岡山県鏡野町 恩原高原~三国ヶ仙~恩原川 残った記憶＆失った記録
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 05:13
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 328m
- 下り
- 340m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 5:11
歩行距離11.5km、歩行時間5時間、歩行数18,100歩、消費カロリー2,600Kcal
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
スタート＆ゴール地点の恩原高原スキー場駐車場から三国ヶ仙（みくにがせん）頂上（1008.4m三角点峰）まで往復はほとんど土の上、それ以外はアスファルトや砂利道です。 スキー場ゲレンデの標高850〜900mは、往路・復路ともに傾斜がきつく、足元が見えにくいため下りは特に要注意です。 恩原高原スキー場ゲレンデから三国ヶ仙（みくにがせん）頂上（1008.4m三角点峰）までは、踏み跡があったりなかったりします。往路は、ニッコウキスゲ花畑＜写真05＞から適当に登りはじめました。最初はなんとなく踏み跡があり見た目は登りやすそうに見えましたが、そのうちに膝辺りまで草が茂ってきました。 標高850mから900mにかけてはところどころ踏み跡らしきものもあり、草が低く歩きやすい箇所もありましたが、総じて傾斜がきつく、なるべく歩きやすい所を探しながら歩きました。 これを過ぎると、草が膝辺りまで茂っていることもありましたが、傾斜が少しマシになり、360度パノラマ展望を楽しむことができました。 標高940mを過ぎるとリフト終点辺り（ログの分岐点）から三国ヶ仙に向かって車が走れるほど整備された道があり、散策気分で歩けました。 標高980m辺りで地形図の太い破線の道に出合うと、そこからはなんとアスファルト道でした。 三国ヶ仙頂上三角点（標高1008.4m）はアスファルト道から逸れたところにあるので、入りやすい所を探しながらしばらく進みました。奥になんとなく土道らしきものが見える所もありました。茂みに戻るとすぐに草の間の踏み跡があり、楽に尾根に戻れました。そこからは踏み跡らしき草の間の歩きやすい所を選んで南西に進み、三角点を探し出しました。高い支柱に囲まれているのですぐにわかりました。 復路の三国ヶ仙（みくにがせん）頂上（1008.4m三角点峰）から恩原高原スキー場ゲレンデまでは、一部、足元が見えにくく危険な箇所があります。 三国ヶ仙（みくにがせん）頂上からは、最初はピストンしようかと思い、往路のアスファルト道出合いに向かって南下してみました。しかし、草の間をどこでも歩けそうだったので、途中から南西へと方向転換し、尾根上を適当に歩きました。 標高980m辺りからシダの間の細道など、なんとなく踏み跡がありました。このまま踏み跡を探して下るか迷いましたが、標高960m辺りで往路で利用した道に合流しました。 標高940m台のリフト終点辺り（ログの分岐点）からは、リフト沿いを下ることにしました。これが大失敗でした(*_*; 最初のほうは傾斜も多少きつい程度で土が見え踏み跡らしく思えました。しかし、標高900m辺りから傾斜がきつく足元が見えにくくなり、危険な状況となりました。両サイドの森林の中もハードなヤブコギを強いられそうでした。 そのまま踏み跡を探しながら下りましたが、標高880m辺りの岩が露出した周辺はガクンと垂直に落ちているように思え、茂った草で見えない足元を慎重に探りながらなるべくジグザグに歩きました。下りが苦手な連れはススキを掴んでなんとか無事でした。 標高830mでやっとリフトの最下部まで下りてきました。直前は踏み跡もよくわからず、無理やり下りた感じです。草の上を適当に南下すると、往路のルートに合流、最後は道のようで歩きやすかったです。 |
| その他周辺情報 | 恩原湖から自動車で20分程南下すると、道の駅奥津温泉があります。「温泉亭」は7月1日よりランチバイキング再開予定です。 |
写真
01ミヤコイバラ＆ヒメシジミ♂
ヒメシジミは西日本では中国山地のみとされ、岡山県では希少種に指定されていますが、恩原高原ではたくさん見られました(*^^*)アサマシジミやミヤマシジミに似ていますが、後翅の縁毛が長く目立ちます。
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ヒメシジミ♂
