から北北東方面を動画にも撮りました。
再び舗装道路に戻り、振り返ると上った斜面が見えました。
30恩原牧場越しに花知ヶ仙＆三ヶ上
広々とした恩原牧場の向こうには、左端に花知ヶ仙（はなちがせん）、中央に三ヶ上（さんがじょう）、右端に牛3頭＜写真26,34＞が見えました。
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花知ヶ仙＆三ヶ上
広々とした恩原牧場の向こうには、左端に花知ヶ仙（はなちがせん）、中央に三ヶ上（さんがじょう）、右端に牛3頭＜写真26,34＞が見えました。
31ノアザミ＆ヤマウラギンヒョウモン♂
このシーンはこの日何度も見られました。ウラギンヒョウモンは後翅の裏側の模様ですぐにわかります。本州にはヤマとサトの2種類いますが、前翅のくびれがあまりないことなどから、ヤマと判断しました。動画も撮りました。
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ヤマウラギンヒョウモン♂
このシーンはこの日何度も見られました。ウラギンヒョウモンは後翅の裏側の模様ですぐにわかります。本州にはヤマとサトの2種類いますが、前翅のくびれがあまりないことなどから、ヤマと判断しました。動画も撮りました。
32カワラヒワヒナも植物の種を食べるそうで、完全草食のおとなしい鳥なのかと思いきや、ハシボソガラスにまでケンカを売ります(-_-;)動画には1羽だけでノアザミの実を食べているシーンが映っています。独り占めしたかったのでしょうか(*_*;
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ヒナも植物の種を食べるそうで、完全草食のおとなしい鳥なのかと思いきや、ハシボソガラスにまでケンカを売ります(-_-;)動画には1羽だけでノアザミの実を食べているシーンが映っています。独り占めしたかったのでしょうか(*_*;
33飛び立つキジバトキジバトは警戒心がほとんどなく、我が家ではジョウビタキ、ホオジロとともに「三大フレン鳥ー（フレンドリー）」の一つに数えられていますが、ここでは慌てて逃げるシーンを何度か見ました。人間をほとんど見たことがないのかもしれません。
キジバトは警戒心がほとんどなく、我が家ではジョウビタキ、ホオジロとともに「三大フレン鳥ー（フレンドリー）」の一つに数えられていますが、ここでは慌てて逃げるシーンを何度か見ました。人間をほとんど見たことがないのかもしれません。
34恩原牧場の牛ズームまだ距離はありましたが、こちらをじっと見ていました。動画には、モズ♂＜写真35＞の警戒の声をBGMに、花知ヶ仙や牧場、最後に彼らの姿が映っています。右端の牛（＜写真26＞手前）はまたもボタボタ(-_-;)左端（＜写真26＞奥）は緊張して尻尾を2,3回振りましたが、耳は後ろから前に戻ったので、少しは安心したのでしょう。
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まだ距離はありましたが、こちらをじっと見ていました。動画には、モズ♂＜写真35＞の警戒の声をBGMに、花知ヶ仙や牧場、最後に彼らの姿が映っています。右端の牛（＜写真26＞手前）はまたもボタボタ(-_-;)左端（＜写真26＞奥）は緊張して尻尾を2,3回振りましたが、耳は後ろから前に戻ったので、少しは安心したのでしょう。
35モズ♂まだ警戒して鳴いていました。牛3頭＜写真34＞のほうは、往路とは違い、我々を観察する時間が十分あったので、カメラを向けられても怖いことは起こらないとわかったようでした。近寄ってきてくれたので、動画を撮りました。今度はうれションもうれウンもなく、ほっとしました。
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まだ警戒して鳴いていました。牛3頭＜写真34＞のほうは、往路とは違い、我々を観察する時間が十分あったので、カメラを向けられても怖いことは起こらないとわかったようでした。近寄ってきてくれたので、動画を撮りました。今度はうれションもうれウンもなく、ほっとしました。
