またまた高尾!! 陣馬山まで縦走だ。
コースタイム
憩含む)
帰り 14:00陣馬高原-14:15和田峠-15-30陣馬高原下バス停 (休憩含む)
天候 | 快晴☀☀ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
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コース状況/ 危険箇所等 |
😼景信山の天ぷらは超オススメなのですが、もしかすると日によってはない場合があるようです。 😼陣馬高原からの帰りは、和田峠まで階段をくだり陣馬高原下バス停まで車道を歩くと早いです。お山気分をもっと味わうなら陣馬高原から来た道を戻り新ハイキングコースを下ると、いい感じに満喫できると思います。ただ見晴らしなどはなく、下るだけです。 |
感想
O' Yamaの事...🌹 Primavera
その5.またまた高尾!! 陣馬山まで縦走だ。
2012年06月02日(土)
5月のGWに西沢渓谷に行った事が私とダンナに「火」をつけてしまった様だ!!毎日のように「どこ行く?」「御岳山(五日市方面)はどう?」と話をする様になった。お山の話をするのは楽しい。もちろん、行くのはもっと楽しい。夫婦は子供が大きくなると、あまり共通の話題がなくなるからちょうどいい。コミュニケーションとれるから、そういう面でもお山はありがたい。良かったよ、ダンナもお山が好きで。...っていうか...私が今までアウトドアに興味がなかったのだね。
というわけでGW後は「いつ行く?」「どこ行く?」だったけど、結局、高尾山〜陣馬高原までの縦走に決定。私も1年半以上前に行ったきりで、また絶対行きたいと思っていた。今度はダンナも行く から寂しくない。まぁ、一人登山も寂しいわけではないが、黙々と登るよりおしゃべりをしながらの方がもっともっと山を楽しめる。さてさて、どんな登山になるのやら...。頼むよ、ダンナ!!
平日は朝5時30分に起床するダンナを4時20分に起こした。...いつもはぐずぐずしながら起きるのに、ヤツは飛び起きた。...。さて、出発しよう!!!!
高尾山口駅には7時12分に到着。入梅前のちょうどいい天候だ。暑くなく、むしろちょっと肌寒い程だが、これから18km以上歩くにはこの位がちょうどいい。
さあ、行くぜ!!と思いきや、ダンナは靴紐を整え始めた。...準備しとけや。その間、私はストレッチをしたり、飲み物を購入したりで気持ちははるか陣馬高原。城山から景信山までの 坂道コースを今回はどう攻略しようか、と考えていた。ストレッチを十分に行い、いざ!!...あれ?...ダンナは?...何と高尾山ロープウェイ駅の前でインカメラで写真を撮っていた...。(怒)
今回も高尾山までは琵琶滝コースを選択した。前回の秋の一人登山もこのコースだったが、沢のせせらぎを聞きつつ歩くこのコースは自分を解放するのにベストだと思う。入り口の門も、何だか荘厳でいい。この山は信仰の山なのだ。しばしの時間厳かに歩きたい。
緑の中を進むのは予想以上に心地いい。人ごみの中を毎日歩いていると自分自身を失いそうになるが、こうして都会を離れて深呼吸すると私が戻って来る気がする。私は私なのだ。この気持ちになれるのが嬉しい。仕事を一生懸命頑張って、そして自分を解放する。これこそ生きてるってこと。ダンナもコースを堪能している。
しばらく進むと、水行場がある。私は以前も立ち寄ったが、ダンナは初めて。やっぱり、この場所は厳粛な、本当は 立ち入ってはいけない様な場所である。拝礼して元の山道に戻る。
。このコースは沢のすぐ近くを歩くのでちょっとした冒険をしている様に感じる。西沢渓谷でも感じた、インディ・ジョーンスはここでも感じることができるので、もう私は冒険者。インディであり、ルフィである。ふふ...。コース後半は沢を登る。本当にいい感じだ。高尾山頂まで、休憩なしで登った。
高尾山頂で少々休憩。持参したおにぎりを食す。ダンナはまたまた記念撮影をしている。さてさて、道は長い。次は城山だ。いくぜ、ダンナ!!!