ヒメシジミは西日本では中国山地のみとされ、岡山県では希少種に指定されていますが、恩原高原ではたくさん見られました(*^^*)アサマシジミやミヤマシジミに似ていますが、後翅の縁毛が長く目立ちます。
02イタチハギ和名は、暗紫色の小さな花をたくさんつけた穂（すい）状花序をイタチの尾に見立てたという説があります。また、葉の様子がエンジュ（マメ科）に似ていることから、クロバナエンジュとも呼ばれています。かつては治山回復や工事で発生した法面などの緑化が目的で植栽されていましたが、最近は少なくなっています。
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和名は、暗紫色の小さな花をたくさんつけた穂（すい）状花序をイタチの尾に見立てたという説があります。また、葉の様子がエンジュ（マメ科）に似ていることから、クロバナエンジュとも呼ばれています。かつては治山回復や工事で発生した法面などの緑化が目的で植栽されていましたが、最近は少なくなっています。
京都周辺に多く自生することから名付けられました。ノイバラ＜写真32＞とは違い、托葉の付け根付近は櫛の歯状になっていません。
04ニッコウキスゲ花が黄色で葉がカサスゲ（笠萓）に似ているため、地名（日光）を付けてニッコウキスゲと呼ばれています。霧ヶ峰が有名ですが、これは恩原高原スキー場のゲレンデに植えられたものです。
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花が黄色で葉がカサスゲ（笠萓）に似ているため、地名（日光）を付けてニッコウキスゲと呼ばれています。霧ヶ峰が有名ですが、これは恩原高原スキー場のゲレンデに植えられたものです。
牧歌的な風景です。一日花なので、朝咲いて夕方にはしぼんでしまいます。開花中の花は半分ほどでした。動画も撮りました。
06キアシドクガ乱舞蛾ですが、この時季に大量発生し昼間に舞う姿は白い妖精のようです。全身が白く足が黄色いのでこの名前がつきました。ドクガと名がつきますが、一生通じて無毒といわれています。ひらひらと優雅に舞う姿を動画にも撮りました。
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蛾ですが、この時季に大量発生し昼間に舞う姿は白い妖精のようです。全身が白く足が黄色いのでこの名前がつきました。ドクガと名がつきますが、一生通じて無毒といわれています。ひらひらと優雅に舞う姿を動画にも撮りました。
07ノアザミ＆ヤマウラギンヒョウモン♂
本州のウラギンヒョウモンはヤマとサトの2種類います。前翅の黒い縁取り模様がある部分が全体的には直線的に見え、後翅に近い側の角が鈍角であることから、ヤマと判断しました。ヒョウモンチョウの仲間のオスには前翅の表側に灰色っぽい筋模様があります。動画で確認しました。
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ヤマウラギンヒョウモン♂
本州のウラギンヒョウモンはヤマとサトの2種類います。前翅の黒い縁取り模様がある部分が全体的には直線的に見え、後翅に近い側の角が鈍角であることから、ヤマと判断しました。ヒョウモンチョウの仲間のオスには前翅の表側に灰色っぽい筋模様があります。動画で確認しました。
08恩原高原スキー場ゲレンデより花知ヶ仙
ゲレンデ上部まで登ってくると、360度パノラマ展望を楽しむことができます。動画も撮りました。真ん中のひときわ高い山は花知ヶ仙です。2週間前に登りました。見えていませんが、大きな三角屋根のレストハウスの右にニッコウキスゲの花畑＜写真05＞があります。
ゲレンデより花知ヶ仙
ゲレンデ上部まで登ってくると、360度パノラマ展望を楽しむことができます。動画も撮りました。真ん中のひときわ高い山は花知ヶ仙です。2週間前に登りました。見えていませんが、大きな三角屋根のレストハウスの右にニッコウキスゲの花畑＜写真05＞があります。
09ノアザミ＆オオマルハナバチ
よく似たセイヨウオオマルハナバチは腹部の先端が黄色ではなく白です。花から花へゆっくり移動しながら夢中で蜜や花粉を集めているのを頻繁に見ることができました。動画も撮りました。また、少し上った所でノアザミの群生も動画に撮りました。
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オオマルハナバチ
よく似たセイヨウオオマルハナバチは腹部の先端が黄色ではなく白です。花から花へゆっくり移動しながら夢中で蜜や花粉を集めているのを頻繁に見ることができました。動画も撮りました。また、少し上った所でノアザミの群生も動画に撮りました。