36ギラガ仙南嶺＆ギラガ仙ズーム
振り返ると、鳥取県との県境にある標高1,247.6mのギラガ仙（左奥）と標高1,192mのギラガ仙南嶺が重なって見えました。
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ギラガ仙ズーム
振り返ると、鳥取県との県境にある標高1,247.6mのギラガ仙（左奥）と標高1,192mのギラガ仙南嶺が重なって見えました。
ギラガ仙南嶺＆ギラガ仙
ここから撮った動画には、花知ヶ仙（はなちがせん）も映っています。
38ミドリヒョウモン♂別の写真で後翅の裏側に白っぽい筋模様がわずかに見えたのでわかりました。後翅表側の黒い筋模様でウラギンヒョウモン＜写真22＞と区別できます。少し進んで往路の土道に入りました。
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別の写真で後翅の裏側に白っぽい筋模様がわずかに見えたのでわかりました。後翅表側の黒い筋模様でウラギンヒョウモン＜写真22＞と区別できます。少し進んで往路の土道に入りました。
三国山の西峰
振り返ると、鳥取県との境にある三国山の西にある1213m峰がひときわ目立っていました。
40恩原高原スキー場ゲレンデ越しに恩原湖＆花知ヶ仙
南南西方面に恩原高原スキー場レイクサイドゲレンデ越しに恩原湖＆花知ヶ仙が見えました。動画も撮りました。
越しに恩原湖＆花知ヶ仙
南南西方面に恩原高原スキー場レイクサイドゲレンデ越しに恩原湖＆花知ヶ仙が見えました。動画も撮りました。
モンキチョウ＆ヒメシジミ♂
モンキチョウは翅の裏側に白っぽい斑紋があります。この個体は白型のメスのようです。動画も撮りました。
フキバッタの仲間では珍しく、翅は胴体よりも長く伸びています。岡山県では中国山地で見られます。
今回唯一見た、ヒメシジミ＜写真10,49,50＞以外のシジミチョウです。
44ウツボグサ＆キタキチョウ復路ではゲレンデの西端の踏み跡を辿りました。草が低く足元の土が見えるので歩きやすかったです。キタキチョウはモンキチョウ＜写真41＞とは違い、翅の裏側に小さな斑紋がたくさんあります。
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復路ではゲレンデの西端の踏み跡を辿りました。草が低く足元の土が見えるので歩きやすかったです。キタキチョウはモンキチョウ＜写真41＞とは違い、翅の裏側に小さな斑紋がたくさんあります。
45ヨツバヒヨドリ＆アサギマダラ♂
アサギマダラは渡り蝶として有名で、この時期は多い時で1日二百数十キロも飛行し、日本の本州にやってきます。オスは後翅の裏側の下のほうに黒い部分があります。動画も撮りました。
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アサギマダラ♂
アサギマダラは渡り蝶として有名で、この時期は多い時で1日二百数十キロも飛行し、日本の本州にやってきます。オスは後翅の裏側の下のほうに黒い部分があります。動画も撮りました。
46翅を広げるアサギマダラ♂
ヨツバヒヨドリは葉が4枚セットでついていることが多いのでこの名がつきました。咲き始めですが、周辺に群生していました。
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アサギマダラ♂
ヨツバヒヨドリは葉が4枚セットでついていることが多いのでこの名がつきました。咲き始めですが、周辺に群生していました。
イカリモンガ
細い触角をもち、昼間に花の蜜を吸い、翅を立てて止まる姿は蝶のようですが、蛾の仲間です。
48ヤマトスジグロシロチョウ♂
モンシロチョウとは違い、翅に黒い筋模様が目立ちます。オスはメスよりも黒い部分が少ないです。スジグロシロチョウによく似ていますが、後翅の表側の筋模様が太めなことなどから判断しました。
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♂