城山までは長い階段を下りて行く。う〜ん...。有難いが、やっぱり苦手な階段。しかし今回はダンナがいるから、くっだらない話をしながら歩くことができた。
もみじ台で景色を眺め、一丁平でトイレを済ませ先に進む。と、ここで、とある親子に出会う。父と息子の2人連れだ。父はほぼ私達と同年代、息子は20歳前かな?息子がへばっており、すでに帰りたい様だ。それを父がなだめ、励ましている。根性ない息子だ。...と思うのだが、実際この位の若者に山に興味を持たせることはちょっと難しい気もする。だって私も20歳前後の時は、全く山と か自然には興味なかったし、長時間歩くなんて恐ろしいことしたくなかった。父よ、頑張れ、励まし続けるのだ。嫌がる息子に父は「天ぷら食いに行くぞ!」と言っていた。天ぷらで釣るんだなー。確かに、景信山の天ぷらはウマい!!!頑張れ息子!!天ぷら、うめーぞー!!
さあさあ歩く歩く。ウグイス他、鳥が鳴いている。ああ、ネイチャーTVの様だ。ダンナも感動しているのか、鳥の鳴き声を真似している。アホだ。
城山到着!!時間は9時40分。麓から2時間ほど経った。なかなかいいペースである。
おお、猫がいるではないか。「以前木に繋がれていた猫かな?」と売店の方に聞いてみた。結果は違ったんだけど、この猫は元から住み着いているそうだ。私の会った子猫は今は売店主が家で飼っているんだって。この店の辺りには何匹かノラ猫が住み着いているらしいが、子猫は馴染めなかったらしい。それで家で飼うことになったそうだ。でも写真が飾ってあって、すっかり大きくなっていた。よかっったね、ミッキー(確かミッキーって名前だった)。...しかし、喜んでもいられない事実...。ミッキー も今いるこの猫くんも捨て猫なのだ。ここに来て猫を捨てていく愚かな人間がいるのだ。何て事するんだ。人間のおこがましさには呆れる。自然、動物、人間...あり方を良く考えたいものだ。
売店で、緑のきつねを購入して食す。景色もいいし、カップもウマイ。この売店の方達はとっても親切なのだ。有難いよ。ありがとう。また、来るね。
さて、城山を後にして先に進む。しばらく歩くと小仏山頂に到着。信楽焼き?の狸は健在。中央道ではよく、小仏トンネルが渋滞するが、ここはその山頂。人間社会?とは違う自然の中。いいね。で、ダンナは案内図を写メ。?の光景だ。ここで、地図を売っている人に出会う。「奥多摩東部、登山詳細図、御岳山・大岳山、御前山・浅間嶺 全58コース」を購入。売っていたのはこの地図を踏査した守屋氏だ。ころがる巻尺?を使用して距離を測ったそうだ。スゴイ。登山者の一人にも勧められて思わず購入してしまったが、これは今後役立ちそうだ。秋には丹沢編も出るとの事だ。楽しみである。ありがとう。あなた方のお蔭でいい登山ができそうです。
で、いよいよ景信山に進む。坂道。急だ。私の一番の 踏ん張り所。頑張るよ。この道を乗り越えれば、また自信もつくだろう。そう、乗り越えることが、その気持ちが必要なのだ。
相変わらず、敵は手ごわい。ダンナも驚いているよ。今まで私の話だけで想像していたと思うけど、実際はもっとハード、でしょ? でもね、こんなハードな斜面をトレランしている人もいるし、高齢のご婦人、紳士が歩いているのです。素晴らしいではありませんか?老若男女、元気が一番。ガンバっ!!