10ノアザミ＆ヤマウラギンヒョウモン
動画にも撮りましたが、このシーンは数mから数十mおきに見られます。ヒョウモンチョウの仲間は表側の模様がとてもよく似ているので、とりあえず見かけたら撮ってみましたが、後で確認できた限りでは、恩原川以外で見たのはすべてこの蝶でした。どんだけおんねん(*_*;
ヤマウラギンヒョウモン
動画にも撮りましたが、このシーンは数mから数十mおきに見られます。ヒョウモンチョウの仲間は表側の模様がとてもよく似ているので、とりあえず見かけたら撮ってみましたが、後で確認できた限りでは、恩原川以外で見たのはすべてこの蝶でした。どんだけおんねん(*_*;
11ノアザミ＆ミヤマカラスアゲハ♂
カラスアゲハに似ていますが、前翅の明るい部分の幅が一定です。動画では青く輝く翅が綺麗に映っています。昨年の「みんなでえらぶ！六甲山のチョウ大好き・総選挙」では、この蝶が大差で1位に輝いたそうです。
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ミヤマカラスアゲハ♂
カラスアゲハに似ていますが、前翅の明るい部分の幅が一定です。動画では青く輝く翅が綺麗に映っています。昨年の「みんなでえらぶ！六甲山のチョウ大好き・総選挙」では、この蝶が大差で1位に輝いたそうです。
12カッコウ鳴いていたのでカメラを向けると、もう1羽やってきて喧嘩しながらいったんは飛び去りました。勝った方が引き返してきましたが、動画を撮り始めるとすぐに飛び去りました。実は、姿を見たのは初めてです。この日は、ゲレンデ上部でも頭上を飛んでいき近くで鳴き始めるなど、こちらに関心を示していました。
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鳴いていたのでカメラを向けると、もう1羽やってきて喧嘩しながらいったんは飛び去りました。勝った方が引き返してきましたが、動画を撮り始めるとすぐに飛び去りました。実は、姿を見たのは初めてです。この日は、ゲレンデ上部でも頭上を飛んでいき近くで鳴き始めるなど、こちらに関心を示していました。
13ブタナ在来のタンポポの花が終わった頃から夏までの比較的長い期間、タンポポと間違うほどよく似た花を咲かせます。葉は根元付近にしかなく、茎がひょろひょろと長いので遠目にもわかりやすいです。
在来のタンポポの花が終わった頃から夏までの比較的長い期間、タンポポと間違うほどよく似た花を咲かせます。葉は根元付近にしかなく、茎がひょろひょろと長いので遠目にもわかりやすいです。
14ミヤコグサよく似たセイヨウミヤコグサとは違い、茎などに毛がなく花は1か所に3つくらいまでです。京都でよく見られるので都草と名付けられました。この日は何度か群生を見かけました。
よく似たセイヨウミヤコグサとは違い、茎などに毛がなく花は1か所に3つくらいまでです。京都でよく見られるので都草と名付けられました。この日は何度か群生を見かけました。
15ウツギ＆ヒメアカタテハ前翅の表側の白い斑紋の数や位置がアカタテハとは微妙に異なります。ほとんど全世界に分布しています。秋に向かって日本全土で数が増えるのは、中国南西部やインド西部の半乾性の多発生地から来ているためではないかという説があります。
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前翅の表側の白い斑紋の数や位置がアカタテハとは微妙に異なります。ほとんど全世界に分布しています。秋に向かって日本全土で数が増えるのは、中国南西部やインド西部の半乾性の多発生地から来ているためではないかという説があります。
この辺りからたまに見られました。標高のせいか、花はまだ見頃でした。
17三国ヶ仙南南西尾根より恩原湖＆花知ヶ仙
恩原湖は標高730mで、花知ヶ仙は標高1,247.3mですので、高原特有の美しいロケーションを展望できます。
恩原湖＆花知ヶ仙
恩原湖は標高730mで、花知ヶ仙は標高1,247.3mですので、高原特有の美しいロケーションを展望できます。
18三国ヶ仙南南西尾根よりギラガ仙南嶺＆ギラガ仙
鳥取県との県境にある標高1,247.6mのギラガ仙（左奥）と標高1,192mのギラガ仙南嶺が重なって見えました。しばらくこの景観を楽しみながら歩きました。
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ギラガ仙南嶺＆ギラガ仙