モンシロチョウとは違い、翅に黒い筋模様が目立ちます。オスはメスよりも黒い部分が少ないです。スジグロシロチョウによく似ていますが、後翅の表側の筋模様が太めなことなどから判断しました。
メス＜写真10＞とは違い、翅の表側は青いです。周辺のメスに片っ端からアタックし、ことごとくフラれていました(-_-;)
50オカトラノオ＆ヒメシジミ♂♀
動画を撮る直前は、仲良く向かい合って蜜を吸っていました。しかし、いったんフラれて諦めがついたオス＜写真49＞は、メスよりメシとそっぽを向き、蜜に夢中になっていました。翅の裏側はメス（右）のほうが茶色っぽいのがよくわかります。
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ヒメシジミ♂♀
動画を撮る直前は、仲良く向かい合って蜜を吸っていました。しかし、いったんフラれて諦めがついたオス＜写真49＞は、メスよりメシとそっぽを向き、蜜に夢中になっていました。翅の裏側はメス（右）のほうが茶色っぽいのがよくわかります。
51復活！道の駅奥津温泉「温泉亭」ランチバイキング
復活しました＼(^o^)／コロナ対策もバッチリでした。エビチリなどエビを使った料理の代わりにバンバンジーなどの鶏肉料理が登場、名物のコリンキーの酢漬けやかがみの田舎カレーは健在。ドリンクは、コーヒーやオレンジジュースがなくなり、シソジュースや薬草茶、香ばしいカキドオシ茶に替わっていました。
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「温泉亭」ランチバイキング
復活しました＼(^o^)／コロナ対策もバッチリでした。エビチリなどエビを使った料理の代わりにバンバンジーなどの鶏肉料理が登場、名物のコリンキーの酢漬けやかがみの田舎カレーは健在。ドリンクは、コーヒーやオレンジジュースがなくなり、シソジュースや薬草茶、香ばしいカキドオシ茶に替わっていました。
52道の駅の生キクラゲ＆わさびちょこれーと
チョコレートは真庭市蒜山（ひるぜん）の製品です。ホワイトチョコのやさしい甘さの後からツーンときます。鏡野町上齋原（かみさいばら）特産の生キクラゲは、2つのせたら片手が一杯になりました。連れが切らずに鍋に入れたら、一回り巨大に(*_*;やわらかいので、コリコリした歯応えが好みの方は、乾燥キクラゲのほうがいいかもしれません。
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わさびちょこれーと
チョコレートは真庭市蒜山（ひるぜん）の製品です。ホワイトチョコのやさしい甘さの後からツーンときます。鏡野町上齋原（かみさいばら）特産の生キクラゲは、2つのせたら片手が一杯になりました。連れが切らずに鍋に入れたら、一回り巨大に(*_*;やわらかいので、コリコリした歯応えが好みの方は、乾燥キクラゲのほうがいいかもしれません。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計（防水）
タオル
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（山使用可能）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
実は、3週間前も恩原高原を訪問しました。その際に山行記録の元となる写真や動画を約60失うという悲劇に見舞われました(+_+)
2020年6月21日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2407519.html
そこで、今回は失った記録を取り戻すために、恩原高原を再訪しました。もちろん、3週間も経てば自然（動植物）も変わっていますし、前回訪問した三国ヶ仙（みくにがせん）よりさらに奥まで行く計画だったので、期待がふくらみました。