う〜ん。頑張ったよ、私。2度目だからかな〜?? 前より楽に歩けた。ストレッチのお蔭か、ダンナの励ましのお蔭か...。余裕?ってやつ?...あぁ、これはないな...。景信山で天ぷらが待っているのだ、さっき出会った親子の父ではないが、やっぱり楽しみである。
到着、到着!!!ようやく到着。ダンナ、天ぷら食べようね〜って...売店の人から一言「今日は天ぷら、やってないよ」...。て・ん・ぷ・ら...なし? 一挙に疲れが出た...。あの親子の父、バツ悪かっただろぅなぁ〜...ははは...。ガッカリだったけど、ここは山の中。できない日だってあるのだ。さあさあ、次に進もう。景信山では休憩もそこそこに明神峠を目指す。まだ、陣馬までの道のりは長い。
明神峠まで、おしゃべりをしながら、鳥の声を聞きながら、景色を見ながら進む。大木が倒れていたりもあり、ダンナは「ワイルドだぜぇ〜」とスギちゃんを真似て叫ぶ。楽しそうだ。来て良かったね、ダンナ。ダンナも気分はインディなのか?いや、スギちゃんか...。
明神峠まで 急坂もあるけど、何とか辿り着いた。休憩、休憩。ここは電波が届くのでおチビに電話した。次は絶対おチビも連れて来よう。根性を付けさせないと...。一服して、さあいよいよ陣馬高原へとラストスパートだ。
楽しい。本当に何十年も生きて来たけど、山に登るのがこんなに楽しいとは思わなかった。今は山ブームで、若者がたくさんいるけど、いい事だよ。人生なんて、決して平らな道のりじゃない。苦しいこと、悲しいこと、いっぱいいっぱいある。ないにこしたことはないけど、何が起こるかわからないんだよね。でも、絶対に乗り越えられる。こうして登山していると、本当にそう思う。私にはできる、そう思える。そして実行できる。今の日本は決していい経済状態ではないし、政治が上手く行 っているとも思えない。こういう時だからこそ、踏ん張って行かないとね。ぜってー負けねー、負ける気がしねー、位に思って行こう。
おお!! 陣馬高原到着だよ。
ダンナ、到着したねー。感無量ってヤツ?おっと、ヤツはまた記念写メだ。ここは許そう。
今回はモニュメント前の階段でコケなかった。良かった。でも、足が思うように動かないよ...。が、おでんとビールが待っている。信玄茶屋に行く。食す。おでんは、味噌こんにゃく。味噌がウマい。ちょっと甘めだったけど、疲れた体にちょうどピッタリ。ダンナはおそばを食す。食後は茶屋を出てベンチに座り一服。はぁ〜極楽だね。
若い人、高齢の方、ちびっ子...みんないい顔しているよ。達成感だね〜。よきかな、よきかな。で、敷物の上で私はストレッチ。これから山を降りるんだからね〜、筋肉伸ばさないとね。ダンナはベンチに寝転ぶ。ビールが効いたようだ。私はへっちゃらだ ったので、ダンナのビールもいただく。
い〜景色だ。ココロが洗われるね。狭っこい気持ちでいると、狭っこい人間になる。360度見渡せる場所にいると、360度見渡せる人間になりたいと思う。うん、いい事言う。
まったりしたから、そろそろ降りるか。陣馬高原に到着するまで、麓から大体5時間45分かかった。まあまあのペースだったね。初夏だから、そんなに慌てなくても日が落ちない。でも山道だから、あまり油断できない。さ、陣馬高原下バス停留所までひと踏ん張りだ。と...思っていたら、若い女性3人が、私が以前下山した方向とは逆方向に歩いていくではないか。ダンナが、その方向に進んでみようと言う。まだ、日も高いし、どこに出ても何とかなるだろって事で行ってみる事にした。どこに出るのやら...?。すると、山道ではなく階段が下まで続いているではないか...。はて?どんどん階段を下りていくと車の音が聞こえてきた。え?麓?どこ? 車道が見えてきた。あっ という間に現実世界に...?。そこには駐車場と茶屋があった。?と思いつつ茶屋でコーヒーを飲む。どこなんだろ。どうやら和田峠のようだ。茶屋のおじさんに陣馬高原下のバス停留所と出発時間を聞き、車道を下ることにした。前回は山道をひたすら歩きバス停留所まで行ったが、今回は楽だ。ただ、舗装された道はやっぱりトレッキングシューズでは歩きにくいな...。
峠を下り、陣馬高原下バス停留所に到着。ああ、いいトレッキングだったよ。ありがとう。
15時40分発のバス。出発まで、待つこともなく乗り込めた。座れて良かった。ただね、バスの運転手さんにクレームつけてる人がいたんだ。山から得るものはなかったのだろうか。多少思いどおりにならない事があっても、我慢しろっつーの。自分の思いのままにならない事なんてイヤっていう位ある。ストレスになるよね。だけど、こうして自然を身体に取り込んで、次に進むのだ。日常だって登山と同じ。急な上り坂、ころがる様な下り坂。それに負けない、乗り越える自分を 作るために鍛えるのだ。うん、いい事言う。
てな、わけでとうとう今回の陣馬高原縦走も終了。帰りの電車の中ではダンナも私もぐ〜っすり。楽しかったね、ダンナ。
さて、次はどこに行く?
この辺から、山歩きが楽しく感じるようになってきたんだよね。
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