鳥取県との県境にある標高1,247.6mのギラガ仙（左奥）と標高1,192mのギラガ仙南嶺が重なって見えました。しばらくこの景観を楽しみながら歩きました。
19ノアザミ＆モンキチョウ文字通り全体的に黄色いですが、キタキチョウとは違い、後翅の裏側に小さな白っぽい斑紋があります。頭の一部や羽の輪郭の部分がピンク色になっているのでちょっとファンシーな蝶です。ここからギラガ仙南嶺＆ギラガ仙＜写真18＞などの風景を動画に撮りました。
文字通り全体的に黄色いですが、キタキチョウとは違い、後翅の裏側に小さな白っぽい斑紋があります。頭の一部や羽の輪郭の部分がピンク色になっているのでちょっとファンシーな蝶です。ここからギラガ仙南嶺＆ギラガ仙＜写真18＞などの風景を動画に撮りました。
20三国ヶ仙南南西尾根より三国山の西峰
鳥取県との県境尾根がよく見えます。三国山の西にある1213m峰がひときわ目立っていました。ここから少し北東に進み、ウツギの蜜を吸うテングチョウの動画を撮りました。その先から三国ヶ仙頂上を経てゲレンデを下りスキー場のレストハウス前までの記録が消滅しました(T_T)
三国山の西峰
鳥取県との県境尾根がよく見えます。三国山の西にある1213m峰がひときわ目立っていました。ここから少し北東に進み、ウツギの蜜を吸うテングチョウの動画を撮りました。その先から三国ヶ仙頂上を経てゲレンデを下りスキー場のレストハウス前までの記録が消滅しました(T_T)
21ノアザミ＆キアゲハ翅の黄色は鮮明で思わず目を見張ります。後翅にある青と赤の斑点もハッキリしていてとても美しいです。ナミアゲハとは違い、翅の表側の付け根周辺に黒い部分があります。動画は消滅しましたが、写真が残っていてよかったです。それにしても、ノアザミは蝶に大人気です(*^^*)
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翅の黄色は鮮明で思わず目を見張ります。後翅にある青と赤の斑点もハッキリしていてとても美しいです。ナミアゲハとは違い、翅の表側の付け根周辺に黒い部分があります。動画は消滅しましたが、写真が残っていてよかったです。それにしても、ノアザミは蝶に大人気です(*^^*)
22セイヨウノコギリソウこの辺りも恩原高原スキー場の駐車場のようです。舗装道路の脇にハルシャギクやミヤコグサ＜写真14＞なども咲いていました。セイヨウノコギリソウはノコギリソウに似ていますが、葉はさらに細かく枝分かれしたように裂けています。
この辺りも恩原高原スキー場の駐車場のようです。舗装道路の脇にハルシャギクやミヤコグサ＜写真14＞なども咲いていました。セイヨウノコギリソウはノコギリソウに似ていますが、葉はさらに細かく枝分かれしたように裂けています。
23ムシトリナデシコ茎の先の集散花序に鮮やかなピンク色の花を咲かせます。花序のつく節の下から粘液を分泌していて、これに虫が付くことからこの名が付きました。
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茎の先の集散花序に鮮やかなピンク色の花を咲かせます。花序のつく節の下から粘液を分泌していて、これに虫が付くことからこの名が付きました。
24ムラサキツメクサ花序は茎先に単生し、紅紫色の花が球状に集まって咲いています。三国ヶ仙南南西尾根上のはかなり花が傷んでいましたが、ここのはまだ綺麗でした。
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花序は茎先に単生し、紅紫色の花が球状に集まって咲いています。三国ヶ仙南南西尾根上のはかなり花が傷んでいましたが、ここのはまだ綺麗でした。
25オオキンケイギク＆ヒメジョオン
オオキンケイギクは特定外来生物に指定されているので、県南ではほぼ刈り取られていますが、恩原高原では他の植物や虫とうまく共生しているように見えました。茶色っぽいハナアブの仲間の下のほうに黄緑色のハナグモ？がいます。
ヒメジョオン
オオキンケイギクは特定外来生物に指定されているので、県南ではほぼ刈り取られていますが、恩原高原では他の植物や虫とうまく共生しているように見えました。茶色っぽいハナアブの仲間の下のほうに黄緑色のハナグモ？がいます。
セイヨウノコギリソウ
サツキはピンクだけですが、そこそこ咲いていました。かつてはこの周辺に花壇があったのかもしれません。
27キアシドクガ？一番前の足は付け根付近まで黄色い個体が多いのですが、一番後ろの足の半分だけが黄色いように見えます。色には個体差があるようなので、これもキアシドクガでしょうか。＜写真06＞のように木の周りをずっと飛び回っており、止まっているシーンが見られるのはまれです。