前回は最初から駐車場からすぐ北東に広がるゲレンデを登ったのですが、今回はゲレンデ横の恩原牧場まで続く舗装道路から北に広がるゲレンデを登ることにしました。小雨が降っていたせいか、沿道に咲く花がみずみずしく美しく見えました。また途中、上空にアサギマダラを見かけたので、この辺りが岡山県の観察地のひとつと考え、帰りに期待しました。
小雨がやまなかったので、下山で歩く予定の舗装道路を上りで使おうと思って歩き始めましたが、標高840m辺りまで来ると、ゲートがあり南京錠でロックされていました。立入禁止の札はありませんでしたが、幸い、雨もやんだので、予定通りゲレンデを登りました。
途中、カッコウ＜写真14＞の飛び回る姿を何度も見たり、パップアッ、パップアッと変な鳴き声を何度も聞いたりして楽しませてもらいました。ニューギニアと合いの手を入れてやろうかと思いましたが、実はこれ、ケンカの時の鳴き声なのだそうです。
前回に登った南西斜面に広がるゲレンデよりは楽に登れましたが、下りる際に、同じゲレンデの下る方向の右側（西側）に踏み跡があり、そこを上り下りするのが、もっとも楽であることに気がつきました。
リフト最上部まで来ると、標高1,000メートル前後の高原歩きです。右折し、しばらくは前回も辿った土道を歩きました。前回と同様、多数の植物やそれに群がる蝶や蜂などの昆虫がたくさん見られました。小雨は降ったりやんだりでしたが、このくらいなら平気のようです。
途中で道から逸れて三国ヶ仙（1,008m峰）の南西尾根を登ることにしました。前回の登頂で三角点の位置がわかっていましたので、なるべく踏み跡を辿り、比較的簡単に頂上まで到着できました。ちなみに、頂上までの道はなさそうでしたので、どこからでもアプローチが可能です。
三国ヶ仙から当初は尾根を歩いていこうと考えましたが、難攻不落？の強烈なヤブが待ち構えていそうでしたので、下る踏み跡を辿ると、尾根に並行して続く舗装道路に出ました。登山靴の中までびしょ濡れだったので、これ幸いと、この道を進むことにしました。
失礼ながら、牧場はもう閉鎖だろうと思っていましたが、地形図上で「恩原牧場」と書かれていた場所には本当に牧場がありました。人はいませんでしたが、牛が計5頭いました。
最初の2頭＜写真24＞は、じっとしたままだったので、怖がられてはいないとほっとしていると、まず1頭がボタボタとうれウン(-_-;)嬉しくても怖くても、要は平常心ではなくなると、出てしまうようです。つられたもう1頭もボタボタともらいウン(-_-;)
今までいろいろな場所で牛を見てきましたが、うれウンは初めてです。にんまりしながら近寄ってくるもの、指を吸ったり手をなめたりするもの、あっちへ行けと脚を踏み下ろして威嚇するもの、近寄るなオーラ全開の子牛も見ました。みんな感情表現はありましたが、ここの牛は感情が伝わってこないと連れが不思議そうでした。カメラが怖かったのでしょうが、感情を押し殺していたようです。群れで暮らし共感力が高い生き物なので、動画の最中に声を出さないようにと笑いをこらえていた連れを見て、自分たちも我慢してしまったのかもしれません。
3頭でいたほう＜写真26,34＞は、我々に気が付くと、微妙な距離をとりながら寄ってきました。こちらは大丈夫かと思いきや、1頭がうれウンを始めると、もう1頭がもらいウン(-_-;)止まったところで動画撮影を終了し、少し通り過ぎてから振り返ると、今度は3頭目がうれション＆うれウンを始め、先の2頭がもらいウン再開、とうとうトリオで糞尿ハーモニーを奏でました(-_-;)怖がりですが、好奇心旺盛なので、怖いもの見たさで寄ってきたようです。
牛は1日に100人分の糞尿を排泄するといわれています。人間の糞尿は下水処理場で十分に浄化する必要がありますが、牛の糞尿は、肥料として草地や畑に散布することができます。というか、そのままここの牧草地の肥料として循環しているのでしょう。大豆などのたんぱく質を含む植物は食べていないようで、においはまったくわかりませんでした。