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一番前の足は付け根付近まで黄色い個体が多いのですが、一番後ろの足の半分だけが黄色いように見えます。色には個体差があるようなので、これもキアシドクガでしょうか。＜写真06＞のように木の周りをずっと飛び回っており、止まっているシーンが見られるのはまれです。
28コウゾリナ＆ヤマトスジグロシロチョウ
よく似たスジグロシロチョウよりも一回り小さく、後翅がより丸みを帯びています。コウゾリナは茎などに毛が多く、県南ではあまり見られません。
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ヤマトスジグロシロチョウ
よく似たスジグロシロチョウよりも一回り小さく、後翅がより丸みを帯びています。コウゾリナは茎などに毛が多く、県南ではあまり見られません。
29アカショウマ根茎が赤いことからアカショウマの名が付いたとされます。よくトリアシショウマと間違えられますが、花穂を拡大してみると、花が一列に並んでいるアカショウマに対し、トリアシショウマは花穂がさらに細かく枝分かれし、その先に花が3つ4つかたまってついている部分がたまに見られます。ゲレンデを下っている途中で1株見かけましたが、ここでも撮っておいてよかったです。
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根茎が赤いことからアカショウマの名が付いたとされます。よくトリアシショウマと間違えられますが、花穂を拡大してみると、花が一列に並んでいるアカショウマに対し、トリアシショウマは花穂がさらに細かく枝分かれし、その先に花が3つ4つかたまってついている部分がたまに見られます。ゲレンデを下っている途中で1株見かけましたが、ここでも撮っておいてよかったです。
30テンナンショウの仲間茎葉2、小葉の数はそれぞれ10前後で長さ7cm程、高さ数十cmの割には小葉が小さく思えました。カントウマムシグサかコウライテンナンショウあたりでしょうか。
茎葉2、小葉の数はそれぞれ10前後で長さ7cm程、高さ数十cmの割には小葉が小さく思えました。カントウマムシグサかコウライテンナンショウあたりでしょうか。
31マメコガネ交尾中マメ科の植物を好んで食べることからその名がついたようです。在来種ですが、移入した北米では農作物に甚大な被害をもたらし厄介な外来種となっています(*_*;動画も撮りましたが、残念ながら交尾中に邪魔をしようとしてくるオスを必死に後ろ足でキックして払い除けるシーンは見られませんでした。
マメ科の植物を好んで食べることからその名がついたようです。在来種ですが、移入した北米では農作物に甚大な被害をもたらし厄介な外来種となっています(*_*;動画も撮りましたが、残念ながら交尾中に邪魔をしようとしてくるオスを必死に後ろ足でキックして払い除けるシーンは見られませんでした。
32ノイバラノバラ（野薔薇）ともいいます。ミヤコイバラ＜写真03＞とは違い、托葉は付け根付近まで櫛の歯状になっています。開花はミヤコイバラより早いのですが、ここは日陰なので遅れているのかもしれません。
ノバラ（野薔薇）ともいいます。ミヤコイバラ＜写真03＞とは違い、托葉は付け根付近まで櫛の歯状になっています。開花はミヤコイバラより早いのですが、ここは日陰なので遅れているのかもしれません。
花色が白から黄色に変化することから、キンギンカ（金銀花）とも呼ばれます。交互に並んでいるのがおもしろかったです。
34グミの仲間の実この時季に実がなるグミの仲間で葉の形から考えられるのはナツグミやトウグミですが、岡山県には自生していません。長さは2cm程で、自生しているグミにしては大きいようです。地形図をよく見ると、かつては建物があったようなので、植えられたビックリグミかもしれません。熟すと赤くなり食べられます。
この時季に実がなるグミの仲間で葉の形から考えられるのはナツグミやトウグミですが、岡山県には自生していません。長さは2cm程で、自生しているグミにしては大きいようです。地形図をよく見ると、かつては建物があったようなので、植えられたビックリグミかもしれません。熟すと赤くなり食べられます。
35ナワシロイチゴ苗代(稲の種まき)の頃に赤い実が熟すのが名前の由来と言われていますが、実際に実が熟して食べ頃になるのは7月ごろになりそうです。ここからしばらくナワシロイチゴロードでした。