復路でも再会しましたが、離れた場所から動画を撮っていると、1頭がまたもボタボタ。もう1頭は神経質そうに尻尾をブラブラ。すぐに止まりましたが、まだ怖かったようです。最後にすぐ側を通り過ぎようとすると、やはりこちらに寄ってきました。その時は何も出されずにすみました。往路とは違い、我々を観察する時間が十分あったので、カメラを向けられても怖いことは起こらないとわかったようでした。一番大量にボタボタやってしまった牛が少し穏やかな顔をしていたので、ほっとしました。
広大な土地でのびのびと育ち、おおらかな性格なのかと思いきや、なかなかデリケートな生き物のようです。二人でほぼ無言でおとなしく歩いていてもこれだけ怖がられたので、飼い主以外の人間を見たことがなかったのかもしれません。牛さん、ごめんなさい。
牧場から最終目的地である1,063.6m峰に向かいました。なんと、この頂上三角点名は“恩原高原”といいます。三角点名で“〇〇高原”というのは初めてです。山容自体は高原にふさわしく、山全体が緩やかな地形です。途中、ギラガ仙など鳥取県と岡山県の県境の山々がはっきりと見えました。
舗装道路は頂上近くの標高1,040mで突然なくなります。ここからはススキの間にわずかに残る踏み跡を辿りながら頂上まで進みました。三角点は完全にササヤブの中にありました。この先にも膝丈のササヤブの中に踏み跡が見えましたが、ギラガ仙到着までに強烈な木々のヤブにはじき返されそうでしたので、予定通り、ここで来た道を戻りました。復路は少し北寄りの踏み跡を辿り、往路よりも楽に歩けました。
復路は往路とほぼ同じルートを進みましたが、往路で見落としていた植物や、たまたま復路で新たに見かけた動物などにたくさん会うことができ、帰りも楽しかったです。
特に、行くときにアサギマダラを見た場所で、運よくヨツバヒヨドリで吸蜜するアサギマダラを見ることができました。アサギマダラは他に類を見ない渡り蝶です。この時期、台湾や南西諸島より、多い時は1日二百数十キロも飛行し、日本の本州にやってきます。なぜか、日本が避暑地になっており、八ヶ岳が有名ですが、岡山県北部の山でも夏場はよく見られます。ヒヨドリバナやノアザミが大好物なので、これらの花がたくさん咲いているところで、観察できる可能性が高いです。
ウスイロヒョウモンモドキは相変わらず確認できていませんが、アサギマダラをはじめ、多種多様な動植物に出会えて恩原高原に来た甲斐がありました。そして、3週間前に失った記録以上のシーンを再生することができました!(^^)!
下山後は同じ鏡野町の「道の駅奥津温泉」で昼食をとることにしました。久しぶりに温泉亭が復活していました。
入店したのは13時半頃でしたが、いつもなら30分程待たされるところ、今回はすぐに入店できました。鏡野町はまだコロナ感染者がゼロのため、その対策が徹底されていました。入店前にアルコール消毒と検温、料理を取る際はマスクと使い捨てビニール手袋（なぜか片手だけ）を着用、テーブルの中央には透明アクリル板が設置されるなど、しっかりとコロナ対策が施されていますので、安心して食事ができます。
料金は据え置きの1,300円（税込）で、品数は3分の2ぐらいに減っていましたが、地元の旬の野菜や素材を使った料理の味は満足いくものでした。ドリンクは、シソジュースや薬草茶、香ばしいカキドオシ茶に替わっており、お茶は店の隣のスペースにある旬彩市場「ふるさと物産館」で購入できます。
今回はかなり太いのにやわらかく水分が多いキュウリやしっかりしたピーマン、生キクラゲ、わさびちょこれーとを購入しました。わさびちょこれーとはホワイトチョコレートにわさびが練りこまれており、最初はやさしい甘さ、程なくわさび特有の刺激がきます。賛否が分かれそうですが、印象深い味でした。生キクラゲは、2つのせたら片手が一杯になりました。やわらかいので、コリコリした歯応えが好みの方は、乾燥キクラゲのほうがいいかもしれません。
道の駅から南下し、最後は大型スーパーのPLANT-5鏡野店で買い物しました。ここはコロナの影響は全くなさそうで、今まで通りの混雑ぶりでした。天気が良ければ、道の駅も客足が戻りそうです。
鏡野町、頑張れ！
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