苗代(稲の種まき)の頃に赤い実が熟すのが名前の由来と言われていますが、実際に実が熟して食べ頃になるのは7月ごろになりそうです。ここからしばらくナワシロイチゴロードでした。
36ツルカノコソウつぼみはうっすら桃色がかってかわいらしいく、花色は白くきれいです。よく似たカノコソウは深く切れ込むような鋸歯のある葉が対生し、オトコエシはもっと花期が遅く花の下のふくらみが大きく小苞がつきます。よく見ていませんが、道沿いに群生していたようです。
つぼみはうっすら桃色がかってかわいらしいく、花色は白くきれいです。よく似たカノコソウは深く切れ込むような鋸歯のある葉が対生し、オトコエシはもっと花期が遅く花の下のふくらみが大きく小苞がつきます。よく見ていませんが、道沿いに群生していたようです。
ウツギの群生越しに北東方面に鳥取県境にある恩原山（877.8m峰）が見えました。展望は効きませんが、昨年登りました。
38ヤマタツナミソウタツナミソウの仲間にしては寸詰まりで上唇がかなり短く斜め上を向いてついている花が気になりました。葉の鋸歯は粗く、きれいな三角形に見えます。これらの特徴から間違えることはないでしょう。これも道沿いに群生していたようです。
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タツナミソウの仲間にしては寸詰まりで上唇がかなり短く斜め上を向いてついている花が気になりました。葉の鋸歯は粗く、きれいな三角形に見えます。これらの特徴から間違えることはないでしょう。これも道沿いに群生していたようです。
39タテジマカミキリ体長2cm程ですが、触角は体の2倍の長さがあります。背中にやや不鮮明な褐色と黒の縦縞模様があることから、この名前が付けられています。成虫で越冬することで有名ですが、この個体も恩原の厳しい冬を乗り切ったのでしょうか。
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体長2cm程ですが、触角は体の2倍の長さがあります。背中にやや不鮮明な褐色と黒の縦縞模様があることから、この名前が付けられています。成虫で越冬することで有名ですが、この個体も恩原の厳しい冬を乗り切ったのでしょうか。
40ミヤコイバラ越しに恩原山ミヤコイバラ＜写真03＞の群生越しに恩原山（877.8m峰）が見えました。ウスイロヒョウモンモドキの生息地の東にあります。
ミヤコイバラ＜写真03＞の群生越しに恩原山（877.8m峰）が見えました。ウスイロヒョウモンモドキの生息地の東にあります。
全体的に白色で、前翅に茶褐色の眼状紋があり、前翅の周縁と後翅には灰褐色の細かい斑紋があり、なかなかエレガントです。
42ノアザミ＆ヒメシジミ♂メスは翅の裏側が褐色を帯びます。確認できたシジミチョウの仲間の写真はすべてヒメシジミ＜写真01＞でした。たくさん見られてよかったです!(^^)!
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メスは翅の裏側が褐色を帯びます。確認できたシジミチョウの仲間の写真はすべてヒメシジミ＜写真01＞でした。たくさん見られてよかったです!(^^)!
花一輪の寿命は2〜3日ほどです。花色はふつう紫ですが、まれに薄いピンクや白花のものもあります。周辺に少しまとまって咲いていました。
44フランスギクヨーロッパ原産の帰化植物で道路の法面などに広く生育し、在来種と競合して問題となっています。マーガレットとよく間違えられますが、葉は細長く鋸歯があります。
ヨーロッパ原産の帰化植物で道路の法面などに広く生育し、在来種と競合して問題となっています。マーガレットとよく間違えられますが、葉は細長く鋸歯があります。
45アサヒナカワトンボ♀？メスは翅の縁紋が白、オスは赤です。DNA解析しなければニホンカワトンボとは区別不可能ともいわれていますが、翅の縁紋のすぐ下にある脈数である程度区別できるそうです。脈数ははっきりとはわかりませんが、3くらいだろうと思います。
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メスは翅の縁紋が白、オスは赤です。DNA解析しなければニホンカワトンボとは区別不可能ともいわれていますが、翅の縁紋のすぐ下にある脈数である程度区別できるそうです。脈数ははっきりとはわかりませんが、3くらいだろうと思います。
46ウツギ＆ミドリヒョウモン
6〜10月に出てきますが、盛夏は休眠します。岡山県内ではよく見られます。今日はヒョウモン祭りだ＼(^o^)／しかし、ウスイロヒョウモンモドキは・・・(´・ω・`)
ミドリヒョウモン
6〜10月に出てきますが、盛夏は休眠します。岡山県内ではよく見られます。今日はヒョウモン祭りだ＼(^o^)／しかし、ウスイロヒョウモンモドキは・・・(´・ω・`)
恩原川は標高750m前後もあるわりには水量が多く、標高877.8mの恩原山との対比が絵になっています。
48恩原湖北畔より南東方面恩原湖の周囲は4.5kmあり、周辺は白樺林やカラマツ林です。「おかやま自然百選」にも選ばれています。動画のBGMはカジカガエルの鳴き声です(^^♪
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恩原湖の周囲は4.5kmあり、周辺は白樺林やカラマツ林です。「おかやま自然百選」にも選ばれています。動画のBGMはカジカガエルの鳴き声です(^^♪
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計（防水）
タオル
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（山使用可能）
eTrex22ｘ（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
6月も下旬に差し掛かり、そろそろウスイロヒョウモンモドキが出てくる時期だろうと考え、岡山県（鏡野町）と鳥取県（鳥取市）の境にある恩原高原を訪問しました。
ウスイロヒョウモンモドキは、絶滅の可能性がもっとも高い絶滅危惧�砧爐忙慊蠅気譴討い泙后８什濱限�が確認されているのは兵庫、岡山、鳥取の3県のみのため、接触も捕獲も禁止されており、ここ恩原高原の生息地では、違反すると5年以下の懲役、または500万円以下の罰金が科せられます。
前回、前々回は時季が遅すぎたようで、見られませんでした。
2019年8月18日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1982398.html
2018年9月23日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1595207.html
さて、ウスイロヒョウモンモドキはこの日は現れたのか⁉・・・＜後述＞
出発点としたのは、恩原高原スキー場です。ゲレンデには植えられたニッコウキスゲの花が咲いていました。複数の地元メディアで報道されたためか、9時前でも数人が見に来られていました。
その中の一人がウスイロヒョウモンモドキの生息地を尋ねてこられたので、持参した地形図のコピーなどでその位置をお伝えしました。我々も後で訪問する予定でしたが、先にゲレンデを登って三国ヶ仙（みくにがせん）を目指すことにしました。
三国ヶ仙は地図上には山名がありません。恩原高原を北北東に進んだ標高1008.4mの三角点峰を指します。
ちなみに、三国ヶ仙の北東部にある三国山は別の山です。近くにあって、同じ読み方をすることもあるので紛らわしいです。もっとも三国ヶ仙のほうは大半の人が知らないと思いますが・・・
往路ではゲレンデ上を登りました。
最初はなんとなく踏み跡があり見た目は登りやすそうに見えましたが、そのうちに膝辺りまで草が茂ってきました。標高850mから900mにかけてはところどころ踏み跡らしきものもありましたが、傾斜がきつく、しかも、草が濡れており、靴の中やズボンの膝上までびしょ濡れになってしまいました(*'ω'*)
しかし、ゲレンデ上部に出ると、360度パノラマ展望を楽しむことができ、標高940mを過ぎるとリフト終点辺り（ログの分岐点）から三国ヶ仙に向かって車が走れるほど整備された道があり、散策気分で歩けました。標高980m辺りで地形図の太い破線の道に出合うと、そこからはなんとアスファルト道でした。
頂上三角点は道から逸れたところにあるので、いったん茂みに戻り草の間の踏み跡を辿り読図しながら探し出しました。三角点は高い支柱に囲まれているのですぐにわかりました。頂上周辺一帯は開けており、ギラガ仙南嶺＆ギラガ仙や三国山などが望めます。まるで天空の道を歩いているような爽快な気分に浸ることができました(*^^*)
復路は頂上から草の間を適当に歩いていると、標高980m辺りからなんとなく踏み跡がありました。このまま踏み跡を探して下るか迷いましたが、標高960m辺りで往路で利用した道に合流し時間短縮することにしました。
再びゲレンデ上まで来ると、往路とは異なるリフト沿いを下りました。これが大失敗でした(*_*;
最初のほうは傾斜も多少きつい程度で土が見え踏み跡らしく思えました。下の屋外ステージからはギターの弾き語りが聞こえており、極度の緊張のせいらしくおたまじゃくしが放浪の旅に出たようなメロディーにも、耳を傾ける余裕がありました。
しかし、標高900m辺りから傾斜がきつく足元が見えにくくなり、危険な状況となりました。両サイドの森林の中もハードなヤブコギを強いられそうでした。下は和やかな雰囲気で「手拍子がないんですけれどもー」と声が聞こえましたが、両手にススキを掴みへっぴり腰の連れは完全に無視。そのまま踏み跡を探しながら下りましたが、標高880m辺りの岩が露出した周辺はガクンと垂直に落ちているように思え、茂った草で見えない足元を慎重に探りながら歩きました。
下りが苦手な連れがいるのでかなり気を遣いましたが、途中で今年お初のササユリを見つけるなど楽しい瞬間も何度かありました(*^^*)
リフトの下まで下りきった所にいたカワラヒワは、『好きだった人』＜1972年かぐや姫のアルバム「はじめまして」に収録＞をBGMに、口にくわえていたものを落とし、またくわえては落とすということを繰り返していました。おそらく、草の穂にびっしりついている種を1粒ずつ口に入れていただけなのでしょうが、歌に聞き惚れて口がお留守になっているようにも、リズムに合わせようとして調子が狂ってしまったようにも見えておもしろかったです(*^^*)失礼ながら歌はそっちのけで、カワラヒワのエンターテインメントばかりを見て楽しみました(^^♪
12時前には、ニッコウキスゲの花畑周辺はかなりの数の観光客でにぎわっており、我々が自動車を停めた辺りは満車でした。
後半は恩原川沿いを歩き、ウスイロヒョウモンモドキ探しを行いました。
なんと、目的地に向かう途中で、恩原高原スキー場で我々にウスイロヒョウモンモドキの生息地を尋ねてこられた方が、車の中から感謝の言葉をかけてくださいました。お話をしてからすでに3時間半ほど経過しています。見られたか否か伺わないまま、目的地に向かいました。
生息地に着くと、かつての見学道も含め相変わらず立ち入り禁止になっており、前回はなかったテントや「環境省」の立て札が(*_*;
監視員の方お二人の前をスルーし、川沿いの砂利道を南下、やはり見つからず、引き返してきたところで声をかけられました。
監視員の方のお話によると、生息数はさらに減少しており、立て札の前に水たまりができていれば吸水しに出てくることもありますが、この日はダメだったそうです。
たまたま先日の雨でできた水たまり周辺には、がっかりするな、自分を撮れと言わんばかりに集団で舞うテングチョウの姿が。アンタ、かわいいけどうちの庭にもいるのよねえと連れが小声でポツリ。
諦めきれない我々は、恩原川沿いをさらに上流部に向かいました。ウスイロヒョウモンモドキのような大きさや色合いの蝶も一瞬、目に飛び込んできたりもしましたが、特定できずに終わってしまいました。
しかし、その他の昆虫や花は数mおきに見られ、気が付くと写真を全部で120枚程撮影していました!(^^)!
山行後は同じ鏡野町の道の駅奥津温泉の温泉亭が6月30日まで休業でしたので、隣の津山市内で食事、満腹で車に戻り、しばらくすると、ブンブンと羽音が聞こえてきました。運転席側の窓の内側に金属光沢のある青い体が美しいキンバエの仲間が(*_*;車内は温室状態、このままでは蒸し虫です(>_<)こいつは無視できません。
はたきに止まらせて出そうとすると、どんどんフロントガラスの方へ。連れにバトンタッチすると、しまいにはフロントガラスの下部の隙間に潜り込んでしまいました。
しかし、顔だけ出している立てこもり男を連れがシャーペンでほじくり出し、はたきでこちらへと掃き出すとハンカチで包もうとしました。どこ行った？の声と同時に、右耳にかすかな感触が。すかさず、運転席側の全開の窓に向かってヘディングシュート、決まったー！
なかなか世話が焼けましたが、津山市街地ではなく、美咲町の植物が茂ったいい雰囲気の場所で解放できてよかったです(*^^*)新天地で幸せな一生を終えられるよう祈ります。
帰宅後、カメラの写真・動画記録をパソコンに移す際、三国ヶ仙を往復した際に楽しんだ約60シーンの写真・動画記録がオペレーションミスで消えてしまい、今回紹介できなくなりました(´・ω・`)残ったのは半分ほどです・・・自分の記憶には鮮明に残っているのですが、記録に残らなかったというなんたる悲劇(+_+)
いや、写真の整理が楽になったと思えばいいのです(^_-)-☆三国ヶ仙を再訪する際には改めてその魅力を紹介したいと思います。
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